いいモノ調査隊

珪藻土にこんな使い道が!? 崩れない“盛り塩セット”で開運まっしぐら!

神棚や玄関に置いてある塩って?

皆さんは「盛り塩」をご存じですか。

文字どおり、塩を円錐(えんすい)や三角錐の形にして盛り、玄関や神棚などに置く風習のことです。筆者が子供の頃は、多くのお店の玄関先に盛り塩が置かれていた記憶があります。近年は、チェーン店化されたお店が多いためか、ビル内の店舗が多くなったからか、そもそも盛り塩の風習に興味がないためか……。理由はよくわかりませんが、見かける機会が少なくなったような気もします。ただし、老舗料亭やお茶屋など、古くからのしきたりを大事にする店舗では今でも盛り塩を見かけます。

神棚や玄関先で見かける盛り塩

神棚や玄関先で見かける盛り塩

神棚に盛り塩をするのは、穢(けが)れを祓(はら)う、つまり気枯(けが)れた状態から回復するためです。また、店舗の入り口に盛り塩をするのは、お客さんがたくさん来てくれるようにとの縁起担ぎとして行っています。筆者は、盛り塩をすることで日常生活の中で精神的な清らかさを保つとともに、貴人との出会いや、いい気を招いてくれると考えています。ということで、こんなものを購入してみました。

自宅でも手軽に盛り塩が作れるセット!!

自宅でも手軽に盛り塩が作れるセット!!

吸水吸湿効果にすぐれた珪藻土の盛り塩

筆者が購入したのは株式会社サイプラスの「珪藻土の開運盛り塩セット」。盛り塩セットは各社から販売されていますが、あえてこの商品を選んだのは素材が珪藻土(けいそうど)だからです。珪藻土とは、構造的に微細な穴が無数にある天然素材で、保温性や吸水吸湿効果などにすぐれています。古くから壁土として使われていますが、近年はコースターやバスマットの素材としても利用されています。

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通常盛り塩に使用するお皿は一般的な陶器製のものがほとんどですが、吸湿性がある珪藻土を使うことで、湿気に負けずに盛り塩の形を保つ効果が期待できるんだとか。

中身はお皿が2枚と、盛り塩用の型が1つ

中身はお皿が2枚と、盛り塩用の型が1つ

まずは型に塩を入れて……

まずは型に塩を入れて……

お皿をフタのようにかぶせます

お皿をフタのようにかぶせます

ひっくり返して……

ひっくり返して……

型を外すだけ

型を外すだけ

きれいに盛り塩が完成しました

きれいに盛り塩が完成しました

盛り塩の置き場所ですが、筆者宅はマンションなので玄関の外ではなく内側に置いています。

筆者宅ではこんな感じで盛り塩を行っています

筆者宅ではこんな感じで盛り塩を行っています

また、盛り塩用の型は塩と一緒に入れておけば、珪藻土の効果で湿気を防げますよ

また、盛り塩用の型は塩と一緒に入れておけば、珪藻土の効果で湿気を防げますよ

なお、盛り塩をそのまま長期間放置することはやめましょう。個人的には毎日交換するのがいいと思いますが、神社にお参りするのにいいとされる毎月1日と15日に交換するのもよさそうです。

普通の皿と「型崩れ」の度合いを比べてみた

こうなると、盛った塩がどれくらいの期間、型崩れせずにいるのか気になります。また、珪藻土の効果はいかに? 
ということで、一般的なお皿と珪藻土のお皿に盛り塩をして、しばらく放置してみることにしました。

同じ型を作って盛り塩をしました。違いはお皿だけ。左側のお皿は普段、しょうゆ皿として使っているもの

同じ型を作って盛り塩をしました。違いはお皿だけ。左側のお皿は普段、しょうゆ皿として使っているもの

そして、こちらが10日後に撮影したもの

そして、こちらが10日後に撮影したもの

結果は、盛り塩の山の頂のかたちに”ごくわずかな”差が出たような気もする、というものでした。10日程度ではたいした差が出ないものなのか、はたまた型崩れするのがイヤで、塩を型に入れるときにしっかりと押し込んたことが理由なのかはわかりません……。「それなら珪藻土でなくてもいいんじゃないの?」という声が聞こえたような気もしましたが、たった一度のお試しでそのような判断は早計というもの。もしかしたら11日目に崩れたかもしれませんよ。筆者は自分の判断を信じて、こちらの商品を使い続けますが、皆さんは気にいったものをお選びください。

しょうゆ皿に盛った塩。左が盛った直後で右が10日後。よく見ると、山の頂が少し丸くなっています……

上記同様に、珪藻土の皿に盛った塩。崩れ方はしょうゆ皿より少ない……ように見えます

盛り塩の起源は古代中国にあった(諸説あり)

盛り塩の起源には諸説あり正確なことはわかっていませんが、その起源としておもしろい俗説があるのでご紹介しておきましょう。あくまで俗説なのでそのつもりでお読みください。

盛り塩の起源は、古代中国の秦の始皇帝(史上初の中国統一を成し遂げ最初の皇帝となった)や西晋の司馬炎(魏・蜀・呉の三国時代を終わらせて中国を再統一した)にあったとされるお話です。それぞれに中国統一を果たした始皇帝や司馬炎の後宮には数千人の后妃(こうひ)がいたそうです。こんなにたくさんの后妃がいれば、誰に会うかを選ぶのも大変ですよね。そこで、夜な夜な車(始皇帝は牛車、司馬炎は羊車といわれる)に乗って出かけ、その車が止まった場所を泊まり場所として一夜をともにしていたそうです。一方で后妃は、皇帝になんとか自分の家に来てもらおうと、車が自分の家の前で止まるよういろいろな工夫を始めます。ある女性が家の前に塩を置き、牛や羊に塩をなめさせて車を止めようという作戦を実行します。すると、その作戦は見事に功を奏し、毎夜車がその女性の家の前で停車。皇帝の寵愛(ちょうあい)を受けることができたといわれています。塩を盛るという行為が貴人を招き繁栄につながるといった故事が日本に伝わり、縁起を担ぐ意味で「盛り塩」が広がったというお話でした。

我が家にも貴人がお見えになればいいのですが。

わたる

わたる

主に東京の湾岸エリアに生息しているが、中国、タイ、インドネシアなどでの発見情報もあり、その実態は定かではない。仲間うちでは「おっちゃん」と呼ばれることも。

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