友人知人の出産ラッシュで懐に隙間風がびゅうびゅう吹いている今日この頃ですが、小さいお子さんのいる家庭の方だと「どうやって風呂に入らせるか」と苦悩する方も少なくないようです。「ジップロックにスマホ入れて遊ばせてりゃいいんじゃないか」という意見もあるようなのですが、やはりちょっとした遊び心をプラスアルファとしてもっておきたいところではないですか。
パッケージに記載されているキャッチコピーをそのまま引用すると「水がゼリーー状になる不思議なパウダー」とのこと。
しかしその一文をまるまる信じてしまうとうまくいかないのです。説明書によると「水」ではなく、「浴槽の底が全体的に張るくらいのお湯(約30L)を入れます」とありますので、つまりは水風呂やプールには使用できないということです。
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赤い粉が染める用、白い粉が溶かす用です |
「約30L」がどのくらいの量なのかわからないので、なんとなくいつもの半身浴ができる程度のお湯をため、封入されているパウダーの赤いほうを1袋投入します。ちなみにこの商品は何色か展開されているのですが、赤は心なしかイチゴのにおいがします。「対象年齢6歳以上」とありますが、お子さんには「これは何をどうしようと絶対に食べられない」と入念にご注意してください。ただ万が一に備え、食用の着色料を使用しているそうですよ。
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かすかにイチゴの匂いがしますが、もちろん食べられません |
ともかくパウダーを注ぎ、3分ほどぐるぐるかき混ぜると…
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小さな粒状のゼリーがうぞうぞ生まれてくるのがわかります。肌がぞわぞわします |
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実際に入ってみますと、とろとろねばねばとした気持ちいいと気持ち悪いを行き来する絶妙な感触です |
今回はちょっとお湯が多すぎたのかもしれませんが、十分ゼリー状になりました。これは子供が大はしゃぎしてなかなか出たがらないこと請け合いですが、もちろんこのお湯で体や頭を洗うわけにはいきませんので、飽きたタイミングでサクサクシャワーを浴びせましょう。
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終わったら白い粉を投入してゼリーを溶かします |
「もう飽きた」と残酷極まりないひと言が飛び出したら、ゼリーを溶かすために白いほうの粉を投入し、しばしぐるぐると混ぜ合わせます。若干ゼラチン上の物質が残ってしまいますが、流してしまう分には支障がない程度に小さくなるので、お湯を流した後にシャワーで洗い流しましょう。
このパウダーなのですが、ゼリー作成剤の原料はポリアクリル酸ナトリウム、着色料、香料、そして溶解剤は塩化ナトリウムでできているので、バスタブに着色する心配なく、きれいに遊べます。
最後に、ゼリーがどのようなぷるぷる加減なのか今ひとつわかりづらいと思うので、茶こしですくった映像で終わりたいと思います。お風呂場の照明が暗すぎるせいでわかりにくいですが…気になる方はぜひ購入して実際に試してみてください。お粗末!
水曜日担当。別名義で音楽関係の記事をメインに執筆中。写真・動画撮影が苦手で、いつもリジェクトされている。