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あのクレジットカード、人気なのはなぜ?

価格.comのクレジットカード人気ランキング、人気の理由をプロが鋭く分析!(4月版)

クレジットカードを、さまざまな特徴別に比較できる価格.comのクレジットカードカテゴリ。その中でも人気のコンテンツのひとつが、クレジットカードの人気ランキングです。ランキングは毎日更新され、どんなクレジットカードがユーザーの支持を集めているのか、ひと目でわかるため、カード選びの参考にする人も多いでしょう。

とはいえ、クレジットカード初心者にとって「このカードって何で人気なの?」「こっちのカードと比べて何が違うの?」と、疑問に思うことも多いのでは?

そんな疑問に答えるべく、4月版のランキング(4月1日更新、2019年3月2日〜3月31日集計分)上位のクレジットカードについて、専門家が人気の理由をくわしく分析して紹介し、おすすめの使い方なども解説します。

4月版のクレジットカード人気ランキングは?

人気の価格.comのクレジットカード人気ランキング。4月版の一般カードとゴールドカードの順位は以下のとおりでした。(この記事は2019年3月2日〜3月31日集計のランキングを基に作成しており、現在のHP上のランキングと異なる場合があります

一般カードランキング上位の5カード

1位:Orico Card THE POINT
2位:楽天カード
3位:Yahoo! JAPANカード
4位:三井住友VISAクラシックカード
5位:エポスカード

ゴールドカードランキング上位の5カード

1位:dカード GOLD
2位:Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD
3位:三井住友VISAゴールドカード
4位:ダイナースクラブカード
5位:楽天ゴールドカード

6位以下も含めた最新の人気ランキングは、下記リンクよりご覧ください。

今月は一般カード、ゴールドカードともに、トップ5の顔ぶれは変わらず、順位の変動がほとんどない月となりました。
一般カードでは、「Orico Card THE POINT」が18か月連続の1位、「楽天カード」が13か月連続の2位となり、この両カードの順位は当分動きそうにありません。「三井住友VISAクラシックカード」が順位をひとつ上げ4位に、入れ替わりで「エポスカード」が順位をひとつ下げ5位になりました。
ゴールドカードは全く順位が変わりませんでした。勢いのある「dカード GOLD」が首位を守り、高いステータスで知られる「ダイナースクラブカード」は4位の座を4か月連続でキープしました。

それでは一般カード、ゴールドカードそれぞれのランキング上位のクレジットカードについて、人気の理由やスペック、賢い使い方などを見ていきましょう。

一般カード人気ランキング上位のカード

【1位】Orico Card THE POINT

「Orico Card THE POINT」はランキング集計開始の2017年11月以来、一般カード部門で1位の座をずっと守り続けています。長期にわたって支持されている理由は、何と言ってもポイント還元率の高さです。どんな使い方でも貯まる基本のポイント還元率が1.0%(100円=1オリコポイント)。さらに、オリコが運営するECサイト「オリコモール」を経由してアマゾン(Amazon)で買い物すると、還元率が2%(オリコポイント1.5%+アマゾンのポイント0.5%)にアップ。さらに、入会後半年間は還元率が2倍になる特典も、ユーザーを引きつけています。

一般カードの平均的な還元率は0.5%程度。ゴールドカードでも1.0%ほどにとどまる中、年会費無料の「Orico Card THE POINT」の還元率の高さは頭ひとつ抜けています。

ポイントの交換先多数! アマゾンポイントへの交換は本家カードを上回る還元率
貯めたポイントはアマゾンのギフト券やANA・ JALのマイル、Tポイントなどに交換可能。ちなみに、アマゾンでお得に買い物できるAmazon Mastercardクラシックは還元率が1.5%(Amazonプライム会員以外)。「オリコモールを経由する」という手間をかければ、本家を上回る還元率となります。

ただし、「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」を頻繁に使ってネットショッピングをする人にとっては、「楽天カード」や「Yahoo! JAPANカード」を選んだほうがより高い還元率を得られます。

