選び方・特集
自宅クリーニング歴15年以上! 主婦ブロガー、ハナさんに聞いた!

《2020年》柔軟剤おすすめ6選。香り、肌触り、静電気防止など目的に合わせた選び方も

私たちの暮らしの身近にある柔軟剤。フローラルの爽やかな香りを特徴とする製品や、消臭・防臭を強みとする製品など種類もさまざまです。ドラッグストアやスーパーなどの売り場には、たくさんの種類が並んでいて、どれを購入すればいいか迷ってしまいますよね。そこでここでは、柔軟剤の主なタイプや選び方を解説するとともに、目的別におすすめの柔軟剤をご紹介します。

柔軟剤の主なタイプは3つ!用途に合わせて使い分けよう

柔軟剤は、洗濯すすぎのタイミングに投入して使うことで、衣類全体に柔軟成分をいきわたらせて、仕上がりをふんわりさせる効果があります。また、香りに力を入れている製品も多いため、洗濯物に好みの匂いをつけるだけでなく、タバコや汗など気になる臭いを消臭・防臭する効果もあります。でもひと口に柔軟剤といっても、その形状はさまざま。まずは、柔軟剤の主な3つの形状タイプについてご紹介します。

液体タイプ

市販の柔軟剤で最もポピュラーなのが液体タイプです。種類が豊富なので、お気に入りのブランドや香りの中から選ぶことができます。普段の洗濯で使用するのはもちろん、ブラウスなどのおしゃれ着を手洗いするときに、投入量を調節しながら使用することも可能。汎用性が高く、誰にでも扱いやすい製品です。

シートタイプ

柔軟成分を染み込ませたシートで、別名「ドライシート」とも呼ばれています。主に乾燥機で使用することを前提に開発されており、海外メーカーの製品が多いです。乾燥機に入れると、熱で柔軟成分が発散して洗濯物がやわらかく仕上がります。乾燥機のよくある悩みのひとつ「静電気」を防止する効果も。使い捨てなので、あらかじめ洗濯ネットなどに入れておくと片づけが楽ですよ。

スプレータイプ(ファブリックミスト)

丸洗いできないカーテンやぬいぐるみ、ちょっとした外出着にシュッと吹きかけて手軽に使うことができる便利なタイプです。市販の柔軟剤を水で薄めて手作りすることもできます。各社から販売されているファブリックミストは香りの種類も豊富で、香水が苦手という方でもほのかな香りを楽しめます。

柔軟剤を使う3つのメリットと選び方をくわしく解説!

柔軟剤を使うメリット

1.香り、消臭
2.肌触り、ふんわり仕上げる
3.静電気防止

今回は、自宅クリーニング歴15年以上の洗濯研究家に、柔軟剤の選び方とおすすめの柔軟剤について解説してもらいました。日頃から、柔軟剤の検証を行い、洗濯に関するさまざまな疑問を調査しているハナさんだからこそわかる、柔軟剤を選ぶときに大切なポイントや、主婦目線でのおすすめ柔軟剤について教えていただきました!製品ごとに、そのおすすめ理由も解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

<選び方解説、監修> 洗濯ラボノート 主婦ブロガー ハナさん
さまざまな洗濯の疑問に答える「洗濯ラボノート」を運営。自宅でのクリーニング歴は15年以上、スーツやダウンジャケットも自分で洗う徹底ぶり。失敗や成功を繰り返しつつ、 "誰でも家庭で洗える" をコンセプトに、失敗なくお気に入りの衣類を長くきれいな状態に維持できる洗濯方法を公開中。

"柔軟剤に何を求めるかは人によって違うので、全員が満足する製品をピンポイントでご紹介するのは正直難しいところ。 その人に合ったお気に入りの柔軟剤を見つけるためには、まずは「柔軟剤を使う目的」をハッキリさせることが大切です。 私の場合は、「香り」を重視して柔軟剤を選びます。香りをつけるというよりも、夫の加齢臭対策。パッケージに消臭・防臭をうたった製品はほとんど試しましたが、実際に消えるかどうかは使ってみるまでわかりません。これまでの経験上、シトラスなど、柑橘系の香りがついた柔軟剤は、加齢臭との相性がいいと感じています。"

柔軟剤を選ぶポイントその1:香り

ひとつ目のポイントは「香り」です。海外製の「ダウニー」が2006年頃に日本市場に登場してから、柔軟剤の役割が「柔軟性」から「香り」へとシフトし始めました。ただ、各社がこぞって「香りの強さ」を競うようになってからは、香りに対してアレルギーを発症する人も出てくるように。「香害=スメルハラスメント」という言葉が生まれて、社会問題となりました。最近は、強い香りよりも自然な香りのほうが人気になる傾向にあります。

体臭が気になる人、部屋干しが多い人は「香り」で柔軟剤を選ぼう!

