レビュー
おいしいコーヒーで“おうち時間”に彩りを

濃縮コーヒーが手軽に楽しめる「コールドブリュー濃縮コーヒーメーカー」

「コールドブリューコーヒー」という言葉をよく耳にするようになったのは2016年頃から。簡単に言えば、熱湯ではなく水で抽出する水出しコーヒーのことだ。ニューヨークの家庭用品ブランドOXO(オクソー)から発売された「コールドブリュー濃縮コーヒーメーカー」は、まろやかな味わいが特徴の水出しコーヒーをギュッと濃縮した、濃縮水出しコーヒーが楽しめる1台。多彩なアレンジメニュームも含めて、その魅力をチェックしていこう。

コーヒー粉を水に浸すだけ。簡単・手軽に水出し濃縮コーヒーが作れる

コーヒーは、抽出に用いるお湯の温度が高ければ高いほど抽出速度が早くなり、成分の抽出量も増える。しかし、熱湯で淹れると味や香りだけでなく、少なからず渋味や雑味も一緒に抽出されてしまうのが難点。

これに対して水出しコーヒーは、常温の水でじっくり時間をかけて抽出するので、コーヒーの旨みや香りはしっかり引き出しつつ、渋味や雑味、過度な苦みや酸味の少ないすっきりとした味わいになる。ゴクゴク飲みたいこれからの季節にぴったりだし、コーヒーの苦みが苦手な人にもうってつけだろう。

今回紹介する「コールドブリュー濃縮コーヒーメーカー」は、そんな水出しコーヒーのおいしさがギュッと詰まった濃縮コーヒーを手軽に抽出できる1台。浸漬式と呼ばれる抽出方法を採用し、コーヒー粉を水に浸して常温で約12〜24時間、または冷蔵庫で20〜24時間置いてコーヒーを抽出。本体をそのままガラスカラフェに乗せると、濃縮コーヒーが注ぎ出される仕組みになっている。

本体タンクのサイズは、130(直径)×195(高さ)mm。抽出したコーヒー液を溜めておくガラスカラフェは本体タンクの中に収納できるので、キッチンに置いてもかさばらない。使用時に「パーツがない!」とあたふた探し回る心配がないのもうれしい

抽出方法はいたってシンプルだ。まず、本体タンクの目盛りまでコーヒー粉(約175g)を入れる。細挽きのコーヒー粉を使用するとフィルターに詰まってしまう可能性があるため、粗挽きの使用が推奨されている

抽出方法はいたってシンプルだ。まず、本体タンクの目盛りまでコーヒー粉(約175g)を入れる。細挽きのコーヒー粉を使用するとフィルターに詰まってしまう可能性があるため、粗挽きの使用が推奨されている

続いて、レインメーカーと呼ばれる、放射状に小さな穴が空いたパーツを本体タンクに乗せ、その上から約700mlの水を注ぎ入れる。コーヒー粉全体にゆっくり、まんべんなく水が行き渡る仕組みだ

本体タンクにフタをかぶせたら、あとは常温または冷蔵庫で浸すだけ。常温で12〜24時間、冷蔵庫なら20〜24時間、そのまま置いておけばいい。攪拌する手間もなく簡単だ

所定の時間浸漬したら、本体タンクをガラスカラフェの上に置く。本体タンク下部のフィルターを通って自動的にコーヒー液が注ぎ出され、さまざまなカフェメニューのベースとなる濃縮コーヒーが完成した

1度に抽出できる濃縮コーヒーは約460ml。水やミルクと1:2、または1:3の比率で割って飲むので、最大で約5〜7杯分抽出できるわけだ。

付属のコルクで栓をして冷蔵庫に入れておけば、2週間程度保存できる。フタ付きなのでホコリが入らず、香りも飛びにくいのはありがたいが、完全に密閉されるわけではないので、抽出後はできるだけ早く飲み切りたい

