ジダラキング
6月に発売予定の最新ベッド「Active Sleep BED」をダラダラとレビュー

まさに「ベッド型メイドロボ」! パラマウントベッドのハイテクベッドでひと晩寝てみた

実際問題、人生において「ゴロゴロと寝て過ごす」以上に大事なことって、ないじゃないですか。

いや、「ビジネスを通していかに社会に貢献できるか。それが僕らのコンセンサス」とか、ホントどうでもよくて。ベネフィットだのグランドデザインだのシナジーだの、そんなカタカナ用語と「ゴロゴロ寝て過ごす」を比べてどっちがより魅力的なワードかってことですよ。

ビジネスはなんだかんだ言ってもゼロサムゲームなので、「自分がもうかる=他者が損する」という構図です。対して「ゴロゴロ寝て過ごす」は周りの誰も損をせず、かつ自分は快適。誰も傷つかない勝利をもたらす至高のソリューションなわけです。

で、本連載では、快適に自宅で引きこもったりゴロゴロ寝て過ごすためのすぐれたツールを紹介してきたわけですが、え〜、すいません。大事なものを忘れていました。

寝て過ごすためには、寝るための空間……つまりベッドへのこだわりを抜かしてゴロゴロを語ることはできないですよね。なんて話を「価格.comマガジン」のスタッフと話していたら、「そういや、パラマウントベッドさんがやたらスゴいベッドを発売するらしいんすよ」と言うじゃないですか。

えー、何それ。早く言えよー。寝させてよー。

長くなりましたが、ということで今回紹介するのは、パラマウントベッドが2019年6月に発売予定の最新ハイテクベッド「Active Sleep BED」。

現時点ではまだ発売前なんですが、なんと特別に都内でテスト的に設置している場所があるということで、そちらにおじゃまして実際にひと晩寝させてもらいました。

どうも、スゴいベッドで寝に来ました

どうも、スゴいベッドで寝に来ました

こちらは、東京駅の八重洲側で2019年4月にオープンしたばかりのホテル「レム東京京橋」の1室。使わせていただいたのはツインベッドルームなんですが、手前のベッドがその「Active Sleep BED」です。

「Active Sleep BED」は、快適にゴロゴロ寝て過ごすための機能が満載

「Active Sleep BED」は、快適にゴロゴロ寝て過ごすための機能が満載

で、この「Active Sleep BED」は、「Active Sleep MATTRESS」と「Active Sleep ANALYZER」を組み合わせて使うことでより快適な睡眠システムとして機能します。

それぞれが「え、マジで?」的なスゴい機能を持っているんで、順番に紹介しましょう。

このままベッドで暮らしたくなる快適っぷり!

まず本体の「Active Sleep BED」は、電動です。

パラマウントベッドといえば、フレームが電動で起き上がる介護用ベッドでもおなじみですが、「Active Sleep BED」はそんなレベルじゃない。より快適に眠り、快適にゴロゴロするための電動です。アクティブな、攻めの電動。

さっそくゴロゴロしてて恐縮ですが、ここからさらに快適になりますよ

さっそくゴロゴロしてて恐縮ですが、ここからさらに快適になりますよ

「Active Sleep」はすべてのコントロールをスマホの専用アプリから行います

「Active Sleep」はすべてのコントロールをスマホの専用アプリから行います

ベッドをコントロールする専用アプリをスマホで立ち上げますと、「POSITION」画面が現れます。いろいろプリセットが用意されているんですが、まずは「リラックス」と書かれたボタンをタップ。

うおおおおお。「ゥィィィィ……」という小さな駆動音とともにベッドが変形して、フラットからリラックスポジションに。

これは、宇宙飛行士が無重力空間で全身の力を抜いたときに形成される、人体にとって最も自然な姿勢がベースになったポジションだそう。

スゴい。この体勢はホントにラク。首、腰、ヒザなど、全身の関節から余分な緊張が取れて、ふにゃ〜っと力が抜けます。リラックスの極み。もう、今後はずっとこの姿勢で生きていきたいレベル。

