レビュー
“タバコ感”がちょっとおもしろいフレーバー

アイコスっぽい「KENCOS4」の「タバコフレーバー」はどんな味?

これまで多くの加熱式タバコ関連製品をレビューしてきたが、今回試用したのは異色の製品となるアクアバンク「KENCOS4(ケンコス4)」。蒸気を吸引する電子タバコのようなものではあるが、ニコチンは含まれておらず、フレーバーを吸い込んで香りを楽しむグッズだ。

なお本機は、基本的に「水素ガス吸引具」として売られている。ただし、先に言っておくと、本記事では水素ガス吸引にともなう事象に関しては特にコメントしない。健康に関する売り文句も考慮しないし、水素ガス吸引の推奨はしない。そのあたりは個々人で判断してほしい。

今回試用したのは、「KENCOS4 水素ライフ応援スタートパック」

今回試用したのは、「KENCOS4 水素ライフ応援スタートパック」

IQOS(アイコス)ライクに手軽にフレーバーを楽しむ

KENCOS4は、上ブタのついた縦長のボディで、形状としては初期のアイコスに近い。ただ、アイコスに比べると大ぶりで、大画面スマートフォンぐらいのサイズがある。水素ガス吸引器としては小型かもしれないが、電子タバコライクな使い勝手を考えると少々大きめだ。

アイコスや、一般的な電子タバコと比べると大ぶりなボディ

アイコスや、一般的な電子タバコと比べると大ぶりなボディ

本体側面のオープンボタンを押すとフタが開き、吸引部が現れる。電源ボタンを3回押すと電源が入り、そのまま吸引できる。そして、そのまま放置するか、もう一度3回押すと電源が切れる仕組みだ。

上ブタをオープンすると吸引口が現れる

上ブタをオープンすると吸引口が現れる

水素吸引モードとフレーバー吸引モードを選べる

機能は、水素吸引モードとフレーバー吸引モードの2種類がある。使用には、専用の電解液とフレーバーカートリッジが必要となる。

側面の上部にあるボタンがオープンボタンで、その下にあるのが電源ボタンだ。さらに下にはモード切り替えスイッチ。「OFF」にすると水素吸引モード、「Flavor」でフレーバー吸引モードになる

まずは、専用電解液をKENCOS4に注入する。1パック5個の電解液が販売されており、本体の電解槽を引き出して注入。水素ガスだけ吸入したい場合は、これだけでも利用できる。電源を入れたら、もう一度電源ボタンを押し続けると水素ガスが発生。透明な電解槽が青く光って水素ガスが発生していることを示す泡が見える。そのまま吸引口から吸い込めば水素ガスを吸引できる。

専用電解液。1本が1回分

専用電解液。1本が1回分

本体に挿入する電解槽

本体に挿入する電解槽

ただし、水素ガスは無味無臭なので、水素ガスを吸っているかどうかは実感できない。蒸気も発生しないため、そのままだとちょっと心配になるほどだ。

電源ボタンを押し続けると青色LEDが点灯し、電解槽に泡が出て水素ガスが発生する

電源ボタンを押し続けると青色LEDが点灯し、電解槽に泡が出て水素ガスが発生する

もうひとつのフレーバーモードは、カートリッジを挿入することで香りのついた蒸気を吸い込む電子タバコ的な使い方ができる。カートリッジは4種類あり、「Xylitol menthol(キシリトール メンソール)」、「Vitamin lemon(ビタミンレモン)」、「Catechin green(カテキングリーン)」、「タバコフレーバー」となっている。水素ガスだけでは味気ない場合にカートリッジを利用すれば、フレーバーを同時に楽しむことができるようになる。

左から「Xylitol menthol」、「Vitamin lemon」、「Catechin green」、「タバコフレーバー」

左から「Xylitol menthol」、「Vitamin lemon」、「Catechin green」、「タバコフレーバー」

吸引口を取り外すとカートリッジが現れる。黒いのは水素ガス吸引のみに使えるブラックカートリッジ。蒸気は出ない

フレーバーカートリッジを使用する際は、吸引口とあらかじめ入っているカートリッジを取り外して挿入する。取り付けは簡易で、ほかの似たようなデバイスと同様だ。吸引口を戻したら、さらに本体側面のスイッチで水素吸引モードかフレーバー吸引モードの選択をすれば準備は完了となる。

