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全機種、全スティックを試したヘビースモーカーが勝手にランキング

加熱式タバコ×専用スティックの“スースーうまい”組み合わせTOP10

前回、「加熱式タバコ×専用スティックの吸い応え・満足度が高い組み合わせTOP10」をセレクトさせてもらったが、その時改めて感じたのが、レギュラー系とメンソール系の喫味の大きな違いだ。これを単純に比較するのは非常に難しい。そこで、今回はメンソール系に絞って、ただ強烈な刺激だけでなく、“うまい” と感じるデバイスとメンソール系スティックの組み合わせをセレクトしてみた。もちろん、今回もあくまで個人的な主観であることはご容赦いただきたい。
※製品写真のパッケージ、デザインは、現状と異なる場合があります。

デバイスは「アイコス」、「グロー」、「パルズ」、「プルーム」を網羅した

デバイスは「アイコス」、「グロー」、「パルズ」、「プルーム」を網羅した

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加熱温度は吸い応えの強さを決めるが、メンソール感の強弱は吸い応えに比例しない

“スースー”とは、メンソール特有の清涼感であり、刺激感。とはいえ、それが強ければいいというものではなく、実際に吸って“タバコとしてうまい”と感じるかどうかがポイントだ。辛いミント味だけなら、ミントタブレットでも用は足りる。したがって、タバコ製品として、清涼感とともにタバコの旨味やフィーリングを感じさせてくれるかがポイントだ。

ハードウェア的に加熱式タバコの吸い応えを決めるのは、加熱温度の高さ(「アイコス」の約350℃が最高)と、ブレードや加熱芯などで内部から直接タバコ葉を加熱できるか(「アイコス」「パルズ」が該当)だ。ただ、メンソール系となると、清涼感強度とタバコ味のハーモニーになるので、喫味が強ければよいというものでもなくなってくる。

つまり、今回の評価基準は、メンソールの種類やフレーバー、強度のみならず、タバコ感の織りなす複合的な味わいも重要となる。

吸い応えのある高温加熱式に含まれるのは「アイコス」、「パルズ」、グロー・センスを除く「グロー」、「プルーム・エス」

メンソール系だったら低温加熱式もかなり健闘する!

喫味の強さだけで考えれば、高温加熱式デバイスが圧勝だ。しかしメンソール系となると、低温加熱式も注目度は高くなる。喫味が弱くタバコ感が少ないというマイナスポイントは、逆にメンソールの清涼感をじゃましにくいというメリットになり得るからだ。

しかも、低温加熱式デバイスは深呼吸のように肺まで一気に吸い込むDL(ダイレクト・ラング)方式にも向いており、吸い込む空気量自体を増やせるので、蒸気量も増やしやすい。したがって、メンソール感も強く感じやすくなるのだ。

低温加熱式に含まれるのは、「グロー・センス」「プルーム・テック・プラス」「プルーム・テック」。喫味が弱いという特徴は、かえってメンソール感をストレートに味わいやすいというメリットにもなる

もちろん各社、各デバイス、さまざまな工夫を凝らしているので、上記のポイントはあくまで目安となる。それでは実際に、スースーとしたうまさの度合いでランキングしていきたい。

【1位】グロー・プロ(ブーストモード)×ケント・ネオスティック・ミント・ブースト・エックス
これぞスースー系の王道! メンソール系のフルコースにしっかりタバコ感

カプセルメンソールで2つの味わいを楽しめて460円(税込)という高コスパ

カプセルメンソールで2つの味わいを楽しめて460円(税込)という高コスパ

現時点で専用スティックのメンソール系ラインアップが16種類ともっとも多く、スースー系のノウハウを溜め込んでいるのが「グロー」である。そして「グロー」の中でもパワフルかつIHによるスピード加熱を実現したのが、「グロー・プロ」だ。約280℃加熱のブーストモードが使えるシリーズ唯一の機種である。

ブーストモードで味わう「ケント・ネオスティック・ミント・ブースト・エックス」は、まず辛すぎないペパーミントがのどの奥まで一気にスースー感を感じさせてくれる。ただこれは前編。次に「グロー」のお家芸であるカプセルメンソールで後編が始まる。

