特集
唯一無二の手帳王子が2020年のモデルから厳選

「2020年の手帳」相棒候補にすべき10傑! プロが選び方も伝授

リア充向けフォーマットモデルから、ダブルマンスリーモデルまで、2020年大注目の手帳が目白押し!

リア充向けフォーマットモデルから、ダブルマンスリーモデルまで、2020年大注目の手帳が目白押し!

一般的なイメージでは、手帳は「予定管理用のツール」だ。

しかし実際には、「情報ツール」と考えるのが正しい。手帳は第3のスクリーン、つまりPC、スマートフォンに次ぐ情報ツールとして考えることができる。中心となる予定記入欄はもちろんのこと、それ以外にどのような記入欄やコンテンツがあるのか、またひと見開きの中に何と何のフォーマットが組み合わされているのかを見極めることで、自分の働き方やライフスタイルにフィットする手帳を手に入れられる。今回は、それを10冊の手帳を例に見ていこう。

手帳のプロが教える2020年版手帳の選び方

・その1
記入欄の組み合わせで選ぶ

最大のチェックポイントは、どんな記入欄が組み合わさっているのかということ。このポイントを見切り、自分の使い方と対照させることで、一見まったく異なるジャンルの複数の手帳に通底する構造が見えるようになり、本当に欲しいアイテムが見つけやすくなる。

一例をあげれば、「カンタカルタ」と「ほぼ日手帳 day-free」は、「月間ブロック」+ノートページという構成が共通している。異なるのは、表紙のデザインや罫線の細部、またノートページの罫線などだ。つまり構造を見極めてから細部を見ることで、自分により合ったモデルが判明する。

上が「カンタカルタ」で下が「ほぼ日手帳 day-free」の「月間ブロック」のページ。同じフォーマットではあるが、罫の種類やメモの場所などが異なるポイントは多い

また、「ガントチャート」のページを含む手帳は、それが「月間ブロック」と同じページにあるのか、あるいは別のページに分けられているのかを見極めることで、より自分に合ったほうを選ぶことができる。

さらに、「ガントチャート」の利用目的が進行管理表としてなのか、ハビットトラッカーとして使うのかでも、組み合わせに適した他の記入欄の種類も変わってくる。要するに、目先の特徴やブランドに惑わされずに、予定記入欄の組み合わせをはっきりと見極めることが重要なのだ。

・その2
ノートページと罫のパターン

予定記入欄や罫のパターンも重要だ。

たとえば、日記のような文章を書くには、横罫が向いている。図やイラストを多用するならば、方眼かドット方眼が便利だ。どんな目的に使うのかで、求められる罫線は異なってくる。注意したいのは、システム手帳を別にすれば、予定記入欄やノートページの罫はあとから変更ができないということ。つまり、購入時にしっかりと選ぶ必要がある。

汎用性が高いのは、方眼ベースの罫を採用する手帳だが、無地のほうがいいという人もいるだろう。例をあげる。「ジブン手帳Lite mini2020」の「フリーリスト」は、「読書リスト」や「映画リスト」として使うには役立つが、日記や文章を記録することには向かない。作り込まれたものは、特定の目的にはフィットするが応用はきかないのだ(これは以下で追加説明する)。

「ジブン手帳Lite mini2020」の「フリーリスト」。チェックボックスや交互に色分けされた方眼罫は、あるテーマに沿ったリストアップなどに最適だ

・その3
自分の手帳術との相性

上記のポイント2つとも関係するが、今実践していて効き目がある手帳術と、購入候補の手帳との相性も見極めよう。

たとえば、手帳とノートを1冊で済ませたいのであれば、ノートページが多いほうがよい。「月間ブロック」のページに細々とメモしたいのであれば、ブロック部分は方眼ベースになっていたほうが書きやすいだろう。

欄外の使い方も、自分なりのルールがすでに確立されているのなら、それが継続できる手帳が望ましい。新しい方法を試したい場合も、それをどこにどんな形で記入するのかを予定欄や罫線のパターンをチェックして、適しているかどうか判断しよう。