水出し&濃縮だからおいしく仕上がるアレンジメニュー

抽出した濃縮コーヒーに水と氷を入れれば水出しアイスコーヒーになり、お湯を入れればホットコーヒーになる。好みに合わせて濃さを調節できるのも濃縮コーヒーならではのうれしいポイントだ。このほか、ミルクを入れれば苦みを抑えたマイルドなカフェオレができあがり、濃厚なエスプレッソさながら、バニラアイスに濃縮コーヒーをかけてアフォガード風に楽しむこともできる。

さまざまなメニューを試してみた率直な感想は、「想像以上においしい」。ベースとなる濃縮コーヒーがマイルドかつ香りがよいので、どんなメニューでアレンジしても味のバランスが取りやすく、まとまりのある味わいになるのだ。

とりわけ、最近話題のタルゴナコーヒーとの相性は素晴らしく、甘いもので疲れをリフレッシュしたい、筆者の午後のコーヒータイムの定番メニューになったほど。アイスコーヒーやカフェオレはもちろん、十人十色のアレンジで「至福のコーヒータイム」を楽しんでほしい。

■アイスコーヒー&アイスカフェオレ

角が取れたようなまろやかな苦みとコク、それでいてしっかりと感じられるボディ感、そして、鼻から抜ける豊かな香り。水出しコーヒーの特徴をきっちりと押さえているので、アイスコーヒーもカフェオレも満足のいく味わいに仕上がった。

凍らせたガムシロップを入れ、溶け出すにつれ甘くなっていく味の変化を楽しむのも一興だ

■タルゴナコーヒー

韓国女子の間で大流行し、日本でも注目され始めているタルゴナコーヒー。ミルクフォーマーなどで泡立ててクリーム状にしたコーヒーをミルクの上にのせたもので、華やかな見た目ややわらかな口当たりをスイーツ的に楽しむことができる。

雑味のないスッキリ控えめの苦みと、ふわふわ、トロトロの口当たりがミルクとマッチして、絶品のひと言。「タルゴナコーヒーは水出しの濃縮コーヒーで作るべき」とさえ思うほどおいしかった

■キャラメルコーヒーフラッペ

濃縮コーヒーにキャラメルシロップとミルク、氷を入れてブレンダーで攪拌。仕上げにシナモンをかければキャラメルコーヒーフラッペのでき上がりだ。

水出しコーヒーなので苦みはそもそも控えめだが、甘党の人はキャラメルシロップやミルクの量を多めにするといいだろう

■アフォガード風

バニラアイスに濃縮コーヒーをかけて、アフォガード風に。

濃縮コーヒーは常温のままかけても十分においしく、コーヒーの苦みと香りがバニラアイスの甘さを引き立ててくれる。これまた絶品だ

■コーヒー生クリーム

生クリームに濃縮コーヒーと砂糖を加え、ハンドミキサーでホイップにしたコーヒー生クリーム。ロールケーキに添えてみると、甘さの中にほろ苦さが感じられる、“大人”の味わいに。

コーヒー好きにとって、さまざまなメニューでコーヒーの風味を楽しめるのはたまらなく魅力的だ

おいしい水出し濃縮コーヒーで“おうち時間”を楽しもう

自宅で手軽に水出しコーヒーが作れるアイテムは数多くあるが、濃縮された水出しコーヒーを作れる製品は珍しい。そこが「コールドブリュー濃縮コーヒーメーカー」のアイデンティティーであり、濃縮されているおかげで、さまざまなアレンジメニューを楽しむことができた。

もちろん、抽出に時間はかかるし、コーヒー粉の消費量はそれなりに多い。ハンドドリップでコーヒーを淹れ、氷を入れてアイスコーヒーにするほうが安上がりなのは間違いない。ただ、テレワークなどで自宅で過ごす時間が長くなっている昨今の社会状況を考えると、1杯のコーヒーにこだわり、リラックスタイムを充実させるのは素敵な考えだと思う。「コールドブリュー濃縮コーヒーメーカー」を使って、“おうち時間”に彩りを加えてみてはいかがだろうか。

毛利真大

毛利真大

編プロでの広告制作、雑誌編集を経てフリーライター/エディターに。家電をはじめ、自動車、ファッション、ビジネス関連など幅広い分野で活動。86年、秋田県出身。「大曲の花火」とグミをこよなく愛する。

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