フィルターに印字された電源アイコンを指先でグッと押すと弾けるカプセルは、スペアミント特有の甘みがありつつ、同時に冷たさを感じさせる深みのあるもの。1本でペパーミントの鮮烈さとスペアミントの豊潤さ、さらにひんやり感まで感じさせてくれる、メンソール系のフルコースといった味である。

ケントの中でも「インパクトシリーズ」と位置付けられる「エックス」ブランドだけに、タバコ感もしっかりあり、紙巻きのメンソールタバコにかなり肉薄した味わいを生み出している。これぞスースー系の王道だと思う。

ただ、喫煙時間の3分の間にカプセルをつぶすのはかなり忙しい。

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【2位】グロー・プロ(通常モード)×ネオ・ブースト・アクア・プラス・スティック
誰にでも吸いやすいフレーバーカプセルメンソール

ネオシリーズなので、500円(税込)と少しお高め

ネオシリーズなので、500円(税込)と少しお高め

ブーストモードばかりが「グロー・プロ」の魅力ではない。それまでの約3分30秒から喫煙可能時間を約4分に引き伸ばしているという特徴もある。アイコスの6分に比べると短いけれど、「グロー」で4分楽しめるのは画期的である。

そうした標準モードに合うのが、フレーバーメンソールの「ネオ・ブースト・アクア・プラス・スティック」だ。これはメロンメンソール味である。メロン味のタバコというのは紙巻きタバコでは少ないが、ベイプ(ノンニコチン電子タバコ)などでは人気の高いフレーバーだ。

実際に味わうと、前半のメロン感はそんなに強くない。カプセルをクラッシュするとアロマを感じるが、それもまさにメロンというよりは、ほのかに冷たさを感じるマイルドな甘みのあるフルーツ味だ。スースー感もまたマイルドで、特有のポップコーン臭も当人には感じにくく、誰にでも吸いやすいフレーバーメンソールである。

タバコ感も加熱式タバコのために開発された濃い味でおなじみの「ネオ」シリーズなので、タバコ葉の旨味までしっかり感じることができるのもいい。

【3位】アイコス×マールボロ・ヒートスティック・パープル・メンソール
タバコ感に比重を置いた、フレーバーメンソール人気の火付け役

フレーバーメンソールのひとつの完成形と言える名作。価格は520円(税込)

フレーバーメンソールのひとつの完成形と言える名作。価格は520円(税込)

現在のフレーバーメンソール人気の火付け役のひとつとなったのが、「マールボロ・ヒートスティック・パープル・メンソール」だ。高温中心加熱式タバコの「アイコス」ならではの強い喫味、そこに加わる赤ワイン的な豊潤でアロマ感のあるフレーバーがあいまって、実に魅惑的なタバコ味となる。

吐き出した蒸気の罪深いフィーリングは、フレーバー系スースー味の王道だ。目下最強のタバコ感を持った、スースーうまいタバコの中でもタバコ感に比重を置いている人に向いていると思う。

【4位】プルーム・テック・プラス×メビウス・ゴールド・クリア・ミント・プルーム・テック・プラス専用
タバコ感を際立たせるマイルドなスースー感

ゴールド・リーフを使用したシリーズながら、価格は変わらず500円(税込)。「プルーム・テック・プラス」は低温加熱式の中では喫味最強

「ニオイは少ないが、喫味も弱い」という低温加熱式タバコの常識を覆したのが、「プルーム・テック・プラス」である。

リキッドをタンクにたっぷり充填し、カプセルのたばこ葉の量を増やすことで実現した、低温加熱式では最強の喫味が特徴だ。そして、専用リフィルの中でも、JTの技術を結集した特別原料「ゴールド・リーフ」を使用しているメンソール系が「メビウス・ゴールド・クリア・ミント・プルーム・テック・プラス専用」である。

香ばしさと深み、旨味をしっかりと備えたタバコ感、そこに追加されるすっきりしたメンソール感が、周囲に悪臭を撒き散らすことなく味わえるのは画期的だ。ペパーミントのスースー感は強いものではなく、タバコ感を際立たせる程度のマイルドさになっているのもいい。

問題なのは、「プルーム・テック・プラス」のデバイスとしてのクセだ。うまく吸うには、軽く2回ほど短くふかして、3回目で初めて深く長くゆっくりめに吸う。蒸気発生が途切れない程度のスローな吸い方をしないと、うまさを感じにくいのである。