「ガントチャート」をハビットトラッカーや進行管理表両方の用途で使用している例。この手帳術を引き続き実践するためには、新しい手帳にも5段以上の「ガントチャート」が必要だ

手帳のプロがイチオシする2020年版手帳10選

国内最大手メーカーの和魂洋才な手帳
JMAM「ペイジェム カンタカルタ マンスリーアジェンダ B6」

「ペイジェム カンタカルタ マンスリーアジェンダ B6」の「PAINT STRIPES」。表紙バリエーションは全部で12種類。いずれもカラフルで洗練されている。イタリアでデザインされた日本製手帳という和魂洋才。一見輸入文具風だが、日本製ならではの繊細さがそこここに見て取れる

「カンタカルタ」は、輸入文具風に見えるが、実は純国産。国内最大手の手帳メーカーである日本能率協会マネジメントセンター製だということは、指摘されなければひと目ではわからないかもしれない。それは、個性弾けるデザインのハードカバーであり、オシャレ文具のアイコンたる縦バンドであり、また巻末の大型ポケットでもある。

だがよく見ると、日本製品が持つ繊細さもきっちりと備えている。たとえば、フォントの感じや、国民の祝日の日本語表記などだ。元号や六曜の省略は、この手の情報が不要な人にはありがたいだろう。

予定記入欄は、「月間ブロック」と121ページのノート(ドット方眼)が組み合わされているが、これだけノートページがあると使い方の自由度は広い。またタイトルを記入する赤いラインが上部にさりげなく引かれており便利。

「カンタカルタ」は、月間予定を中心として、各種プロジェクトをノートページにメモしていく使い方に向いている。またページが足りない人には同じ表紙デザインのノートが用意されているのもありがたい。

「月間ブロック」のページ。1日の欄は、上半分に大きめスペース、下半分に罫が2本引かれている。JMAM製ながら、元号や六曜などは省かれてすっきりとした印象。国民の祝日と月齢表記はあり

ノートページは、ドット方眼を採用。上部の赤いラインがタイトルやテーマを記入するのに便利だ。ページ下の角に備わっている「ポッチング」と呼ばれる部分は、ミシン目で切り取ることができ、最新ページをすぐ開くためのインデックス代わりに利用できる

巻末の大型ポケットは、ちょっとしたメモや名刺などが収納できる。またフラップ付きなので、中のモノがはみ出しにくい。ゴムバンド式のペンホルダーはやや簡易的ながら、全体のオシャレな雰囲気をジャマしない

汎用性を高めた「ジブン手帳」入門バージョン
コクヨ「ジブン手帳Lite mini2020」

「ジブン手帳Lite mini2020」の「ネイビー」(ニ-JLM1DB-20)

「ジブン手帳Lite mini2020」の「ネイビー」(ニ-JLM1DB-20)

「ジブン手帳」はもともと、発案者たる佐久間英彰氏がみずからのこだわりを実現した各種フォーマットの集合体として生まれている。それがたとえば、「24時間バーチカル」の週間予定欄であり、そこに組み合わされる「タスクリスト欄」であり、3食の食事の記入欄であり、白地図の世界地図、日本地図、「100のやりたいことリスト」であった。これらはいずれも、通常版の「ジブン手帳 2020」では堅持されている。

「ジブン手帳Lite mini2020」は、そうした「見開き1週間」で「24時間バーチカル」の時間軸という中核コンテンツを残したまま、「ジブン手帳」をライトにしたバージョン。前述した各種専門記入欄がなくなり、より汎用的に使えるようになった。また、リストページは基本デザインを踏襲しつつも、ユーザーがテーマを設定できる仕様に変わっている。

さらに、従来は独立していた「ガントチャート」のページ(見開きで2か月分)は、「月間ブロック」のページに統合された。この部分は簡略化というよりは、予定と進行管理(またはハビットトラッカーなど)が一覧できるようにするためと言える。

