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「First Flight」でクラウドファンディング、スタート!

ソニーからハイテクTシャツ誕生! 着ているだけで温度が13℃下がる「レオンポケット」

ソニーは、2019年7月22日より、ウェアラブルな冷温感デバイス「レオンポケット(REON POCKET)」のクラウドファンディングをWebサイト「First Flight」にて開始する。

「レオンポケット」の開発は、同製品の開発者がアパレル業界の人から「ファッションにソニーの技術を使わないか」と言われたことがキッカケだとか

右がデバイス「レオンポケット」で、左がスマホの専用アプリの操作画面。「レオンポケット」のサイズは、約54(幅)×116(奥行)×20(厚さ)mm

専用インナーウェアは、東レインターナショナルが担当。生地には、吸水速乾性を持つ極細繊維のポリエステルを使用している

高級車のシートに使われている「ペルチェ素子」を搭載

「レオンポケット」は、専用インナーウェアの首元のポケットに格納して、スマートフォンのアプリで温度調整することで、首元に対して接触冷感や接触温感を与えられるデバイス。

背中側の首元の裏側に設置された格納ポケットにデバイスを格納

背中側の首元の裏側に設置された格納ポケットにデバイスを格納

デバイスには、高級車のシートやワインクーラーなどに使われている板状の「ペルチェ素子」が搭載されており、シリコンパッドを通して、首元の体表面温度を変化させる。なお、電源をオンにすれば、数秒で冷温感を体験できるという。

サーモグラフィーで温度変化を撮影した様子。冷感を与えてくれる「クール」モードでは、5分間で体表面温度を36℃から23℃へと13℃下げ、温感の「ヒート」モードでは31.5℃から39.8℃へと8.3℃上昇させることに成功している。また、デバイスの接触部分だけではなく、背中全体的に温度を変化させていることもわかる

スマホのアプリとデバイスは、Bluetooth通信で連携。アプリ上では、モード切り替えや5段階の温度調節、「オートモード」への切り替えなどが行える。デバイスから送風も可能で、その強弱もアプリで操作。ちなみにアプリは、iOS 13以上とAndroid 8以上のOSに対応予定だ。

デバイスの上部には、ファンと排気口が搭載されており、使用時にはここからハンディ扇風機のように送風。まさに手持ちで顔に向けて風を当てることも可能だ。実はこれ、「ペルチェ素子」から出た熱を外に出す役割も担っている(写真は開発機です)

温度状態やユーザーの行動を感知して自動温度調整

「レオンポケット」の機能で1番の魅力は、「オートモード」だ。

このモードでは、デバイスに搭載された温度センサーや加速度センサーなどにより、温度状態やユーザーの行動を感知し、自動で適切な温度に調整してくれるという。

特に冷感においては、歩き始めよりも、立ち止まったときに強めに冷やすように設計しているのが面白い。確かに、夏の日、自宅から最寄り駅まで歩いているときよりも、駅のホームに着いて立ち止まったときにドバッと汗が出て「あっちー!」となることを考えると、うれしい機能と言える。開発時に、人の行動や生理現象を細かく調査していることがわかる。

なお、アプリの機能は、継続してアップデートしていく予定だ。

スーツを着用するビジネスパーソンに向けて開発

「レオンポケット」は、“着用感”にもこだわって作られている。

デバイスは、人間の背中のカーブに沿うような形状を採用しているため、フィット感は良好だという。そのおかげで、外見的にも首元があまり出っぱることなく、違和感のない見た目を実現している。

また、デバイスの重量を約85gに抑えている点も、快適な着用感につながっているだろう。

「レオンポケット」は、スーツを着用するビジネスパーソンに向けて開発。上にYシャツやジャケットを着用しても、デバイスは目立たないように設計されている。また、上に何か着たままでもデバイスの着脱は可能

充電は、「USB Type-C」⇔「USB Standard A」のケーブルを使用し、フル充電まで約2時間。連続使用時間は約24時間だ。

価格(クラウドファンディングの支援プラン)は以下の通り。

「レオンポケット」(スタンダードモデル)と専用インナーウェア(ホワイトかベージュ)1枚のセットが、14,080円(税込)。マニュアルモードのみ搭載の「ライトモデル」も用意される予定で、こちらは11,000円前後になる予定だ

【まとめ】すぐに冷えて、音も静か

実際に本製品を着用する機会はなかったが、デバイスをいじった際、アプリで電源をオンにしたあと、ものの数秒で冷たさを感じることができた。いっぽう、温度変化はしっかりと感じられるのに、ファンの回転を含む作動音は、「ブゥゥゥ」とほんの少し聞こえるものの、気にならない程度だった。さすが「ペルチェ素子」といったところだ。

また、ひと足先に本製品を体験したモニターからは、「タオルをくるんだ保冷剤のようで、じんわりと効いてくるような感覚」「冷却湿布を首筋に貼った感覚に似ている」「キンキンに冷たいのではなく心地よい冷感」などの声が届いているという。

2020年初頭には一般販売も考えているらしいが、試用の機会があれば、とりあえず真夏の炎天下で使ってみたい。そのときにこそ、本製品の真価が問われるだろう。

牧野裕幸(編集部)

牧野裕幸(編集部)

月刊アイテム情報誌の編集者を経て価格.comマガジンへ。家電のほか、ホビーやフード、文房具、スポーツアパレル、ゲーム(アナログも含む)へのアンテナは常に張り巡らしています。映画が好きで、どのジャンルもまんべんなく鑑賞するタイプです。

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