今年もボチボチ花粉の季節になってきました。
花粉症対策の基本はやはりマスクということになりますが、今年は花粉症じゃない人でもマスクを付ける機会が多いんじゃないでしょうか(この記事が出る頃にはマスク不足が少しでも解消されているといいのですが……)。
ただ、マスクって長時間付けていると耳が痛くなりません?
……ということで今回は、マスクの耳への負担を軽減してくれる(かもしれない)グッズを集めてみました。
いろいろあるもんですねぇ
ひとつめは、「くびにかけるくん」。
こんな感じで普段使っているマスクのヒモに取り付けて
首の後ろに引っ掛けて使います
通常は耳に引っ掛けているマスクのヒモを、首に引っ掛けることで、耳の負担をなくしてくれる便利グッズ!
シンプルですが、快適です。
続いては、「耳ウラ爽快!」
こちらもフック付きのベルトをこんな感じで取り付けて……。
後頭部に引っ掛けて使うもの
要は、先ほどの「くびにかけるくん」と同じような仕組みなんですが……。
若干、使い方が違うんですよね
首に引っ掛けるタイプと、後頭部に引っ掛けるタイプ。微妙な違いではありますが、使い勝手は変わってくるんでしょうか?
続いては、ヒモが上下に付いた「クリーンマスク 頭掛け」。
写真の向きが間違っているわけではありません
普通のマスクはこんな感じで左右にヒモがくっ付いていますが
「頭掛け」はこう!
で、こんな感じで頭に掛けて使います
あと、チョイ足しグッズではありませんが、こんなものも見つけました。
これ、本来はバイクや自転車に乗るとき用のマスクなんですが、花粉やPM2.5を防いでくれると書かれていたので、花粉症対策として使っても問題ないでしょう。
普段使いには勇気のいるデザインですけど……
息を吸うときはフィルターを通して。吐くときはワンウェイ構造のバルブから……という仕組みになっているので、花粉に対する防御力は強そうです。
首に巻き付けるような形で使うので、耳の負担もありません
というわけで、それぞれの「耳が痛くならない」グッズをしばらく使ってみました。使い勝手はどんなもんでしょう?
まずは「くびにかけるくん」の感想から。
「くびにかけるくん」
見ての通り、まったく耳にヒモが当たっていないので「耳痛い」対策としてはバッチリ! ただ、通常よりも低い位置で固定しているため、長時間付けていると、少しずつズリ落ちてくる感じがありました。
あと、耳で固定していないだけに、前からの見た目に若干違和感が……。
では、「くびにかけるくん」に似た「耳ウラ爽快!」はどうでしょうか?
「耳ウラ爽快!」
「くびにかけるくん」と違って後頭部で固定しているため、ズリ落ちてきたり、見た目に違和感があったりということはありません。
しかし、上のヒモが耳に当たっているので、長時間付けていると多少、耳の負担を感じることも……。
とはいえ、耳に直接引っ掛けているわけではないので、痛くなるほどではないですね。
お次は「クリーンマスク 頭掛け」。
「クリーンマスク 頭掛け」
こちらも、耳を挟んで上下に分かれたヒモを後頭部に固定しているので、ズリ落ち&見た目は気になりません。
「耳ウラ爽快!」と同様に、上のヒモが耳に当たっているので若干気になりますが……。
ただ、前の2つは普段使っている「厚手の」とか「小さめの」など、自分好みのマスクを「耳痛くない」仕様に変えられるのに対して、「クリーンマスク 頭掛け」の場合はカスタマイズできず、「マスク部分」が決まってしまっているというのが難点かも。
最後に、「ツアーマスク」を使ってみました。
「ツアーマスク カモフラージュカラー」
意外とよかったのがこの「ツアーマスク」。バイクや自転車など、アクティブなシーンで使われることを想定しているので、ガッチリ固定されてズレる心配はナシ!
耳に当たる部分もないので、「耳痛い」対策としてもバッチリです
問題は、主張の強すぎるビジュアルか……。
これして夜道を歩いてたら通報案件だもんな……
ニッチなジャンルではありますが、長時間マスクをする人にとってはかなり助かるグッズたちだと思います。耳の後ろが痛くなると頭まで痛くなってきて、もうマスクを付けていられないほどつらくなることもありますからね。
4種類試してみた結果、使い勝手や見た目のバランスがいいのは「耳ウラ爽快!」ということにしたいと思います。
ただ、使う人の頭の形などによっても使い勝手は変わってくると思いますし、使用シーンや好みによって使い分けるといいんじゃないでしょうか。
耳の痛みにお悩みの方はぜひ試してみてください。
藤子・F・不二雄先生に憧れすぎているライター&イラストレーター。「デイリーポータルZ」「サイゾー」「エキサイトレビュー」他で連載中。