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ついに発売開始! 新型ゲーム機「Nintendo Switch」の評価はいかに?

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2017年3月3日(金)、任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch」が発売された。発売日当日にはあちこちの店舗で行列ができるなど、好調なスタートを切った本機であるが、はたして、実際に購入したユーザーの評価はどのようになっているのだろうか。「価格.comトレンドサーチ」などのデータを元に解説する。

・任天堂「Nintendo Switch」

・任天堂「Nintendo Switch」

依然品薄状況が続くが、今月中には解消する可能性も

3月3日に発売された「Nintendo Switch」であるが、発売から1週間程度経った今でも、品薄状態は続いている。ただし、任天堂では現在増産を行っており、3月中に全世界で200万台を出荷する予定。現在の品薄状態は今月中にも解消されるかもしれない。

図1:「Nintendo Switch」の取り扱い店舗数推移(過去1か月)

図1:「Nintendo Switch」の取り扱い店舗数推移(過去1か月)

図1は「Nintendo Switch」の取り扱い店舗数推移を示したものだが、発売日の3月3日にピークとなる18店舗を記録しているが、3月7日時点では若干減って16店舗となった。ただし、これらの取扱店舗はほぼすべてがメーカー小売り希望価格よりも高い価格でのプレミア価格をつけており、実際に定価ベースで購入できるショップは1件もない状態だ。

図2:「Nintendo Switch」の最安価格推移(過去1か月)

図2:「Nintendo Switch」の最安価格推移(過去1か月)

ただし、3月3日以降にも定価販売されたケースもなくはない。図2は「Nintendo Switch」の最安価格推移を示したものだが、3月4日時点でいったん定価ベースまで最安価格が下がっていることがわかる。これは、一時的にあるショップに在庫が出て、その分を販売したため。このように、一時的なスポット販売もなくもないので、早く欲しいという方はまめにチェックをしておいたほうがよさそうだ。ただし、このケースでもすぐに売り切れてしまったらしく、その後最安価格は上昇し、3月8日時点の最安価格は43,000円という、定価よりも1万円ほど高いプレミア価格となっている。

図3:「Nintendo Switch」と任天堂製据え置きゲーム機との満足度比較(2017年3月8日時点)

図3:「Nintendo Switch」と任天堂製据え置きゲーム機との満足度比較(2017年3月8日時点)

さて、気になるのは、本機を実際に購入して使ってみたユーザーの評価だろう。3月8日時点での「Nintendo Switch」のユーザー評価は19名が評価しており、その満足度は3.78。正直ここまで人気になっているハードの割には評価はさえない。図3は、これまでの任天堂製据え置きゲーム機(Wii、Wii U BASIC/PREMIUM SET)と満足度を比較したもの。この中ではかろうじて「Nintendo Switch」が評価はわずかに高いものの、一般的に発売当初の評価は高めに出るので、今後の推移にもよるが、かなり心配なレベルだ。なお、ソニーの据え置き型ゲーム機「プレイステーション4(CUH-2000AB)」の満足度は4.36、「プレイステーション4 Pro( CUH-7000BB01)」と、いずれも4点台には乗せており、これらと比べるとかなり低めの満足度ということになる。

最大の特徴のJoy-Conの操作性に賛否両論。結局は今後出てくるゲーム次第

図4:「Nintendo Switch」のユーザー評価(2017年3月8日時点)

図4:「Nintendo Switch」のユーザー評価(2017年3月8日時点)

このユーザー評価をより詳しく見てみよう。図4は、「Nintendo Switch」のユーザー評価の項目別評価の表となるが、比較的高評価なのは「デザイン」(4.45)と、サイズ(4.02)。その他の項目は一様にカテゴリー平均よりも低い値となっている。特に気になるのは、「Nintendo Switch」の大きな特徴である「操作性」の評価が3.56とふるわない点だ。

