選び方・特集

《2022〜2023年》人気ブランドの「4月始まり手帳」おすすめ7選&選び方

手帳評論家が選んだ、人気ブランドの「4月始まり手帳」が大集合!

手帳評論家が選んだ、人気ブランドの「4月始まり手帳」が大集合!

「4月始まりの手帳」を選ぶべき人は、2つのタイプが考えられる。

まず、4月から新しい生活や期が始まる人たち。学校に通っている人や、4月から新期が始まる会社に勤めている人がその典型だが、こういった人たちにとって、4月から翌年3月までの情報を1冊で管理できる「4月始まりの手帳」はぴったりだ。

もうひとつのタイプは、「1月始まりの手帳」を使い始めていたが、しっくりこなかった人たち。3月に入ってしまうと、「1月始まりの手帳」は店頭からほぼ姿を消している。1〜2か月使ってみて、思っていたような使い勝手でなかった場合、このタイミングで別の「4月始まり手帳」を買い直すのはひとつの手だ。

そんな人たちのために、2022年4月始まりの手帳を7冊厳選して紹介する。

■手帳評論家が教える「2022年4月始まり手帳」の選び方

その1/記入欄の形式

まず、仕事やプライベートの予定において、手帳に何を記入するか、しないかが大事なポイントだ。

出社せずに自宅で仕事をする人が多い現在は、細かな予定をどれだけ記入するかがポイントで、その量と予定欄の構成を照らし合わせて考えたい。仕事のおおまかな予定以外に、家族との細々した予定が想定されるなら、月間と週間の予定欄が両方あるタイプを選びたい。逆に、そこまで細かい予定がないのなら、月間予定欄のみの手帳で十分なはずだ。

また、大まかなスケジュールを「Googleカレンダー」やイントラネットのカレンダーで管理している人は、手帳に細々とした時間軸は必要ない。書き込むのは、仕事のメモやToDoリスト、私生活のログといったものになるだろう。したがって、そういったものを書くためのスペースが用意されているかをチェックしておきたい。

ちなみに筆者は、月間/週間両方用意されているタイプを使っており、月間予定欄には大まかな予定と実績を記録。週間予定欄には、細かな予定と関連するメモを記入している。

その2/サイズ

2021年後半から、PCのキーボードの手前に置けるタイプの手帳やノートが、複数メーカーから登場しているが、リモートワークだけで仕事が完結しているのなら、自宅のワークスペースにフィットするかどうかがポイントだ。

本稿では、キーボードの手前スペースについては考慮せず、手帳を置くスペースがある程度確保できている場合を想定した製品を中心にピックアップしている。したがって、手帳本体のサイズというより、予定記入欄のタイプや大きさ、メモページの量などを優先して見比べてほしい。

その3/便覧・コンテンツページ

日常生活においてテレワークが基本だと、外出や移動において便利だった便覧の価値が変わってくる。そうでなくても、たとえば路線図は、スマホの路線検索アプリにお株を奪われているところがあるなど、手帳の巻末の便覧は全体的にその必然性が薄れてきていると言える。

いっぽう、「ウィッシュリスト」のようなコンテンツページの存在感は大きくなってきている。外出を控える生活の中では、自分と向き合う時間が増えているので、自分の内面や思考を書き込んだり、まとめたりするページあると便利なのだ。逆にそういうことを手帳に求めていない場合は、予定記入欄のみのプレーンな手帳を選びたい。

■手帳評論家が選ぶ「2022年4月始まり手帳」

【1】日本能率協会マネジメントセンター「NOLTY×DRAGONBALL マンスリーA5」

【SPEC】●主なフォーマット:月間ブロック●サイズ:A5●重量:219g●表紙のカラバリ:4色●税込価格2,420円

【SPEC】●主なフォーマット:月間ブロック●サイズ:A5●重量:219g●表紙のカラバリ:4色●税込価格2,420円

「PDCAサイクル」で成長できる、「ドラゴンボール」との“フュージョン手帳“

他ブランドとコラボする手帳は珍しくないが、少年マンガの王様「ドラゴンボール」と人気の手帳ブランド「NOLTY」のコラボは、これ以上ない最強な組み合わせだ。最初に言っておきたいのだが、本モデル「NOLTY×DRAGONBALL マンスリーA5」は、“単なるコラボ手帳”では終わっていない。