プロのひと言

ジャックスの高還元率カードが軒並み、ポイント還元率ダウンや新規発行停止など「終焉(しゅうえん)」したのに対し、同じ高還元率カードのこのクレジットカードが生き残った理由は何だったのでしょう。それは、ジャックス系カードが還元率の高さに執着したいっぽう、このカードはポイント交換の早さ、使いやすさなど「高還元率+α」で工夫しました。後発だったことを逆手に取り、「シンプリシティ」にこだわったところに先見の明があったと言えます。

◎Orico Card THE POINTの人気の理由と賢い使い方
・ポイント還元率の高さが魅力。「オリコモール」経由なら1.5%以上も
・貯まったポイントは、アマゾンのギフト券やマイルなどに交換できる
・アマゾンユーザーなら、Amazon Mastercardクラシックよりもお得

【2位】楽天カード

13か月連続2位の座をキープする「楽天カード」。楽天グループでお得に使えるクレジットカードとしてスタートしましたが、今では楽天市場や楽天ブックスなどのネット上はもちろん、コンビニやガソリンスタンドなどのリアルの店舗でも十分使えるカードに成長しました。

楽天のサービスをフル活用すれば驚異の高還元率10%超えにも!
高い人気を支えているのは、使い勝手のよさと高いポイント還元率。基本的な還元率はクレジット払いで1%ですが、楽天市場や楽天ポイント加盟店で利用すれば、還元率は一気に3.0%にアップ。銀行や旅行など、楽天のさまざまなサービスをあわせて利用すれば、10%を超えることも可能です。多様なサービスを展開する楽天ならではのメリットと言えるでしょう。

ポイントの有効期限には注意
注意したいのがポイントの有効期限。楽天スーパーポイントの有効期限は原則1年ですが、キャンペーンで貯まるポイントの一部は、ポイントを受け取った月の翌月末に消滅します。また、大量のポイントを参加者に配分する「山分けキャンペーン」も、1人が受け取れるポイント数には上限が設定されており、思ったほどポイントが受け取れないことも多いです。仕組みをよく理解して使いましょう。

プロのひと言

「楽天カード」と言えば、やはり楽天スーパーポイントでしょう。「お得」を標榜(ひょうぼう)して、日本人のポイントライフをリードしてきたと言えます。庶民派カードの代表と言われてきた楽天カードですが、QRコード決済の「楽天ペイ」に楽天カードをひもづけて利用すると、常に楽天ペイ利用分で0.5%、楽天カード利用分で1%の合計1.5%の楽天スーパーポイントが貯まるようになりました。さらに、楽天ペイと楽天Edy、楽天スーパーポイントがひとつのアプリに統合されたので、それぞれが使いやすく、ポイントもより効率よく貯まるようになりました。

◎楽天カードの人気の理由と賢い使い方
・年会費が無料のうえ、ポイント還元率が高い
・楽天のサービスをフル活用すれば、ポイント還元率10%超えも可能に
・キャンペーンで貯まるポイントは有効期限が短い場合も

【3位】 Yahoo! JAPANカード

「Yahoo! JAPANカード」が、前回に続き3位をキープしました。ヤフーの子会社ワイジェイカードが発行するクレジットカードです。共通ポイントの先駆けで、提携店舗数が最も多い「Tポイント」を効率的に貯めることができます。

通常は100円の利用で1ポイント貯まり、還元率は1%。さらに「Yahoo!ショッピング」や「LOHACO」で商品を購入すると、いつでも100円で3ポイント獲得でき、これらのサイトを頻繁に利用するユーザーにとっては、メリットの大きいカードと言えるでしょう。
また、ショッピング保険が付帯しているのもこのカードの大きな特長です。「Yahoo! JAPANカード」で購入した商品について、購入から90日間に破損や盗難などの被害にあった場合、最大100万円が補償されます。

