ファミリー向けの大きな冷蔵庫には、自動製氷機能が付いているのが当たり前になりましたが、ひとり暮らし用の冷蔵庫では、まだまだ自分で氷を作る必要があります。
こんな感じの製氷皿を使っている人が多いんじゃないでしょうか?
ただ、この手の製氷皿って、結構場所を取ってじゃまですよね
冷凍庫がいっぱいのときには作れないし、水平に置かないと水がこぼれちゃうし……。
そんな問題を解決してくれそうな製氷皿を見つけました!
「ICE BREAKER(アイスブレーカー)」
なんと、縦でも横でも自由な置き方ができる製氷皿なんだとか。
水を入れて、縦置きしてもこぼれないとはどういうことなのか……!?
実物を見れば一目瞭然。両面がこんな感じになっていて密閉されているんですよね
で、ここから水を入れるようです
水がこぼれないのはわかりましたが、これじゃあ凍らせた氷も取り出せないんじゃ!?
凍らせた後は、この持ち手を左右に引っ張ると……
ボコッと本体が広がる!
すると、水を入れた口からボロボロと氷が取り出せるらしいんですが……ホントにこんなうまくいくの!?
……ということで、さっそく氷を作ってみましょう。
使い方はカンタン。ここから水を注ぐだけ!
フタを閉めれば、水がこぼれる心配もなさそうです
あとは冷凍庫に、縦でも横でも、好きなように突っ込んでおけばオッケーです!
約6時間後……凍ったかな?
取り出すにはまず、容器の上から体重をかけて、くっついた氷を分離させます
で、先ほどの持ち手を左右に引っ張って……
ボコッ! まあまあ力が必要でした
開くと同時に、バラバラッと氷が落ちるような音が。これは期待できるのでは!?
これでホントに氷が出てくるかな……?
ボロッボロッボロッ!
写真だと伝わりづらいかと思いますが、容器の中からおもしろいように氷が転がり出てきます。
これは気持ちイイ!
普通の製氷皿だと、氷を取り出すのに結構苦労することもありますが、「アイスブレーカー」だとメチャクチャ気持ちよく氷を取り出せます。
使わない分の氷は「アイスブレーカー」に入れたまま冷凍庫に戻しておけば、氷ケースとしても使用できるそうです。
冷凍庫の中で縦横自由に置けるのも便利ですが、それ以上に、簡単に気持ちよ〜く氷を取り出せることに感動してしまいました!
ホント、感動的なほどに画期的な「アイスブレーカー」。ひとり暮らしの冷蔵庫には最適ですが、自動製氷機能の付いた冷蔵庫のある家だったら必要ないですよね……。
ただ、アレを作れるのなら使う機会があるのでは!?
「シャービック」!
「シャービック」を作るのに自動製氷機能は使えないので、製氷皿を使うことになりますが、これを「アイスブレーカー」で代用できたらすっごく便利になる!
……ということで、さっそく「シャービック」の素を用意して
「アイスブレーカー」に流し込んでみました
凍らせることは当然できるでしょうけど、はたして氷のように簡単に取り出すことはできるのか!?
……
やっぱり出てきませんね。
普通の氷よりも粘度が高いので、製氷皿にくっついちゃうんでしょうね。
でも、「アイスブレーカー」は分解できるので、問題なく食べることはできました
「シャービック」がボロボローッと出てくるという夢のような状況にはなりませんでしたが、「シャービック」を省スペースで作ることができる製氷皿として使うのはアリなんじゃないでしょうか!?(推奨はされていないので自己責任で!)
このように3パーツに分解して洗えるので、「シャービック」作りのみならず衛生面でも安心です!
藤子・F・不二雄先生に憧れすぎているライター&イラストレーター。「デイリーポータルZ」「サイゾー」「エキサイトレビュー」他で連載中。