私は、毎日食べてもいいくらい無類のサンドイッチ好きです。市販のものを買うだけでなく、自分でもよく作るのですが、ひとつ悩みが……。サンドイッチ用の食パンって種類が少ないですし、ちょっと割高なんですよね!
店の在庫が切れていることもしばしばで、「じゃあ普通の食パンで作るかな」と思って売り場を見ると、8枚切りがない! そもそも西日本では、8枚切りの食パンがあまり売られていないですよね。もちろん、5・6枚切りでも作れるのですが、サンドイッチにするにはやや分厚いのです……。
5枚切り食パン2枚で作ったサンドイッチ。ちょっと朝ご飯にしてはボリューミー……
5・6枚切りだと多過ぎる、という悩みは、ここ数年人気のホットサンドでも同じことが言えると思います。ひとりで朝から食パン2枚分はキツいんですよね。そんなシーンで便利そうなアイテムを見つけたので、さっそく使ってみました!
それが、アーネストの「うす〜く切ってサンドイッチしましょ」というアイテム。5枚切り、6枚切りの食パンを、さらに半分の薄さにスライスできる商品です。
つまり、
5枚切り(25mm)→10 枚切り(12.5mm)
6枚切り(20mm)→12枚切り(10mm)
にスライスできるというわけです! これがうまくいけば、10枚切りのサンドイッチ用食パンを買う必要がなくなるのでは?
アーネスト「うす〜く切ってサンドイッチしましょ」
5枚切り用の枠と、6枚切り用の枠の2つで1セットで、使用時はこの2つの枠を重ねます。
6枚切り用の枠の下部には穴が開いていて、ここを、5枚切り用の枠の下部にある凸パーツに重ねて固定する仕組み
対応しているパンは、5枚切りもしくは6枚切りの角型・山型食パン。まずは、5枚切りの山型食パンで試してみます。
使用方法はとっても簡単。5枚切りの食パンをスライスしたい場合は、さきほど重ねた枠を、「5枚切り用」の文字が見える面が上にくるように平らな場所に置き、食パンをセットします。
「5枚切り用」の文字が見えるように置きます(枠を重ねた状態でひっくり返すと、「6枚切り用」の文字が上にきます)
ではスライスしてみましょう。枠の間にパン切り包丁を入れて、まずはパンの角をゆっくりカットします。角が切れたら、刃を小刻みに動かしながら全体を真っ直ぐカットしていきます! パンと枠をやさしく押さえながら切っていくのがポイント。
まずは、赤い点線の部分まで切り込みを入れてから、全体に刃を進めていきます
枠の間に包丁を差し込みましょう
切っている様子を動画に収めました。
スライスしたパンがこちら! すごく簡単かつ、キレイに半分の薄さに切れました!
10枚切りのパンに変身! 均等に切れました
次は、6枚切りの角型食パンで試してみます。今度は、フリーハンドで切った場合と、「うす〜く切ってサンドイッチしましょ」で切った場合とで、その仕上がりを比べてみましょう。
フリーハンドで6枚切り食パンをスライスした結果
まず、フリーハンドの場合はパンが動いてしまうので安定せず、やや切りにくさを感じました。ちゃんと半分の位置で切れているかもわからないまま切り進める……という感じでしたね。そして仕上がりですが、パッと見た感じは意外とキレイにスライスできているように見えますが、残念ながら均等な厚さではなく、パンが破れそうなほど薄くなってしまっている部分もありました。これだと、サンドイッチやホットサンドにした際に、具材がパンを突き破ったり、調味料が浸み出したりしかねないですよね。
続いて、6枚切り食パンを「うす〜く切ってサンドイッチしましょ」でスライスします。
「うす〜く切ってサンドイッチしましょ」を使って6枚切り食パンをスライスした結果
見てください、この仕上がりの差! 非常に美しく、均等にスライスできています。切りやすさの点でも、枠があるおかげでパンが固定されるので、安定して切り進められました。「この位置で大丈夫かな?」と心配する必要もないので、本当に簡単です。
コツは、とにかくゆっくり少しずつ切ることですね。使う包丁は、刃渡り16cm以上のできるだけよく切れる包丁、またはパン切りナイフが推奨だそうです。
せっかくなので、スライスした食パンでいろいろと作って食べてみました。6枚切りを半分にした12枚切りは初体験の薄さでしたが、ひとり分にちょうどいいボリュームに仕上がって大満足でした♪
ハム、レタス、トマトなどでサンドイッチを作りました。薄切りなので、耳あり&具材多めでも、ひとり分として理想のボリューム感で作れました!
ツナとチーズでホットサンドにも。薄いものの具材がはみ出ることもなく、しっかり端が閉じられたホットサンドに仕上がりましたよ
耳を切れば、こんなくるくるサンドイッチも作れます
そして、いちばんいいなと感じたのが、味付きや具材入りの食パンでもサンドイッチやホットサンドに使えること! 市販のサンドイッチ用食パンは種類が少なく、私はプレーンな食パンタイプしか見たことがありません。しかし「うす〜く切ってサンドイッチしましょ」があれば、ライ麦・全粒粉入りや、レーズン入りなどのパンでもサンドイッチ用の薄さにできちゃいます!
6枚切りのレーズン入り食パンを切ってみましたが、問題なくキレイにスライスできました!
レーズン入りの食パンで目玉焼きホットサンドを作ってみたら、甘じょっぱい仕上がりが新鮮でおいしかったです! レパートリーが広がりそう♪
お手入れの際はもちろん丸洗いできますし、食器洗い乾燥機の使用もOKです。我が家では、本当にもうサンドイッチ用食パンを買わなくなりそう!