QRコード決済「PayPay」にチャージできる唯一のクレジットカードとして「Yahoo! JAPANカード」は、存在感を高めつつあります。特にPayPayのキャンペーンのたびに「Yahoo! JAPANカード」との相性のよさに注目が集まるため、先行する楽天カードとの差も徐々に縮まりつつあるように思えます。

◎Yahoo! JAPANカードの人気の理由と賢い使い方
・PayPayにチャージできる唯一のクレジットカード
・「Tポイント」を貯めやすい。通常は還元率1%だが、「Yahoo!ショッピング」「LOHACO」では3%にアップ
・カードを使って購入した商品が破損した際に補償される「ショッピング保険」が付帯

【4位】三井住友VISAクラシックカード

「三井住友VISAクラシックカード」が4位になり、前回よりひとつ順位を上げました。1980年に日本初のVISAカードを発行した老舗カード会社のひとつ、三井住友カードのクレジットカードで、安心感につながる高いブランド力と、付帯サービスも含めた総合力が人気の理由と言えそうです。

付帯サービスは、最高2000万円の海外旅行傷害保険が利用付帯(旅費などを事前にクレジットカードで決済すれば保険が適用される)として付いているほか、iD、Apple Pay、WAON、PiTaPaに対応しており、電子マネーでの支払いもスムーズです。

ポイント還元率は渋い。あくまでクレジットカード初心者向け
ただし、基本のポイント還元率は0.5%と「並」のレベル。普段使いでポイントをガツガツ貯めるには物足りない印象です。初めてクレジットカードを作る人がまずこのオーソドックスなカードに慣れる、程度の使い方はアリではないでしょうか。

プロのひと言
スペックはともかく、ナンバーワン国際ブランドであるVISAのブランド力が人気を押し上げています。このカードは、新卒社会人など若い人の入会が増える春先に順位が上がる傾向があり、テレビCMやネットCMなどでの露出アップも効いているのかもしれません。

◎三井住友VISAクラシックカードの人気の理由と賢い使い方
・老舗カードとしての高いブランド力
・最高2000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯)など付帯サービスが充実
・iD、Apple Pay、WAON、PiTaPaなどに対応し電子マネーの支払いがスムーズ

【5位】エポスカード

「エポスカード」が順位をひとつ下げ5位となりました。若者向けファッションブランドなどが多く出店する「マルイ」を運営する丸井グループの関連会社、エポスカードが発行しているカードです。還元率は普段使いで0.5%と高くはありませんが、年4回開催のマルイのセールでは10%オフで買い物できます。

「食べる」「遊ぶ」などのサービスが豊富
マルイユーザー以外にも利点のあるカードです。レジャー施設やレストラン、カラオケ店などで割引きが受けられ、「食べる」「遊ぶ」「鑑賞する」などのサービスが豊富です。エポスカードのポイントアップモールを経由して買い物すればポイントが2〜30倍になる点も、見逃せません。
年会費無料でありながら、海外旅行保険の死亡後遺障害が500万円、疾病治療が270万円、携行品損害が50万円、自動付帯(クレジットカードで旅行代金などを支払わなくても、カード保有だけで保険が適用される)されている、というのもほかのカードにない特徴でしょう。

プロのひと言
ランキング集計開始以来、ほぼ全期間にわたってトップ5に入るなど、根強い人気があるのは、その特典のユニークさです。以前はこうした独自加盟店での割引優待などは多くのカード会社で実施していましたが、今はすっかり影をひそめています。サービスがネットの世界に収れんする傾向がある中、「友達とお得にワイワイ楽しめる」など、リアルな生活を充実させるためのサービスを安価で提供していることが、ウケている理由ではないでしょうか。

とはいえ、基本の還元率は「並」。割引優待などを受けられる店舗が、首都圏中心なのも気になる点で、お得感が存分に得られるユーザーは限られるかもしれません。

◎エポスカードの人気の理由と賢い使い方
・マルイのセールでは10%オフで買い物できる
・レジャー施設やカラオケ店の割引利用など、若者向けサービスが充実
・ポイントアップモールを使えばポイントが2〜30倍に