表紙は一体型を採用。通常版の「ジブン手帳 2020」とは異なり、専用ノート「IDEA」を内側にセットできない仕様だ。ともあれ、「ジブン手帳」を初めて試す人にとっては、手軽に手に取れる存在と言える。

「月間ブロック」のページ。1日の欄は、従来のB6スリムサイズの「ジブン手帳 mini」よりも縦幅を圧縮することで、下部にガントチャートを統合。予定と進行管理が一覧できるようになった

「週間バーチカル」ページ。24時間の時間軸は通常版と同じものを継承しつつ、食事記入欄を廃止し、メモできるスペースを増やした。左側のタスクリスト欄は通常版と同じ

「フリーリスト」ページ。「読みたい本」や「見たい映画」など、従来版では専用リストだったページの汎用性を高くし、ユーザーごとのニーズに応えた格好。全部で5見開き、560項目用意されている

満を持して登場した本家の「月間+ノート」手帳
ほぼ日手帳「day-free」

ほぼ日手帳「day-free」に、カバー「オリジナル・カズン/カラーズ『ブラック×オレンジ』」を装着。ほぼ日手帳オリジナルと同じテイストで、表紙と裏表紙それぞれのホルダーにペンをさして固定する「バタフライストッパー」も継承している

ほぼ日手帳は、「1日1ページ」という手帳のジャンルを日本で事実上確立したブランドだ。

ところが、日付入りの1日ページは、持て余してしまう人が多数いた。それでも、ほぼ日手帳みずからが「何でもない日おめでとう」というコピーで、何も書かれていない日を肯定していたが、何とももったいない感じや、あるいは別の日のことが書きにくいという居心地の悪さは解消できるものではなかった。

今回登場した「day-free」は、ほぼ日手帳ユーザーのそういった悩みを解決するものでもある。ほぼ日手帳は好きだけれど、1日ページは持て余してしまうという人はオリジナル版から本モデルに乗り換えるといいだろう。また、同社製品恒例の記入欄下部の「お言葉」は、「day-free」ではオリジナル版とは異なるものが掲載されているという。

「月間ブロック」と「ノートページ」というページ構成は、先述した「カンタカルタ」もそうだし、他社からも各種登場している。サイズやデザインをよく考え、そういった他のブランドの手帳と比較して選ぶようにしたい。

「月間ブロック」のページは、ほぼ日手帳伝統の方眼ベース。同じ面積の中に、より細かな情報を記入しやすいメリットがある

ノートページには、ページ中央よりやや左寄りに縦の分割線が濃いめにプリントされている。これに沿って時間軸や時間を記入したり、あるいは項目分けに使ったりと応用しやすい

リア充かつ潔さが心地よい1冊
マークス「EDiT 週末重視の月間手帳 スープル」

EDiT「週末重視の月間手帳 スープル」(品番:20WDR-ETJ01)

EDiT「週末重視の月間手帳 スープル」(品番:20WDR-ETJ01)

EDiTは、「1日1ページ」フォーマット以外にも、いろいろなタイプの手帳を世に問うている。「土日スペースが広いダブルマンスリー」は、「月間ブロック」+月間横罫式というちょっと面白いタイプ。

しかも、「月間ブロック」ページは、見開きのうち実に1/3近くの面積が土日に割かれているという“リア充フォーマット”だ。要するに週末が充実している人のために、記入欄もそれだけ大きく取ってあるのだろう。

続く月間横罫式のページは、進行管理やもうひと系統の予定を記入してもいいし、1行日記にも使える。あるいは、日付を無視してノートに使ってもいい。メモ欄とToDo欄も独立して用意してあるので、いろいろな応用が可能だ。

ノートページも60ページと少なくないし、A5スリムというサイズも汎用性が高い。ともあれ、先述した土日重視のリア充フォーマットはこの手帳ならでは。リア充を自認する人に使ってほしい手帳だ。

