ジダラキング

ノータッチで野菜が切れる!? 「縦型スライサー」で指を切る恐怖がなくなった!

私、自堕落王(ジダラキング)は、割と料理が趣味なとこがあって、これまでにも本連載で「ラクができる調理系ツール」をいくつか取り上げてきました。

自宅でも、調理家電だけでなく、鍋や包丁、お玉や菜箸など、あれこれこだわって使いやすいものを揃えているつもりなんだけど……、ひとつだけ、個人的に手を出しづらいジャンルがありました。それが野菜スライサーです。

というのも、かつて学生時代にバイトしていた小料理屋の厨房で、割と仲のよかった板前見習いの子が、スライサーを使ってる最中に指先をスパッと(ヒーッ!)やっちゃったのを、すぐ横で目撃しちゃって……。幸いにも、本格的な大事には至らなかったんだけど、それでもなかなかの惨事でした。それ以降、野菜スライサーを使うたびに、あのシーンが脳内で再生されてしまうことに(ヒーッ!)。

一般的なスライサーを持ってはいるんだけど、できる限り使いたくないんです。怖いから

一般的なスライサーを持ってはいるんだけど、できる限り使いたくないんです。怖いから

あと単純に、野菜スライサーって怖いじゃないですか。刃が指のすぐ近くをシャッシャッと高速で行き来する感触はわかるのに、その刃自体は野菜に隠れて見えづらい。これはなかなかの恐怖です。

一応、使えないわけじゃないけど、ビビり過ぎて手に持った野菜が小さくなってくるとスライスできなくなってしまう。そうなると、大きめに残ったものは包丁で切り直す、みたいな無駄な手間がかかってしまっていたんです。

うーん、どこかに安全性バリ高で誰でも使える、恐怖感を煽ってこない野菜スライサーってないものか。

絶対安全! 怖くない野菜スライサー

この悩みを解決するには、野菜に触れることなく、スライスできる機構が欲しいところ。そもそも、野菜に触れずに切れるなら、刃が指に触れることもないわけですし。

怪我する心配なく野菜がスライスできる「セーフティープッシュスライサー」(Toffy)

怪我する心配なく野菜がスライスできる「セーフティープッシュスライサー」(Toffy)

そんな方向性で探してみたところ、Toffyの「セーフティープッシュスライサー」がよさそうじゃないっすかね?という結論に行き着きました。

一般的なスライサーは、机に水平に置いて使う“横型”ですが、こちらはめずらしい“縦型”。なんと、野菜の自重を使ってスライスしていくため、野菜にすらノータッチで最後までスパスパいけるらしいんですよ。そうそう、まさにそういうのが欲しかった。

3枚セットのカッターパーツ

3枚セットのカッターパーツ

カッターパーツを本体にガシャッと差し込んで、準備完了

カッターパーツを本体にガシャッと差し込んで、準備完了

使用する際は、まず側面のスリットからカッターパーツを差し込みます。カッターパーツは3種類。シンプルなスライスが行える平切り用(2mm厚/4mm厚)と、3.5mm幅の刃が付いた千切り用、そして7mm幅刃の細切り用です。これらを目的に合わせてセットします。

平切りパーツは、挿し込む向き(表裏)によって、スライスする厚さが変わる仕組み。たとえば、キュウリの酢の物であれば、薄い2mm厚が歯応えよさそうだし、豚汁にニンジンを入れるのであれば、煮込んでも崩れにくいよう4mm厚のスライスが合うでしょう。

投入ケースに入る野菜は、最大で直径6cmまで。それ以上に大きな野菜は切れません

投入ケースに入る野菜は、最大で直径6cmまで。それ以上に大きな野菜は切れません

カッターパーツのセットが完了したら、投入ケースに野菜を放り込んで、本体裏のハンドルをつかんでジャキッと下に降ろすだけ! すると、内蔵の刃がスパッと野菜を切り下ろし、バネの力でまた元の位置に戻ります。

野菜は自重によって刃のほうに滑り降りていくので、ハンドルをジャキジャキと降ろしていくだけで、勝手に野菜がスパスパスパスパ……とスライスされて、トレーに溜まっていく仕組み。もちろん、使用者は野菜にはノータッチ。

上部のハンドルを押し下げることで刃が動き、野菜がスライスされていきます

上部のハンドルを押し下げることで刃が動き、野菜がスライスされていきます

すばらしい! これは間違いなく、恐怖感ゼロです。

もう「刃が指に近づいてるかも? 次に往復したらもう危ないかも?」みたいなことを考える必要はなくて、ただ野菜がなくなるまで無意識にハンドルを上げ下ろしするだけ。

スライス終盤は、野菜が小さくなると滑り落ちにくくなって、上手にスライスできないことも。そんなときもご安心を。専用プッシャーを投入ケースに差し込んで野菜を押してやると、安全に最後までスライスできました。