無重力みのあるリラックスポジション。もうずっとここで生きたい僕だった

無重力みのあるリラックスポジション。もうずっとここで生きたい僕だった

「読書/TV」ポジションなら、ベッドがふかふかラグジュアリーなソファに

「読書/TV」ポジションなら、ベッドがふかふかラグジュアリーなソファに

プリセットにはほかにも、骨盤にかかる負担を軽減する「腰楽」や、足のむくみに効きそうな「足楽」、そして腹部臓器による肺の圧迫を解消して呼吸をラクにする「呼吸」などの、快適性のためのポジションが用意されています。

上半身を30°ほど起こした「呼吸」ポジションは確かに息がスーッと通る感じで、仰向けフラット状態と比べるとハッキリと呼吸しやすい。この姿勢で深呼吸すると「入ってくる酸素、多いなー」と実感できます。

ベストな硬さを模索したくなるマットレス

続いて「Active Sleep MATTRESS」を、同じ専用アプリでコントロール。

マットレスが6部位に分けられていて、なんとそれぞれの硬さが10段階で調整可能なんです。マットレスの硬い/やわらかいは好みがあると思うんですが、さらに「腰が痛いから、腰回りだけ硬くしたほうが寝やすいな」とか、「横向き寝をするのに肩のあたりだけやわらかいと寝返り打ちやすい」といった細かなコントロールが好き放題に行えるわけです。

アプリで部位ごとに硬さを調整可能。細かくコントロールできるのが楽しいです

アプリで部位ごとに硬さを調整可能。細かくコントロールできるのが楽しいです

アプリで部位と硬さを指定すると、マットレス内のエアセルの空気圧を調整してくれます。

試しにかかとから脚部にかけてやわらかくする設定にすると、これまた小さなポンプの駆動音がして、「フスー……」と圧が抜けていきます。

ベッドポジションが動くほどのインパクトはないけれど、ふわっと沈み込む感じは明確にさっきまでとは違うマットレスの感触です。

逆に硬く設定すると、パツンと張った感じになって、これはこれで快適。硬いというより、弾力強めで身体を支えてくれるイメージです。

おやすみからおはようまで、睡眠を見守るアナライザー

最後に「Active Sleep ANALYZER」ですが、これは快適性のためのツールではなく、快適に寝られているかどうかを測定する装置。

背中側に敷き込んだ「Active Sleep ANALYZER」が、寝ている人の心拍/呼吸/体動をモニタリングし、睡眠時間や効率、寝つくまでの時間も含めて気持ちよく眠れているか、という睡眠スコアを出してくれます。

睡眠スコアに関しては、スマートウォッチや活動量計でも同じような計測をしてくれますが、いちいちそういう小物を身につけずに寝るだけ、というのはラクです。

寝転ぶだけでずっとモニタリングしてくれる「Active Sleep ANALYZER」

寝転ぶだけでずっとモニタリングしてくれる「Active Sleep ANALYZER」

リアルタイムで心拍数と呼吸数も確認できます。やや心拍が速いのは、テンション上がってるから

リアルタイムで心拍数と呼吸数も確認できます。やや心拍が速いのは、テンション上がってるから

寝るだけということは、逆に仰向け寝状態でしか計測できないんじゃないか? とも思ったんですが、寝返りを打って横向き寝になっても問題なくモニターし続けてくれるそうです。

測定結果は、1日ごとに加えて週間データも残せるので、たとえば「昨日はマットレスの肩周りをやわらかくしたらちょっと睡眠スコア下がったから、今夜は肩を普通にして腰を硬くしてみるか?」といった調整の結果が数値で比較できるんですよ。

