レビュー

進化した“炭酸水対応保冷ボトル”は軽くて手軽で高性能だった!

手軽に使える炭酸対応ボトル

「ソーダストリーム」を買ってからというもの、筆者は毎日、とんでもない量の炭酸水を飲んでいます。

自宅で炭酸水が作れるのはサイコー!

自宅で炭酸水が作れるのはサイコー!

とはいえ、こう暑くなってくると、「ソーダストリーム」用のボトルに入れておくと、すぐにぬるくなっちゃうんですよね……。

ぬる〜い炭酸水なんて飲めたもんじゃありません……

ぬる〜い炭酸水なんて飲めたもんじゃありません……

ということで、普段はビール保冷用のグロウラーに移し替えて飲んでいます。

スタンレー「真空グロウラー 1L」

スタンレー「真空グロウラー 1L」

ビール用なので、当然、炭酸水もオッケーだし、保冷力もバッチリなので、最後までシュワシュワ&キンキンの状態で飲むことができます。ただ、とにかくゴツくて重いという、若干の難点があるんです……。

測ってみると641g。成人男性にとってもそこそこ重い

測ってみると641g。成人男性にとってもそこそこ重い

炭酸の力でフタが吹っ飛ばないように、そして炭酸が逃げないように、かなり力ずくで押さえ込んでいる感じで、フタの開け閉めにも結構な力が必要です。動画をご覧いただければおわかりいただけるかと。

保冷力&炭酸キープ力はバッチリですが、もうちょっと手軽に使える炭酸対応のボトルがあったらいいのに……と思っていたところ、最新型の炭酸対応保冷ボトルを見つけました。「REVOMAX2 950mL」という製品です!

「REVOMAX2 950mL」

「REVOMAX2 950mL」

炭酸水対応の真空断熱マグボトル。グロウラーの内容量が1,000mLなのに対し「REVOMAX2」は950mL。内容量は若干少ないですが、重さは465gとだいぶ軽い。

重さ465g

重さ465g

フタの開け閉めも簡単です。
ボトルにフタをはめ、このツマミをグッと引くだけでロックされるというシステム。

フタをして、このツマミを引きます

フタをして、このツマミを引きます

これでロック完了!

これでロック完了!

開けるときは、この3つのボタンを同時に押せばロック解除されます

開けるときは、この3つのボタンを同時に押せばロック解除されます

ロックを解除するのにほとんど力はいりませんが、3つのボタンを同時押しする必要があるため、間違って外れちゃうようなことはなさそうです。

さてこのフタ、どういう仕組みなのかというと……ツマミを引くとボトル内部に接触する部分がグイッと広がって、ボトルと密着するのです。

持ち手下のツマミを引くと

持ち手下のツマミを引くと

ここがグイッと広がって、ボトルと密着

ここがグイッと広がって、ボトルと密着

この程度のロック機構で炭酸の圧力に勝てるのか、若干心配になります。ですが「REVOMAX2」は、炭酸を力で押さえ込むのではなく、内圧を微妙に逃がすことで炭酸の暴発を防いでいるんだとか。ここがポイントです!

ガッチリとロックすることで炭酸がヌケないようにキープしていた従来のタイプとは、考え方が違うんですねぇ……!

保冷力を比べてみた

さて、使い勝手はとてもよさそうな「REVOMAX2」。

問題は、ちゃんと保冷できるのか? 炭酸をキープできるのか? 
手軽に使えても、この辺がイマイチでは仕方ありません。ということで、「グロウラー」と、「REVOMAX2」のサイズ違いの2つ、計3製品を比較してみましょう。

左から「グロウラー」「REVOMAX2 950mL」「REVOMAX2 355mL」

左から「グロウラー」「REVOMAX2 950mL」「REVOMAX2 355mL」

「REVOMAX2 355mL」の重さは265g。さらに手軽に持ち運べそうです

「REVOMAX2 355mL」の重さは265g。さらに手軽に持ち運べそうです

こちらの3つに、冷蔵庫から出してきたばかりの強炭酸水を容量いっぱいまで入れて放置します。

入れたばかりの段階の水温はこんな感じ

入れたばかりの段階の水温はこんな感じ

同じ炭酸水を入れたのですが、ボトルと接する面積の違いなどが影響しているのか、小さいボトルのほうが水温低めに。

ここから1時間ごとに水温を測って、6時間放置してみます。
すると……少々、意外な結果に!

結果はこちら!

結果はこちら!

ゴツくて重いだけに「グロウラー」が保冷力を発揮するのかと思いきや、「REVOMAX2 950mL」のほうが明らかに保冷力は高そう。

「REVOMAX2 355mL」は、最初の水温は低かったものの、6時間の段階で950mLに逆転されています。

とはいえ3つとも、6時間経ってもこれだけの冷たさをキープしているのは優秀と言えるでしょう。

実験日はかなり暑かったので……

実験日はかなり暑かったので……

炭酸はどの程度キープされているのか!?

保冷力では「REVOMAX2 950mL」が実力を見せつけてくれましたが、問題は炭酸をどれくらいキープできているか。冷たさを保っていたとしても、炭酸が抜けていたなら意味がありません。

6時間経った各ボトルの炭酸水をグラスに入れてみました。

6時間経過後の炭酸の具合は?

6時間経過後の炭酸の具合は?

おお、大変わかりやすい結果に!!
「グロウラー」の炭酸水には、明らかに泡が多いのです!

こうなりました

こうなりました

飲んでみても、「グロウラー」は入れたときとあまり変わらない強炭酸ですが、「REVOMAX2」は普通かもしくは微炭酸といった感じ。

内圧を微妙に逃がしているという「REVOMAX2」の構造上、炭酸が抜けてしまうのは仕方のないところでしょうか。

ただ、さすがに6時間も炭酸水を放置するケースは少ないでしょう。

使ってみた感じ、2時間程度までだったら「REVOMAX2」でも冷たい強炭酸水を楽しめます。

軽さ、フタの開け閉めの手軽さなど、「REVOMAX2」のメリットも多いため、長時間にわたって強炭酸をキープしたいなら「グロウラー」。2時間以内に飲み切ってしまうなら「REVOMAX2」と、使い分けてもよさそうですよ!

北村ヂン

北村ヂン

藤子・F・不二雄先生に憧れすぎているライター&イラストレーター。「デイリーポータルZ」「サイゾー」「エキサイトレビュー」他で連載中。

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