小さくなった野菜は、プッシャーで押すと無駄なく最後まで切れます

小さくなった野菜は、プッシャーで押すと無駄なく最後まで切れます

スライスする速度は、従来のスライサーと同じぐらい。作業効率的なメリットはあまりないかも

スライスする速度は、従来のスライサーと同じぐらい。作業効率的なメリットはあまりないかも

切れた野菜を受け止めるトレーは、フタをすることで野菜の保存容器としてそのまま使用可能。なるほど、これはよく考えて作られています

切れた野菜を受け止めるトレーは、フタをすることで野菜の保存容器としてそのまま使用可能。なるほど、これはよく考えて作られています

ちなみに当たり前ですが、投入ケースの直径より大きい野菜は、物理的にスライスできません。キャベツやトマトなどは無理ですね。

また、刃が負ける可能性があるので、冷凍した野菜や果物、硬いタネが入っているもの、ゴボウなどの繊維の多いものは切らないほうがよさそう。

夏を乗り切るサッパリ料理は、スライサーがあれば超簡単!

さて、このスライサーで何ができるかというと、暑さやら湿度やらストレスやらでグッタリした胃でもスイスイ入る、サッパリさわやか&ウマい料理が簡単に作れちゃうんですよ。

たとえば、さっき量産したキュウリスライスですが、豆腐とツナ缶、めんつゆ、ゴマがあれば、激お手軽な「冷や汁っぽいやつ」が1分ででき上がり。ついでに、氷を浮かべてヒヤッヒヤに冷やしておくと最高です。

大量にスライスしたキュウリは、この食べ方なら秒で胃の中に消えます。食欲不振にも効果大

大量にスライスしたキュウリは、この食べ方なら秒で胃の中に消えます。食欲不振にも効果大

この冷たい汁物を、白ご飯(ホカホカでも冷や飯でも、どちらでもOK)にザバーッとぶっかけたら、全力でガーッとかき込みましょう。胃が疲れて食欲が出ないときでも、意外なほど入っちゃうんですよ、コレ。それでいて、素麺よりずっと滋養もありますし。

細かく切った根菜類を調理酢にしばらく漬ければ、それだけで「サッパリピクルス」の完成。プチトマトも合います

細かく切った根菜類を調理酢にしばらく漬ければ、それだけで「サッパリピクルス」の完成。プチトマトも合います

続いては、細切り/千切りパーツを使ってニンジンや大根を切りました。こちらも平切りのスライスと同様、ハンドルを上下するだけで、野菜がきれいに細く切れていきます。

そうしたら、寿司酢などの調理酢とコショウ、ローリエを合わせたものに30分ほど漬けるだけ。これで、超絶お手軽ピクルスの完成です。

普通にビールのつまみになりますし、付け合わせの副菜としてもバッチリ。甘酸っぱいサッパリ味で、食欲増強効果も期待できます。

「セーフティープッシュスライサー」の気になるところ

気になるところと言えば、そりゃもう間違いなく本体のサイズ感。デカ過ぎです。

収納するには、本体/投入ケース/トレー/カッターパーツ3枚/プッシャーをそれぞれ分ける必要があり、これまたそれぞれがかさばるというか……、かなり収納しにくい印象です。

収納に関しては、予想以上に場所を取る印象。台所スペースに余裕がないと、導入しづらい気がします

収納に関しては、予想以上に場所を取る印象。台所スペースに余裕がないと、導入しづらい気がします

また、洗いにくさもやや気になったポイント。

普通の状態だと刃が露出していないので、お手入れの際はハンドルを軽く押し下げて刃を出した状態で固定しつつ、洗わねばなりません。これ、思ったより面倒くさい。

長芋などの粘りのあるものや、ニンニクなどの香りの強いものを切った場合はしっかり洗いたいですが、この洗いにくさを思うと「もうスライスしなくていいか……」と諦めてしまう、なんてこともありえそう。

刃を押し出しながら洗うのが、思ったよりも手間。もう少しケアしやすい構造だとありがたいのに

刃を押し出しながら洗うのが、思ったよりも手間。もう少しケアしやすい構造だとありがたいのに

それでも、僕こと自堕落王(ジダラキング)をはじめ、「スライサーがちょっと怖いな」と感じている人には、最高のチョイスで間違いないと思います。だって、本当に怖くないし。

残念ながら、収納やケアのしにくさはハッキリと欠点に近いところですが、それでも「怪我の心配なくスライスできる」という機能は、ほかに替えがたい。

世界に“野菜スライサー恐怖症”の人がどれぐらいいるかは不明ですが(意外と多い気もする)、とりあえずこれなら大丈夫ですんで、ぜひ使ってください。自堕落王も今後はこれ、使います。

きだてたく

きだてたく

最新機能系から雑貨系おもちゃ文具まで、何でも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は大手文房具店の企画広報として企業ノベルティの提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン プレゼントマンデー
ページトップへ戻る