文具対談
【特別編】ハサミは常に持ち歩くべき!

2度と手放せなくなる! 大活躍必至の「携帯ハサミ」最強3丁

これはもう、10年来ずっと言い続けていることなんですが、ハサミを持ち歩くことに基本的にはメリットしかないんですよ。

今までの人生の中で、「あ〜、今ハサミがあったらいいのにな」って思ったこと、1度はあるはず。「そんなのないよ」と言う人でも、間違いなくそういう機会はあったはずで、些細なことだから忘れちゃっているだけだと思います。

たとえば、外出中に衣服のスソがほつれているのに気がついた時。ハサミを持ち歩いていたら、サッと切って終わりなのに、引っ張って切ろうとして余計にマズいことになった……とか。

たとえば、お菓子の袋を開けようとしたけど、汗で手が滑って妙に開けづらい時。これもハサミが手元にあれば1発なのに、無理して歯でくわえて切り開いたり……とか。

ほら、心当たり、あるでしょう? ほかにも例をあげればそれだけでこの原稿が埋まってしまうぐらい、ハサミがあると便利ってシーンは日常的にあるんですよ。なので、改めて言いますが、ハサミは常に持ち歩くべき!

知らない人にはそうとは見えないでしょうが、これ、全部ハサミです

知らない人にはそうとは見えないでしょうが、これ、全部ハサミです

「そんなこと言われても、ハサミをどう持ち歩いたらいいのかわからない」
「あんなデカいものを持ち歩くのはジャマだし」

それもわかります。そりゃ、普段はデスクに置いてあるようなおなじみのハサミを持ち歩くのは、無理だしムダです。そこで、専用に作られた携帯用ハサミを持ち歩きましょう、って話なんですよ。

ハサミを常時携帯するなら、ストラップやキーホルダーに付けて

何より大事なのは、常にハサミを持ち歩くということ。そんなわけで、できれば常に身に付けているものとセットにして持ち歩きたい。そこでオススメなのが、サンスター文具「スティッキールはさみ mini」。見た目、ほぼハサミのミニチュア玩具です。

1円玉と並べると、そのサイズ感がわかる「スティッキールはさみ mini」

1円玉と並べると、そのサイズ感がわかる「スティッキールはさみ mini」

「スティッキールはさみ mini」は、携帯ハサミとしてはほぼ最小クラスの超コンパクトタイプ。どれぐらい小さいかというと、携帯のストラップやキーホルダーにぶら下げてもほぼ気にならないぐらい。重量も約7gと軽量なので、これなら常時持ち歩いてもジャマになることはないのでは。そう聞くと、ますますミニチュアっぽく感じますが、しかし意外や意外、その実力はなかなかのもの。

ストラップ付きキャップから引き抜くと、刃が現れます。キーホルダーなどに付けて常備すると非常に便利

ストラップ付きキャップから引き抜くと、刃が現れます。キーホルダーなどに付けて常備すると非常に便利

バネの力でチョキチョキと開閉する刃は、刃渡り約15mm。本当にオモチャのようですが、よく見ると片側の刃がノコギリのように細かくギザギザしています。これは「セレーション刃」と呼ばれるもので、切る対象をがっちりくわえこむ構造なんです。

フィルムやビニールなどの薄くてスベスベしたものや、刃がツルッと滑って切りにくい靴下のプラタグなんかも、これなら安定してカットできるというわけです。

「セレーション刃」のおかげで、小さくても安定した切れ味を発揮!

「セレーション刃」のおかげで、小さくても安定した切れ味を発揮!

ただ、この刃渡りの短さなので、さすがに普通のハサミと同じ感覚でザクザク切るのは難しい。携帯ハサミは、基本的にお菓子の袋の端や服のほつれをちょこっと切るのが主な用途。あくまでも、ワンポイントカット専用のツールと認識しておくべきでしょう。それでも十分に役立ちます。たぶん、普段の生活の中で「あ〜、ハサミがあったらな〜」と感じるシーンの9割以上は、これで問題なく切り抜けられると思うんですよ。

ハサミ界の超ド定番がポーチサイズで登場

常時携帯できるのはいいけれど、もうちょっと広範囲で使える携帯ハサミが欲しいな、と言うのであれば、プラスの「フィットカットカーブ ツイッギー ポーチサイズ」(以下、「ツィッギーポーチ」)がオススメ。

キャップを閉めた状態で全長104mmと、こちらも十分にコンパクト。化粧ポーチやサブバッグ、スーツのポケットにだってすんなり入るサイズです。

ド定番ハサミシリーズの頼もしい“末っ子”「フィットカットカーブ ツイッギー ポーチサイズ」

ド定番ハサミシリーズの頼もしい“末っ子”「フィットカットカーブ ツイッギー ポーチサイズ」

「フィットカットカーブ」と言えば、文房具に詳しくない人でも知っているであろう超ド定番の切れ味優秀なハサミ。その「フィットカットカーブ」ブランドの最新版として2020年春に登場したのが「ツイッギー ポーチ」というわけ。

もうこの時点で切れ味は保証されているようなものですが、実際に切ってみると……あ〜、やっぱり間違いないわ〜。刃全体が微妙にカーブした独自形状の刃は、刃先から根本まで、どこで切っても確実な切れ味を発揮します。