左ページの3/4が土日に割かれたリア充フォーマットは、ビジネスパーソン向けとしてはあまり例がないもの。1日欄の上下を上品な網かけで分割しているのもスマートだ

横罫式の月間ページ。先述のように応用範囲は広い。7行ごとに罫線が太くなっているので3/6/9分割したメモページとしても利用できる。ToDoリストは20項目と過不足ない感じ

ドット方眼のメモページは、よく見ると、ページのノドにインデックスが作りやすい分割線が引かれている。60ページ用意されているので、タスク別にメモを書いても分類しやすい。人によっては、本モデル1冊だけで手帳とノートがまかなえる

小型でWマンスリー+週間の貴重な存在
ダイゴー「Appoint E1009」

ダイゴー「Appoint E1009」

ダイゴー「Appoint E1009」

「ガントチャート」は、最近でこそ「ハビットトラッカー」(1日欄に○×をつけていくことで習慣の継続をチェックする記入法)として再注目されているが、昔からあるフォーマットだ。「Appoint E1009」は、86(横)×144(縦)mmという小さな判型ながら、「ガントチャート」を見開きで毎月分用意している。

予定は月間横罫ページ、進行は「ガントチャート」、細かな予定やメモは週間ページという使い方が、この小さな判型の手帳の中で可能だ。最近の手帳の傾向としては、凝ったフォーマットとB6以上の大きめ判型のものが増えてきている。本モデルは、そういう最近の流行の中にあって、それを小さなサイズで実現している点で貴重な存在だ。

月間横罫ページは、ざっくりした予定を1行で書くことを想定したフォーマット。時間軸や罫線がなく、おおらかに記入できる。記入欄が無地なのは、古典的なビジネス手帳によくあるスタイル

「月間ガントチャート」ページは、縦に14項目用意。下部の横罫メモ欄まで罫線を延長すれば項目を増やせるのもポイント。進行管理のほかに、最近流行の「ハビットトラッカー」としても使える

週間ページは、日付を左ページに、時間表記を左右ページに振り分けたユニークなパターン。月間横罫ページと同じく無地ベースなので、時間に忠実に書いてもいいし、無視してメモ的に使ってもいい

1日1ページ手帳王国の日本に現れた元祖の日本版
クオバディス「デイリー17プレステージ(ジャパンエディション)」

クオバディス「デイリー17プレステージ(ジャパンエディション)」の「グレー」

クオバディス「デイリー17プレステージ(ジャパンエディション)」の「グレー」

バーチカル式手帳の元祖として有名なクオバディスは、輸入製品として知られているが、日本国内向けには日本に合わせた微細なローカライズが部分的に施されている。典型的なのは、日本の国民の祝日の記載だ。

「1日1ページ」フォーマットの「デイリー17プレステージ(ジャパンエディション)」は、さらにローカライズされている。本国版とは異なり、「月間ブロック」のページが加わっているのだ。これは今や、ほぼ日手帳をはじめとする「1日1ページ」フォーマットの手帳の王国たる日本の現状に合わせた仕様だと言える。

結論として言えば、ページ構成こそ「月間ブロック」+「1日ページ」だが、ほぼ日手帳や他の国産「1日1ページ」手帳とは雰囲気も使い勝手も異なる手帳だ。

その違いを端的に言えば、全体的な雰囲気とその原因ともなっている月名と曜日のアルファベット表記だ。国産の同種の手帳から乗り換えたときには、それにとまどう人もいるかもしれない。

向いている使い方は、むしろ手帳というよりは日記帳的なそれだ。1日ページの時間軸を無視して、その日のできごとを振り返るような使い方ならば、アルファベットへの違和感もさほど気にせずに済むだろう。

「月間ブロック」のページ。日本の国民の祝日も日本語で表記されている。記入欄自体は無地だが、曜日や日付の下にトーンが敷かれているのがシャレた印象。週番号の記載もあり。右端のメモスペースがさりげなく便利そう

