歴代最大となる全長118.5メートルのゴジラと対峙!

映画「シン・ゴジラ」とコラボしたPS VRスペシャルコンテンツ体験会に行ってきた

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ソニー・インタラクティブエンタテインメント ジャパンアジアは2016年8月3日、「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明氏が脚本・総監督を務める映画「シン・ゴジラ」が2016年7月29日(金)より公開されることを記念し、東宝と共同制作した「PlayStation VR」(以下、PS VR)向けスペシャルコンテンツ「『シン・ゴジラ』スペシャルデモコンテンツ for PlayStation VR」の一般ユーザーを招いた特別先行体験会を東京都内で開催した。

体験会に先駆けて行われたトークショーには、映画「シン・ゴジラ」の樋口真嗣監督と佐藤善宏プロデューサーが登場。冒頭のあいさつで樋口監督は、「PS VRは久しぶりに欲しいなと思った製品でぜひ手に入れたいのだが、先日行われた2回目の予約争奪戦でも全然予約ができなかった。今回、ここに参加することで、“大人の力”が働くのではないかと期待している」と、いきなりの“大人の力”発言で会場の笑いを誘った。

映画「シン・ゴジラ」の樋口真嗣監督。いきなりの“大人の力”発言で会場は一気に和やかムードに

映画「シン・ゴジラ」の樋口真嗣監督。いきなりの“大人の力”発言で会場は一気に和やかムードに

トークショーはお題に沿って進行。そのなかのひとつ“キャスティング”については、公開初日に最後のキャストとして発表された野村萬斎さんの話題に。「シン・ゴジラ」では、フルCGで描かれるゴジラのモーションキャプチャーを野村萬斎さんが担当していることが発表されて大きな話題を呼んだが、野村萬斎さんの起用は樋口監督の提案で、本人へのオファーも樋口監督自ら行ったという。「狂言のお題は、人と人じゃないものとのかけ合いを体の動きだけで表現している。山の精霊とか、人間じゃないものを演じている野村萬斎さんならうまくできるんじゃないかと思いオファーをかけた。実際の現場では、降霊術のようになにかが降りていて(笑)。日本の伝統芸能のポテンシャルを流しこめたと思う」と野村萬斎さんのゴジラを大絶賛していた。

キャスティングでは野村萬斎さんの話題に。モーションキャプチャーの撮影現場で、面やしっぽを用意したという裏話も

“ゴジラのデザイン”というお題では、全長118.5メートルという歴代最大サイズで描かれる「シン・ゴジラ」のゴジラについて語られた。佐藤プロデューサーは「東宝ではゴジラのデザインで守るべき7か条みたいなものがあるが、それ以外は庵野さんと樋口さんにすべてお任せした」と語り、2人から「人が入るデザイン止めませんか」という提案をもらったことを明らかに。樋口監督は、初代以降のゴジラでは相手があり、それと戦うために人間的なデザインになっていたことを指摘し、「初代映画のゴジラは東京を滅茶苦茶に破壊するだけで、戦う相手はいなかった。今作も初代と同じく戦う相手がいないので、デザインは初代映画のゴジラを強く意識した」と語った。

イベント会場で展示されていた「シン・ゴジラ1号雛型」。庵野秀明総監督のコンセプトデザインをもとに立体造形化したものだ。短い腕と長い尻尾が大きな特徴だ

さらに“本作のこだわり”については、リアリティーの追求が挙げられた。庵野総監督は映画の嘘だとわかるとシーンごとカットするため、ゴジラ以外は本当に存在するものしか出てこないことに強くこだわったという。首相官邸にも3回ほど足を運び、廊下の長さやドアの厚みを持っていたカバンで計測し、それを忠実に再現したという。官邸の地下にある危機管理センターについても、本物は見せてもらえなかったものの、関係者に取材しているうちに有明の施設と一緒という話を聞き、有明での撮影が決まったという。

トークショーの後半は、ソニー・インタラクティブエンタテインメント ジャパンアジア秋山賢成さんも加わり、「『シン・ゴジラ』スペシャルデモコンテンツ for PlayStation VR」やVRについての話題に。今回制作したVRコンテンツについて秋山さんは、「映画で使っているCGデータをそのまま使い、ゴジラの動きは東宝の監修を受けて作った」とリアリティーをとことん追求したことをアピール。体長118.5メートルという巨大なゴジラをVRで表現するために、ゴジラとの距離感や足音などのサラウンド面もこだわったという。

トークショーの後半には、ソニー・インタラクティブエンタテインメント ジャパンアジア秋山賢成さんも参加。スペシャルデモコンテンツやVRについて語ってくれた

VRを映画業界ではどのように捉えているかという質問について、佐藤プロデューサーは、「正直にいって脅威。映画はこういうふうに見せたいというものがあるが、VRはそれを体感できる。同じコンテンツであった場合、映画との相乗効果もあるだろうが、ライバルという部分もある」とコメント。樋口監督は、「VRでは、フレームを切ったりカットを割るという映画にとって重要な要素を奪われるので、映画ではVRは絶対できないし、VRでは映画のようなことはできない。そこが面白いところだ。やはりVRはゲーム的な体験をどこまで拡張できるかということだ」と期待を語った。

トークショーの最後には、樋口監督による「『シン・ゴジラ』スペシャルデモコンテンツ for PlayStation VR」の公開初体験も行われた。まだ体験していないユーザーのためにネタバレしないよう、「おぉ!」「やべぇ」「熱い」といった言葉のみでリアクションをとる樋口監督のシュールな光景が非常に印象的だった。

ユーザーが見守る中、スペシャルコンテンツを初体験した樋口監督。ユーザーにはデモンストレーションの映像が見えておらず、静まり返った会場に「おぉ!」「やべぇ」「熱い」といった叫びのみが聞こえるというかなりシュールな光景だった

スペシャルデモコンテンツを終えた樋口監督。PS VRがよほどお気に入りのようで、写真撮影終了後、撮影用に渡されたPS VRを抱えて退場するなど、最後まで“大人の力”をアピールしていた

トークショー終了後は、「『シン・ゴジラ』スペシャルデモコンテンツ for PlayStation VR」の体験会が行われ、筆者も実際に体験してきた。舞台はゴジラによって破壊された東京駅周辺で、ユーザーは岩に足を挟まれて動けなくなった状態の中、迫りくるゴジラと対峙するというストーリーだ。ゴジラが近づいてくる地響きや、ゴジラに向かって飛んでくるミサイルの音がとにかくリアルなのと、体長118.5メートルのゴジラの圧倒的なまでの迫力が本当にすごい。樋口監督が「おぉ!」「やべぇ」と叫んでリアクションしたのもうなずけるくらい臨場感満点のコンテンツとなっていた。映画「シン・ゴジラ」を見ていれば、さらに盛り上がること間違いなしだ。

イベントに参加した一般ユーザーもスペシャルデモコンテンツを体験

イベントに参加した一般ユーザーもスペシャルデモコンテンツを体験

筆者もPS VRを装着し、さっそくスペシャルデモコンテンツを体験しました

筆者もPS VRを装着し、さっそくスペシャルデモコンテンツを体験しました

『シン・ゴジラ』スペシャルデモコンテンツ for PlayStation VR 『シン・ゴジラ』スペシャルデモコンテンツ for PlayStation VR

『シン・ゴジラ』スペシャルデモコンテンツ for PlayStation VR

PS VRの発売日である10月13日より、期間限定で無料で配信されることが決定している本コンテンツ。PS VRの発売日にぜひダウンロードしてプレイしてほしい。

©2016 TOHO CO.,LTD.

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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2017.4.26 更新
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