レビュー
コーヒーを淹れる時間も楽しみたい人に

憧れの「サイフォン式コーヒー」生活は、意外と簡単に始められる!

コーヒー好きの皆さまもそうでない方も、「サイフォン式コーヒー」という名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。実験器具のような道具を使ってコポコポとコーヒーを抽出していくアレです。ロマンにあふれていて、コーヒー好きなら誰もが憧れるアイテムですよね。

筆者もいつかは……と長らく思っていたのですが、買わないと始まらない!ということで今回思い切って買ってみました。なんとなく「難しそう」というイメージがありますが、実際に初心者として使った印象をレポートしてみます。

選んだのは定番メーカーHARIOの「テクニカ」

今回は、器具がひと通り揃ったHARIO(ハリオ)の「テクニカ」を購入しました。耐熱ガラスのボール、アルコールランプ、フィルターなど一式が付属したセットです。人数によって容量が異なり、2人、3人、5人用の3種類があるのですが、3人用(3杯用)を選びました。

内容一式です。アルコール燃料だけ付属していないので別途購入する必要があります

内容一式です。アルコール燃料だけ付属していないので別途購入する必要があります

テクニカ 3人用 TCA-3
製品サイズ:幅160×奥行95×高さ350mm
容量:3杯用
重量:約1300g

必須のアルコール燃料と予備のフィルター、アルコールランプの芯、ろかシートなども購入しました。フィルターなどは純正品です

それでは実際にコーヒーを淹れてみようと思います。

1:フィルターをセット

サイフォンの上部に使うガラスボールに、付属のろか器となる布製フィルターをセットします。
初めてフィルターを使う場合は一度熱湯にくぐらし、冷水で冷やしてから使いましょう。

ガラスのボールにしっかりとフィルターをセット

ガラスのボールにしっかりとフィルターをセット

フィルターに付いているステンレスの鎖は引っ張り、フックを足管に引っかけて固定します

フィルターに付いているステンレスの鎖は引っ張り、フックを足管に引っかけて固定します

2:コーヒー豆を用意

フィルターをセットしたら容量分の挽いた豆を入れましょう。

挽いたコーヒー豆を容量分入れます。1杯あたり付属のスプーンすり切り1杯分です

挽いたコーヒー豆を容量分入れます。1杯あたり付属のスプーンすり切り1杯分です

フィルターをセットした上ボールにコーヒーが入りました。準備OKです

フィルターをセットした上ボールにコーヒーが入りました。準備OKです

3:アルコールランプを用意

付属のアルコールランプに、別途購入したアルコール燃料を入れます。芯を3mmほど出して火をつけましょう。

別途購入したアルコール燃料を注ぎます。こぼれやすいので注意

別途購入したアルコール燃料を注ぎます。こぼれやすいので注意

風ぼうをセットしたら、芯を3mmほど出して着火。ちゃんと火が付きました

風ぼうをセットしたら、芯を3mmほど出して着火。ちゃんと火が付きました

4:下ボールに水または熱湯を入れる

下ボール(フラスコ)に、沸騰させるための水もしくはお湯を容量分入れます。コーヒー1杯あたり120mlですね。今回は3杯分なので360mlのお湯を使いました。

下ボールの中心にくるようにアルコールランプをセットします

下ボールの中心にくるようにアルコールランプをセットします

5:水またはお湯が沸騰するまで待機

水またはお湯が沸騰するまで、上ボールを下ボールに斜めに入れて準備しておきます。
ちなみに、水からのスタートよりお湯からのスタートのほうが圧倒的に早いのでおすすめです。

沸騰するまではこのように斜めに上ボールを差し込んでおきます

沸騰するまではこのように斜めに上ボールを差し込んでおきます

沸騰してくると下ボールからコポンコポンと音がして泡が立ってきます。

そうしたら上ボールを垂直に立てて外れないようにセット

そうしたら上ボールを垂直に立てて外れないようにセット

6:お湯が沸騰したらあっという間! かくはんタイミングを間違えずに

お湯が沸騰し、上ボールを垂直に差し込むと、みるみるうちにお湯が下ボールから上ボールに上がってきます。見ているとなかなか楽しいですよ。お湯が上がりきったら付属のスプーンで上ボールを軽くかき混ぜる感じでかくはんします。そして1分ほど待ちます。

お湯が下ボールから上ボールに上がってきますよ

お湯が下ボールから上ボールに上がってきますよ

上がりきったら、付属のスプーンで軽くかき混ぜます

上がりきったら、付属のスプーンで軽くかき混ぜます

1分たったらアルコールランプを外して消しておきましょう

1分たったらアルコールランプを外して消しておきましょう

アルコールランプを外すと、下ボールの蒸気が冷えて内圧が下がり、今度は上ボールのコーヒーが下に落ちてきます。この際も上ボールを軽くかき混ぜながらコーヒーが落ちていくのを待ちます。

