ジダラキング
キングジムが謎のスーツとサポーターを開発!

「作業アシストスーツ」を着てみた! 中腰がラクなだけでこんなに幸せとは

本連載では、「とにかくゴロゴロと寝て暮らしたい」を広言してはばかることのない僕こと自堕落王(ジダラキング)ですが、実は寝る以外の趣味として文房具のコレクションに没頭しています。

働くのは面倒でも、趣味であるコレクションの収集は精力的にやるわけで、あちこちから買い集めては分類して収納ケースに放り込んで……を繰り返してるうちに、いつの間にか部屋の中がこんな感じに。

文房具の収納ケースだけで80個近く……。これをひとつずつ上げ下ろしすると考えただけで、体力ゲージは赤くなります

で、これは“コレクターあるある”なんですが、ある程度モノが溜まると「最初から整理・分類し直したい!」ってなっちゃうんですよ。これだけあると、やっぱり雑に分けてしまったモノとかもあって。

そういうのを本格的にやろうとすると、当然のように積み上げた収納ケースを降ろして、整理して、改めて積み直す作業が発生するんですけど……。

特に上のほうにあるヤツがキツい。続けていると、腕、背中、腰にトリプルダメージ!

特に上のほうにあるヤツがキツい。続けていると、腕、背中、腰にトリプルダメージ!

これが相当にキツい。天井まで積んだケースはそれなりに中身が詰まっていて重いし、しかも数がやたらとある。こんなガチの肉体労働、さすがに身ひとつでやっていたら、ゴロ寝する体力すら残らないぞ。

ということで、こういうのをラクにこなせるツールを導入してみましょう。

文具メーカーが作ったアシストスーツ

キングジム「作業アシストスーツ」と「作業アシストサポーター」。なぜ文具メーカーがこういうの作ってるのかは謎です

今回試してみるのは、キングジムから発売された「作業アシストスーツ」と「作業アシストサポーター(ヒザ)/(ウデ)」。装着することで肉体労働時の身体への負担を軽減して、ラクに仕事ができるというヤツです。

最近は、機械式の簡易型パワードスーツ(モーターの力で重量物を軽々と持ち上げられる)みたいなのが各社から発売されていますが、こちらはもっとシンプルにバネ式。

まず、「作業アシストスーツ」は、腰に4本、側面に2本の板バネを内蔵。この反発力を使うことで、腰から背中にかけての筋肉をサポートします。

腹回りが大盛りの人(僕)にはかなり苦行のスーツ装着。でもきっちりと締めないとアシスト効果が減ります

腹回りが大盛りの人(僕)にはかなり苦行のスーツ装着。でもきっちりと締めないとアシスト効果が減ります

装着は、まず腹回りのホックを留めてからファスナーを上げ、さらに2本の面ファスナーベルトでギュッと締めて固定。感覚的には、ほぼコルセットって感じ。

なんでここまでガチガチに固めるかというと、単純に、身体と板バネが密着していないとサポート力が発揮できないから。なので、購入時には腹囲と骨盤周りをきちんと計測して、サイズに合ったモノを選ぶ必要があります。

僕は骨盤周りに比して腹の出た自堕落体型なので、正直、この締め付けがキツい。

装着してすぐの段階では、ぶっちゃけ効果はあまり感じられず。うーん、効いてんのかなコレって感じ

装着してすぐの段階では、ぶっちゃけ効果はあまり感じられず。うーん、効いてんのかなコレって感じ

ひとまず装着してみての感じはというと……うーん、正直、あんまりよくわからんです。各部にバネが入っているというのは感覚としてあるんですが、とはいえ明確にパワーアップした印象はなし。

ただ、腰周りをガチガチに固めてあるので、慢性になっちゃってる腰痛はラクなんですけども。普通の腰痛コルセット代わりにはなるかなー、ぐらい。

「作業アシストサポーター(ウデ)」。側面の板バネが腕の曲げ伸ばしに弾みを付けてくれます

「作業アシストサポーター(ウデ)」。側面の板バネが腕の曲げ伸ばしに弾みを付けてくれます

続いては、同じくバネ入りの「作業アシストサポーター(ウデ)」。こちらもヒジとヒザにそれぞれ面ファスナーのベルトで締めて固定したら、ストラップをアシストスーツの端に差し込んで装着完了(これは、「作業アシストスーツ」とセットで使うモノなので、単体では使用不可)。

