いいモノ調査隊

車、水槽、野球ボール…「激落ちくん」で汚れをこすりまくった

中年となり、いろいろ残念になった見た目や体臭を少しでもマシにしたいとの思いから、最近は掃除や洗濯が好きになりました。身の回りや家の中をキレイにすることで、老いさらばえた自分の汚い部分を洗い流したいのです。

そこで今回目をつけたのが、ご存じ「激落ちくん」。メラミンフォームというドイツ生まれの新素材で、洗剤を使わず水だけで汚れを落とす使い捨てクリーナーです。同様のモノは100均ショップなどでもよく見かけますが、どうせなら評判のよい本格派をということで取り寄せました。

大容量とのことでコチラをチョイス

大容量とのことでコチラをチョイス

今回試したのは特大2個入りでお得な「レック 激落ち MEGA ( メラミンスポンジ ) S-698」。
もっと小さくて安い「レック 激落ちくん ( メラミンスポンジ ) S-691」もあります。

スポンジと発泡スチロールの中間的な感覚です。カッターなどで簡単、かつキレイにカットできます

スポンジと発泡スチロールの中間的な感覚です。カッターなどで簡単、かつキレイにカットできます

今回洗うのを試したのは、

・1か月以上洗車をせずブレーキダストだらけになったアルミホイール
・しつこい土汚れのついた野球用の軟球
・セットして数年たちコケがこびりついた水槽
・どんな洗剤でもキレイにならなかった洗面台のシンク

の4つです。結果ははたして…?

こびりついたブレーキダストと対峙する

まずは愛車のアルミホイールをキレイにしてみました。怠慢により、ブレーキダストがこびりついたアルミホイールを、洗剤不要の激落ちくんでこすってみます。

色が色ゆえ、キレイにしないと汚れが目立ってしまいます

色が色ゆえ、キレイにしないと汚れが目立ってしまいます

水を含ませてこするだけで気持ちいいほど汚れがよく落ちます

水を含ませてこするだけで気持ちいいほど汚れがよく落ちます

ムダに力を入れたり荒っぽく使ううち、すぐに裂けたり割れたりしますが、細かい部分は細かく割れた状態で使いやすくなることも

このように、ピカピカになりました!

このように、ピカピカになりました!

ヘッドライトのガラス面にも効果を発揮

ヘッドライトのガラス面にも効果を発揮

経験上、洗剤なしの水だけでこの効果はかなりすごいです。古くて色がくすんだホイールにもいいでしょう。ただし、光沢が自慢のホイールやコーティングが施工されたホイールは避けたほうが無難です。テカリ系のホイールを洗う際はくれぐれも慎重に!
クルマへの使用は、ホイールとガラスに限定したほうがよさそうですね。ヘッドライトなどのくすみを取るにはいいですが、やはり慎重に扱ってください。油膜ベットリのウインドウには最強の油膜取りとなるでしょう。

野球ボールの白さを取り戻せ!

軟式の野球ボールも真っ白になるまで洗うのは大変です。しかし、激落ちくんで洗うとかなり白くなりました。激落ちくんと一般的なスポンジで汚れたボールを洗い比べたのですが、その差は一目瞭然。「ウタマロ」などの石けん、洗剤類を使わないでこの白さは驚愕(きょうがく)です!

使い込んで茶色くなった野球ボール

使い込んで茶色くなった野球ボール

左側が激落ちくんで洗ったボール、右側が一般的な台所用スポンジで洗ったボールです

左側が激落ちくんで洗ったボール、右側が一般的な台所用スポンジで洗ったボールです

水槽のコケをやっつけろ

続いてはアクアリウム用の水槽です。緑色のコケは比較的落ちやすい一方、黒系のコケはかなりガンコにこびりつくので、これまでは漂白剤などで溶かしたりしていました。しかし激落ちくんを使うとソッコーで落ちました!

黒いコケは落ちにくいのですが、激落ちくんで一瞬です

黒いコケは落ちにくいのですが、激落ちくんで一瞬です

水槽もピカピカになりました。やはり、ガラス面を洗浄するのが最も得意という感じでした

水槽もピカピカになりました。やはり、ガラス面を洗浄するのが最も得意という感じでした

諦めていた“洗面台のシミ”に挑む!

これは洗面台のシンク。硬いタワシや洗剤、漂白剤などで洗っても落ちないシミがこびりつき、これを取るのはとっくの昔に諦めていたのですが…超ガンコなシミが取れて感動です! さすがに強めにこすらないとキレイになりませんが、それでも驚きです! いずれ、風呂場のタイルなど、家の隅々まで本気で洗ってみようと思いました!

取れないものと諦めていたシミ

取れないものと諦めていたシミ

激落ちくんが、積年の汚れを一掃してくれました!

激落ちくんが、積年の汚れを一掃してくれました!

結論としては、汚れが落ちる効果が想像以上に高くてビックリ。あまりにも気持ちいいので、なんでもかんでもコレで洗いたくなるほどです。しかし、強力ゆえに対象物を傷める恐れがあるため、なんでもかんでもコレで洗わないようご注意ください。大げさにいうと超細かいヤスリのようなものなので、表皮が繊細なものやコーティングが施されている面に使うのは厳禁です。

洗うのに適しているのは、ガラス、曇り止め加工などの表面加工がされていない鏡、陶磁器、タイル、光沢のないステンレス、表面がガサガサになっても困らないプラスチック面など。
逆に洗うのを避けたいのは、光沢のあるステンレスやクルマのボディ、光沢のあるプラスチック面、漆器、フローリングなどです。スポンジ自体結構もろいので、凹凸のある面も向きません。洗剤は不要ながら水は必要なので、吸水性のある面も不向きです。
用途を見極めて、皆さまもすてきな「激落ちくんライフ」を送ってください。

マリオ高野

マリオ高野

1973年大阪生まれの自動車ライター。免許取得後に偶然買ったスバル車によりクルマの楽しさに目覚め、新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、自動車工場での期間工、自動車雑誌の編集部員などを経てフリーライターに。3台の愛車はいずれもスバルのMT車。

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