次の4つに該当する方は、ぜひ「香り」に注目して柔軟剤を選んでみてください。
・香水を身に着ける習慣がない人
・機能性スポーツウェアを着用する機会の多い人
・体臭が気になる人
・部屋干しが多い人

香りのつけすぎは、自身の健康のためにも、また周囲の迷惑になる可能性もあるので、気をつけましょう。香水を使っている方は、無香料や微香性タイプの柔軟剤を使ったほうが、香水の魅力が引き立つのでおすすめですよ。また、吸湿性・撥水性をうたったスポーツウェアによく使われるポリエステルは、匂いがつきやすい素材なので、スポーツウェア独特の匂いに悩んでいる方は、ぜひ消臭効果に重点を置いた柔軟剤を選んでみてください。

「香り」を重視したい人におすすめの柔軟剤はこれ!

P&G 「レノア オードリュクス パルファムシリーズ イノセント」

この柔軟剤は、香りのバランスがとっても絶妙!洗い上がりすぐは「ちょっと香りが強いかな?」と思うのですが、2日くらいすると落ち着いて、ほのかで上品な香りに変わります。その香りは約1週間続きます。(いい香りが1週間続くって本当にすごい!)洗濯1回あたりのコストは約33円と少々高い(一般的な柔軟剤15商品の平均は約10.4円)ですが、高級ホテルのような香りが1週間続くので、シーツを洗うと次の洗濯までいい香りが続きます。香り重視の方にはぜひ使っていただきたい一品です。

柔軟剤を選ぶポイントその2:肌触り

ふたつ目のポイントは「肌触り」です。洗濯物をふんわり仕上げたい方は、「柔軟効果」に注目して選んでみてください。ただし、洗濯物をふんわり仕上げるためには、自宅の洗濯環境を見直すことも大切。ドラム式洗濯機は、「たたき洗い」が一般的なため、洗濯物の繊維が起き上がらず、ふんわりしにくい傾向があります。でも、ふんわりさせようとして柔軟剤を入れすぎてしまうと、柔軟剤に含まれる油分を落としきれずに衣類がゴワゴワしてしまうことも。ドラム式洗濯機をお使いの方は、ふんわりした肌触りを目指して柔軟剤を選ぶより、「香り」や次の章でご紹介する「静電気防止」効果に着目して選ばれることをおすすめします。
ドラム式洗濯機でふんわり仕上げたい方は、干し終わった洗濯物を10〜30分ほど乾燥機にかけると、ふんわり仕上がるので試してみてください。

縦型洗濯機派、小さなお子さんがいる人は「肌触り」で柔軟剤を選ぼう!

次の4つに該当する方は、ぜひ「肌触り」に注目して柔軟剤を選んでみてください。
・縦型洗濯機を使っている人
・チクチクした繊維が気になる人
・衣類の毛玉に悩んでいる人
・小さなお子さんがいる人

「肌触り」を重視したい人におすすめの柔軟剤はこれ!

ストーリア「ラ・ボン ルランジェ 柔軟剤 ブルーミングブルーの香り」

1回の洗濯コストは約18.2円とこちらも少々高めですが、タオルの洗濯に使うと、パイルがしっかりと立ち上がってふんわり仕上がります。肌ざわりが非常によく、顔に押しあててもまったく痛くありません! ただし、香りが強めなので、無香料タイプを求めている方には、次にご紹介する花王「ハミングLINNEふわり」をおすすめします。

花王 「ハミング LINNE ふわり」

洗濯1回のコスパは約12円とお手頃。こちらも、パイルがしっかりと立ち上がりふんわりします。さらに、肌にすいつくようなスベスベ感も味わえます! 柔軟性分が天然由来なので、赤ちゃんの衣服にもお使いいただけますよ。

柔軟剤を選ぶポイントその3:静電気防止

3つ目のポイントは「静電気防止」効果です。空気が乾燥する冬は特に、パチッと痛い思いをする静電気ですが、衣類が静電気を帯びた状態でいると、ホコリや花粉をどんどん引き寄せてしまうのでやっかいです。柔軟剤で静電気を除去すれば、衣類につくホコリや花粉の量を減らすことができますし、衣類を軽く叩くだけで落とせるので便利です。アレルギー体質のご家族がいる方は、柔軟剤の「静電気防止」効果を試してみてくださいね。

花粉症、乾燥肌の人は「静電気防止」効果で柔軟剤を選ぼう!

次の3つに該当する方は、「静電気防止」効果に注目して柔軟剤を選んでみてください。
・化学繊維の衣類が多い人
・花粉症やアレルギー体質でお困りの人
・乾燥肌の人

「静電気防止」効果を重視したい人におすすめの柔軟剤はこれ!

花王 「ハミングファイン 部屋干しEX フレッシュサボンの香り」(除去率1位)

これまで、「静電気防止」効果のある柔軟剤を選定するにあたり、約13種類の柔軟剤をウールの切れ端に使い、静電気を帯びたポリエチレンの粒の中にいれて、静電気の除去率を検証しました。
ポリエチレンの粒がついたウールの切れ端をひとふりして粒を落としてみた結果は……

最もポリエチレンを除去できたのは、花王の「ハミングファイン 部屋干しEX フレッシュサボンの香り(生乾き専用)」でした!