カートリッジを抜いたところ。ここにフレーバーカートリッジを挿入する

カートリッジを抜いたところ。ここにフレーバーカートリッジを挿入する

水素吸引モードは、フレーバーカートリッジを挿入した状態でも水素ガスだけを吸引するモードで、フレーバー吸引モードにすると、フレーバーを吸引できるようになる。なお、フレーバー吸引モードの場合、スイッチを押しながら吸い込むと水素ガスとフレーバーを吸い込むことができ、スイッチを押さない状態で吸うと、フレーバーだけを吸引できる。

フレーバーカートリッジ使用時は、ほかの同様のデバイスのように蒸気が出るようになっており、吸い込むことで蒸気が発生する。そのため、煙のように蒸気を吐き出すことが可能だ。水素+フレーバーを吸引した場合、水素ガスを吸引しつつ蒸気を吐き出すことができるので、実際に吸い込んでいる感覚が強くなる。フレーバーだけならボタンを押さなくてもいいのはラクだ。蒸気の出方はいわゆる「爆煙」と呼んでもいいレベルで好印象だ。VAPE製品を使っているような感覚で、実際に本体サイズも大型のVAPEっぽい。

“タバコ感”がちょっとおもしろいフレーバー

各フレーバーは控えめだが、それぞれ特徴的な味わいだ。「Xylitol menthol」は、メンソールも感じるが、どちらかというとキシリトールガムの味わいのイメージ。メンソールは強くないが、「食事後やスッキリしたい時におすすめ」というメーカーのコメントは的確だろう。

「Vitamin lemon」は、ビタミンA・B1・C・EとコエンザイムQ10を配合したというフレーバー。なんとなくマルチビタミンのサプリを口に入れたような味というイメージだ。柑橘感は少し弱めだが、爽やかなフレーバーは感じられる。「Catechin green」は、スパイス的な香りのフレーバー。カテキンとクロロフィルが含まれているそうで、アロマやミントとはまた異なるフレーバーである。

個人的に気になったのは、「タバコフレーバー」。もちろんニコチンは含まれず、あくまでフレーバーだ。この中ではフレーバーの香りは控えめだが、吐き出した後に残る微妙な苦さというか、後味がある。紙巻きタバコというよりはやはり加熱式タバコという印象だが、そちらに慣れていればよりタバコ感を感じるかもしれない。ニコチンは入っていないので、いわゆる喫味のようなものはないが、ちょっとした代用にはなるかもしれない。

なお、本機の充電にはmicroUSBを使用する。電解液は5本セットで約1か月、フレーバーカートリッジは1回1.5秒の吸引で600回というスペックになっている。一般的な電子タバコよりも電解液の分のコストはかかるが、フレーバーカートリッジは長持ち。電解槽の保護のために5分間で自動的に電源が切れるが、吸引の止めどきはやや分かりづらい。ただ、タバコ製品ではなく、気分転換にちょっと吸い込むという使い方になるだろうから、特に問題にはならなそう。

microUSB経由で充電できる

microUSB経由で充電できる

水素ガス吸引時は蒸気が出ないため吸引している感覚は薄く、蒸気の出るフレーバー吸引モードの方が、フレーバーによる気分転換にもなっていいと感じたが、水素ガス吸引は蒸気が出ないので場所を問わずに使えるメリットはある。基本的には、水素ガス吸引具ではあるが、手軽に利用できる電子タバコ的なアイテムとしてはおもしろいと感じた。

小山安博

小山安博

編集者からライターに転身。PC、デジカメ、スマホ、セキュリティ、決済などのジャンルをつまみ食い。軽くて小さいものにむやみに愛情を感じるタイプ。

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