レビュー

驚きの吸水力! 「スティック型」の新感覚タオルで雨の日の外出が快適に♪

夏場は、突然のゲリラ豪雨に遭遇してしまうことがしばしば。濡れたカバンや持ち物を慌ててハンドタオルで拭くのですが、当然タオルはビショビショになり、扱いに困ります……。

ビショビショのタオルをカバンにしまうのは、嫌ですよね

ビショビショのタオルをカバンにしまうのは、嫌ですよね

そんな悩みを解決してくれそうなタオルを見つけました!

「スティック型」のタオル!?

直径40mm×高さ155mm、重さ63gというなかなかコンパクトなサイズ感

直径40mm×高さ155mm、重さ63gというなかなかコンパクトなサイズ感

こちらは、吸水スポンジのパイオニアメーカー、アイオンから発売されている「STTA(スッタ) スティックタイプ」。およそタオルとは思えないルックスですよね。

スティックの上半分(灰色の部分)は、ふかふかとしたやわらかい吸水スポンジで、吸水性と速乾性にすぐれた、超微細気孔スポンジ「ソフラス」という素材が使われています。その吸水量は、珪藻土の3倍、吸水速度はなんと6倍なのだとか。

試しに濡れた机を撫でてみると……、キレイに水滴を吸い取ってくれました!

試しに濡れた机を撫でてみると……、キレイに水滴を吸い取ってくれました!

そして驚きなのが、「STTA」は絞ると吸水力が復活すること! 普通のタオルの場合、水を吸ったあとに絞ってもすぐには乾きませんが、「STTA」ならすぐに乾いて、また吸水できます。

絞ったあとの表面は元のサラサラの状態に戻ります! すぐにバッグに入れられそうなのもうれしいポイント

絞ったあとの表面は元のサラサラの状態に戻ります! すぐにバッグに入れられそうなのもうれしいポイント

スポンジ部分は取り外せるので、水で手洗いしたり、洗濯機でネットに入れて洗ったりできます

スポンジ部分は取り外せるので、水で手洗いしたり、洗濯機でネットに入れて洗ったりできます

タオルを使いたくない場所で活躍

さて、この「STTA」がどんなシーンで便利かというと、水気を拭き取りたいけどタオルを使いたくないシーンだと思います。たとえば、雨が降ったあとの自転車のサドル。私の場合、タオルは、基本的に洗った手を拭くために持ち歩いているので、普段外気に触れているサドルをタオルで拭くのは何となく気が引けます。

そんなとき、「STTA」でササッと撫でればあっという間に吸水!

そんなとき、「STTA」でササッと撫でればあっという間に吸水!

ほかにも、雨の水滴で見えにくくなったクルマのサイドミラーなども、気兼ねなく拭けます

ほかにも、雨の水滴で見えにくくなったクルマのサイドミラーなども、気兼ねなく拭けます

普通のハンドタオルを使うとビショビショになってしまうような、広範囲の拭き取りでも、「STTA」なら絞って何度も拭けるので余裕でこなせます。

家の中なら、洗面所の鏡に付いた水滴を拭くのにも活躍。タオルだと跡が残ってしまうんですよね

家の中なら、洗面所の鏡に付いた水滴を拭くのにも活躍。タオルだと跡が残ってしまうんですよね

吸水力を比較してみました

実際、普通のタオルと比べてどのくらい吸水力が高いのか気になるので、ちょっとした実験を行いました。一般的なハンドタオルと、水泳などで使用する吸水性バツグンのセームタオル、そして「STTA」の3つを用意し、同じ量の水を吸わせて、そのスピードを比べました。

左から、一般的なハンドタオル(20×20cm)、Speedoのセームタオル(43×32cm)、「STTA」です

左から、一般的なハンドタオル(20×20cm)、Speedoのセームタオル(43×32cm)、「STTA」です

見えづらいですが、50mlの水が入っています

見えづらいですが、50mlの水が入っています

ここにそれぞれのタオルを入れ、おおよそ何秒で吸水するのか、また、使用後の絞りやすさや、本体の乾きやすさなども比較します。

【1】一般的なハンドタオル

動画は4倍速です

吸水にかかった時間は約3分43秒でした。あまりにも吸水が進まなかったので、途中で手を使って少し位置を調整しました。

水分を含んだタオルは、ポタポタと水滴が落ちそうなビショビショ具合。当然ですが、絞ってもまだまだタオルは濡れた状態で、乾くまでには数時間かかりました

水分を含んだタオルは、ポタポタと水滴が落ちそうなビショビショ具合。当然ですが、絞ってもまだまだタオルは濡れた状態で、乾くまでには数時間かかりました

【2】セームタオル

動画は2倍速です

吸水にかかった時間は約53秒でした。表面積が大きいことも影響していると思いますが、さすがセームタオル。なかなか早いスピードで吸水できました!

水分をしっかり保持しているため、両手でよく絞らないと排水できませんが、絞ればまたすぐに使えました

水分をしっかり保持しているため、両手でよく絞らないと排水できませんが、絞ればまたすぐに使えました

【3】STTA

吸水にかかった時間は約1分47秒でした。今回は本体からスポンジ部分を取り外した状態で実験しました。今回比べた3種類のタオルの中で、水に触れている面積が一番小さいことを考えると、なかなかのスピードではないでしょうか。

片手で絞れるのが便利! もちろん、絞ればすぐにまた使用できました

片手で絞れるのが便利! もちろん、絞ればすぐにまた使用できました

吸水速度では、セームタオルがNo.1の結果でした。ただ、「STTA」も、一般的なハンドタオルに比べるとかなり吸水力が高いと言えそうです。「STTA」の最大吸水量は約70ccとのことですが、もっと吸えそうな印象でした。

また、今回比べて感じたのが、「STTA」はセームタオルよりも取り回しがしやすいこと。セームタオルは乾くとカチカチに固まってしまい、使うときは軽く濡らしてやわらかくしないといけません。その点、「STTA」は乾いている状態でもやわらかく、すぐに使えます。コンパクトなので持ち運びもしやすいですね。

「STTA」はスリムなスティック形状なので、リュックのサイドポケットに入れたり、上部のヒモをカラビナなどに通してバッグに取り付けたりできます

「STTA」はスリムなスティック形状なので、リュックのサイドポケットに入れたり、上部のヒモをカラビナなどに通してバッグに取り付けたりできます

クセはあるけど、使いこなせば便利!

最後に、使ってみて気付いた点についていくつかお伝えします。「STTA」は、平面の水滴を吸うのは得意ですが、形状的に、細かい部分や凸凹した場所は苦手なようでした。

こういった、入り組んだ場所の水滴は吸いにくいですね

こういった、入り組んだ場所の水滴は吸いにくいですね

また、前述のとおり、スポンジ部分は取り外して洗えますが、その取り外し方がやや不便。まず持ち手を外し、中にある芯部分を指で押さえながらスポンジを取り外すのですが、両手でしっかり押さえながらでないと外れない硬さです。もっと簡単に取り外しできれば、より使いやすそうだなと思いました。

今回私が購入したカラーはライトグレーですが、ほかにダークブルー、ダークグレーもラインアップされています。従来のタオルとはかなり異なる形状で、凸凹した場所には使いにくいなどのクセもありますが、この吸水力と、絞ってまたすぐに使える速乾性は便利! 濡れてしまったカバンや自転車、傘なども気兼ねなく拭けるので、雨の日の外出時に重宝するのではないでしょうか。

ペパーミント

ペパーミント

都内を中心に活動するミュージシャンです。歌ったり作ったりしています。よろしくお願いいたします! http://www.peppermint-web.net/

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