本モデルは、予定欄には月間ブロックのみを採用しているが、手帳全体の構成の中に「PDCAサイクル」(※)を回せる仕組みが組み込まれている。ページ構成としては、年間プランと月間プラン、月間ブロック、そして振り返り用のページだ。

メインの月間ブロックのページ。各月2マス、アニメ版のキャラクターの場面カットが名セリフ入りで登場する。また、4月4週目と5週目の間の罫線をよーく見ると、孫悟空が「かめはめ波」を撃っているシルエットが……。実は各月の罫線には、ストーリーに沿ったシルエットが配置されている

メインの月間ブロックのページ。各月2マス、アニメ版のキャラクターの場面カットが名セリフ入りで登場する。また、4月4週目と5週目の間の罫線をよーく見ると、孫悟空が「かめはめ波」を撃っているシルエットが……。実は各月の罫線には、ストーリーに沿ったシルエットが配置されている

本モデルにおける「PDCAサイクル」の回し方はまず、年間プランや月間プランページに計画を記入。そして、月間ブロックに予定を入れていき、それらを実行。さらに、振り返り用のページに結果や改善点を書いていく。この流れを習慣化することで、自然と「PDCAサイクル」を回すことになり、ユーザーの成長へとつながるわけだ。

「Yearly Plan」(左上)では年間計画を大まかに立て、月扉の「Monthly Plan」(右上)には各月の予定を書き出し。下の「Wish List」は、やりたいことやToDoの記入に利用する。そして、月間ブロック(左下)に記入した日々のスケジュールをこなしていき、次月扉の前のページ(右下)で1か月の成果を確認し、翌月の計画を立てる。ちなみに、各月扉のイラストは、すべて描き下ろし!

「Yearly Plan」(左上)では年間計画を大まかに立て、月扉の「Monthly Plan」(右上)には各月の予定を書き出し。下の「Wish List」は、やりたいことやToDoの記入に利用する。そして、月間ブロック(左下)に記入した日々のスケジュールをこなしていき、次月扉の前のページ(右下)で1か月の成果を確認し、翌月の計画を立てる。ちなみに、各月扉のイラストは、すべて描き下ろし!

【写真上】巻末の方眼罫のノートページの真ん中には、「ドラゴンレーダー」の自分の位置のマークが……。世界観の落とし込みが巧み! 【写真下】無地のノートページの右下には、「精神と時の部屋」の挿絵。真っ白な世界の中で、修行(アイデア作り)に没頭できる

【写真上】巻末の方眼罫のノートページの真ん中には、「ドラゴンレーダー」の自分の位置のマークが……。世界観の落とし込みが巧み! 【写真下】無地のノートページの右下には、「精神と時の部屋」の挿絵。真っ白な世界の中で、修行(アイデア作り)に没頭できる

「ドラゴンボール」の挿絵は、22年4月から23年3月までの1年をかけて、「ドラゴンボール」および「ドラゴンボールZ」のあらすじを追っている。まるで、孫悟空の成長譚とユーザーの「PDCAサイクル」がリンクするかのよう……。そんな本モデルは、巧みなコラボを実現した、まさに“フュージョン手帳”。キャラクターコラボ手帳の新たな可能性と言えるだろう。

オリジナルシールとインデックス強化シールが付属

オリジナルシールとインデックス強化シールが付属

表紙のカラバリは、全4色で展開。左から、キャメルカラーの「亀仙流」モデル、ピッコロの道着をイメージした深いパープルに「魔族」のマークをデザインしたモデル、アーミーカラーのカーキに「レッドリボン軍」の赤いマークをデザインしたモデル、そして、「カプセルコーポレーション社」のマークをデザインしたモデルだ

表紙のカラバリは、全4色で展開。左から、キャメルカラーの「亀仙流」モデル、ピッコロの道着をイメージした深いパープルに「魔族」のマークをデザインしたモデル、アーミーカラーのカーキに「レッドリボン軍」の赤いマークをデザインしたモデル、そして、「カプセルコーポレーション社」のマークをデザインしたモデルだ

