レビュー

使わない理由がない! 消せる「フリクション」のくすみ色ラインマーカー

ここ最近のラインマーカーの流行と言えば、間違いなく「マイルドカラー」(淡色)でしょう。

ラインマーカーは、文章の上にラインを引いて目立たせるための道具ですから、これまでの定番はやはり派手な蛍光色。マイルドというのは、いかにもそぐわないようにも思えます。

しかし、実際に使ってみると、文章の一部を目立たせるだけであれば、特に派手な色合いは必要ないことがわかります。淡いマイルドカラーでも、十分に強調表現として機能するわけです。ぶっちゃけ、蛍光色なんて目がチカチカするだけで、読みやすくもなかったり……。

ラインマーカーの色は「くすみ色」が機能的!

で、そのマイルド系のラインマーカーがさらに地味方向へ発展したのが、「くすみ色ラインマーカー」です。

たとえば、パイロットの「フリクションライト くすみカラー」は、おなじみの消せるフリクションインクを使ったラインマーカーの限定版として発売されており、今かなり人気です。

パイロット「フリクションライト くすみカラー」は数量限定販売

パイロット「フリクションライト くすみカラー」は数量限定販売

そもそも、彩度低めでナチュラル感高めのくすみ色インクは、浮き上がりにくい。つまり、目にやさしいというわけ。さらに、明度がグレー(中間)に近いため、「白い紙の上では目立つけど、黒い文字を隠さず読みやすい」というのも、大きなポイントです。

くすみカラーは、全5色で展開。どれもあっさりした色合いで目にやさしく、かつ上にラインを引いた文字が隠れず読みやすいのが特徴です

くすみカラーは、全5色で展開。どれもあっさりした色合いで目にやさしく、かつ上にラインを引いた文字が隠れず読みやすいのが特徴です

実際に使ってみると、マーキングされた文面を読む際の疲労感に大きな違いが出ました。パキッと浮き上がる蛍光色は、確かに視認性は高いですが、長時間見ていると、目がシパシパするような疲れを感じます。

対して、くすみ色はかなり穏やか。かといって視認性が劣るとも思えず、機能的にはまったく問題ありませんでした。目にやさしい分だけ、むしろこっちのほうが優秀なぐらい。

従来の蛍光マーカーとの比較。「くすみカラーだから目立たない」なんてことはなさそう

従来の蛍光マーカーとの比較。「くすみカラーだから目立たない」なんてことはなさそう

ついでにもうひとつ、すでに製品名でお気づきの方も多いかもしれませんが……、この製品は「消せるインク」でおなじみの「フリクション」シリーズのひとつなのです。

ラインマーカーなのに、軸後端のラバーを使ってこすることで筆跡を消すことができます。マーキングする場所をはみ出した/間違えてマーキングした/もう必要ない、なんて場合は、ササッとこすって消せばきれいに元どおり。

「フリクション」シリーズならではの消去性能。ラインの引き過ぎや歪みも消しちゃえばOK!

「フリクション」シリーズならではの消去性能。ラインの引き過ぎや歪みも消しちゃえばOK!

また、消せるインクの特性として、「紙に染み込みにくい」というのもあげられます。

グイグイと強くラインを引いても裏写りしにくいため、たとえば文庫本や手帳のような薄い紙にも使いやすいのは、意外と大きなメリット。この裏写りのしにくさを求めて、「フリクションライト」を使うユーザーもいるほどです。

【まとめ】メリットしかないフリクションのくすみ色! 使わない理由がない

色合いのやさしさ、フリクションインクの消去性、にじまず裏写りが少ないなど、メリットしかない! とても優秀です

色合いのやさしさ、フリクションインクの消去性、にじまず裏写りが少ないなど、メリットしかない! とても優秀です

そもそも、くすみ色(ニュアンスカラー)は2021〜2022年のトレンドカラーでもあります。色合いとして人気なのに、加えて機能も高いと来れば、もはや使わない理由ってないのでは?

数量限定発売なので、もし見つけたら即ゲットがおすすめです。

きだてたく

きだてたく

最新機能系から雑貨系おもちゃ文具まで、何でも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は大手文房具店の企画広報として企業ノベルティの提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。

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