マットレスも敷布団も置けて、通気性にすぐれ、天然木の自然な風合いが楽しめることから、人気が高まっている「すのこベッド」。価格も手ごろなので、メインのベッドとしても来客用としても重宝します。そんなすのこベッドですが、収納棚が付いたものや折りたためるもの、マット状のものまで、形状はさまざま。また、すのこの材質によって特性が異なるなど、意外とチェックポイントが多いのも確か。そこでここでは、すのこベッドの選び方とおすすめ製品を紹介します。
シンプルな形状のすのこベッドで、基本的にはヘッドボードや棚が付いていないものを指します。その分省スペースで設置できるのが特徴。脚を取り外したり本数を変えたりして、高さを調整できるものもあり、ベッド下のスペースを収納として活用することもできます。
ヘッドボードに、単行本やスマートフォンなどの小物が置ける「宮」棚が付いているすのこベッド。宮棚にACコンセントが付いていれば、スマートフォンの充電などもできて便利です。
フレームを2つ折りにし、キャスターで転がして移動・収納できるタイプです。来客用のゲストベッドや子供用のベッドにも向いています。
すのこの高さが数cm程度のマット状で、折りたたんだり、丸めたりできるタイプ。寝室が和室の場合など、布団の下に敷くことで、通気性を高め、蒸れを解消できます
すのこには、マットレスや敷布団の重さを支えるとともに、寝具にこもった湿気を逃がす役割があります。すのこの素材は、「ひのき」「桐」「杉」「パイン(松)」に大別でき、いずれも吸湿発散性にすぐれていますが、なかでも、ひのきや桐は強度や断熱性が高く、調湿効果にすぐれているので、予算が許すのであれば、こちらを選ぶのがベターでしょう。いっぽうの杉やパインは、こうした機能ではやや劣りますが、コストが安く、特にパイン材は独特のやわらかい風合いもあって、すのこベッドでは主流の素材となっています。
すのこベッドの耐荷重は、すのこの素材とフレームのつくりで決まります。ひのきや桐のほうが強度にすぐれますが、杉やパインでも十分な強度が確保できます。ただ、人は寝ている間に寝返りを打つため、耐荷重は高いほど安定感があり、耐久性も高くなります。耐荷重は、利用する人の総体重+利用する寝具の重さ+αがその中に収まるように、なるべく高い製品を選ぶのがいいでしょう。
ベッド面の高さについては、ベッドの下に収納スペースを設けたいかどうかで決まってきます。脚部が長いハイタイプは、ベッド下に衣類ケースなどを収納することができ、部屋の整理整頓に便利です。いっぽう、脚部が短いロータイプは、設置したときの見た目の圧迫感が少なく、部屋を広く見せることができます。さらに、床との段差が低いので、幼いお子さんやペットがいるご家庭でも扱いやすく、頭上の空間が広々とするため、就寝時にリラックスしやすいとも言われています。
省スペース設計のヘッドレスすのこベッド。やわらかな風合いでシンプルなデザインのため、さまざまな部屋のインテリアに合わせやすくなっています。厚さ約1.5cmの丈夫なすのこを用いており、耐久性も十分。すのこの高さを23.7cmにすると床下が約17cm確保できるので、クリアケースなどの収納にも便利です。脚を外すと、高さ約1.5cmのロータイプベッドとして使用できます。
すのこ材:パイン
ヘッドボード:なし
耐荷重:非公開
サイズ展開:スモールシングル/シングル/セミダブル/ダブル
本体サイズ:シングル 約98(幅)×200(奥行)×23.7(高さ)cm
カラー:ホワイト/ナチュラル/ウォールナット
脚部を付け外しして、2段階の高さで使えるすのこベッド。脚を外せば、圧迫感の弱いローベッドに、脚を付ければ、床下に約17cmの高さを確保でき、衣装ケースなどを収納することができます。すのこ板の厚さは約1.5cmあり、耐荷重は約200kgという頑丈な設計です。
すのこ材:パイン
ヘッドボード:なし
耐荷重:約200kg
サイズ展開:シングル/セミダブル/ダブル
本体サイズ:シングル 約98(幅)×200(奥行)×23.5/6.5(高さ)cm
カラー:ナチュラル/ブラウン/ホワイト
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すのこ板とベッドフレームが一体となっており、シンプルさと省スペース性を追求したすのこベッド。省スペースながら、床下の高さは約18cmあり、衣装ケースを収納するのにも便利です。また、すのこの間の幅が約7.5cmもあるので、湿気を逃がしやすいのも特徴です。
すのこ材:パイン
ヘッドボード:なし
耐荷重:約90kg
サイズ展開:シングル/セミダブル/クイーン
本体サイズ:シングル 約97(幅)×195(奥行)×21(高さ)cm
カラー:ナチュラル