「1日1ページ」。時間軸は、8時〜22時までとやや広め。横罫メモとしても利用できるが、ライブのチケットを貼ったり、イラストをあしらったりするのは合わなさそうな感じなのは、輸入品ならではの高級感からなのかも

ページのノドに施された赤いインデックスは週番号が書かれていて、第何週なのかをキーとして開くことができる。また、月や曜日などは当然のようにアルファベット表記なので、普段日本語しか使っていない人にはハードルが少し高いかも

ライフログ用と思いきや、フォーマットの作り込みがスゴい
レイメイ藤井「decona A5システム手帳(25mm)」

「decona A5システム手帳(25mm)」の「バイオレット」

「decona A5システム手帳(25mm)」の「バイオレット」

このところ、若年層女子をターゲットにして巻き返しているシステム手帳だが、その一翼を担うブランドが「decona」だ。若年層女子がキラキラしたライフログを取るのに特化したリフィルやバインダーと思いがちだが、実はしっかりと作り込まれている。

今回取り上げた月間リフィルの1日記入欄は、ドット方眼ベース。文字を書いたり分割したりしやすいのだ。左ページ欄外にはToDoリスト欄が用意してあり、その気になれば仕事用にも使える。

下部にはガントチャート欄を用意。項目が5つと少なめだが、進行管理にも使える。パッと見よりもずっと使いこなしの幅が広いのは、ずっと手帳を作ってきたレイメイ藤井ならではだろう。

A5サイズの「月間ブロック」。1日欄はドット方眼を採用している。見開きにToDoリストあり、ガントチャートありと、見た目のかわいさからは想像できないほど、機能が盛りだくさんだ

「decona」のバインダー。もちろんA5サイズの同社製、他社製のシステム手帳リフィルをセットできる

「decona」のバインダー。もちろんA5サイズの同社製、他社製のシステム手帳リフィルをセットできる

バインダーには最初から、タント紙とトモエリバーの各ノートリフィルとインデックス用紙が付属。すぐに使い始められる

A5版バーチカル手帳として応用範囲が広い
永岡書店「1月始まり Biz GRID手帳 A5方眼バーチカル」

「1月始まり Biz GRID手帳 A5方眼バーチカル」の「マロンブラウン」(品番:N118)

「1月始まり Biz GRID手帳 A5方眼バーチカル」の「マロンブラウン」(品番:N118)

手帳は、内蔵する記入フォーマットの組み合わせにより、使い方やタイプが決まる。いっぽうで、記入フォーマットが同じモデルが、複数社から発売されていることも珍しくない。「GRID Biz手帳」は、そういうものの典型例と見なしうる。

具体的には、「月間ブロック」+「月間ガントチャート」+「週間バーチカル」を内蔵し、かつ方眼ベースの記入欄は、コクヨ「ジブン手帳」やJMAMの「NOLTY リスティ」などと同じだ。異なる点は、判型と細部のデザインだろう。A5サイズは同サイズのノートと組み合わせやすいし、1日の記入欄もその分若干大きめになっている。紙は薄くグレーがかって見える白だし、日玉の数字も控えめなサイズだ。

「ジブン手帳」と比較すると、際だった個性や尖りがない分、汎用性は高い。いっぽうで、「フリーリスト」のような使い勝手のいいページはない。ともあれ、その部分を自分で工夫して使いたいという人には、選択肢のひとつに入れておきたい手帳だ。

「月間ブロック」のページ。欄外は方眼ベースで、ToDoリストがない分、汎用性は高い。日玉の数字も控えめで、その分ぎっしり記入できる

「月間ガントチャート」のページ。見開き2か月で、土日にアミがかかっていてわかりやすい。項目は大きく4分割されているが、その中がさらに5分割されているのがユニーク

「週間バーチカル」のページ。時間軸は7時〜22時だが、ボックス内に数字を追加すれば24時間分の記録もできる。使い方がユーザーに任されているともいえる。左端のメモ欄も方眼ベースのままで、汎用性が高い