「作業アシストサポーター(ウデ)」は上腕二頭筋をサポートして、腕をあげたままの姿勢や荷物の持ち上げをラクに。「作業アシストサポーター(ヒザ)」は屈伸時のヒザへの負担を減らしつつ、関節を固定することで運動効率を高める仕組みになっています。

「作業アシストサポーター(ヒザ)」。ヒザ関節周りをがっちり固めることで動きを最適化してくれる効果もあり。普通に歩くのもちょっとラクになります

「作業アシストサポーター」はというと、こっちはいきなり「おっ、これいいかも?」って感じがあります。特に「作業アシストサポーター(ヒザ)」はしゃがみ込むとヒザ側面のバネに負荷がかかって、立ち上がる動作を助けてくれてるな、とハッキリとわかります。

腕も曲げ伸ばしによってバネを感じられるので、手をあげた状態で肩を使わずにヒジだけ動かす(高いところへ荷物を持ち上げる動作)が確実にラク。

実際に荷物の積みおろし、やってみた!

それじゃあ実際に作業をやってみてどうかを体感すべく、コレクション収納ケース(1台だいたい2〜5kg)の積みおろし、いってみましょう!

……おっ? おお? おおー。

まず感じたのは、中腰の姿勢がラク、というか、そこから立ち上がる辛さをあまり意識しないですみます。

なかばしゃがみ込んだ状態から元の立ち姿勢に戻るときに、背中、腰、ヒザ、とそれぞれのパートで少しずつバネの力が効いてるっぽい。筋肉の代わりに使えるほど強力なバネじゃないんだけど、ちょっとサポートしてくれてるだけで、明らかに各所へのダメージが少ない感じ。実際、作業翌日の現在も腰痛がヒドくなってない!

中腰の姿勢が辛くない、というだけでもう幸せ。立ち上がるのもスムーズなので、作業効率は確実に高まります

中腰の姿勢が辛くない、というだけでもう幸せ。立ち上がるのもスムーズなので、作業効率は確実に高まります

腕を上にあげたままの作業もラク。天井にドリルで穴を開けるとか、そういうのも疲れなさそう

腕を上にあげたままの作業もラク。天井にドリルで穴を開けるとか、そういうのも疲れなさそう

そもそも腰痛持ちとしては避けるべき中腰姿勢だけど、コルセット的な安定感もあって恐怖心が減るし、使っているうちにだんだんとバネの存在を感じてくるので、無理に力みも抜けていきます。

力みがなくなると当然筋肉への負担も軽くなるので、疲れが少ない。結果として生身よりもラク、という流れ。

今回は実作業時間トータルで1時間ほどでしたが、たぶん、作業時間が長くなるほどにこの恩恵はハッキリしてくるだろうなー、って雰囲気です。

残念ながら、重量物(20kg強の本を詰め込んだダンボール)を持ち上げるのはラクにならず。機械式スーツじゃないからその辺はしょうがない

機械式のパワーアシストみたいに、「重い荷物も軽々!」という即物的なありがたみはないですが、たとえば店舗の棚卸しや倉庫の軽作業みたいな、同じ動作を繰り返す地味にダルい作業には確実に効果が出そう。あと、引っ越しの荷ほどきなんかも、これは絶対にラク。

用途があまり一般的じゃないけど、僕のような“モノ多い系コレクター”なんかは、実は必須の装備かもという気がしてきました。

ただ、装着時にしんどい思いをするので、これらを使いたい人は腹周りを減らすべくダイエットはしたほうがいいかも。脱いだときの開放感すごいわー。

きだてたく

きだてたく

最新機能系から雑貨系おもちゃ文具まで、何でも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は大手文房具店の企画広報として企業ノベルティの提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。

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