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【5位】グロー・ナノ×ネオ・ブースト・ルビー・プラス・スティック
甘さとタバコ感と清涼感のハーモニー

カプセルメンソールでアロマ感強く、500円(税込)。デバイスは軽快さが特徴の「グロー・ナノ」

カプセルメンソールでアロマ感強く、500円(税込)。デバイスは軽快さが特徴の「グロー・ナノ」

レギュラー系と用途が違うメンソール系ならではの楽しみ方は、喫煙所に駆け込んで、短い時間で強い刺激を感じてリフレッシュするという短期決戦的な使い方だろう。そんな時には軽快に胸ポケットにも入れられるコンパクトサイズで機動力抜群の「グロー・ナノ」がいい。

そんな「グロー・ナノ」に似合うのは、アロマ感の強いカプセルを搭載した「ネオ・ブースト・ルビー・プラス・スティック」である。鮮やかなパッケージが目を引くが、味の基本は人気のベリーメンソール。ベリーにもぶどうのような紫系のものと、イチゴなどの赤系があるが、これは後者だ。

吸い始めはおとなしめの甘酸っぱいベリー風味のメンソールだが、スースー感は強い。そして本番はカプセルをつぶした後に訪れる。みずみずしい果汁があふれ出してくるような豊潤なアロマが一気に広がって、甘さとタバコ感と清涼感のハーモニーを一度に感じることができるのだ。

カプセルをつぶす時は、一気に力を込める!

カプセルをつぶす時は、一気に力を込める!

【6位】アイコス×マールボロ・ヒートスティック・ブライト・メンソール
紙巻きタバコからの切り替えにも◎。クセのないフレーバーメンソール

マールボロ ヒートスティックは520円(税込)とやや割高の設定。デバイスを「アイコス 2.4 プラス」にすることで、デバイスコストを削減するという手もある

まだ青いフルーツの繊細な香りをほどよく漂わせたフレーバーメンソールで、タバコ感中心に味わいたい人もおいしく味わえるスースー感を備えているのが、「マールボロ・ヒートスティック・ブライト・メンソール」である。

シトラス系のフルーツフレーバーやスースー感は、あくまで脇役であり、タバコ感を際立たせるために存在するという味仕立ては、紙巻きタバコのメンソールを愛用していた人にこそ、伝わりやすいだろう。

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【7位】プルーム・エス × キャメル・メンソール・プルーム・エス用
クセになるふんわり感

「ラクダのマークがついに加熱式タバコに!」ということで話題となった。460円(税込)

「ラクダのマークがついに加熱式タバコに!」ということで話題となった。460円(税込)

ワイルドなイメージとクセのある味わいで根強いファンが多いのが、「キャメル」ブランドだ。近年では価格を抑えるためのリトルシガー(小型の葉巻)も登場し、それも人気だという。

「プルーム・エス」は、「プルーム・テック」シリーズでニオイのない低温加熱式タバコを究めていたJTが発売した高温加熱式デバイスである。加熱温度は約200℃と高温加熱式の中では最低温度を採用し、ニオイをグッと抑えている。

ただ、おいしく吸うにはコツがいるのも確か。加熱温度が低いために、アイコス・ユーザーや紙巻きタバコユーザーのグイッと強く速く吸い方では味が出にくいのだ。

「プルーム・エス」×「キャメル・メンソール・プルーム・エス用」の組み合わせをしっかり味わうには、ゆっくりとスローに味わう必要がある。スティックの中心が冷えないように、抑えめに吸い込むことで、タバコ葉が本来持つ甘みまで伝わってきておいしいし、ペパーミントのスースー感もまた、辛すぎない刺激で心地よい。このふんわり感は結構クセになる。

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【8位】プルーム・テック×ピアニッシモ・アリア・メンソール
雑味がなく味わい深いメンソール

紙巻きタバコでも人気の高いピアニッシモのアリア・メンソール。490円(税込)

紙巻きタバコでも人気の高いピアニッシモのアリア・メンソール。490円(税込)