刃渡りは約30mmとやや短いですが、ワンポイントカットだけでなく、クーポン雑誌を切り抜くなどの作業も十分にこなせるでしょう。

あと、刃先が丸くなっているので、エチケット用ハサミとしても最適。出先でニョロリンと鼻毛が出ているのに気づいても、すかさず安全にカットできます(実際、筆者はこれで何度かピンチを脱しました)。

バネ内蔵のハンドルを押すと、チョキッと切れる構造。安全ロックで急に開かないのもありがたい

バネ内蔵のハンドルを押すと、チョキッと切れる構造。安全ロックで急に開かないのもありがたい

刃はバネで開閉するタイプですが、使用する際にはキャップを外して、スライダーを押し出さないと刃が開かない安全ロック付き。「スティッキールはさみ mini」みたいな極小ハサミなら、急に刃が開いてもさほど恐怖はありませんが、このサイズになるとちょっと怖いかも。なので、安全ロックが付いているのは助かります。

ダンボールぐらいなら、割と簡単に切れるナイスな切れ味です

ダンボールぐらいなら、割と簡単に切れるナイスな切れ味です

もうひとつ、刃全体がフッ素コートで仕上げられているのもポイント。ガムテープなどを切った時にベタベタした粘着剤が付着しにくく、それ以外の汚れもウェットティッシュなどで拭けば簡単にきれいになります(鼻毛を切ったあとも安心!)。

ペンケースに入れて持ち歩くなら、携帯ハサミ最強の1丁

どうせハサミを携帯するなら、やっぱりよく切れるほうがいいよね〜、と言われる人もいるでしょう。正直に言えば、それはかなり無茶。携帯ハサミは、携帯性を重視するために刃渡りも短めだし、構造的に力を入れて切るのが難しい。普通のハサミよりはどうしたって切れ味は落ちるんです。これまでにも述べたとおり、ちょこっと切るのが目的なので、それで十分なんです。

ところが、その「携帯ハサミはあまり切れない」という常識を覆す製品もちゃんと発売されています。それがレイメイ藤井のペン型ハサミ「ペンカット プレミアム チタンコート」。

個人的に激推しの最強携帯ハサミ「ペンカット プレミアム チタンコート」

個人的に激推しの最強携帯ハサミ「ペンカット プレミアム チタンコート」

そもそもペン型ハサミの元祖と言われているのが、2010年に発売された同社の「ペンカット」。そこから進化してプレミアム化したわけですから、まず性能が悪いはずがない。

サイズは全長で145mmと、まさに一般的なボールペンと同等。従来の「ペンカット」よりちょっと大きくなりましたが、収納性に問題はないでしょう。持ち歩くにしても、いつものペンケースにペンが1本増えただけって感じ。

普段はボディに収納されている「ベルトループ」。指に巻き付くようにフィットするので、力が入れやすいです

普段はボディに収納されている「ベルトループ」。指に巻き付くようにフィットするので、力が入れやすいです

で、使う時は刃をカバーするキャップを外して、ボディ側裏表にあるスライダーをグッと押し進めます。すると、ボディから樹脂性のハンドルがニュッと出てくるので、ここに指を入れてチョキチョキ、と。

ちょこっと切るだけのワンポイントカットなら、先述の2丁のようなバネ式で大丈夫なんですが、紙を曲線に切ったりといった作業は圧倒的にハンドル式のほうが行いやすい。刃先のコントロールのしやすさが違います。

ダンボールから薄いフィルムまで、サクサク。普通の卓上ハサミよりも切れ味は優秀です

ダンボールから薄いフィルムまで、サクサク。普通の卓上ハサミよりも切れ味は優秀です

で、何よりもスゴいのが、刃の切れ味。まず刃自体が、下手すると普段デスクで使っているハサミよりもよく切れるかも……というハイクラスさに加えて、切れ味が長持ちするチタンコーティングまで施されています。

さらに、1.5mmの分厚い刃がハンドル末端まで貫通しているので、鋭い刃にグッと力を入れて、ザクザクと切り進められるのも強い!

正直なところ、これは携帯ハサミとしては破格のスペック。ダンボールなどの厚物から薄いビニールまで、ここまでオールマイティな切れ味を発揮できる製品はほかに見たことありません。まさに、携帯ハサミ最強と言える1丁だと思います。

【まとめ】携帯に慣れたら、もう2度と手放す気にはなれないはず

……と言う感じで、持ち歩き方別で3タイプの携帯ハサミを紹介してみました。

何よりまずはハサミを常時携帯してほしいので、「スティッキールはさみ mini」はマストで使ってほしいところ。ダマされたと思って、とにかく常に持ち歩いてみてください。絶対に役立ちますから、マジで。

で、ハサミの持ち歩きの有用性に気がついたら、次のステップとして「ツイッギー ポーチ」や「ペンカット プレミアム」のような少し大きめのペンタイプをペンケースに備えてもらえれば完璧! ハサミが常に手元にある生活に慣れたら、もう2度と手放す気にはなれませんよ。

きだてたく

きだてたく

最新機能系から雑貨系おもちゃ文具まで、何でも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は大手文房具店の企画広報として企業ノベルティの提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。

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