選び方・特集
月間ブロック+αの有能手帳が目白押し!

《2020〜2021年》「4月始まり手帳」手帳評論家が教える選び方と厳選7冊

2020年4月始まりの手帳は、この7冊で決まり! ベースは同じだが、個性的で有能な機能を持つモデルがそろい踏みだ

今、ビジネスパーソンのほとんどが、イントラネットや「Googleカレンダー」のような共有ツールをスマートフォンやPCで利用している。

その現代において、手帳は予定管理の機能を持ちつつも、それと関連する機能、たとえばライフログやタスク処理などの機能がどう組み合わされているかで個性の違いが表れる。

ざっくり言えば、現代の手帳に求められているのは、まず【A】月間ブロックページにおける予定の一覧性。そして、【B】それに付随する各種覚書やプロジェクト管理のためのノート部分とそのパターン(罫線、チェックボックスの有無、区切り方など)に違いが出る。

特にこの【B】において、どういうタイプの記入欄が採用されているかが、その手帳の個性を決定すると言っても過言ではない。なかでも、ここに見開きの週間予定欄を採用し、さらに細かい予定を書くことを想定しているモデルが、現在主流だ。そこで今回は、月間ブロックタイプのものを中心に選んだ。なかでも、週間予定ページがある2モデルは、機能的に新しいものをチョイス。後述するように、月間スケジュールのあとのページにどういう機能を割り当てているか、あるいは汎用性を高く設計しているかが各製品の違いだ。機能説明を読みながら、写真でもそれぞれの個性を確認してほしい。

最新版! 手帳評論家が教える「4月始まり手帳」の選び方

7冊の紹介の前に、手帳を選ぶ際の、より詳しいチェックポイントを伝授しよう。

【その1】予定欄の罫

手帳を手帳たらしめているのは、もちろん「グレゴリオ歴」の日付。そしてそれに次ぐのが罫線のパターンだ。

月間ブロックのパターンはどの手帳ももちろん同じだが、四角く区切られた1日のスペースの中が、無地なのか横罫で複数の段があるのか、または方眼罫なのかで使い勝手、もっと言えば駆使できる手帳術が変わってくる。予定が1日に数件しかなく、厳密な管理が不要ならここは無地でいい。午前と午後に数件ずつなら横罫がよいだろう。もし細かいことも書きたいのならば方眼罫を選びたい。

横罫だと項目はたくさん入れられないが、重要な予定をわかりやすく羅列可能

横罫だと項目はたくさん入れられないが、重要な予定をわかりやすく羅列可能

【その2】月間ブロックページ以降のコンテンツ

今回集めた手帳7冊の中で、顕著な違いが見られるのがここだ。

具体的には、月間予定ページのあとにどんなページが来るか。単なる横罫ノートなのか、週間スケジュールなのか。

また、ノートがあとに来る場合、そのページ数の多さで想定用途は異なってくる。仕事において1日の予定は何項目あり、それぞれどんな情報を記録・参照するのか。たとえば、1日に数件の予定があり、各プロジェクトで詳細に記録する必要があるのなら、ノートページはプレーンなフォーマットで、ページ数が多いほうがいいだろう。逆にそれほどの仕事量がないのであれば、「予定記入欄+α」程度のページ数でこと足りることになる。

ノートのほか、「ID & Password」リストや映画リストなどのフォーマットを採用するモデルもある

ノートのほか、「ID & Password」リストや映画リストなどのフォーマットを採用するモデルもある

【その3】収納力・拡張性

手帳と一緒に使う文房具や書類の収納が、可能かどうかも重要な要素だ。

今回取り上げる製品で言えば、カバーにカード類やちょっとした書類を挟めるモデルから、スマホが収納可能なモデルまである。こういう手帳を1冊持っていると、あとはPCだけで外出や打ち合わせに対応できる。

いっぽうで、何の付加機能もないプレーンな手帳であっても、ノートカバーを選べる場合が多い。ほかに、ルーズリーフ式であれば、別途でバインダーを用意することで、カード入れや専用クリアホルダーなどのアクセサリーが使用できるようになる。今回は取り上げていないが、システム手帳のリフィルもその点は共通している。

