シーツやバスタオルといった大物を洗濯すると、あっという間に洗濯竿が埋まってしまいませんか? 私は浴室に干すことが多いのですが、せっかく浴室乾燥機をかけるならもう少し干したい、といつも思っていました。
普通に干すと、シーツ1枚、バスタオル2枚が限界です
そんなときに見つけたのが、スペースを有効利用できそうな2種類の洗濯ハンガー。
シーツやバスタオルが省スペースで干せるハンガーです
少しでもスペースを確保できたらいいなと期待を込めて使ってみたのですが、これが大当たり。思った以上に便利だったので、それぞれのハンガーの使い勝手を順にご紹介させてください♪
TOWA 「JUST DRY シーツが干せるアルミハンガー 24P」
ジグザグ状になったピンチハンガーです。ピンチが4個ずつ付いたバーが6本組み合わされている形状で、自由に伸縮できるとのことで、使い勝手がよさそうだと感じて導入してみました。
サイズ:幅206×奥行1.7×高さ19cm(展開時)、幅10.5×奥行34.3×高さ19cm(折りたたみ時)
材質:フック部・ジョイント部・ピンチ…ポリプロピレン
フレーム…アルミニウム合金、バネ…鋼線、ネジ…スチール(めっき)
このピンチハンガー最大の特徴は、伸び縮みの幅を自分で調整できる点。最大限のスペースを確保しつつ、乾きやすい角度に調整することができます。
開く角度は自由自在。フック部分も回ります
スペースに合わせて、一直線にピンと伸ばしてもいいですし、このようにジグザグにしてもOK
伸び縮み可能、かつジグザグバータイプなので狭い空間を有効活用できます。スペースに余裕があるときは広げて使えば乾きが早くなりますし、スペースを確保したい場合は縮めてコンパクトな長さに調整可能。洗濯竿に引っかける場合と比べて、縦のスペースは必要になりますが、布が重ならないため乾くスピードも速いです。
取り込むときは最小サイズに縮めて取り込めば簡単&時短になります
また、従来型の洗濯ピンチと比較して、挟む部分の隙間が大きいため、厚物も楽に挟めるようになっています。
バスタオル類をガッチリと挟みやすい形状のピンチになっています
ピンチは、バーの中で左右に自由に移動させられます
また、ピンチ自体は劣化してきたら取り外して手持ちのピンチと取り替え可能なのですが、ピンチをつり下げている部分も同じポリプロピレン製なので、そちらも同時に劣化した場合は対処法がなく困ってしまうかもしれません。材質上雨にぬれると劣化が心配されるため、屋内専用にするのがよさそうです。
最小で幅約11cmまでたたむことは可能ですが、コンパクトとはいえ、引っかけ収納だと11cmでもかなり幅はあるように感じます。
一般的なピンチハンガーよりはスリムですが、かけっぱなしにするには個人的には微妙でした
手持ちの無印良品の収納ケース(幅10cm)に収納してみたところ、スッキリ収めることができました
ピンチがからまってしまい展開しにくいですが、私個人としては、引っかけ収納よりもケースに入れてしまうほうが収納しやすく感じました。
メイダイ「省スペース ぐるぐるハンガー」
もうひとつご紹介するのが、うずまき状になったハンガー。シーツやバスタオルを巻き付けるように干すことで、洗濯竿に直接かける場合と比べて約1/5のスペースで干せるのだとか。
サイズ:収納時…縦48.5×横42.0×高さ1.5cm
つり下げ時:直径42.0×高さ29.0cm
材質:アルミニウム合金
耐荷重: 約10kg
ぐるぐるハンガーにシーツを干してみると、確かに驚くほどスペース節約になります!
大きなシーツもこの通り
シーツならダブルサイズまで、バスタオルなら3枚干せるので、洗濯竿を有効活用できますし、部屋干しも可能になります♪
実際バスルームに干してみましたが、あっという間に洗濯竿のスペースが半分以上空きました。
いつもならシーツを干すと洗濯竿がほぼ埋まっていたのに、この通り!
こんなに省スペースでシーツが干せるのは感動! 柄の部分が長いので、洗濯竿にかけるよりは縦のスペースは必要になりますね。
そのほか便利な使い方として、外側にバスタオルやシーツを干し、真ん中に下着などの見られたくない洗濯物を干せば、目隠しにもなります。
素材はアルミニウム合金なので、軽くてとっても丈夫。ただ、ハンガー自体は445gで軽くて扱いやすいのですが、ダブルサイズのシーツを干すとさすがにかなりの重量になりますね。
持ち上げて竿に引っかけたり取り外したりする作業は重たく感じました
ハンガーとしてはかなりかさばる形ですが、柄の部分を折りたたむことができるため、収納時はとてもスリムになります。
省スペースで引っかけ収納しやすいです
洗濯物が密着しないように間隔は開けられているものの、外側を厚みのあるシーツで囲って内側に下着を干すと、内側の下着の乾きが遅いように思います。
スペース確保と目隠しのためにはやむをえませんが、乾燥スピードの点では少し気になりました。
シーツは半分に折り重ねて干すことになるので、竿に干すより密着度が高くなります
洗濯竿に引っかけて干すよりはどうしても乾きは遅いように感じました。重ねたくない場合は上部分をピンチで固定するなり工夫が必要ですね。
縦のスペースはより必要になりますが、これなら乾きが早いです
2種類の省スペースハンガーを導入して以来、干す場所に悩むことがなくなり、シーツやバスタオルなどの大物を洗濯するのが気楽になりました。
シーツやバスタオルが、1本の洗濯竿にこれだけ干せるようになりました
それぞれ気になる点はありつつも、ハンガーひとつで洗濯スペースが劇的に増やせるのは画期的。
特にダブルサイズのシーツまで省スペースで干せるぐるぐるハンガーには感動でした。
これから雨が多くなり、部屋干しが増える季節でもありますので、持っていて損はない洗濯グッズだと思います。
夫婦+愛犬2匹と木の家の注文住宅暮らし。ブログ「10年後も好きな家」運営。主婦歴約20年のもの選びと時短ワザが好評で、2018年に家事本出版。家事の合間に北欧インテリア&コーヒーを楽しむ暮らし。