真冬は、あったか〜いカップヌードルがおいしい季節ですが……
気温が低いだけに、食べ終わるまでにスープが冷めてしまうことも。冷めたカップヌードルほど残念な食べ物はありませんよね。
……ということで、カップヌードルを最後までアッツアツのまま食べるためのグッズを見つけてきました!
シービージャパン「NOODLE GOMUG(ヌードルゴーマグ)」
中身は真空断熱構造のステンレスマグと、ゴム製のフタ
要は、カップヌードルをここに入れて……
こんな感じで使うものです。サイズピッタリ!
それでは、この「NOODLE GOMUG」を実際に使うことで、どのくらい保温効果があるのか検証してみましょう。
まずは普通にカップヌードルを作ります
沸騰したお湯をカップに注いだ直後の温度は83.6℃
カップヌードルが完成するまで3分間待機します。
食べ頃になった3分後の温度は78.7℃。約4.9℃下がってますね
あとは普通に食べるだけ!
スープを残して完食! お湯を入れた時点から約10分経過しています
完食後の温度は61.6℃。お湯入れ直後から比べると約22℃下がっています
食べていて、そこまで気にはなりませんでしたが、20℃以上も下がっているとは。食べている間に結構冷めちゃうもんですね。
それでは「NOODLE GOMUG」を使うとどのくらい保温できるんでしょうか?
お湯入れ直後は82.6℃
フタをして3分間待ちます
そういえば、カップヌードルのフタ止めシールが廃止され、Wタブ方式になりましたが……。正直、Wタブの密閉感、微妙じゃないですか?
フタ止めシールのほうがピタッと止められて気持ちよかったのに! ……まあ、脱プラスチックごみとか、いろいろ事情があるんでしょうけど。
その点、「NOODLE GOMUG」付属のフタを使えばしっかりと密閉することができて気持ちいいです!
ということで、3分後の温度は82.3℃(−0.3℃)
さすがの保温力! 3分たってもほとんど温度が下がっていません。
ここから普通に食べて……。
約10分後、完食後の温度は72.2℃。約10.4℃の低下です
さすがにフタを開けて食べていると、だいぶ温度が下がってしまいますが、それでも「NOODLE GOMUG」を使わなかった場合と比べると10℃以上高い温度をキープ!
最後まで熱々で食べられます!
グラフで見ると、その差は歴然
約10℃の差を大きいと考えるか、微妙と考えるか……。食べるのに時間がかかる人や、最後まで少しでも熱いカップヌードルを食べたい人にはうれしいのではないでしょうか。
この「NOODLE GOMUG」の商品説明によると、なんと「30分後でも80℃をキープ」してくれるとのこと。こちらも検証してみましょう。
お湯入れ直後の温度は82.6℃。このまま30分放置します
30分後……81.0℃。なんと1.6℃しか下がってない!
先ほどのグラフに「30分放置」を追加してみると……
通常のカップヌードルも、「NOODLE GOMUG」使用のものも、3分待ってフタを開けてからガクッと温度が下がっていることがわかります。
フタさえ開けなければ、かなり長時間、熱々をキープできそうですね。
ただ、30分もたつと当然、麺がのびのびになってしまう
この保温力をどう活用したらいいのかは、まだ思いついていません……。
ちなみにこの「NOODLE GOMUG」、名前の通り、ほぼカップヌードル専用となっています。
縦長タイプのカップラーメンはほかのメーカーからも出ていますが……
微妙にサイズが違って入らないんですよ
同様にカップヌードルの「BIG」タイプも、カップのサイズが違うため使えません。
「通常サイズのカップヌードル一筋で浮気はしない!」という猛者のためのグッズとなっています。
スープが飲みやすいように、あえて上部は少し出るようになっているのだとか
要は、真空断熱ステンレスマグなので、お茶などの飲み物を入れても使えます
ただ、お茶用にしてはちょっとデカいね!
藤子・F・不二雄先生に憧れすぎているライター&イラストレーター。「デイリーポータルZ」「サイゾー」「エキサイトレビュー」他で連載中。