【その2】で触れた「ノートページが多い手帳」が1冊あれば、ノートを拡張したり、別で1冊持つ必要はなくなり、作業をスマートにこなすことができる。単体でも収納力や拡張性が高いモデルか、あるいは、収納力の高い別の製品と後から組み合わせやすいか、それを仕事のスタイルや好みを鑑みて選ぶようにしよう。

薄いノートが別冊で付属する手帳などもある

薄いノートが別冊で付属する手帳などもある

手帳評論家が選んだ「2020年4月始まり手帳」有能7冊

さてここからは、数多ある2020〜2021年の4月始まり手帳からオススメの7冊を紹介。

冒頭で紹介した【A】と【B】に主要ブランドがどのように対応しているかは要チェックだ。7冊のうち5冊は、月間ブロックのあとのページをどうアレンジするかで違いを出しており、残りの2冊は見開き1週間を採用しながら、それらの中身は対照的だったりする。

01 キャンパスノートが手帳になった!
コクヨ「キャンパスダイアリーB6マンスリーブルーSpring」
473円

【SPEC】●サイズ/B6●月間予定/2020年3月〜2021年4月●ノートのページ数/33ページ

【SPEC】●サイズ/B6●月間予定/2020年3月〜2021年4月●ノートのページ数/33ページ

本製品は、構成が「月間ブロック+ノートページ」とオーソドックスなタイプ。スケジュール記入欄は月間ブロックのみなので、ノートページが十分用意されているがさほど厚くない。

月間ブロックの1日のスペース内は無地。前後2か月のミニカレンダーが見開き右下に入っている

月間ブロックの1日のスペース内は無地。前後2か月のミニカレンダーが見開き右下に入っている

ノートページの罫は、「キャンパスノート」のデザインそのままで28行

ノートページの罫は、「キャンパスノート」のデザインそのままで28行

また、目立った特徴はない分、ユーザーの自由度が大きく、カバーやペンホルダーは付かないのでシンプルに使いたい人に向いている。ともあれ、同ブランドで同サイズのノート「キャンパスノート」はどこでも手に入るものなので、併用しやすいのも大きな魅力。今回取り上げたのはB6サイズだが、A5サイズならば同社製のカバーノートも利用できる。

1日の予定がさほど多くなく、特にこだわりもないという場合は、本モデルで必要十分だろう。今回取り上げた中では、入門アイテム的な位置付けであるとともに、いざという時には拡張性も高い希有な1冊だ。

冒頭には年間予定表を収録。六曜が細かく表記されている

冒頭には年間予定表を収録。六曜が細かく表記されている

02 これ1冊で打ち合わせに臨める!
マークス「ストレージ ドット イット」(A5マンスリー)

【SPEC】●サイズ/A5●月間予定/2020年3月〜2021年4月●総ページ数/128ページ(内ノートのページ数/88ページ)

「ストレージ ドット イット」は、1日1ページが人気の「EDiT」とともにマークスの看板シリーズのひとつ。3月始まりの本モデルは、「月間ブロック+多めのノートページ」という構成だ。

月間ブロックページは、1日のスペースが横罫で縦に五分割されているので、時間帯ごとの予定が書きやすい。見開き左端にはチェックボックス付きのタスクリスト欄が用意されている

最大の特徴は、塩ビ製カバーの表表紙に備えられたファスナー付きポケット。ここには、筆記具やカード類はもちろんスマホも収納でき、入れたままでもタッチ操作可能だ。カバーの内側には、名刺やカードが入れられるポケットが付いており、ちょっとした書類も挟んでおける。また、ペンホルダーは、多色・多機能ペンに対応する太め仕様なのがうれしい。

「ストレージ ドット イット」の最大の特徴である表紙カバーの大型ポケット。77.8(幅)×158(高さ)×8.1(厚さ)mmの「iPhone 11 Pro Max」のような大型スマホもすっぽり入り、カバーの上から操作できる。ファスナーできっちりと閉まるので、中身が脱落する心配が少ないのもうれしいポイント

