ジダラキング

「ゴミ箱×掃除機」の魔合体! ゴミ捨ても掃除もこれ1台でこなせる!?

これは、私、自堕落王(ジダラキング)のあくまでも個人的な見解なんですけど、洗面所周りのゴミ箱はフタ付きがいいと思うんですよ。

というのも、洗面所(兼 脱衣所)は水周りなだけあって、どうしても「水分を拭き取ったティッシュ」とか「まとまった抜け毛」といったウェットめなゴミが出ます。これらがゴミ箱の中にあると、どうしてもニオイが発生しがち。

もちろん、こまめにゴミ出しすれば済む話かもですが、とはいえ、さほどゴミが溜まってない状態でゴミ袋をまとめてしまうのももったいないし。あと面倒くさいし。であれば、ニオイ封じのためにフタ付きのゴミ箱が必要、という結論になるわけです。

ただ、手でいちいちフタを開けるのは手間だし、足踏みペダル式は構造的に割と壊れやすい。そうなると、センサー式の自動ゴミ箱(手をかざす動きを検知してフタが開く)が便利そう。センサー式のゴミ箱は、数年前までは45L以上の大型製品がほとんどだったんですが、最近は10L前後の小さなモノも増えてきました。これならコンパクトに置けていいかも。

自動ゴミ箱+○○○=「吸っちゃうダストボックス」

実はまさに今、自堕落王んちの洗面所で使っていた足踏みペダル式の小型ゴミ箱が壊れてしまって、その後継をどうしようかと考えていたわけです。

もちろん、今どきちょっと探せば、10Lクラスのセンサー式ゴミ箱はいくらでも出てきます。とはいえ、今さら普通にフタが開くだけのゴミ箱というのも、ちょっと楽しくない。何かほかに面白い機能の付いたゴミ箱ないかなー、と。

ほかには絶対にないユニークな機能を持つ「センサー式ゴミ箱掃除機 吸っちゃうダストボックス」(サンコー)

ほかには絶対にないユニークな機能を持つ「センサー式ゴミ箱掃除機 吸っちゃうダストボックス」(サンコー)

そこで見つけたのが、サンコーの「センサー式ゴミ箱掃除機 吸っちゃうダストボックス」です。

いきなり「ん? どゆこと?」と目を疑うような製品名ですが、その辺りは後々に紹介するとして。とりあえず主なスペックとしては、センサーでフタを自動開閉する6Lクラスのゴミ箱です。

前面のセンサーに手をかざすとフタがウィーンと開き、5秒後にまた自動で閉まります。フタが開くとパネルに5秒のカウントダウンが表示されるので、閉まるタイミングもわかりやすい。このカウントダウン表示、あるなしで意外とゴミ箱としての使いやすさが変わってくる機能だと思います。

フタ開閉の電源は単3形乾電池3本

フタ開閉の電源は単3形乾電池3本

センサー以外にも、タッチパネルで開閉可能

センサー以外にも、タッチパネルで開閉可能

タッチパネルの「OPEN」ボタンを押せば、一時的に開けっ放しにしておくことも可能です(閉めるには「CLOSE」ボタンを押す)。

溜まったゴミを捨てるときは、内部のバケツをズボッと引き抜き、上部のハンドル部分を外せば、袋の取り出し/再セットができる構造です。

ゴミバケツを本体から取り外すときは、多少強めの力でグイッと真上に引き上げます

ゴミバケツを本体から取り外すときは、多少強めの力でグイッと真上に引き上げます

ゴミ袋をバケツにかぶせたら、あとはハンドルパーツを上からカチッとハメて固定し、本体に戻せばOK

ゴミ袋をバケツにかぶせたら、あとはハンドルパーツを上からカチッとハメて固定し、本体に戻せばOK

これで準備完了。洗面所のセンサー式自動ゴミ箱として運用スタートです

これで準備完了。洗面所のセンサー式自動ゴミ箱として運用スタートです

ちなみにゴミ袋は専用の袋が30枚付属していますが、こちらはいわゆるレジ袋でも代用OK。レジ袋の6Lサイズは、関東で「20号」、関西で「35号」と呼ばれているものがちょうど使えるはずです。

なんとゴミ箱が掃除機にトランスフォーム!

