梅雨の時期の悩みといえば、なんといっても洗濯ではないでしょうか。生活に必要不可欠な洗濯は、先送りが難しいので、雨が続くと“部屋干し”せざるを得ません。
しかし、こんな環境ではなかなか乾くはずもなく……
部屋干しって、そもそも十分な場所が確保できないため、結果としてなかなか乾かなかったり、生乾きのイヤ〜なニオイが残ってしまったりと、悩ましいものですよね。特にひとり暮らしの狭い部屋では、物干し台などの導入も難しいです……。
私も長年悩んでいたのですが、さまざまなアイテムを駆使することで、ついに部屋干し環境を快適にすることに成功しました! 今回は、そのために使っているアイテムをご紹介します。
ひとつめは、洗濯物の乾きやすさがひと目でわかるアイテムです。
ドリテックの「部屋干し番」!
気温と湿度から判断した、洗濯物の乾きやすさを教えてくれます。乾きやすさレベルは、Tシャツマークひとつで「乾きにくい」、2つで「ふつう」、3つで「乾きやすい」、4つで「よく乾く」となります。
こちらは別の日、別の部屋で撮影したもの。体感ではわかりませんでしたが、湿度が高かったようです
洗濯物を干したい部分にこれをかけておけば、そのとき、その場所がどれくらい部屋干しに適しているかがひと目でわかります。
ひっかける首部分は360°回転します
これまでは、気温は毎日チェックするものの、湿度は確認していなかったため、乾きにくいタイミングで洗濯してしまうこともしばしば。しかし「部屋干し番」を導入してからは、洗濯のタイミングや場所で悩むことがなくなりました。
次は洗剤です。これまでは部屋干しの場合も、いつもと同じ洗剤を使っていたのですが、「部屋干し用」とうたわれているものを使うと全然違うんです。
私は「部屋干しトップ 除菌EX」を使っています
粉末タイプの洗剤です。白い粉の中に、青い粒が入っています
「ダブル除菌成分」「酵素」「除臭成分(活性ジンクイオン)」の働きで、部屋干しのニオイはもちろん、使い古しのタオルの「もどり生乾き臭」までも防いでくれるというすぐれもの。
これを使うと、部屋干しでも本当に生乾き臭がせず、ほんのりシトラスフルーティーの香りになります! 今では外干し用と部屋干し用で洗剤を使い分けるようになりました。
部屋干しにおける最大の悩みは、十分なスペースがないことではないでしょうか。狭いスペースに洗濯物を詰め込むと乾きにくいですよね……。そこで、意外な場所が干し場所に変身するアイテムをご紹介します。
「バスルームでも使える室内物干し」です
閉じた状態だとイメージがしづらいですが、こちらはバスルームで使えちゃう物干しなんです! デッドスペースになりがちなお風呂場を活用できるのはうれしいですよね。
このように開いて、浴槽に干し場を作ることができます。開く角度は調節可能。また、横幅も約39〜69cmまで調節できます
お見事! タオル類をしっかり干すことができました
足の部分はこのようにしっかり固定されるので、幅広いタイプの浴槽で使えそう
また、平置き状態にしても使えます。
我が家のお風呂はサイズが小さく、全部を広げられませんでしたが……、セーターやマットなどを平置きして干すこともできますよ
もちろん、お風呂場以外でも使用可能。干せる量は減ってしまいますが、このように壁に立てかければタオル類を干せます。
角度を調節してさまざまな場所で使えます
収納時は、隙間に入れればじゃまになりません
重さ6.5kgで、サイズは収納時で約68(高さ)×48(幅)×9cm(奥行)。洗濯機の横など、隙間に収納しておけるのでじゃまになりにくいです。使いたいときにサッと取り出せるので、かなり重宝しています。
さきほどのアイテムでタオル類の干し場所は確保できましたが、一番欲しいのは、ハンガーをかけられる場所ですよね。続いては、部屋の中に物干しスペースを増設できるアイテムです。
「室内物干しフック クロスフック」
この商品は、室内のドア枠や、ふすまなどの鴨居に取り付けて、物干しスペースを作れるアイテムです。
本体を軽く握ると、アームの先端がガバッと開きます。これを鴨居(ドア枠)に挟むようにして取り付けます
我が家のドア枠には問題なく挟めました♪ 使用可能なのは、幅6〜19cmまで、高さ(厚さ)が2〜5.5cmの鴨居やドア枠です
クロスフック1個で使用する場合は、このようにピンチハンガーなどをかけると便利です
耐荷重は8kg。結構重いものも干せますね!
また、クロスフックを2個使うと、付属のポールを渡すことで物干し竿として活用できます。
ポールは伸縮可能で、約27〜46cm。よくある突っ張り棒といった感じです
このように取り付けます! あっという間に物干しスペースが作れました
クロスフック2個使用での耐荷重は10kg。十分な洗濯物が干せそうです。
バーだけでなく、クロスフック自体にもハンガーをかけることができます
さて、これで干し場所を確保できましたが、どんなハンガーを使うかも重要です。私は、通気性がよくなる8の字形状のハンガーを使っています。
「Eaoike 速乾8の字ハンガー」
普通のハンガーとは異なり、文字通り8の字の形をしています
この8の字部分は水平にも垂直にもなります。かつ、ハンガーのあらゆるところが回転するようになっているので、動画でご確認ください。
シャツに使用するとこんな感じになります。
服が広がっているのがわかりますか?
衣類に空気の通り道を作ることで、早く乾かすことができるというわけです!
ただ、服の素材によっては型崩れの可能性があるので、特に乾きにくそうな服にだけ使うなど、工夫しています。
先ほどのクロスフックにかけるとこんな感じです。
普通のハンガーよりもかさばってしまうので、4着程度が限界ですね
屋外に干す場合は、風を受けてハンガーがくるくると回転するため、より早く乾きますよ。
今回ご紹介したアイテムを駆使して、我が家ではこんなふうに部屋干しをしています。タオル類はお風呂場です!
我が家の部屋干し環境
最適なタイミングで、さまざまな場所に干し、8の字ハンガーによって通気性もアップしたおかげで、今までよりもかなり早く乾く印象があります。
部屋干し用洗剤と、環境を整えたおかげで、どれも生乾きのイヤなニオイはまったくありません
8の字ハンガーによる型崩れは、個人的にはそこまで気になりませんが、伸びやすい生地や、大切な衣類では使わないほうが無難かも
もちろん、除湿器などを使えばもっといい環境にできるとは思うのですが、今回ご紹介したようなお手頃な便利アイテムを活用するだけでも、部屋干しが苦ではなくなりますよ。梅雨だけでなく、冬の時期や、普段から部屋干し派の人にも活用していただけると思います!
部屋干し環境を快適にして、雨の日を乗り切りましょう♪
都内を中心に活動するミュージシャンです。歌ったり作ったりしています。よろしくお願いいたします! http://www.peppermint-web.net/