塩ビ製カバーの内側は、2段ポケットが付属。A5用紙を折りたたんで挟んだり、名刺などを入れられたりする

塩ビ製カバーの内側は、2段ポケットが付属。A5用紙を折りたたんで挟んだり、名刺などを入れられたりする

ノートページは88ページと比較的多く、複数のプロジェクトや長期の仕事をきっちりとフォローしてくれる。社内会議なら、これ1冊とPCで対応できそうだ。

03 ターゲットは女性ながら専門メーカーらしい王道手帳
ダイゴー「ミル/MILL E9437」

【SPEC】●サイズ/B6●月間予定/2020年3月から2021年3月●総ページ数/64ページ

【SPEC】●サイズ/B6●月間予定/2020年3月から2021年3月●総ページ数/64ページ

今回取り上げた中では最も薄いタイプだが、ページ構成や細部の作りは手帳専業メーカーならではの王道感がある。まず、目にやさしいクリーム色の用紙を採用。何度もページを参照する手帳において、これは何気に重要なポイントだ。

月間ブロックの1日のスペースは無地。クリーム色の用紙は、マーカーとも相性がいい

月間ブロックの1日のスペースは無地。クリーム色の用紙は、マーカーとも相性がいい

もうひとつは、本体四隅を丸くカットした角丸処理。本製品は一見女性ユーザー向けにかわいくしているだけに思えるがさにあらず、手に当たっても痛くないこの処理は、1年間使い続ける手帳においてうれしい心配りだ。

さらに、大き過ぎず小さ過ぎないB6というサイズや、巻末の度量衡換算表や年齢早見表などの便覧コンテンツは、まさにオーソドックスな手帳の姿そのものだ。便覧にはほかに、体調管理に役立つサイクルカレンダーも収録されている。

「バースデー・記念日リスト」のページ。見開きのリストに月ごとにまとめられているので、書きやすいし見やすい

大阪の「近郊路線図」。ここ以外にも、東京や地方の路線図をおおかた収録。便覧の充実は手帳専門メーカーならではだ

手帳を拡張したり分冊したりせず、簡潔に1冊にまとめたい人には、全64ページのこの薄さが肩肘張らずに使用できて、なおかつ頼りにもなってくれるだろう。本製品は、今回取り上げた中では唯一の日曜始まりタイプ。一般的なカレンダーと見比べたときでも違和感なく使える。ほかのカレンダーとの相性を重視する人には、貴重な選択肢のひとつだと言える。

04 複数のプロジェクトを見開きで管理できる
ハイタイド「ツァイト(B6スリム マンスリー)」

【SPEC】●サイズ/B6スリム(横11.6×縦18.9cm)●月間予定/2020年3月から2021年4月●総ページ数/160ページ

ハイタイドらしいスタイリッシュな表紙や、B6スリムという個性的なプロポーションが魅力的な1冊。

月間ブロックのページ。1日のスペースは、上下2段に分割されている。スケジュール欄外の左側の1列は5行の横罫が並び、下段には無地のメモスペースが用意されている

最大の特徴は、「エクストラカラム」というメモページだ。月間ブロックの次の見開きページに収録されており、縦に6分割、横に4分割されている。また、一番左の列にはチェックボックス付きToDo欄が採用されている。

「エクストラカラム」のページ。月間ブロックの次の見開きに収録されている

「エクストラカラム」のページ。月間ブロックの次の見開きに収録されている

「エクストラカラム」はやや上級者向けとも言えるが、使い方としてはその月に実施する6つのプロジェクトの進行管理やメモ、タスクのチェックなどが考えられる。月間スケジュールと見比べながら記入するのに、便利な場所にあるのもポイントが高い。また、家族の予定表や、ジャンル別の欲しいモノリストとしても使えそうだ。ここは、ユーザーの想像力によって、応用がいくらでもきくページだろう。

「エクストラカラム」の記入サンプル。ここでは、縦方向に分けられた6段を各週に、横方向に分けられた2列を仕事用、1列をプライベート用に当てて、ToDoやメモをまとめている

