ご飯のお供としてド鉄板なお漬物。
昔は自宅で作っていることも多かったですが、今となってはわざわざ自分で漬けている人は少なそうですよね。
漬物といったら、樽+漬物石とかで作るイメージがあります
でも最近は、もっとカンタンに作れる専用のグッズがいろいろと出ているんです!
……ということで今回は「漬物器」をご紹介!
今はこんなグッズが出てるんですよね
漬物にもいろいろ種類がありますが、これらのグッズは主に塩漬け、浅漬け用ですね。
3商品集めてみましたが、それぞれ仕組みが違います。
ひとつめは「リス ガラス製漬物用ポット」
この分厚いガラス製の押し板が漬物石代わりになって、野菜を漬けてくれるというタイプです。
2つめは「下村工業 フルベジ 漬物器 ドアポケットサイズ」
見ての通り、押し板にバネが取り付けられているタイプ。バネの力で圧をかけるわけですね。
上のダイヤルでバネの強さを調節することができます
3つめは「パール金属 プチキャロット 角形漬物器3L」
こちらもさきほどの「フルベジ 漬物器」と似たような構造ではあるのですが、ちょっと違います。
このダイヤルを回すと……
押し板が上下するんですよね
こうやって漬け具合を調節できるわけです。
それじゃ、それぞれの使い勝手はどうなのか、実際に漬物を作ってみましょう。
漬物の定番、白菜で!
テキトーに1/4くらいに切って水で洗って、ザルの上にさらして半日陰干しします。
陰干しはしなくても大丈夫なんですが、余計な水分を乾かしたほうが、味に深みが出るんですよね。
ほどよく水分がなくなったら、食べやすいサイズに切って漬物器に入れていきます。
このとき、ちゃんと重さを量ることをおすすめします!
塩の量など、テキトーでもなんとかなるものの、キッチリ量っておくと、毎回自分好みの味にできるんですよね。
容器の重さを抜いて、白菜は764g
入れる塩の量は、一般的に白菜の重さの3%程度と言われていますが、ボクは塩分控えめのほうが好みなので、いつも2%くらいで作っています。
好みに応じていろいろと調節できるのも、自分で漬けるメリット!
いったん、量りをリセットして
764gの2%、約15gの塩を投入
お好みで、種を抜いた鷹の爪や昆布を入れます
そのほかにも、ゆずの皮や昆布茶などを入れてもいいですよ。
あとは、もみ込むようにかき混ぜる!
で、フタを閉めると……
こんな感じに
「漬けてるぞ!」という感じが出てきました。
というわけで、それぞれセッティング完了!
もうひとつ、さらに手軽な方法……ということで、ジップロックでも作ってみたいと思います。
同じように、白菜&塩&その他もろもろをジップロックに入れて。
もみもみ……手が汚れないのがいいですね
空気を抜いて準備完了
ここまできたら、あとは放置するだけです。
この状態で半日くらい漬けてみましょう
タイムラプスで見ると、グイグイ漬かっているのがよくわかりますね。
6時間経過……すっごく水分が出てる!
このまま放置でもいいんですが、1回かき混ぜておくと、ムラなく漬かるんじゃないかと
……というわけで12時間経過
「白菜にこんなに水分が含まれていたのか!?」と驚くくらいガッツリ水分が出て、いい感じに漬かっております。
見た目にはほとんど違いがないですが……
塩分控えめなので、しっかり塩味&酸味が付いていながら白菜の甘みも感じる! う……ウマイ!
ただ、予想はしていましたが、さすがにジップロックは漬かり方が甘いですね。最近はこういった袋で漬けるレシピも多いですが、上に何か重い物でも乗せておけば、もうちょっとよくなるのかも?
そのほか3種類の「漬物器」は味に大差なし。どれもよく漬かっています。……ということで、漬けたい量によって選んじゃって問題ないでしょう。シンプルな構造で洗いやすいのは「リス ガラス製漬物用ポット」ですかね。
というわけで、漬物器のおかげで昔よりかなりお手軽になった漬物作り。お店で買ってきてもいいけど、作りたての漬物はやっぱりウマイし、市販のものより安い! 塩の量や漬ける時間など、自分好みに調節する楽しみもありますし、自宅での漬物、挑戦してみてください。
藤子・F・不二雄先生に憧れすぎているライター&イラストレーター。「デイリーポータルZ」「サイゾー」「エキサイトレビュー」他で連載中。