除去率のトップ3製品は以下の通りです。
1位:花王「ハミングファイン 部屋干しEX フレッシュサボンの香り(生乾き専用)」
2位:花王「ハミング ファイン(ふわさらスルー)」
3位:花王「フレア フレグランス」

普段から、花粉やハウスダストアレルギーで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

花王「ハミング ファイン(ふわさらスルー)リフレッシュグリーンの香り」(除去率2位)

花王「フレア フレグランス フラワー&ハーモニー」(除去率3位)

これまでご紹介してきたように、柔軟剤にはそれぞれの強みや特徴があり、残念ながら、すべてを完全に網羅できる一品はありません。ほとんどの柔軟剤のパッケージには、その製品の得意分野がくわしく書いてありますので、ぜひ使う目的をハッキリさせたうえで、ご自身に合った柔軟剤を選んでみてください。

要注意!柔軟剤で失敗しがちなポイントと解決策

これまでは、主に柔軟剤の選び方とおすすめ製品について解説してきました。ここからは、柔軟剤を使った洗濯で失敗しがちなポイントと、その解決策について解説していきます。

柔軟剤の失敗談その1:柔軟剤の入れ過ぎで、洗濯物がゴワゴワに!

今までふかふかだったタオルや衣類が、同じ柔軟剤を使っているのに、気づいたらゴワゴワになっていたことはありませんか?柔軟剤が足りないと思って、ついつい多めに入れてしまう……。でも、それって実は逆効果なんです!

柔軟剤は、油膜で繊維をコーティングして滑りをよくしているのですが、柔軟剤を規定量よりも多く入れてしまうと、洗濯では落としきれない古い油分がどんどん衣類に蓄積していき、結果として、繊維を硬くしてしまいがち。
柔軟剤は、洗剤と違って最後に洗い流したりしないので、洗剤よりも使用量がとってもシビア! 規定量より多く入れると、肌が荒れたり、強い香りで気持ちが悪くなってしまったり、健康に悪影響が出てしまいます。柔軟剤の効果を最大限に発揮するためには、「規定量を守ること」が何よりも大切だと心得ましょう。

柔軟剤の失敗談その2:タオルにこまかい繊維(毛羽)が残ってしまう!

購入したばかりの新しいタオルで顔を拭くと、こまかい繊維が顔に残ってしまったことはありませんか? 何回洗濯してもこまかい毛羽が残ってしまう……。実は、これも柔軟剤でよくある悩みのひとつです。
通常は、新品のタオルを何回か洗うと、自然に毛羽が抜け落ちてなくなっていきます。ですが、柔軟剤を使うことで繊維の滑りがよくなり、摩擦が起こらずに毛羽がそのまま残ってしまうケースも。タオルにこまかい繊維が残ってしまうときは、柔軟剤を使わずに洗濯すると解決することが多いので、試してみてください。

柔軟剤の失敗談その3:柔軟剤の香りが強すぎて周りの迷惑に!

柔軟剤を使うメリットのひとつに、洗濯物をいい香りにする効果があります。私たちは、身近にある香りに慣れてしまうと小さな変化を感じにくくなってしまうもの。知らず知らずのうちに、柔軟剤を多用してしまい、強すぎる香りを周囲に振りまいてしまうケースも。ときどきは身近な人に確認してもらうといいでしょう。

香りが苦手な人には、無香料タイプの柔軟剤がおすすめ!

「香り」が魅力の柔軟剤ですが、いっぽうで、強い香りが苦手な人にとっては、頭痛や吐き気、めまいといった健康被害である「香害」が問題になることも。具合が悪くなる原因のひとつとして、柔軟剤の成分に含まれる「合成ムスク」が関係していると考えられています。ムスクは、ジャコウジカの雄から抽出される香りの成分で、興奮性をもった物質。その香りを人工的に再現したのが「合成ムスク」です。一般的に、「香料」は「合成ムスク」に別の香りをプラスして作られるケースがほとんどです。
これまでに柔軟剤の香りで気分が悪くなったことがある方や、肌がかゆくなる症状が出たことがある方は、無香料タイプの柔軟剤を使うことをおすすめします。

ひと昔前まで、無香料の柔軟剤は数が少なくて探すのが大変でしたが、2019年に花王から「LINNE」、無印良品から無香料柔軟剤が発売されてから、無香料タイプが一気に大衆向けとなりました。現在は、大きめのドラッグストアであれば、無香料の柔軟剤が何種類か置いてあるので、気になる方は探してみてください。
ただし、無香料の柔軟剤は「消臭効果」がやや弱めの傾向なので、消臭を目的として柔軟剤を使う場合は、消臭を得意とする洗剤をあわせて使うか、酸素系漂白剤(オキシクリーンなど)をプラスして使用することをおすすめします。匂いに敏感な赤ちゃんがいるご家庭や、肌が弱めの方も無香料タイプの柔軟剤を使うと安心ですよ。

(※本記事の内容は、筆者個人の感想に基づくものです)

価格.comマガジン編集部

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