ノートページはシンプル。「エクストラカラム」との使い分けがポイントになりそう

ノートページはシンプル。「エクストラカラム」との使い分けがポイントになりそう

05 人気NOLTYから時間軸なしの新機軸モデル登場
JMAM「NOLTY アクセスA5-5」

【SPEC】●サイズ/A5●月間予定/2020年3月から2021年3月●総ページ数/224ページ(内ノートページ数/47ページ)

手帳メーカーとしては老舗かつ最大のJMAM(日本能率協会マネジメントセンター)の新製品。同社手帳の最大の特徴であった時間軸を、まさかの不採用にした新機軸のモデルだ。

月間ブロックはもちろん、週間スケジュール欄にも時間軸がない。その代わりに備えられているのは、タスク処理用のチェックボックスが5つ並ぶメモ欄。もちろん予定も記入できるが、時間とともにきっちりと決めるのではなく、ざっくりとしたものになるだろう。つまり、タスク処理とそれに関連するメモを優先した構成を採用しているのだ。

月間ブロックのページ。1日欄は、上下2段に分けられている。六曜が表示されていたり、左のメモスペースには週番号が振られていたりと、ディテールがきっちりと作られている。月ごとのインデックスも便利だ

週間スケジュールのページ。同社製品には珍しいブロックタイプで、時間軸はなく、チェックボックスとメモスペースが組み合わさっている。タスク処理重点タイプと言えよう

月ごとに分けられた各インデックス間に、月間ブロック、週刊ページ、ノート4Pがセットで収録されている。月間と週間のページを行き来しやすい

巻末のノートページは、月間中心で処理する仕事ならば十分な量が用意されている。こだわりポイントは、最後の3ページだけラフや表を書くのに向いている方眼罫を採用していること。すべて横罫ノートにせず、3ページだけ確保しているあたりに老舗としてのスタンスがほの見える。

06 オシャレだけど作り込みもスゴい!
エル コミューン「マトカ ランディ」

【SPEC】●サイズ/B6●月間予定/2020年4月から2021年4月●総ページ数/176ページ(別冊メモノート/32ページ)

一見、よくある輸入文具風オシャレ手帳と思いきや、実際は中身がかなり作り込んであり、今回紹介する中では唯一、週間レフト式のページを収録する。

まずは用紙。目にやさしいクリーム色で、手帳ユーザーが求めるものをよくわかっている感じが伝わってくる。

月間ブロックのページ。1日の予定欄は無地でシンプルだが、月齢も六曜もきっちりと記載されている

月間ブロックのページ。1日の予定欄は無地でシンプルだが、月齢も六曜もきっちりと記載されている

次に週間の予定記入欄が実に凝っている。

横に伸びた時間軸を各時間で縦に区切った点線が入っており、予定それぞれの所要時間(時間軸における幅)を記すのにとても便利だ。また、左ページ最上部の飾り罫は、よく見ると四季ごとに変えてある。見た目の変化が季節の移り変わりを教えてくれるわけだ。さらに、1日の欄には英、仏、米、中の4か国の休日が細かく記載されている。そして右側のメモページは、メモがしやすいドット方眼が採用されている。週間の欄にこれほど工夫が盛り込まれた製品は、ほかに例があまりない。

左ページに1週間の予定記入欄、右ページにノートが組み合わされた週間レフト式の見開きページ。海外4か国の休日や、最上部の地紋パターンの季節ごとの変化、時間軸に沿った縦の点線、そして右ページのドット方眼ノートなど、工夫がたくさん盛り込まれた見開きに仕上がっている