操作性の面で、各ユーザーの評価を詳しく見てみると、「Joy-Conがやはり小さめだなと感じました」「右側のアナログスティックは未だに慣れないので邪魔としか思えない」「アナログスティックがイマイチに感じました。それとLとZL、RとZRボタン。指を2本並べてLとZLに置くとすごく窮屈です」といったように、やはり、小型のJoy-Conの使いやすさに対して、違和感を感じる声が目立つ。ただし、「慣れれば手になじむ」といった声もあり、プレイするゲームによっても、このあたりの評価は分かれそうだ。

また、ゲームとして重要な「描画性能」についても、3.85とやや低めの評価となっているが、「めちゃくちゃ感動の域」「Nintendoゲーム機としては過去最高じゃないですかね?」「携帯モードと据え置きモードで若干の違いは出ますが、どちらも綺麗です」といった高評価のいっぽうで、「映像の品質的には900p/30fpsというのがちょっと辛い。また、ゼルダの伝説をやっているとフレームレートが20fps付近までガクッと一瞬落ちる時があり、ロンチでこれだと今後のゲームは大丈夫なのかと心配になります」「体感でPS3レベルです。静止画でいえばフルHDと違いが分からない人は割と多いかもしれません。しかしPS4のドラクエヒーローズ(双方体験版)との比較では、フレームレートが倍違うので、目や頭の疲れ方が全然違います」といったように、やや物足りなさや不安を感じるという辛めの意見も見られる。元々、据え置き型と携帯型の両方で遊べるゲーム機ということで、グラフィック性能については、一般的な据え置きゲーム機と単純比較することはできないのだが、「携帯ゲーム機としてみれば十分に合格点、据え置きゲーム機としてみるともう一歩」といったところが、大方のユーザーの意見と言えそうだ。

このほか、拡張性などの部分でややネガティブな意見もある。「ちょっと意味が分からないのは、据え置き機モードでJoy-Conで遊んでた場合、電池が切れたら本体に戻すしかないこと。遊ぶのをやめるか、携帯モードで充電しながら遊ぶかとなります」「Switchの「3万円」という価格は決して安くありません。SDカードやプロコントローラーを買ったら4万円近くになります。据置ゲーム機として遊びたい人にとっては不要なものも多い気がします。携帯ゲーム機モードいらないので、液晶なしで最初からプロコントローラーついたバージョンを出してほしいです」といったように、据え置き型と携帯型の両方で遊べるギミックを追加した分、いくつかの点で使いづらいと感じてしまう(あるいは別途オプションを購入する必要がある)点が、ややネガティブな意見としてあげられていた。

このように見てくると、全体として厳しめの意見が多そうにも思えるが、ユーザーレビューを詳しく読み込んでいくと、全体としては「まだ評価保留」といった雰囲気が濃く漂っているようにも思える。「とにかく、ハードはこれからでてくるソフトで一変します。『良くも悪くも開発しやすいハードにした』(任天堂)という発表ですから、今度こそたくさんの良質のソフトがでてくることに大いに期待しています」「まだあまり出ていませんが... スプラトゥーン等も出るし... いいんじゃないですか? にしても、ローンチタイトルが少なすぎる」「うまく本体が普及して、アップデートによる利便性の向上や周辺機器の充実、サードパーティによる多くのソフト開発が長く続くことを期待しています」など、結局のところ、今後登場してくるゲームタイトル次第ではないかという意見が多い。現状では、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」くらいしかキラータイトルがないので、Joy-Conなどの使い勝手も、ゲーム固有の操作系に引っ張られている部分も多く、まだ総合的な評価はできないというユーザーが多いのだ。

スタートダッシュとしてはまずまずの成功を収めた感のある「Nintendo Switch」だが、今後の普及、評価の向上は、ひとえに今後発売されるゲームタイトルの数と質次第となりそうだ。

鎌田 剛(編集部)

鎌田 剛(編集部)

価格.comの編集統括を務める総編集長。パソコン、家電、業界動向など、全般に詳しい。人呼んで「価格.comのご意見番」。自称「イタリア人」。

製品 価格.com最安価格 備考
Nintendo Switch 38,800 携帯型と据え置き型の両方で遊べる任天堂の新型ゲーム機
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2017.3.23 更新
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