※:「PDCAサイクル」とは、管理業務や品質管理の効率化を目指す手法。「Plan(計画)」→「Do(実行)」→「Check(評価)」→「Action(改善)」をひとつのサイクルとして行い、これを何周も回っていくことで、精度を高めていく
(C)バードスタジオ/集英社・東映アニメーション

【2】ほぼ日手帳「東京国立博物館/土偶?埴輪?」

【SPEC】●主なフォーマット:週間レフト●サイズ:95×186×10mm●重量:約130g●カラバリ(「ほぼ日手帳 weeks spring」として):全24種類●税込価格2,420円

【SPEC】●主なフォーマット:週間レフト●サイズ:95×186×10mm●重量:約130g●カラバリ(「ほぼ日手帳 weeks spring」として):全24種類●税込価格2,420円

方眼罫ベースの“ゆるい週間レフト式”が使いやすい!

ほぼ日手帳のラインアップの中でも、「weeks」は異色の存在。理由は、ビジネスパーソン向けだったり、週間レフト式の予定記入欄を採用していたりするから。今回取り上げたのは、東京国立博物館の企画展で販売されているモデルだが、中身は「ほぼ日手帳 weeks spring」だ。

本モデルは、週間レフト式ながら時間軸が付いていない(これも異色)。左ページの予定記入欄は、横に3等分する目安の点があるだけで、何時から何時までと予定をきっちり記入するのには向いていない。逆に言えば、これは勤務時間や勤務形態にあまり変更がない人向けだと言える。そういうワークスタイルの人たちが、覚え書きなどを書いておくのに、このゆるい3分割のレフト式がちょうどよいのだ。時間はゆるく、記入欄は細かく使えるという特徴は、実はこのテレワーク時代にも向いているのではないかと思える。

週間レフト式の予定記入欄。各日のスペースに時間軸はなく、3分割用の点が付いている。右のメモページは方眼罫を採用。分割したり、複数項目を書いたりするのがラクだ

週間レフト式の予定記入欄。各日のスペースに時間軸はなく、3分割用の点が付いている。右のメモページは方眼罫を採用。分割したり、複数項目を書いたりするのがラクだ

また、月間ブロックからノートページに至るまで、ほぼ全ページが方眼罫ベースなのも、このサイズの週間レフト式の手帳としては貴重だ。

月間ブロックのページ。各日のスペースは狭いが、方眼罫ベースなので予定が書き込みやすい

月間ブロックのページ。各日のスペースは狭いが、方眼罫ベースなので予定が書き込みやすい

巻末のノートページには、ページ番号(ノンブル)がきっちり振られており、予定記入欄との連動がしやすい。たとえば、4月1日のページに、仕事Aの予定を書き、「(ノートページの)P.5参照」と書いておく。そして、ノートページのP.5には、仕事Aの進捗や目標などのメモを書いておく。そうすれば、各仕事の詳細が知りたい時に、そのメモが書かれたノートページにすぐにたどり着けるというわけ。これはちょっとしたことだが、なかなかに便利な機能なのだ。

指を広げてモノのサイズを測ることは、誰でもやったことがあると思う。この巻末のページでは、それが実際にどのくらいの長さなのかを記入しておける。また、そのためにページ右端にはスケールが用意されている。さらに、最下部に書かれた「1円玉の直径」や「1,000円札の横幅」などのデータも、地味に便利

指を広げてモノのサイズを測ることは、誰でもやったことがあると思う。この巻末のページでは、それが実際にどのくらいの長さなのかを記入しておける。また、そのためにページ右端にはスケールが用意されている。さらに、最下部に書かれた「1円玉の直径」や「1,000円札の横幅」などのデータも、地味に便利

カードなどを保存するためのポケットが付属。貼り付け式なので、手帳の自分が好きな場所に設置できる

カードなどを保存するためのポケットが付属。貼り付け式なので、手帳の自分が好きな場所に設置できる

【3】ハイタイド「パピヨン」

【SPEC】●主なフォーマット:週間ブロック●サイズ:B6●重量:268g●表紙のカラバリ:6色●税込価格2,090円

【SPEC】●主なフォーマット:週間ブロック●サイズ:B6●重量:268g●表紙のカラバリ:6色●税込価格2,090円

タスク管理とメモが中心のシンプルな1冊

最近の手帳のトレンドのひとつに、時間軸のゆるさがある。月間ブロックのみの手帳がその最たるものだが、週間ページがありながら、時間のメモリが付いていないタイプもある。こういうタイプは、分刻みの時間管理には向かないが、ざっくりとしたタスク管理やメモ書きには便利だ。