週間レフト式ページの記入サンプル

週間レフト式ページの記入サンプル

巻末の便覧は、これでもかと言うぐらいに充実。鉄道路線図だけでも、全国、首都圏、関西圏など、日本全国を網羅している。

手帳本体は、予定記入欄と便覧のみの収録だが、これを補うように薄型の別冊ノートが付属。随所に作り込みを感じさせる1冊だ。

鉄道路線図は、北海道から九州まで全国をカバーするほか、主要地域の地下鉄路線図までも網羅している

鉄道路線図は、北海道から九州まで全国をカバーするほか、主要地域の地下鉄路線図までも網羅している

07 拡張性抜群のルーズリーフではこれがオススメ
マルマン「ルーズリーフダイアリー A5 月間ダイアリー」

【SPEC】●サイズ/A5●月間予定/2020年4月から2021年4月●総ページ数/64ページ●バインダー/今回は「バインダー maruman × SOMES ジウリス A5 メタルバインダー F35」(税込41,800円)を使用

今回セレクトした7冊の中で、唯一のルーズリーフ式ダイアリー。単体で見ると、その構成は今回紹介するほかの手帳と大きく異なるわけではない。月間ページは1日のスペースが罫で区切られたブロックタイプで、続く見開きにはノートページを配している。ノートページには、月番号「8」や月名「August」と左右の上部に記されており、何月のノートページなのかがわかるようになっている。

月間ブロックの見開きページ。横罫で区切られた1日のスペースの最上段が大きめに割り振られており、その日のメインタスクを書き込める。インデックスも付いていて、めくりやすいのもうれしいポイントだ

見開きのノートページは、月間ブロックのすぐ次のページに配置。左側上部に月の番号を、右側上部にその月の英語表記が書かれている。シンプルな機能だが、ノートページがどの月のものかすぐにわかるのは便利

もちろん本製品の最大の特徴は、ルーズリーフ式であること。つまり、各種のルーズリーフ用アクセサリーを組み合わせることができるわけだ。変わったところでは、「文具女子博2019」でも人気だった「ミニルーズリーフ」を普段の“メモ帳”として利用し、残したいものだけバインダーに保存するような使い方が考えられる。

そのほかクリアポケットや名刺ホルダーなどのアクセサリーを使って、好きなようにカスタマイズできる点が、綴じ手帳にはないメリットと言える。

アドレス帳は今や手帳においてもレアなページになったが、スマホが何らかの事情で使えなくなった緊急時には大いに役立つ。また「フリーリスト」は、文字通り何にでも使用可能。贈答の記録や欲しいモノリスト、映画や読書の記録などに利用できる

【まとめ】製品の違いは月間ブロックページ以外を見るべし!

手帳は、ユーザーにまつわる各種リソースを、時間を中心に一元的に管理するもの。リソースは、タスクや情報のようなものから、お金や人脈にいたるまで千差万別だ。各リソース用に手帳を用意するのは現実的ではないから、人はどうにかして1冊で管理しようと思う結果として、手帳選びに悩むことになる。

今回、2020年4月始まり手帳をオススメするにあたっては、月間ブロックページを持つもののみを選んだ。それは冒頭で先述したように、現代における手帳のメリットのひとつが月間スケジュールを一覧できることにあるからだ。そうなると、製品の違いは、月間ブロックページ以外のページの構成や収納に表れる。

そんな7冊の中で特に面白かったのは、エルコミューンの「マトカ ランディ」だ。オーソドックスな週間レフト式のスタイルの中でも、手帳に求められる各種コンテンツや記入欄のスタイルをきっちりと収録しているからだ。特に巻末でたたみかけるように現れる各種路線図は、いたずらに配置したわけではなく、ユーザーのデジタルとアナログの使い分けを想定して収録しているように思われた。

「マトカ ランディ」の対極にあるのが、コクヨの「キャンパスダイアリー」。ユーザーの工夫の余地が最大化された仕様に仕上がっている。

以上のように、各社の製品は、凝りに凝ったモデルからシンプルなモデルまでが“機能と作り込みのグラデーション”の間に存在する。その中から、仕事のスタイルに合っていて、各種リソースが管理できる手帳を選び出したい。

舘神龍彦

舘神龍彦

手帳評論家・ふせん大王。知的生産の面から文具・手帳について執筆。主な著書に「iPhone手帳術」「手帳の選び方・使い方」(ともにエイ出版社)「パソコンでムダに忙しくならない50の方法」(岩波書店)などがある。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン プレゼントマンデー
ページトップへ戻る