加熱式デバイスの中で唯一、吸えばスイッチが入る完全オートスイッチ式デバイスの「プルーム・テック」(「プルーム・テック・プラス」は電源をオンにしてから)。タール値にして1〜3mgの軽さに物足りないと感じる人も多いが、この「プルーム・テック」×「ピアニッシモ・アリア・メンソール」には、ある種完成されたうまさがある。

もともと紙巻きタバコで、軽い喫味で人気だった「ピアニッシモ」の中でも、凛としたメンソール感で人気の高かった「アリア・メンソール」。それの「プルーム・テック」移植版だ。

吸い口は軽めなのだが、そこがいい。タバコ感は少ないが、「アリア・メンソール」が本来持つ、味わい深いメンソール味は雑味のない分、かえって際立っている。そしてそこにタバコの旨味が軽やかに乗ってくる。軽めのメンソールが好きな人なら、このナチュラルメンソールを100%使用した上品な甘みとスースー感はきっと気に入るはずだ。

ただこれもデバイスにクセがあるので、2回ふかして3回目に吸い込む方法がおすすめだ。蒸気を深呼吸のように肺まで一気に吸い込むDL方式のほうが、よりおいしさを堪能できるだろう。

【9位】グロー・センス×ネオ・ゼスティー・アップル・ポッド
少なめのタバコ感にピリッと辛みのあるスースー感

限りなくアロマテラピーに近いタバコ製品。専用の「ネオ・ポッド」は500円(税込)

限りなくアロマテラピーに近いタバコ製品。専用の「ネオ・ポッド」は500円(税込)

「プルーム・テック」「プルーム・テック・プラス」と同じ低温加熱式に分類される「グロー・センス」。とにかく軽いボディと、香りを楽しむことを主目的とした専用の「ネオ・ポッド」が特徴である。なかでもおすすめはフレーバーメンソールの「ネオ・ゼスティー・アップル・ポッド」だ。

フレーバーは青りんごイメージで、少なめのタバコ感とともにピリッと辛みのあるペパーミント系のスースー感がやってくる。DL方式で深く吸い込むことで、たっぷりの蒸気が生まれ、吐いた後も香りに包まれるセンス独特の感覚が味わえる。ちなみに周囲にはタバコ臭さはほぼ感じさせない。

【10位】パルズ×アイディー・スティック・ミント
吸い応えの強い紙巻きテイストなメンソール

中心加熱式で喫味の強い「パルズ」。専用「アイディー・スティック」は460円(税込)

中心加熱式で喫味の強い「パルズ」。専用「アイディー・スティック」は460円(税込)

「アイコス」と同様の中心加熱式で、最高約345℃の加熱温度(アイコスは約300〜350℃)を実現したことで、喫味が強いのが「パルズ」だ。ただレギュラー系はきちんとおいしいのだが、メンソール系は少々味の仕立てが弱い。

この「アイディー・スティック・ミント」も悪くないのだが、どうにも地味な印象のスースー系だ。吸い始めにはパーッと広がるスースー感はあり、その後にしっかりとしたタバコ感がやってくるのだが、その2つが完全にはなじんでいない気がする。

それでも紙巻きテイストなメンソールタバコとしての魅力はしっかりある。タールのような酸味を感じる独特のタバコ感はまるで紙巻きタバコのフィーリングで、吸いごたえも強い。スースー感は前半に集中している印象だ。

リフレッシュ目的ならスースー系! タバコ感がどれだけ欲しいかで選択しよう

ひと口に“スースーうまい”と言っても、のど奥から鼻に抜けるほど強力なスースーが欲しい人もいれば、あくまでタバコ感を際立たせる脇役としてスースー感を味わいたいという人もいる。また、単純に加熱式タバコ特有のニオイが苦手でスースーで上書きしたいという人もいるだろう。

また、メンソールの中でも、辛さがメインのペパーミント系、甘さを感じさせるスペアミント系、フルーツなどの香りを付加したフレーバーメンソールなど、さまざまな選択肢があるが、タバコ感がどれだけ欲しいかを基準にすると選びやすいだろう。デバイスとともにいろいろな組み合わせを試してみるといいと思う。

清水りょういち

清水りょういち

元「月刊歌謡曲(ゲッカヨ)」編集長。今はめおと編集ユニット「ゲッカヨ編集室」として活動。家電や雑貨など使って楽しい商品のレビューに命がけ!

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