ヘッドボードの上部と側面に宮棚が付いたすのこベッド。宮棚は側面に本棚を、上面にフリーラックとAC電源2口を備え、書籍やスマートフォンなどを置くのに便利です。各2本の脚を付けたり外したりすることで、床面の高さを約9.5/20.1/33.5cmの3段階に調節可能。すのこは、住宅の柱などにも用いられる厚さ約1.8cmの極太設計で、高い強度を備えています。
すのこ材:パイン
ヘッドボード:宮付き(AC電源2口付き)
耐荷重:約200kg
サイズ展開:シングル/セミダブル
本体サイズ:シングル 約98(幅)×208(奥行)×59.5(高さ)cm
カラー:ブラウン/ウォールナット/ナチュラル/ホワイト
広々とした3列のフリーラックに、ACコンセント2口やUSBポート1基を備えた宮棚を備え、床下の高さを調節できるなど、機能性にすぐれたすのこベッド。縦方向に浅板を、中央の連結部分に脚を取り付けることで、耐荷重約300kg を実現しており、安定感と耐久性にすぐれています。各2本の脚を外したり付け替えたりすることで、床下の高さを約6.6/19.8/33cmの3段階に調節できます。
すのこ材:パイン
ヘッドボード:宮棚付き(ACコンセント2口、USBポート1口装備)
耐荷重:約300kg
サイズ展開:シングル/セミダブル
本体サイズ:シングル 約98(幅)×211(奥行)×86.3(高さ)cm
カラー:ナチュラル/ブラウン/モカ
島根産・高知四万十産の高級建材ひのきを用いたすのこベッド。宮棚には奥行約10cmのフリースペースとACコンセント2口を備えており、使い勝手にすぐれています。また、サイドフレーム下の高さを21/26/31/36cmの4段階に調節でき、敷き布団を敷くときは高めに、コイルマットレスを置くときは低めに設定するなどの使い分けが可能。製品は安心の日本製です。
すのこ材:ひのき
ヘッドボード:宮棚あり(ACコンセント2口付き)
耐荷重:約120kg(マットレス使用時)
サイズ展開:シングル/セミダブル/ダブル
本体サイズ:シングル 約102(幅)×212(奥行)×71(高さ)cm
カラー:ナチュラル
断熱性や吸湿発散性にすぐれた桐材すのこを31枚用いており、すのこの間隔を狭くすることで、敷布団や薄型のマットレスでも違和感なく使えるようにしています。折りたたむと約99(幅)×29(奥行)×104(高さ)になるので、使わない時の収納もラクラク。キャスター付きで移動もスムーズです。床下は39cmの高さがあるので、衣装ケースなどを収納しておくのに便利です。
すのこ材:桐
ヘッドボード:なし
耐荷重:約100kg
サイズ展開:シングル
本体サイズ:シングル 約99(幅)×208(奥行)×39(高さ 折りたたみ時104)cm
カラー:ナチュラル/ブラウン
桐材すのこを33枚用いた折りたたみすのこベッド。すのこの間隔が狭いので、敷布団でも違和感なく使用できます。ベッドの背面には、中央から前方と後方にかけて2つのサポートスプリングが付いており、少しの力でも折りたためるようになっています。また、キャスター付きなので、部屋の移動や収納もラクラク。床板下は約35cmの高さがあり、収納スペースとしても広々と活用できます。
すのこ材:桐
ヘッドボード:なし
耐荷重:約300kg
サイズ展開:シングルワイド
本体サイズ:シングル 約108(幅)×208(奥行)×45(高さ 折りたたみ時110)cm
カラー:ブラウン/ナチュラル
左右を分割でき、使用しない時は省スペースで収納できるマット式折りたたみすのこベッド。分割して折りたたむと、大きさ約48.5(幅)×45.5(奥行)×9(高さ)cmにまとまるため、コンパクトに収納できます。ベッドとして使用するときは、左右のすのこを連結ベルトでがっちりと固定可能。すのこにはやわらかくて軽量なポプラ材を用いており、高さが2cmと低いため、床の上に広々と寝ているような感覚で使えます。
すのこ材:ポプラ
ヘッドボード:なし
耐荷重:非公表
サイズ展開:シングル/セミダブル/ダブル
本体サイズ:シングル 約97(幅)×196(奥行)×2(高さ)cm
カラー:ナチュラル
高級な日本製ひのきを用いたマット式折りたたみすのこベッド。4つ折りにすればサッと布団干しができたり、コンパクトに収納できたりするなど、シンプルな形状ながら機能的です。床からの高さは約2.5cmと低め。すのこの間隔が3.5cmもあるので吸湿発散性にすぐれ、断熱効果もあるので、敷布団や薄めのマットレスと組み合わせて1年中快適に眠れます。
すのこ材:桐
ヘッドボード:なし
耐荷重:非公表
サイズ展開:シングル/セミダブル/ダブル
本体サイズ:シングル 約97(幅)×184〜196(奥行)×2.5(高さ)cm
カラー:ナチュラル
パソコン・家電からカップ麺に至るまで、何でも自分で試してみないと気が済まないオタク(こだわり)集団。常にユーザー目線で製品を厳しくチェックします!