コーヒーが下がりだしたら上ボールをかくはんします

コーヒーが下がりだしたら上ボールをかくはんします

コーヒーが落ちきったら完成です。いい香りがしてきました

コーヒーが落ちきったら完成です。いい香りがしてきました

無事1回で成功! 試行錯誤して自分好みのコーヒーを淹れられるように

人生初のサイフォンコーヒーが無事完成しました

人生初のサイフォンコーヒーが無事完成しました

マニュアル通りに試してみると、1回でちゃんと成功しました! さっそく飲んでみます。
せっかくなので同じ豆を使ってドリップしたコーヒーと飲み比べてみたのですが、サイフォンのコーヒーはえぐみがないというか、口当たりがまろやかというか、爽やかなスッキリとしたコーヒーになっていたように感じました。後味も、苦みというかコーヒーの濃さが残らない感じで、かなりおいしいコーヒーが淹れられましたよ。豆に苦みの弱い豆(カナリオ)を使用したこともあり、舌にザラっと残らない後味にもなっていました。

その後、豆の挽き方を変えたり、抽出時間を変えたりして何回もサイフォンでコーヒーを淹れてみたのですが、それぞれこんな結果になりました。味の調節をする際に参考にしてみてください。

・コーヒーが上ボールに上がった後の1分間の抽出時間を変えてみた
抽出時間を短くしたところ、かなり薄めのコーヒーになってしまいました。
ただ、いろいろ試してみると、少し短めの45秒くらいが自分の好みにぴったりの濃さだとわかりました。

・1回目のかくはん回数を少なくしてみたら
コーヒー粉がうまくお湯に混じらず、やはり薄めのコーヒーになってしまいました。

・コーヒー豆を細かく挽いてみた
サイフォンの場合は中粗挽きがいいとされているところを、やや細かく挽いてみたところ、フィルターとの相性が悪かったのか、味のばらつきがありました。

何回か試したところ、この程度の、中粗挽きと粗挽きの中間あたりがマイベストな味に仕上がりました

何回か試したところ、この程度の、中粗挽きと粗挽きの中間あたりがマイベストな味に仕上がりました

ゆったりとコーヒータイムを楽しめるサイフォンの世界

人生初のサイフォンコーヒーでしたが、やはりアルコールランプを使ったり、器具が実験器具っぽかったりで、コーヒーを淹れる時間自体を楽しめました。難しいイメージがあったものの、きちんとやり方を守ればおいしいコーヒーが淹れられたのもよかったです。あとはお手入れにやや時間がかかりますが、休日のゆったりした時間にコーヒーを楽しむというシーンではさほど問題にはならないかなと思いましたよ。
個人的に感じたメリットとデメリットをまとめてみました。

<サイフォン式コーヒーのメリット>
・アルコールランプなどの器具を使うので、見た目が実験っぽくてわくわくする
・高い温度のお湯とコーヒー粉を浸漬して抽出するため、熱々のコーヒーが楽しめる
・抽出時間を同じにすれば、味に差が出にくい
・お湯が上がっていく様子や、下がっていく様子も見ていて楽しい


<サイフォン式コーヒーのデメリット>
・器具を用意するのが面倒
・布フィルターやアルコールランプのお手入れ、片付けも面倒

フィルターは使用後に熱湯に浸けてキレイにしておきます。ネル(布)なので、何度も使えて経済的です

フィルターは使用後に熱湯に浸けてキレイにしておきます。ネル(布)なので、何度も使えて経済的です

本体は割とかさばるのですが、休日にすぐ使えるようにこの状態で置いておくことにしました

本体は割とかさばるのですが、休日にすぐ使えるようにこの状態で置いておくことにしました

筆者はドリップコーヒーももちろん大好きなのですが、憧れのサイフォンを使ってみて、やはりイイなと感じました。コーヒーができあがっていく様を眺めながら楽しめますし、自分好みのコーヒーを淹れられるように抽出時間や豆を変えるなど、いろいろと試行錯誤できるのが楽しいです。失敗するかなと心配していたのですが、慣れれば意外と難なく淹れられましたよ。いつかは家でサイフォン式コーヒーに挑戦したいなと思っている方はぜひお試しを。

マッシー

マッシー

「月刊PCエンジン」誌で編集ライターデビュー。「64DREAM」誌デスクを経て前職はXbox 広報のゲーム漬け人生。猫とガンプラとaqoursが存在理由のホビー担当。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン プレゼントマンデー
ページトップへ戻る