ハイタイドの「パピヨン」は、そういうタイプの手帳。週間予定欄は、8分割したブロックタイプ。各日に5個ずつあるチェックボックスにはタスクを記入してToDo管理でき、その下のメモ欄に関連することや、私的なメモを書いておける。

見開きが8等分されたブロックタイプの週間予定記入欄。時間軸はなく、チェックボックスにタスク、その下のスペースにメモが記入できる。各日のテーマを、日付の横に書けるのもうれしい

見開きが8等分されたブロックタイプの週間予定記入欄。時間軸はなく、チェックボックスにタスク、その下のスペースにメモが記入できる。各日のテーマを、日付の横に書けるのもうれしい

以前より、「時間軸はあるが、“ゆるい覚え書き”のための手帳」は存在していたが、この「パピヨン」もデザインこそ洗練されているが、コンセプト的には同じたぐいのもの。 無理しなくてもよいし、目標を掲げて達成しなくてもよい。日々の生活において、いろいろ発生してくる各種タスクを、無理なくこなしていく。そういう生活に、「パピヨン」はフィットする。

便覧はほぼないが、路線図が別体で付属。大きく広げて、予定記入欄と並べて見ることができるのは、地味に便利だったりする。

月間ブロックの見開き。各日のスペースには、祝日以外の表記がないプレーンなスタイル。いっぽう、左側の縦軸のカレンダーには、六曜と月齢が書かれている

月間ブロックの見開き。各日のスペースには、祝日以外の表記がないプレーンなスタイル。いっぽう、左側の縦軸のカレンダーには、六曜と月齢が書かれている

しおりは2本。さらに、カバーの一部を切り出すと、差し込み式のしおりとして使える

しおりは2本。さらに、カバーの一部を切り出すと、差し込み式のしおりとして使える

【4】マークス「ポール&ジョー ラ・パペトリー<クリザンテーム・ホワイト>」

【SPEC】●主なフォーマット:週間レフト●サイズ:B6変型●重量:約194g●表紙のカラバリ:なし●税込価格2,200円

【SPEC】●主なフォーマット:週間レフト●サイズ:B6変型●重量:約194g●表紙のカラバリ:なし●税込価格2,200円

優雅なライフスタイルにぴったりな「ポール&ジョー」コラボ

マークスの「ポール&ジョー ラ・パペトリー」は、今まで見てきた製品とは別の意味で“ゆるい”。「ポール&ジョー」とは、パリの人気ファッションブランド。コンセプトは、「人生を徹底的に楽しむ」で、ブランドアイコンには西洋菊の1種「クリザンテーム」が採用されている。

猫のシルエットの窓からのぞく、ブランドアイコンの「クリザンテーム」。毎日この扉を開けば、自然と優雅な気持ちになれそう

猫のシルエットの窓からのぞく、ブランドアイコンの「クリザンテーム」。毎日この扉を開けば、自然と優雅な気持ちになれそう

中面の仕様は、月間ブロック+週間レフトで、時間軸は用意されていない。クラシックでエレガントな表紙デザインや扉のディテールは、思わず周囲に見せたくなるほどオシャレ。あくせく仕事をするためというよりは、日々の用事を優雅にこなしていくための手帳と言える。

時間軸なしの週間レフト式。各日の上部には2か所のドットが用意されており、午前/午後/夜というように3分割して使用できる

時間軸なしの週間レフト式。各日の上部には2か所のドットが用意されており、午前/午後/夜というように3分割して使用できる

4色2パターンのステッカーが付属。スケジュールの日付に貼ることで、特別な日などを目立たせられる

4色2パターンのステッカーが付属。スケジュールの日付に貼ることで、特別な日などを目立たせられる

【5】アートプリントジャパン「ガントチャートダイアリー」

【SPEC】●主なフォーマット:ガントチャート●サイズ:A5●重量:-●表紙のカラバリ:3色●税込価格1,100円

【SPEC】●主なフォーマット:ガントチャート●サイズ:A5●重量:-●表紙のカラバリ:3色●税込価格1,100円

月間ブロック+ガントチャートの薄型ダブルマンスリー

ここ数年で、ガントチャートはすっかり定着。そこにきて、テレワークの定着にともなって、公私のスケジュールを手帳にどう書き分けるのかが新たな課題として浮上している。

この課題をクリアするのにぴったりなのが、アートプリントジャパンの「ガントチャートダイアリー」だ。A5サイズで薄型だが、情報はたっぷり記入できる。その理由は、繊細に作られた記入欄にある。

