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「2023年の手帳」が画期的に使いやすくなる! 手帳用パンチ「ツメカケ」

文房具店の店頭では、すでに来シーズンの手帳が並び始めています。

気分的には、「早いよ!」と叫びたいところではありますが、新しい手帳を選ぶのは楽しいもの。前シーズンのモデルを継続するのか、それともまったく別の製品に乗り換えるのか、じっくりと考えたいところです。

そんな手帳シーズン突入の今だからこそ、紹介しておきたい文房具があります。それが、手帳を便利に改造できるカスタム用ツール。2022年夏に発売され、すでに一部で人気がとても高まっている製品です。これを使ってカスタムすることで、手帳がグッと使いやすくなるかも!?

ページをパンチすることで、狙ったページがスパッと開く!

サンスター文具から発売された「ツメカケ」は、分類としては、いわゆる穴開けパンチに近い機能を持つ文房具。つまり、紙に穴を開けるためのツールです。穴開けパンチと少し異なるのが、開ける穴が丸型ではなく、少し変わった形をしているという点です。

これひとつで手帳が画期的に使いやすくなる手帳パンチ「ツメカケ」(サンスター文具)

これひとつで手帳が画期的に使いやすくなる手帳パンチ「ツメカケ」(サンスター文具)

中央のパンチから左側がカド用の刃、右側が見出し用の刃として使います。見分けやすいように、マークが表示されています

中央のパンチから左側がカド用の刃、右側が見出し用の刃として使います。見分けやすいように、マークが表示されています

もうひとつの違いは、「ツメカケ」は1台で2タイプの穴が開けられるという点。中央にパンチの刃を搭載しているんですが、まずは右側から手帳のページを挿し込んで、グイッとパンチを押し込んでみましょう。

すると下の写真のとおり、半円形の穴がページ端に開きます。これを手帳の月ごとに分けて穴を開けていくと……。

まずは、見出し用刃の側から手帳の端を挿し込んで、パンチ!

まずは、見出し用刃の側から手帳の端を挿し込んで、パンチ!

バチッという音とともに半円の穴が開きました。1度にまとめてパンチできるのは、2ページぐらい

バチッという音とともに半円の穴が開きました。1度にまとめてパンチできるのは、2ページぐらい

それぞれの月初ページまで穴を開けていけば、切り欠きインデックスが完成!

それぞれの月初ページまで穴を開けていけば、切り欠きインデックスが完成!

そう、手帳に切り欠き式のインデックスができあがる、というわけ。

たとえば、3月のページを開きたいと思ったら、3月の穴に指を添えてパラパラッとめくると、自動的に目当てのページが開く、という仕組みです。

いちいち「(パラパラ……)まだ2月かな?」とか「(パラパラパラ……)しまった、4月まで飛んじゃった」のように、探り探りでページをめくる必要がなく、スパッと瞬間的にアクセスできるのは、とても効率的です。

開けた個所に指を添えてめくれば、一瞬でページ移動が完了。山型インデックスのような側面のはみ出しはなく、見た目がスマートなのも大事なポイントです

開けた個所に指を添えてめくれば、一瞬でページ移動が完了。山型インデックスのような側面のはみ出しはなく、見た目がスマートなのも大事なポイントです

位置を揃えてページに穴を開けていくのは、なかなか面倒ですが、それでも1度開けておけば、あとはずっと手帳が快適に使えること間違いなし。新しく手帳を買ったタイミングこそ、気合いを入れて作業しておく機会かもしれません。

常に最新ページが開ける手帳セーブ機能

ちなみに、パンチの右側は、手帳のページ下カドに使います。

すでに書き終わったページを挿し込んでパンチすると、扇形の穴が開きます。

ページのカドがパンチの中央に来るように意識するのが、キレイに開けるコツ

ページのカドがパンチの中央に来るように意識するのが、キレイに開けるコツ

最新ページまで開けていくと、こんな感じに

最新ページまで開けていくと、こんな感じに

次にページを開くとき、この穴に指を添えてパラパラめくると、必ずパンチし終わった次のページへ……。つまり、まだ書き込みしていない最新ページが開ける、というわけです。言うなれば、RPGのセーブ機能みたいな感じ。

あとは、カドに指を当ててめくれば、勝手に最新ページが開きます。これはとても気持ちいい!

あとは、カドに指を当ててめくれば、勝手に最新ページが開きます。これはとても気持ちいい!

当然ながら、これもかなり快適。書けるページを探してめくっていく必要がないので、咄嗟の時のメモ取りにめちゃくちゃ有効でしょう。先述の切り欠きインデックス作りとは異なり、パンチするのは1ページごと、しかも書き終わる都度でいいので、作業の手間が少ないのもありがたいポイントです。

ロックは、パンチを押し込んでひねるだけ。厚みが減るので、ペンケースなどに収納しやすくなります

ロックは、パンチを押し込んでひねるだけ。厚みが減るので、ペンケースなどに収納しやすくなります

この場合、書き終わったら忘れずページにパンチしたいので、できれば常時「ツメカケ」は携帯しておきたいところ。サイズ的には、コンパクトなのでさほど収納スペースを圧迫しないんですが、とはいえパンチボタンの厚みがちょっと邪魔かもしれません。そういうときは、パンチボタンを本体に押し込んでから、そのまま90°ひねるように回してみてください。すると、ボタンが本体に沈んだままでロックできて、コンパクトに変形します。ちなみに、ロックリリースは逆に回せばOK。

欲しい情報に素早く辿り着きにくいのが、紙の手帳の難点のひとつ。そこをカバーするためには、こういったツールを導入するのもひとつの手でしょう。使いこなせれば、手帳を行ったり来たり、モタモタとページを繰る手間はほぼゼロで済むわけですから、試してみる価値はあるはず。

きだてたく

きだてたく

最新機能系から雑貨系おもちゃ文具まで、何でも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は大手文房具店の企画広報として企業ノベルティの提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。

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