筆者が子供の頃は、ボールペンやマジックで書いた文字の修正といえばビンに入った「修正液」を使うのが常識でした。ペン状の「修正ペン」が出てきたときは、その便利さに驚いたものです。液の独特のにおいや、カラカラと振る音も懐かしいですね。やがて、革命的な「修正テープ」が登場し、乾かす必要もなく、指も汚れなくなりました。そこで進化が止まったかと思いきや、驚くべき機能をもつ修正テープが登場していたんです。
ゼブラの「クルティア」
それが今回ご紹介するゼブラの「クルティア」。なんとヘッドが360度回転し、タテヨコ自在に動かせるんです。
コンパクトなサイズで、縦置き可能なのもうれしいです。目薬と並べてみました
下の青い部分を回すと、ヘッドが出てくる繰り出し式
二重構造になっており、使う際は回すことで内側のカートリッジが先端から飛び出す仕組みです。従来の修正テープはキャップがついたものが多く、キャップをなくしてしまうとテープ部分が汚れてしまうという個人的な悩みがありましたが、これならその心配はありませんね。シンプルながらすごいアイデア。
「クルティア」の一番すごいところは、ヘッドが360度回転するところ。今までの修正テープは、横引きしかできませんでしたよね。でもヘッドが回ることで、縦引きもできるようになったんです。
横引き
縦引き
ただ慣れていないので、縦引きはちょっとウネウネ曲がってしまいました。
横引きはスムーズにできるので、力の入れ方や角度など、慣れればうまくいくのかも。
また、この回転機構は手ブレ防止にも役立ちます。持った角度に合わせてヘッドが動いてくれるんです。修正テープを引くのが苦手な人も、これならキレイに引くことができるんじゃないでしょうか。
このようにブレても
ヘッドが回転し、正しく接地します
ゆるやかな曲線であればきれいに描けるので、「白ペン」としての使い方もできそう
つめ替え用のカートリッジが販売されているので、なくなったら交換できるのがエコですね。カートリッジの交換は、下部の青い部分を引っ張るだけ。驚くほど簡単です。
青い部分を引っ張って、まずは外枠を外します
剥き出しになったカートリッジを引っ張って外します
最後に、クルティアの特徴を動画にまとめてみました。
回転するということが少しでも伝わったでしょうか
アイデアにあふれた文房具って、ものすごくワクワクしますよね!
早く何か修正したい!
フリーランスのライターです。価格.comで見つけた「いいモノ」を実際に購入し、使用した上でどんどんご紹介します。よろしくお願いいたします。