さて、改めて製品名の話に戻りましょう。「センサー式ゴミ箱掃除機 吸っちゃうダストボックス」です。“センサー式”まではいいとして、“ゴミ箱掃除機”とは一体なんぞや?という話です。いやまぁ、実物を見れば簡単に解決する疑問なんですが。

まずは外付けパーツのノズルヘッドと電源ケーブルを用意します

まずは外付けパーツのノズルヘッドと電源ケーブルを用意します

本体の角には、ホースと延長パイプ×2が内蔵されています

本体の角には、ホースと延長パイプ×2が内蔵されています

すべてをつなげたら、ホース端を本体側面に差し込んで……

すべてをつなげたら、ホース端を本体側面に差し込んで……

さっきまでゴミ箱だったものが、掃除機に!

さっきまでゴミ箱だったものが、掃除機に!

電源ケーブルは本体下に差し込みます。掃除機の電源スイッチも同じ場所に配置されています

電源ケーブルは本体下に差し込みます。掃除機の電源スイッチも同じ場所に配置されています

このとおり、ゴミ箱に内蔵のホースと延長パイプ、そして付属のノズルヘッドを接合すると、さっきまでゴミ箱だったものがキャニスタータイプの掃除機に早変わり!

吸い込まれたゴミはそのままゴミ箱内のバケツに入るので、紙パックなどを別に用意する必要はなし。

普通の掃除機の場合、サイクロン式でも紙パック式でも、掃除機内に溜まったゴミはゴミ箱に捨てねばならず、その際は細かな埃がポロポロと落ちたりして不愉快です。が、ゴミ箱一体方式ならそういった作業がそもそも発生しないので、ゴミ処理はとてもラク。

吸引されたゴミはそのままバケツへ。ゴミ箱一体型ならではのメリットです

吸引されたゴミはそのままバケツへ。ゴミ箱一体型ならではのメリットです

床用ノズルのほかに、すきま用ノズル(左)とブラシノズル(右)が付属

床用ノズルのほかに、すきま用ノズル(左)とブラシノズル(右)が付属

吸込仕事率は59Wと、掃除機としては低めの数値ですが、とりあえず床の埃や抜け毛なんかを吸うには十分って感じ。ヘッドは床用ノズルと、すきま用/ブラシノズルが選べます。

ちなみに、排気はフィルターを通すので、細かな埃が散る心配はほぼありません。

バケツ上部の四角いのがフィルター。排気はここを通って外に出ます

バケツ上部の四角いのがフィルター。排気はここを通って外に出ます

個人的には、ゴミ箱の中のニオイが排気と一緒に吹き出さないか?と心配だったんですが、そこはうまいこと作られているのか、あまり気になりませんでした(でもさすがにちょっとは漏れる)。

ちょっと気になったところも

底面にキャスターが付いているので移動は問題ないですが、ホースがやや短いため、小回りがききづらいという感じがします。ゴミ箱に内蔵する都合上仕方ないんでしょうが、できればこれの2倍の長さのホースがあるとありがたいかなー、と。

ゴミ箱底部のキャスター。これで掃除機としての移動は問題ないんですが……

ゴミ箱底部のキャスター。これで掃除機としての移動は問題ないんですが……

正直、ホースはもうちょっと長いほうが取り回しがラクだと感じました。別売で延長ホースが欲しい

正直、ホースはもうちょっと長いほうが取り回しがラクだと感じました。別売で延長ホースが欲しい

あと、ゴミ箱のフタセンサーがやたらと感度が高いようで、たまに誰もいないときに、ウィーン、と勝手に開くことが。何を感知したんだろう……!とドキドキします。電池の消耗も気になるので、ここは特に気になったポイントでした。

とはいえ、ゴミ箱と掃除機が一体化することで、置き場所を省スペース化できるのは割とメリット。意外とこの組み合わせ、いいかも。ワンルームぐらいならこれひとつで問題なく掃除・ゴミ捨てができると思います!

きだてたく

きだてたく

最新機能系から雑貨系おもちゃ文具まで、何でも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は大手文房具店の企画広報として企業ノベルティの提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。

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