僕はこういう自分のベスト設定をあれこれ模索するのがやたら好きなので、これはスゴく楽しい。ひと晩に1回しか眠って試せないのが悔しいぐらい。

いよいよ待望の睡眠タイム

さて、ひと通りの機能を試したところで現在、夜の0時50分ごろ。ここからが本日のハイライトであり大本命である、睡眠タイムです。

僕は日常的に7時間睡眠を心がけており、普段はだいたい1時にベッドに入って8時起床、というルーチン。

今日に限っては一刻も早く寝てみたかったんだけど、いつもと比較する必要もあるかと思って、通常の睡眠ルーチン通りに寝てみます。

いつも通りに原稿仕事をしてましたが、ぼちぼち眠くなってきました

いつも通りに原稿仕事をしてましたが、ぼちぼち眠くなってきました

睡眠時は、ベッドに入ったら専用アプリのポジション画面で「入眠」ポジションを選択。

すると、上半身側を約10°リフトした状態になります。これは「呼吸」ポジションと同様に肺の圧迫を防いで呼吸をしやすくし、眠りに入りやすくする姿勢とのこと。

僕は鼻炎の気があるので、横になると鼻が詰まって寝づらいことがあるんですが、このポジションは頭が持ち上がっているおかげか、鼻通りもよく快適。これはスムーズに眠られそうな気がする……!

やや上半身の起きた入眠ポジション。フラットよりもリラックスできて呼吸もしやすい感じなので、これは寝やすそう

で、このまま寝入ったことを「Active Sleep ANALYZER」が検知すると、連動して「Active Sleep BED」がゆーっくり、起こさないように静かに(1分につき1°ずつ)フラットに戻ります。確かに上半身にだけ角度が付いたままだと、寝返りしづらそう。

入眠しやすくしておいて、あとはそっと自然な状態に戻してくれるというのは、なんとも親切。ベッドに甘やかされてる感がたまりません。

]起床時間になると、ベッドがやさしく起こしてくれる設定。これはもう「ベッド型のメイドロボ」ってことでいいんじゃないか

おっと、本格的に寝てしまう前に起床時間もアプリからセットしておきましょう。朝8時、と。

起床時間になると、今度は上半身を10°まで自動で持ち上げて起こしてくれるように設定できるんです。電車の駅員が始発前に確実に起きるために使っている、空気で上半身を持ち上げて目を覚まさせる「自動起床装置」と方向性は近いっぽい。うん、音だけの目覚ましよりも確実性は高そうな気はします。

さらに、起床設定時刻の30分前から体動などの様子をチェックして、そろそろ覚醒に近づいてるなー、というタイミングを見計らって気持ちよく起こしてくれるという設定も可能です。
ここまでくると、甘やかされ過ぎな気もしてきたな。

などと設定しているうちに、入眠ポジションの効果が早くも現れてきたのか、かなりウトウトとしてきました。

このままいよいよ本格的に寝てし……。

快眠過ぎて寝過ごした朝

おはようございます。

えー、ただいまの時間ですが、9時30分です。

……おかしい。

昨夜、就寝前に8時に起こしてくれるよう確かに設定したはずなんですが、目覚めると朝9時30分で、ベッドはフラットなまま。なぜだ。

おはようみんな! 思いっきり寝過ごしたよ!

おはようみんな! 思いっきり寝過ごしたよ!

アプリを確認すると、きちんとスヌーズまでしてくれていたようなんですが、その記憶がまったくありません。

実際にベッドが起き上がったのかどうかも定かではない。これは僕が設定をどこかでミスったのかもしれませんが(その確率が高い)、今のところ原因は不明です。

もしベッドが起こしてくれていたにも関わらず、がっつり寝過ごしていたとしたら、我ながら“寝汚い”にもほどがある話です。

起床ではちょっとトラブルはあったものの、入眠に関してはおそらくここ数年で自己最高速度の寝入りをみせたように思います。スーッと気持ちよく意識が薄れていく途中で「あー。……もしかしてベッドがフラットに戻っていってる?」的な動きを感じたようにも思いますが、それが覚醒につながることはなくそのまま完全に寝てしまいました。

気持ちよく眠れて、睡眠時以外にもベッドでゴロゴロとリラックスして過ごす各種ポジションが選べて、マットレスの硬さもお好み次第。

正直、ベッドから降りるのがもったいないくらいのラグジュアリーさ。現時点で、普段からゴロゴロダラダラと寝て過ごすための最強ベッドと言って過言ではないでしょう。

さすがにフルセットでのお値段(シングルサイズで税別43万円)を聞くと呼吸が乱れますが……欲しい。

きだてたく

きだてたく

最新機能系から雑貨系おもちゃ文具まで、何でも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は大手文房具店の企画広報として企業ノベルティの提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。

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