まず、月間ブロックは、1日のマス目が薄い横罫6段仕様。ここだけでも細かな時間管理はできそうだ。

5本の横罫線によって6つに分割されている。横罫の中央の線にはドットも付いており、縦分割も可能など、繊細な作りが魅力

5本の横罫線によって6つに分割されている。横罫の中央の線にはドットも付いており、縦分割も可能など、繊細な作りが魅力

次に、月間ガントチャートページ。下の写真からもわかるように、作業の進行管理はもちろん、習慣の記録「ハビットトラッカー」としても使える。横の項目に習慣を記入し、縦の日付の欄にできたら○、できなかったら×を付けるような使い方で、これが全部で10項目作れる。また、見開きでA4サイズのガントチャートは貴重な存在で、使いこなしの幅は大きいはずだ。

月間ガントチャートの見開き。10の項目が縦方向に並ぶ。最下部にも日付が並んでいるのは、地味に便利

月間ガントチャートの見開き。10の項目が縦方向に並ぶ。最下部にも日付が並んでいるのは、地味に便利

本モデルは、たとえば月間ブロックには自分の予定、月間ガントチャートには家族の予定を書くような使い分けができる。A5サイズは、手帳としてはやや大きめだが、なにしろ薄いので持ち運びやすいのはうれしいポイントだ

中面の作り込みはしっかりしているが、本体は薄くてシンプル

中面の作り込みはしっかりしているが、本体は薄くてシンプル

【6】コクヨ「ジブン手帳Biz2022 Spring(マットカバータイプ)」

【SPEC】●主なフォーマット:週間バーチカル●サイズ:A5スリム●重量:-●表紙のカラバリ:3色●税込価格3,520円

【SPEC】●主なフォーマット:週間バーチカル●サイズ:A5スリム●重量:-●表紙のカラバリ:3色●税込価格3,520円

ビジネス用新定番手帳の4月始まり版

コクヨの「ジブン手帳」は、「価格.comマガジン」では何度も取り上げてきたので、新鮮味はないかもしれない。しかし、この新定番とでも言うべき安定感や、登場当初以来の圧倒的な完成度と密度は、元々個人が作っていたモノという出自がにわかには信じられないほどである。

「ジブン手帳」の顔とも言うべき、週間バーチカルページ見開き。24時間の時間軸が縦に流れており、土日のスペースが平日のそれと均等なのが特徴だ。左端のチェックボックスや各日の下のメモ欄なども便利。使いこなしの幅が広く、ビギナーから上級者まで楽しめるのが人気の秘密だ

「ジブン手帳」の顔とも言うべき、週間バーチカルページ見開き。24時間の時間軸が縦に流れており、土日のスペースが平日のそれと均等なのが特徴だ。左端のチェックボックスや各日の下のメモ欄なども便利。使いこなしの幅が広く、ビギナーから上級者まで楽しめるのが人気の秘密だ

今回の「ジブン手帳Biz2022 Spring」は、土日の幅が平日と均等な24時間のバーチカル式を始め、月間ブロックとは独立したガントチャートページ、全体を通して方眼罫ベースなど、ビギナーでも入りやすく、長年の手帳ユーザーでも使いこなしの楽しみが見つかる。

方眼罫ベースの月間ブロックページ。チェックボックスは、左端と下端の2か所に設置されており、用途に応じて書き分けられる。月間と週間ともに、「ジブン手帳」オリジナル版とは異なり、休日表記などが大人しめなのも特徴

方眼罫ベースの月間ブロックページ。チェックボックスは、左端と下端の2か所に設置されており、用途に応じて書き分けられる。月間と週間ともに、「ジブン手帳」オリジナル版とは異なり、休日表記などが大人しめなのも特徴