ゴールドカード人気ランキング上位のカード

【1位】dカード GOLD

「dカード GOLD」が首位の座を守りました。
総務省によると、2018年9月時点の、携帯電話市場におけるドコモの事業者別シェアは、携帯キャリアトップの38.3%。契約件数は7000万件を超えており、多くの人がドコモのスマートフォンや携帯電話などを持っています。ドコモユーザーにとっては必携とも言えるゴールドカードになっています。

ドコモユーザーなら通信費の10%分をポイント還元!
最大の魅力は通信費の10%還元。ドコモのスマートフォンや固定回線のドコモ光などの利用料金10%分がdポイントとして貯まります。毎月1万円支払っていれば、1年間で12,000ポイント貯まります。年会費は10,800円(税込)かかりますが、十分にもとが取れるでしょう。

海外旅行保険、携帯電話の補償、コンビニでの割引など多彩なサービス
10%還元だけではありません。海外旅行保険の死亡後遺障害の補償金額が1億円(自動付帯5000万円、利用付帯5000万円)まで付帯されています。また、携帯電話の破損や紛失の際に補償を受けられるなど、保険が充実しており、万が一に備えたい人にとって作っておいて損はないでしょう。コンビニのローソンで買い物すればカードの利用代請求時に最大5%オフの優待が受けられるなど、普段使いでも活躍します。

ただし、ドコモユーザーに手厚いサービスのクレジットカードのため、ソフトバンクやauなどほかのキャリアを使っている人は十分なメリットが得られません。

プロのひと言
「dカード GOLD」は2018年4月に会員数400万人を達成し、2019年1月末には500万人を突破したことが発表されました。これだけの短期間に、100万人の会員を集めるゴールドカードというのは、これまで見たことがありません。このカードの強さの秘密は、やはり、ドコモユーザーなら10%の還元で通信代金が返ってくるというお得感にあるでしょう。たとえばスマホ料金を、家族で毎月3万円払っているとすると、何もしなくても3,000ポイント= 3,000円が貯まっていきます。そのわかりやすさは抜群です。

私も友人への説明がしやすく、理解も早いので、何かと言えばこの話を引き合いに出していましたが、そのうち友達たちもこのカードを持って、ほかの友人に同じ説明をするようになりました。
ドコモは共通ポイント「dポイント」の提携店舗の拡大に力を入れ、利便性もアップしています。また、「おつり積立」や「d払い」といった細かなサービスを始めているのも、支持を集める理由になっているようです。

◎dカード GOLDの人気の理由と賢い使い方
・最大の魅力はスマホや光回線など通信料金の10%分のポイント還元
・海外旅行保険の自動付帯、携帯電話が壊れた際の補償など保険も充実

【2位】Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD

オリコモール経由ならポイント還元率2%+α
「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」が、前回に続き2位となりました。一般カード並みの年会費1,950円(税込)でありながら、ポイント還元率が高い点がこのカードの魅力になっています。基本のポイント還元率は、「Orico Card THE POINT」と同じ1%。違うのは、オリコモールを経由したときやiD、QUICPayといった電子マネーで支払いしたときの還元率です。オリコモール経由なら2%+アマゾンなどのポイント、電子マネーは1.5%の還元率となります。それぞれ、「Orico Card THE POINT」よりも0.5%多くもらえます。ほかにも、最高2000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯など、実用性に富んだクレジットカードと言えるでしょう。

一般カードの人気ランキングでトップをひた走る「Orico Card THE POINT」の上位カードですが、元々が信販会社のクレジットカードですので、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードのようなステータス性はありません。富裕層向けのお得なサービスなどもなく「ステータスカードを1枚は持っていたい」という人の期待に応えられるかどうかには疑問符がつきます。

