自炊をしていると、ビミョーにご飯やおかず、食材が余っちゃってどうしよう……ということ、よくありますよね。
たとえばお刺身やご飯など、“あとちょっと”が残っちゃうんですよね
そんな余り物を、おやつやおつまみにリメイクするためのグッズ「トースターではさみ焼き スナッキー」を紹介しましょう。
アーネスト「トースターではさみ焼き スナッキー」
「トースターではさみ焼き スナッキー」は、ホットサンドメーカーのようにパカッと開く鉄板と、コルクマットで構成されています 。
鉄板のサイズは、22(幅)×16.5(奥行)×2(高さ)cm。重さは500gです
要は、鉄板の間にいろんな食材をはさんで焼くことで、おせんべい(?)を作ってしまおうというグッズなのです。
さっそくやってみましょう。ビミョーに余ったご飯を鉄板に載せて……上の鉄板を下の鉄板に重ねる要領で、ギュギューッとはさんでロック!
左上がしょう油をかけたご飯、右上がしらす&海苔を混ぜたご飯、下がキムチを混ぜたご飯です
ギュッとはさんだら、鉄板同士を銀色の金具でロックします
入れるものにもよりますが、力が結構必要です。しっかりプレスするためでしょうね。
あとは、そのままオーブントースターに入れて、9〜12分程度焼きます。
オーブントースター専用のアイテムですが、電子レンジのトースト機能でもOKとのこと
焼き上がったら完成! 本体はアツアツなので、ミトンなどを使って触れるようにしましょう。
開けてみると……合体しちゃってますね
厚みは2mmくらい。薄〜く焼き上がりました
完成品の見た目はちょっとアレですが、香ばしいニオイが漂ってきて食欲をそそります。
謎のビジュアルですが、そのお味は……?
カリッモチッとした食感でおいしい! おせんべいほどパリッとはしていないですが、薄〜い焼きおにぎりといった感じ。ご飯なら何を混ぜてもイケそうです!
もっといろんな食材をはさみ焼きしていきましょう。
まずは、ビミョーに余りがちな魚介類の刺身をはさみ焼き!
……なんか、上の鉄板に貼り付いちゃったな
こちらも香ばしく、魚やエビの味が凝縮されていておいしぃ〜!
ご飯をおせんべい化したものが “おやつ”だとすれば、こっちは“おつまみ”にピッタリです。
特に、エビを殻のまま焼いたヤツはパリッパリで、まさに「えびせん」!?
味が凝縮されているため、そのままでも、かみしめるたびに味が染み出てきて美味ですが、塩やしょう油をチョロッと垂らしてから焼いてもよさそうです。
続いて、ギョウザの皮。コレもキッチリ使い切るのが難しい食材ですよね。桜エビを載せたギョウザの皮&とろけるチーズをはさんだギョウザの皮を焼いてみます。
予想以上にパリッパリなおせんべい状態に!
コレがまた、香ばしくてうめぇ〜!
ギョウザの皮って、はさみ焼きにするとこんなにパリパリになるんですね。いろんな具材を載せることで、素朴でヘルシーなおやつになりそうです。
さて、ここからは余り物とか関係なく、“わざわざ”食材を用意して作っていきますよ!
さっきの、とろけるチーズをはさんだギョウザの皮がおいしかったので、今度はとろけるチーズをはさんだ食パンをはさみ焼きしてみます。要は、ホットサンドみたいなもんでしょ?と思い、試してみたんですが……。
ホットサンドとはだいぶかけ離れた仕上がりに……
ラスク……までサクサクにはなっていませんが、カリッとした薄〜いトーストといった感じで、スナック感覚で食べられます。コレはコレでアリだぞ!
「もしや、単に焦げたチーズがおいしいのでは?」……ということで、とろけるチーズを直ではさみ焼きにしてみました。
……なんじゃこりゃ!?
まあまあアレな感じの物体が、生成されてしまいました
見た目はヤバイですけど、コレが香ばしいわ、味が濃厚だわでメチャクチャおいしいんですよ!
ウイスキーあたりの強い酒と一緒に出されたら、延々食べ続けちゃうヤツだな……。カロリーすごそうだけど。
お次は、「“たたみいわし”みたいにならないかな〜?」ということで、しらすをはさみ焼き!
割とそれっぽい見た目になりましたが……
はさみ焼きすることで、味が濃厚になるので、塩み濃過ぎますかねぇ。ちょっと湯通しして、塩を抜いたほうがいいかもしれません。
続いて、コレも間違いなさそうな、チキンラーメンでやってみましょう。ちょっとお湯につけて、ふやかしてからはさみ焼き!
うわー、ものすごくいいニオイ!
パリッパリの、おせんべい感あふれるでき映え!
当然のごとくおいしいわけですが、冷静に考えるとコレ、お湯をかける前のチキンラーメンをかじっているのとあんまり変わらない気が……。
最後はこちらを試してみましょう。たこ焼き!
たこ焼きを作るときにできる“おこげ”部分がいちばんおいしかったりするので、コレも期待できるのでは……!?
そのまんま、丸のたこ焼きを載せて
はさみ焼き! ソースの焦げた、ものすごく香ばしいニオイがプンプン!
たこのうまみとソースの香ばしさ、かつお節や生地……さまざまな味が渾然一体となった、メチャクチャおいしいパリパリたこせんべいが完成!
コレは……、店で売っていたら買っちゃうレベル!
ただ、味は濃いめなので、ソースの量を調整しつつ焼くのがおすすめです。
テキトーな食材を入れても、大体おいしくなってしまう「トースターではさみ焼き スナッキー」。1度にたくさんの量は作れないサイズ感ですが、食生活の幅を広げてくれる、予想以上に使えるアイテムでした!
要はただの鉄板なので、お手入れも簡単! 上下に分解して丸洗いオッケーです
ただ、コレで作ったおせんべい、特にご飯物は、作りたてで食べるのがいちばんおいしいです!
ひと晩置いておくと……。
歯が砕けそうなほどカッチカチに
要は、ご飯を出しっぱなしにして硬くなっちゃったような状態なので……。
「スナッキー」を使っていると、「あの食材も、この食材も」と夢中になってドンドン焼いてしまいますが、基本、保存には向かなそうなので、作ったらさっさと食べたほうがいいでしょう。
藤子・F・不二雄先生に憧れすぎているライター&イラストレーター。「デイリーポータルZ」「サイゾー」「エキサイトレビュー」他で連載中。