貼ってはがせるメモ用紙として、家でもオフィスでもなにかと活躍する「付箋」。ただその性質上、ぬれている場所やザラザラとした面には使えないというのが当たり前でしたが、なんと“どんな場所でも貼れる付箋”を見つけました。
それがこの「ポスト・イット エクストリームノート」。名前からして強そうです
「ポスト・イット」といえば付箋の代名詞的存在ですよね。そんな定番ブランドから出た、屋外や水回りでも使える付箋がこの「エクストリームノート」なのです。これまで貼れなかった場所に貼れるなら、かなり活躍の幅が広がりそうですよね。
普段のポスト・イットよりも鮮やかなイエローといった感じ
普通のポスト・イットとの違いは、「DURA-HOLDペーパー」という特殊な紙と特殊な粘着剤を使用していること。触ってみると、表面の質感が少しザラっとした感じになっています。そのため、水性マジックやシャーペンなどでは、書いた文字がちょっとにじむ感じがしました。油性のペンやボールペンではまったく問題ありません。
さて、その実力を確かめるべく、さっそくいろいろな場所に貼っていきたいと思います。
まずは凸凹とした壁に挑戦。
普通のポスト・イット(左)と比較します。両方とも水性マジックで文字を書いてみました
動画の通り、普通のポスト・イットは軽く触れただけではがれてしまいます。いっぽうエクストリームノートのほうはかなりしっかりと貼り付いていることがわかりました。もちろん手で強く引っ張ればはがれるのですが、何もしなければそのまま落ちることはありません。確かに強力!
木材にもしっかり粘着。強く引っ張ってもはがれません
こういったかなり凸凹のある壁でもしっかり貼れます
なるほど確かにこれなら、今まで付箋が貼れなかったような壁にも貼れますし、DIYのときなどにも活躍しそうです。
さて、さまざまな場所に貼れることはわかりましたが、屋外で使うとなると心配なのは“水ぬれ”です。しかしこの「エクストリームノート」は、耐水性も備えているとのこと。
お風呂場に、普通のポスト・イットとエクストリームノートを貼ってみました
シャワーの水をかなり勢いよくかけてみます。両者ともまだ貼り付いてはいますが、どうでしょう……?
水をかけたあとに触れてみると、当然ながら普通のポスト・イットはボロボロと破れてしまいますが、エクストリームノートは全然大丈夫。もちろん付箋なのでちゃんとはがれますが、しっかりと貼り付いたままです。ただ、水性マジックやシャーペンなどで書いた文字は消えてしまいますね。基本的には油性のペンを使ったほうがよさそうです。
耐水性があるということは、キッチンのシンクやお風呂場などでも、注意書きやラベルなどとして使えますし、屋外では花壇や鉢植えなどにも使うことができそうです。
シンクにも貼れます。油性ペンなら水がかかっても文字が消えず、そしてはがれないので、ちょっとした注意書きにも使えますね
鉢植えにも貼れます。もちろんこのままじょうろで水をかけても大丈夫
さらにエクストリームノートは、気候や温度、湿度の変化にも強い “耐候性”を備えているとのこと。一度貼っておけば雨でぬれようが、日光にさらされようが、ずっと貼り付いて問題なく使えます。温度や湿度の変化にも強いため、たとえば冷蔵庫や冷凍庫内のタッパーにメモとして使うなどの用途にも対応できます。
真夏の暑い時期に鉢植えに長時間貼っておいても、勝手にはがれてしまうことはありませんでした
冷凍庫でも大丈夫。これでアイスを食べた食べない戦争もなくなりますね!
もちろん水滴が付いてもOK。冷蔵庫内でメモが使えるのはとても便利です
ビニールやアルミなどの素材にもしっかり貼れます。このまま防災用のリュックに入れてもはがれません
そのほか、鉄や布、ガラスなどにも貼り付けられるので、従来のポスト・イットと比べて用途はかなり広がりますね。紙の質感は通常よりもやわらかい感じがあるのですが、結構乱暴に扱っても破れません。そして強力ではありますが、はがした部分にのりが残ってしまうようなこともありませんよ。また、一度はがしてもまた貼り付けられるので、コスパもとてもいいと思います。
金属にもしっかり貼り付けられます。触っていても全然取れないので、注意書きとしてずっと使いたいときなどにも便利です
布地でもOK。旅行用の服の仕分けなんかにメモっておいてもよさそう
何度でも貼り直せるので、新しく買ったものに対して同じメモを使うときも使い回せます
温度変化にも強いので、熱くなる機器などにも使えます
付箋はノートや手帳に貼るもの、という常識が覆る画期的な付箋でした。家庭に1個常備しておくと、本当にさまざまな場所で使えて便利だと思いますよ。もちろん家庭だけでなく、それこそ屋外での現場作業用としてプロユースにも応えるタフさがあります。
個人的にはDIY用の道具の仕分けや、鉢植えなどのメモとして使えて重宝しています。進化した付箋「エクストリームノート」、ぜひ使ってみてください。
趣味も仕事もゲーム漬けだった人生から脱却を図り模索中。ホビーや生活雑貨記事などを書かせていただきます。