◎Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDの人気の理由と賢い使い方
・年会費が安いうえ「オリコモール」経由でポイント還元率が2%+αと高い
・最高2000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯
・旅館やホテル、レジャー施設が割引価格で利用できるなどサービスが充実

【3位】三井住友VISAゴールドカード

前回の3月版で首位から3位に転落した「三井住友VISAゴールドカード」は3位のままとなり、順位を上げることができませんでした。1位の「dカード GOLD」、2位の「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」と比べると、還元率の点で見劣りする点が、ネックとなっているようです。

1,000円で1ポイント貯まるポイントプログラム「ワールドプレゼント」のポイントは、たとえば1ポイント=ANAの3マイル(還元率0.3%)、1ポイント=楽天スーパーポイントが5ポイント(0.5%)に交換可能です。2年連続50万円以上決済するとボーナスポイントが100ポイントもらえますが、1%を超える高還元率カードに慣れたユーザーが、この程度で満足できるのかと言われれば疑問です。

いっぽうで、老舗の三井住友カードが発行するゴールドカードで、サービスは申し分ありません。国内主要空港のラウンジが無料で使えるほか、一流ホテル・旅館を厳選した会員制宿泊予約サービス「Relux(リラックス)」で予約をする際は、初回7%オフ、2回目以降5%オフで利用できます。国内外の旅行傷害保険は自動付帯と、利用付帯合わせて最大5,000万円が補償されます。

年会費が10,800円(税込)と、ゴールドカードでは決して高い部類には入らないので、ポイントの還元率よりもサービス優先、ステータス優先の場合は問題ありません。しかし、「お得さ」を優先する人は、別のゴールドカードを検討するのがよいでしょう。

◎三井住友VISAゴールドカードの人気の理由と賢い使い方
・老舗カード会社のゴールドカードで信頼感・知名度は抜群
・空港ラウンジ無料、高級宿泊施設の料金割引など申し分ないサービス

【4位】ダイナースクラブカード

「ダイナースクラブカード」が4か月連続で、4位をキープ、老舗カードの底力を発揮しています。1961年に日本で初めて発行されたクレジットカードとして知られており、三井住友トラストクラブが発行しています。

高級レストランを2名以上予約で1名分が無料になる「エグゼクティブ ダイニング」
ダイナースクラブカードの魅力は「ダイニング」にあります。高級レストランで2名以上のコースを利用すると、1名分が無料となる「エグゼクティブ ダイニング」を半年に1回利用できます。最近はほかのゴールドカードでも追随して、同様のサービスを展開していますが、「ダイナースクラブカード」は対象レストランが全国各地の300店超と、店舗数でほかのカードを圧倒しています。

旅行やサービスでも、このカードは強みを発揮します。国内と海外で計800以上の空港ラウンジが無料できるほか、最高1億円の傷害死亡・後遺障害保障の海外旅行保険も付帯されており、帰国後には空港からの手荷物宅配サービスも行っています。
ただ、基本のポイント還元率は0.4%で、高いとは言えません。

プロのひと言
高ステータスの「ダイナースクラブカード」が4位をキープしたのは、節約を基本としながら、「良質なものにはしっかりお金を使う」最近の流れが関係していると考えられます。「ダイナースクラブカード」は、本場の料理を堪能できる「フレンチレストランウイーク」に協賛してきました。このイベントは一定期間、リーズナブルな価格で、全国の有名レストランで食事を楽しめますが、ダイナースの会員は先行予約ができるなどの特典が受けられます。

また「エグゼクティブ ダイニング」を利用し、高級レストランを2名で予約すると、1名分は無料になります。対象レストランのコース料理は1人1万円前後はかかるので、年間2回利用すれば2万円分のサービスが受けられることになり、年会費23,760円(税込)のもとは十分に取れるでしょう。接待はもちろん、夫婦や恋人など大事な人との食事には重宝します。
ラウンジの無料利用や海外旅行保険も充実しており、旅好きや出張で海外を飛び回るビジネスマンにはメリットを得られるカードです。

