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スマートスピーカーや音声認識技術の進化で恩恵を受ける関連株は?

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こんにちは、カブドットコム証券の投資アナリスト藤井明代です。前回は「株主優待が魅力的で業績も好調な銘柄」をくわしくご紹介しました。今回は、話題沸騰中の「スマートスピーカー(AIスピーカー)」の関連銘柄をご紹介します。日本でも年末へ向けてスマートスピーカー商戦が本格化し、2018年のヒット予測にも顔を出しています。

スマートスピーカーの基礎となるのは音声認識の技術。私たちの身近なところだけではなく、業容にも広がる「音声認識」の関連銘柄も取り上げていきます。

年末商戦に向けて盛り上がるスマートスピーカー(AIスピーカー)市場

今秋、日本でもスマートスピーカー(AIスピーカー)に関する各社の動きが本格化してきました。10月初旬にはアマゾンジャパンが「Amazon Echo」を日本で販売すると発表。また、その数日後にはGoogleとLINE(3938)がそろって正式販売を発表しました。ソニー(6758)も12月に発売を予定するなど、各社一斉に年末商戦へ向けた取り組みが目立ってきました。

公式ホームページをみると、Googleの「Google Home」は1万5120円(消費税込)、LINEのスマートスピーカー「Clova Wave」の期間限定販売価格は当初予定より値下げした1万2800円(消費税込)となり、価格競争も激化しています。

スマートスピーカー(AIスピーカー)とは?

スマートスピーカー(AIスピーカー)とは、人工知能で声などに自動応答するスピーカー端末のことです。音声認識の機能を利用し、人が話しかけるだけで音楽の再生やニュースの視聴、情報の検索などさまざまな操作ができます。市場が急拡大したスマホに次ぐ「ポスト・スマホ」の1つとして注目されています。

米国では2014年にAmazonがスマートスピーカーを販売開始し、2016年にGoogleが追随。2017年から18年にかけてはAppleもSiriを搭載した「Home Pod」の販売を予定しており、米国を中心に世界で市場拡大が期待されています。今秋は日本でもいよいよスマートスピーカーが投入され、年末へ向けて株式市場でも関連銘柄の注目度が高まる可能性がありそうです。

スマートスピーカー関連事業を手掛ける上場企業は?

主なスマートスピーカー(AIスピーカー)関連銘柄を、カブドットコム証券提供のPICK UP!株テーマアプリよりご紹介します。

※2017年11月30日現在データ。Astra Manager、PICK UP!株テーマ株アプリを基にカブドットコム証券作成

※2017年11月30日現在データ。Astra Manager、PICK UP!株テーマ株アプリを基にカブドットコム証券作成

第2次音声認識ブームの到来、関連銘柄は?

スマートスピーカー(AIスピーカー)の認知度向上により、今後はその機能を支える音声認識技術に関心が集まる可能性もありそうです。

連続音声認識システムが登場した1997年ごろ、音声認識技術の第1次ブームが起こったとされています。この年はDragon System(現Nuance)が連続音声認識ソフトウェアの「Dragon Naturally Speaking」、IBMも同様のプログラムを搭載した「ViaVoice」をそれぞれ発売し、注目を集めました。その後も、コールセンター向けの音声認識・応答システムが開発されたほか、2008年にはGoogleが音声検索のアプリをリリース。2011年にはiPhone4SにSiriが搭載されるなど、続々と音声認識サービスが登場しました。

音声認識の市場規模は2021年に20兆円強となる見通し

そして足元は、第2次音声認識ブームのまっただ中。スマートフォンの進化やスマートスピーカーの登場などにより、音声認識の利用者数は急増しています。市場調査会社BCCリサーチの「Global Markets and Technologies for Voice Recognition」によると、音声認識の世界市場は2016年の1044億ドル(約12兆円)から2021年には1849億ドル(約21兆円)に増加、年平均成長率は12.1%になるとの予測が出ています。

音声認識技術はどんな上場企業が手掛けている?

現在では、ビジネス分野でコールセンターでの効率化のほか、ハンズフリーでの文書作成や自動入力、スマホやスマートスピーカーでの活用など、さまざまな分野で実用化が進行しています。今後も各分野で音声認識を活用した技術開発が進み、新たなサービスが誕生することが想定されます。これに伴い、音声認識技術を研究・商用化しているなど、関連銘柄への注目度も増していく可能性がありそうです。

最後に、音声認識の主な関連銘柄をご紹介いたします。

※2017年11月30日現在データ。Astra Manager、PICK UP!株テーマ株アプリを基にカブドットコム証券作成

※2017年11月30日現在データ。Astra Manager、PICK UP!株テーマ株アプリを基にカブドットコム証券作成

※本記事は、執筆者個人または執筆者が所属する団体等の見解です。

藤井明代

藤井明代

カブドットコム証券(https://kabu.com/)投資アナリスト。大手ネット金融グループを経て、2013年10月入社。優待株やテーマ株などを追い、WEBやSNS、メディアなどで情報発信。 著書に『勝てる!「優待株」投資』(幻冬舎)

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