メチャクチャ寒い季節が到来していますが、みなさん、部屋での寒さ対策はどうしていますか?
ボクの家では、ホットカーペット&エアコンでこの冬の寒さを何とか乗り切っています。
ホットカーペット&エアコンは確かに暖かいんだけど……
しかし、気になるのが電気代!
電力不足で節電が叫ばれる昨今。しかも、原油価格高騰や円安などを背景に電気代が上がるという話もありますし、ちょっとでも節約したいところです。
まずは、ホットカーペット&エアコンでどのくらい電気代がかかっているのか、調べてみました(どちらも1KWhあたり27円換算した場合)。
ホットカーペット使用時の1時間当たりの電気料金(全面暖房、温度設定は5段階中3の場合)は約12.67円
エアコン使用時の1時間当たりの電気料金(暖房、温度設定は26℃の場合)は約14.56円
ホットカーペットが1時間で約12.67円、エアコンが約14.56円ということで、1日5時間使うと1か月(30日)で約4084.5円。結構かかるな……。
今後、電気料金が上がっていくとしたら、これはつらい!
ということで、電気を使わずに暖かくなれる(かもしれない)グッズ、ニトリの「ふっくらウレタン入り 保湿+吸湿発熱+蓄熱ラグ」を試してみたいと思います。
ニトリ「ふっくらウレタン入り 保湿+吸湿発熱+蓄熱ラグ」
このラグはその名のとおり、湿気を吸うことで熱を発する素材で作られています。電気を使用せず、人体から発する湿気を吸収して発熱するんだとか。
それがホントなら、節電グッズとしては最適じゃないでしょうか!?
さっそく使ってみますよ!
部屋に敷いてみました
ウレタン入りで、かなり厚みがあります
本体は約2.2cmの厚みがあり、毛並みもフワフワしているため、単に敷くだけでもフローリングの底冷え感をシャットアウトしてくれそうです。
筆者が購入したのは、色はグレーで185×185cmの仕様ですが、色はほかにベージュがあり、いくつかのサイズ(130×185cm、185×185cm 、200×240cm、200×260cm)で展開されています。
手触りもよく、早くもほんのり暖かい感じがしますが……?
実際どんなもんなのか、サーモカメラで調べてみました。
まずはフローリングむき出し状態で計測。
ほぼ真っ黒!
見るからに冷たそうです。真冬に素足でフローリングを歩き回ったら、体温吸われますもんね……。
続いて、ホットカーペットを使用した状態で計測します。
電熱線の位置がクッキリと赤くなっています
画面を見てすぐに納得! これは暖かくなることが約束されているでしょう。
そして、蓄熱ラグを敷いた場合は……?
ホットカーペットには及ばなそうですが……
フローリングだけの状態よりはだいぶマシですが、特に暖かそうな感じはしません。
しかし、このラグが真価を発揮するのは、人が触ったときなんです!
ラグにしばらく手を当てて……
離したところをサーモカメラで撮影すると……
手を当てていた場所が暖かそうな色に!
どうですか!
人肌が触れることで湿気を吸収し、その部分がほんのりと暖かくなっているようです。
普通のカーペットに寝っ転がったときのひんやり感とは明らかに違う、じんわりとした暖かさが伝わってきます。これは気持ちイイ!
ラグに寝っ転がると……あったかぁ〜い!
寝っ転がった場所をサーモカメラで撮影すると……。
おお!
寝ていた場所がバッチリ人型に赤くなっています。これは蓄熱ラグに残ったぬくもり。ラグから離れた後も、数分間はぬくもりがキープされているようです。
さすがにホットカーペット並みに熱くなるわけではありませんが、エアコンと併用すれば、かなり寒い日でも乗り切れそう。
ホットカーペットを蓄熱ラグに置き換えることで、そのぶんの電気代(※)が節約できれば、すぐにラグ代金の元が取れることでしょう。
※1時間当たりの電気料金約12.67円。1日5時間、1か月使用した場合、約1900.5円がホットカーペット使用時の値段
電気代を節約しつつも、寒さはなるべくガマンしたくないという人にオススメの逸品です!
手型、足型が残りやすい素材なのは若干気になりますが、そのぶんフカフカで気持ちイイのです……
藤子・F・不二雄先生に憧れすぎているライター&イラストレーター。「デイリーポータルZ」「サイゾー」「エキサイトレビュー」他で連載中。