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ToDoリストや手帳をより快適な使い心地に!

「グレーのマーカー」は便利って知ってた? 「フリクション」など専門家厳選の9本を紹介

今まで「薄墨」の色として避けられていたグレーのマーカーが、近年、存在感を増していることを皆さんは知っていましたか?

たとえば、毎日の「ToDoリスト」。これは、やるべきことを個条書きで並べ、その作業が完了したら該当項目の横のボックスにチェックを入れたり、文字の上に線を引いたりして、どの作業が完了していないかをわかりやすくするリストですが、チェックボックスのタイプの場合は、完了していない項目がひと目で判別しにくいですし、線で消してしまう方法だと、完了した項目が読みづらくなってしまうという問題がありました。

そんな時に活躍するのがグレーマーカー。完了した項目をグレーマーカーを使って上から塗り潰せば、文字(線)をマーカー(面)で消すことになり、消した後でも書いてあった文字が見やすくなるのです。また、グレーカラーなので文字は読めますが、その項目が完了したこともひと目でわかりやすくなります。

グレーマーカーを使った「ToDoリスト」の例。文字の上に引いても、元々書いてあった文字が潰れず、後から見直しやすい

ほかにも、手帳の休日部分をあらかじめグレーマーカーで囲んでおくことで、仕事をする時間を視覚的に把握できます。

手帳のマンスリーページ。休日をグレーペンで囲むことで、仕事時間を明確にできる

手帳のマンスリーページ。休日をグレーペンで囲むことで、仕事時間を明確にできる

何も書かれていないマンスリーページでスケジュールを見ると、休日も視界に入るために実際よりも日数に余裕があるように感じてしまいますが、グレーマーカーで囲むことで視覚的に仕事日の日数をしっかりと把握できるようになります。

ほかの色のカラーペンで囲んでもいいのですが、あえてグレーにすることで目立ち過ぎを防ぐ効果も発揮されます。

グレーマーカーは、以上のような使い勝手のよさからメーカー各社から続々と新商品が発売されていますが、それぞれ色味が異なったり、ペン自体の使い勝手も異なったりします。そこで今回は、メーカーごとに注目のグレーマーカーを比較してみました。

注目のグレーマーカーを9製品紹介!

「グレーマーカー」とひと口に言っても、製品ごとに色や濃さに特徴がある

「グレーマーカー」とひと口に言っても、製品ごとに色や濃さに特徴がある

ゼブラ「マイルドライナー」

ゼブラの「マイルドライナー」は、グレーマーカーが注目されるきっかけとなった1本。そして、そのシリーズの新作として2019年3月に発売されたのが「マイルドライナーブラッシュ」です。

上がマーカータイプの「マイルドライナー」で、下が筆タイプの「マイルドライナーブラッシュ」

上がマーカータイプの「マイルドライナー」で、下が筆タイプの「マイルドライナーブラッシュ」

「マイルドライナー」シリーズは両端が使える仕様で、「マイルドライナー」は角形のマーカーと細い文字が書けるペン先が付いており、「マイルドライナーブラッシュ」は筆タイプのしなりがあるペン先と細い文字が書けるペン先が付いています。

「マイルドライナー」シリーズは、両端がペンになっているツインタイプ

「マイルドライナー」シリーズは、両端がペンになっているツインタイプ

角形は手帳の縁取りに、ブラッシュタイプは近年日本でも流行している「モダンカリグラフィー」にも使用されています。

ぺんてる「筆タッチサインペン」

次は、ぺんてるの「筆タッチサインペン」です。

同社の定番「サインペン」とそっくりの見た目ですが、ペン先に違いがあります。

ぺんてるの「筆タッチサインペン」。上が「グレー」で、下が「ライトグレー」

ぺんてるの「筆タッチサインペン」。上が「グレー」で、下が「ライトグレー」

「筆タッチサインペン」のペン先は、「サインペン」のものとは異なり、少しだけしなる構造を採用しているため、筆で書いたような文字や線が書けます。しかし、筆ほどやわらかくはないため、筆圧を調整しなくても筆風の文字が手軽に書けるすぐれものです。

今年の新色として「ライトグレー」も追加

今年の新色として「ライトグレー」も追加

いっぽうで、力を抜くと細い筆文字が書け、筆圧を強めると太めの筆文字が書けるのもポイントです。

呉竹「クリーンカラードット」

墨などの書道用品メーカーとして知られる呉竹の「クリーンカラードット」は、同社の大ヒット商品。それゆえに、さまざまなカラーがたくさんラインアップされていることを知っている人も多いでしょう。