Wマンスリー+ノートのがっつり記録系手帳
マルマン「ダイアリー2020 ニーモシネ マンスリー・ノートパッド&カバー」

「ダイアリー2020 ニーモシネ マンスリー・ノートパッド&カバー」の「A5」(品番:MNDP-20-05)

「ダイアリー2020 ニーモシネ マンスリー・ノートパッド&カバー」の「A5」(品番:MNDP-20-05)

本稿で紹介する中で、綴じ手帳としては唯一カバーにセットされたタイプ。その内訳は、ツインリング式の月間パートと、差し替え式のノートだ。

月間パートは、同じ月の「月間ブロック」と「ガントチャート」の組み合わせが1年分用意されている。しかも、それぞれ方眼ベースと、最近のトレンドに沿ったタイプだ。欄外も方眼ベースなので応用度が高く、メモにもタスクリストにも使えるようになっている。

本製品にはさらに、本格的なレポートパッドがセットされている。そのため、カバーの右側上部は、レポートパッドのサイズに合わせて大きく上にはみ出た形状だ。

レポートパッドは単品販売されているので、使い終わっても差し替えられる。この辺は、ノートがビジネスパーソンに高い支持を得ているマルマンならではの作りと言える。

手帳部分は、ツインリングタイプで180°パタンと大きく開く。「月間ブロック」のページは方眼ベース。欄外まで方眼なので、ToDoリストにもメモにも使える

「月間ブロック」のページをめくると、同じ月の「ガントチャート」が現れる。網かけされていて、項目の区切りがわかりやすい。下部も方眼で応用度も高い

レポートパッド部分に合わせて、カバー上部が手帳部分よりも上に張り出している。なお、同ブランドのこのタイプのノートパッドは、単体で市販されており、差し替えも可能

見た目よりも柔軟性の高い舶来手帳
モレスキン「18ヶ月 ホリゾンタル ウィークリー ノートブック ダイアリー/プランナー」

「18ヶ月 ホリゾンタル ウィークリー ノートブック ダイアリー/プランナー」の「ラージ(13×21cm)」

「18ヶ月 ホリゾンタル ウィークリー ノートブック ダイアリー/プランナー」の「ラージ(13×21cm)」

ノートの印象が強いモレスキンだが、以前から作っている手帳も、定着してきた印象がある。同社の手帳はフォーマットが凝っているというよりは、雰囲気や各国の休日一覧情報などの実用性が特徴としてあげられる。

そんな同社の手帳の中でも、このホリゾンタル式のメリットは、汎用性が意外と高いところにある。たとえば、月間ページは見開き2か月分で一覧性が高い。1日のマスは無地だから、予定をざっくりと記入できる。

週間の予定欄は、横罫のみで時間軸がない。また、土日は平日の1日分のスペースに縮小されて収まっているが、1日分のマスを2分割して、縦に時間軸を振ることで細かな予定を管理できる。つまり、意外と応用範囲が広いのだ。

それでいて、舶来手帳たる雰囲気は、よくも悪くも厳然と備えている。白地図のページやその年の目標を書くようなページも備わっており、これまた意外と作り込まれている。本モデルは、他人と異なるものを自分なりにアレンジして使いたい人には、よいチョイスだ。

「月間ブロック」のページ。見開き2か月で一覧性は高いが、1日欄は無地。簡単な予定の記録用といったところか

「週間ホリゾンタル」のページ。各日のスペースは横罫で9行分。たとえば縦に2分割して時間軸を振れば、細かな時間管理も可能。アレンジ次第で意外と便利に使える

各国の休日情報のページや、世界地図の白地図(写真)、その年の目標を書くページ、さらに記憶に残った瞬間を書くページなど、作り込まれたページも意外と収録されている

舘神龍彦

舘神龍彦

手帳評論家・ふせん大王。知的生産の面から文具・手帳について執筆。主な著書に「iPhone手帳術」「手帳の選び方・使い方」(ともにエイ出版社)「パソコンでムダに忙しくならない50の方法」(岩波書店)などがある。

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