見開きで2か月分のガントチャート。オーソドックスに進行管理に使ってもいいし、ハビットトラッカーとしても使える。また、複数の段を使って、グラフを書くこともできる。項目数はひと月につき12項目で、細分化すれば最大24項目まで記録可能

見開きで2か月分のガントチャート。オーソドックスに進行管理に使ってもいいし、ハビットトラッカーとしても使える。また、複数の段を使って、グラフを書くこともできる。項目数はひと月につき12項目で、細分化すれば最大24項目まで記録可能

「ジブン手帳」シリーズは、純正およびサードパーティー製の各種専用カバーや専用ふせん、専用インデックス、別売ノート「IDEA」など、オプションも充実。毎年発売されているユーザーガイドも、使いたいと思った時にすぐに参照できる、ありがたい存在だ。

【7】いろは出版「SUNNY SCHEDULE BOOK ウィークリー TRAD」

【SPEC】●主なフォーマット:週間ブロック●サイズ:B6●重量:324g●表紙のカラバリ:6色●税込価格3,740円

【SPEC】●主なフォーマット:週間ブロック●サイズ:B6●重量:324g●表紙のカラバリ:6色●税込価格3,740円

コンテンツが充実した時間軸なしバーチカル式

この数年、手帳マニアの間でも、評価が急上昇中のいろは出版の「SUNNY」。その秘密は、全体としてはゆるい雰囲気ながら、細部をきっちりと作って上げているところだ。

象徴的なのが、時間軸なしバーチカル式の見開き1週間の予定記入欄だ。縦に3分割されてはいるものの、必ずしも時間軸として使う必要はない。また、下1/3は方眼のメモスペース。この自由度の高さが、使いこなしの幅を広げている。

横線で3分割できること以外、自由に使える仕様。下部に広がる方眼罫のメモスペースもうれしい

横線で3分割できること以外、自由に使える仕様。下部に広がる方眼罫のメモスペースもうれしい

ノートページは、多めの141ページ。さらに、ページ番号も振ってある。つまり、細かなメモはこのノートページに書き、ページの番号を予定欄に書くことで、予定欄とノートの連動ができるわけだ。

そして、「MY WISH LIST 2022」。やりたいことのジャンルが用意されているなど、細かい仕かけが絶妙で、ユーザーの書き込みたい欲を引き出してくれるはずだ。

「MY WISH LIST」は、いわゆる「やりたいことリスト」だが、ジャンルがあらかじめ用意されているのが親切。各欄は、ジャンルにチェックを入れて使う。手取り足取りな作り込みで、使いやすさを訴求している

「MY WISH LIST」は、いわゆる「やりたいことリスト」だが、ジャンルがあらかじめ用意されているのが親切。各欄は、ジャンルにチェックを入れて使う。手取り足取りな作り込みで、使いやすさを訴求している

しおりが3本付いているのも便利。月間+週間の手帳では、しおりは2本なのが一般的。ところが本モデルは、「MY WISH LIST」などのコンテンツページにもアクセスしやすくするために、もう1本プラスされている。

カバーのフリップが、開閉しやすいマグネット式なのもうれしいポイントだ。

中紙には、新しく「サンライズ手帳用紙」を採用。2021年度版のクリームがかった印象から、スッキリとしたやさしいホワイトに変わり、文字の視認性がUPしている。軽さや薄さは昨年度版までとはほとんど変わらず、よりピンとコシのある用紙でめくりやすさも向上している。ボールペンやマーカーなどでの裏抜けはもちろんのこと、消せるボールペン「フリクション」の擦れにも強い

中紙には、新しく「サンライズ手帳用紙」を採用。2021年度版のクリームがかった印象から、スッキリとしたやさしいホワイトに変わり、文字の視認性がUPしている。軽さや薄さは昨年度版までとはほとんど変わらず、よりピンとコシのある用紙でめくりやすさも向上している。ボールペンやマーカーなどでの裏抜けはもちろんのこと、消せるボールペン「フリクション」の擦れにも強い

舘神龍彦

舘神龍彦

手帳評論家・ふせん大王。知的生産の面から文具・手帳について執筆。主な著書に「手帳と日本人」(NHK出版新書)や「凄いiPhone手帳術」(エイ出版社)などがある。

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