呉竹「クリーンカラードット」の「プラチナ」

呉竹「クリーンカラードット」の「プラチナ」

「クリーンカラードット」は、両端にペンが付いたツインタイプで、何と言ってもこの半球状のペン先が特徴です。

マーカーに多い角形のペン先ではなく、球形のペン先が特徴

マーカーに多い角形のペン先ではなく、球形のペン先が特徴

これはプニッと弾力のあるペン先で、太い線はもちろん、最大径約5mmから最小径約1mmのドットを書くこともできます。後者の特徴を生かして、点描画風のイラストなんかも描けてしまいます。

ぺんてる「限定 フィットライン フォー クレナ<使いきり>」

ぺんてるの、ペン先が曲がる「フィットライン」シリーズには、限定の「フィットライン フォー クレナ」というタイプがラインアップされています。

ぺんてるの「フィットライン フォー クレナ」。ややクリーム色がかった、落ち着いたデザインが魅力

ぺんてるの「フィットライン フォー クレナ」。ややクリーム色がかった、落ち着いたデザインが魅力

本製品は、マーカーと細書きペンのツインタイプで、一見一般的なマーカーと同じように見えますが、ペン先の根元部分を見てみると一部くびれていることがわかります。

マーカー根元部分のくびれが特徴

マーカー根元部分のくびれが特徴

このくびれがあるおかげで、マーカーを紙に押しつけると、ペン先がグニャリと曲がります。

くびれ部分を軸に曲がっているのがわかる

くびれ部分を軸に曲がっているのがわかる

このように曲がることで、綴じ手帳の中央などの曲面でもペン先がしっかりと紙面に沿ってくれるので、きれいにマーカーを引くことができるわけです。

三菱鉛筆「プロパス・ウインドウ」

次に紹介するのは、ペン先に窓がある、三菱鉛筆の「プロパス・ウインドウ」。2019年に「スモークグレー」が加わりました。ちなみに同シリーズは、これまで蛍光色のみのラインアップでしたが、「スモークグレー」を含む全15色の新色が追加されました。

三菱鉛筆「プロパス・ウインドウ」の「スモークグレー」

三菱鉛筆「プロパス・ウインドウ」の「スモークグレー」

「プロパス・ウインドウ」は、ペン先中央部分が透明になっており、マーカーを引く際に不要な部分まで引いてしまうという失敗を防いでくれます。

中央部分が透明になっているため、文字の上に引いている際、その「窓」を通して次の文字が見える仕組み

中央部分が透明になっているため、文字の上に引いている際、その「窓」を通して次の文字が見える仕組み

普通のマーカーだとつい引き過ぎてしまうことが多い人にオススメです。

パイロット「フリクションライト ナチュラルカラー」

消せるボールペンでおなじみの「フリクション」シリーズにも、グレーマーカー「ナチュラルグレー」がラインアップされています。同色は2020年2月、新シリーズ「ナチュラルカラー」全6色のうちの1色として発売され、色味は薄めのグレーです。

パイロットの「フリクションライト ナチュラルカラー」の「ナチュラルグレー」

パイロットの「フリクションライト ナチュラルカラー」の「ナチュラルグレー」

「フリクションライト」の強みはやはり、カラーマーカーなのに書いた文字が消せること。先端のラバーで軽くこすれば、きれいにラインが消せます。

書いた後でも、こすって消せる!

書いた後でも、こすって消せる!

コクヨ「マークタス」

「キャンパスノート」で有名なコクヨの「マークタス」は、1本で2色使える一風変わったマーカーです。

「マークタス」は全5色で展開。写真の「イエロー/グレー」の組み合わせのほかに、「ブルー/グレー」「ピンク/グレー」「グリーン/グレー」「パープル/グレー」がラインアップされています

ペン先が、「めだたせカラー」と「めかくしカラー」の2色に分かれており、カラーマーカーもグレーマーカーも両方使いたいという人にオススメです。

ペン先が2つに分かれています

ペン先が2つに分かれています

2色セットのペン先なので、ペンを180°回転させるだけで2色が使い分けられるのが便利です。

以上、全9本の特徴を紹介してきましたが、インクの色だけをとってもさまざまです。複数本用意して、シーンごとに使い分けてもいいかもしれません。

今回紹介した9本の色味の違い

今回紹介した9本の色味の違い

皆さんも、ご自身にあったグレーマーカーに出会えますように!

菅未里

菅未里

Webサイト「STATIONERY RESTAURANT」を運営する文具ソムリエールとして活躍。大学卒業後、好きが高じて雑貨店に就職し文具担当に。現在は、文房具の紹介、コラム執筆、商品開発、売り場企画などの活動をしている。

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