ただし、「グルメ」や「旅」にさほど興味がなく、高い還元率のみを求めるユーザー向けのカードではありません。日常で使えるようにほかの高還元率カードを持っておき、非日常の旅やグルメを満喫する際にダイナースクラブカードを使う、という使い方はアリかもしれません

◎ダイナースクラブカードの人気の理由と賢い使い方
・高級レストランで2名以上のコース利用で、1名分が無料となる「エグゼクティブ ダイニング」
・国内外800か所以上の空港ラウンジが無料利用で、最高1億円の海外旅行保険が付帯

【5位】楽天ゴールドカード

「楽天ゴールドカード」は4か月連続の5位となりました。常にトップ5をキープする理由は、年会費2,160円(税込)と、「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」並みの格安ゴールドカードにもかかわらず、楽天グループのサービスを使えば、ポイントがザクザク貯まる、楽天ユーザー必携のゴールドカードだからでしょう。

楽天市場でいつでもポイント還元率5%、楽天の各種サービス併用で最大15%に!
このクレジットカードを使って楽天市場で買い物をすると、いつでもポイント還元率5%になります。さらに楽天モバイル、楽天市場アプリ、楽天トラベルなど楽天の各種サービスを併用すれば、スーパーポイントアッププログラムで還元率が最大15%になります。

貯まったポイントは、楽天の各種サービスで利用したり、ANAマイルに交換したりできます。格安ゴールドカードであるにもかかわらず、国内主要空港だけでなくハワイ・ダニエル・K・イノウエ国際空港、韓国・仁川国際空港ラウンジを無料で利用できます。そのほかにも海外旅行での特典が充実しています(Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDは空港ラウンジサービスがない)。

プロのひと言
長い間、楽天は「楽天カード」(年会費無料)と上位の「楽天プレミアムカード」(年会費10,800円、税込)の2本立てでやってきましたが、その中間の価格帯(年会費2,160円)で、リーズナブルなカードとして登場したのが、この「楽天ゴールドカード」です。ポイント還元率が高いうえ、国内主要空港ラウンジの利用が無料ということもあって、一般ゴールドカード以上の特典を受けられます。それで、コストパフォーマンスが高いゴールドカードとして、人気になっているのです。

◎楽天ゴールドカードの人気の理由と賢い使い方
・楽天市場でいつでもポイント5倍など、ポイント還元率が非常に高い
・年会費が安いにもかかわらず、空港ラウンジの無料利用などゴールドカードのメリットをきちんと備えている
・世界38拠点のトラベルデスクを無料で利用

4月版人気ランキングまとめ

一般カードでは、「Yahoo! JAPANカード」が、相変わらずの存在感を見せています。QRコード決済「PayPay」と相性が抜群で、現在実施中の「PayPay」第2弾キャンペーンが、人気を押し上げているのでしょう。今回のキャンペーンは、「PayPay」に「Yahoo! JAPANカード」を登録して支払えば、還元率はほかのクレジットカードを登録した場合より9%高い「19%」となります(これに加えて、カード利用に対して1パーセントのTポイントも還元されます)。また、「PayPay」残高にチャージできるのが「Yahoo! JAPANカード」だけ、という点も見逃せません。

このため「PayPay」の存在感が今後高まっていけば、「Yahoo!JAPANカード」の価値も高まっていくことが予想されます。「Suica」にとっての「ビューカード」、「nanaco」にとっての「セブンカードプラス」、「WAON」にとっての「イオンカードセレクト」といった、電子マネーやQRコード決済と相性のよいクレジットカードの存在が一層クローズアップされるようになってきました。

ゴールドカードでは、「dカード GOLD」が首位の座を守りました。「ドコモユーザーなら、携帯利用料金の10%還元」という、「高還元率」を「わかりやすく」訴える戦略は説得力があります。
注目していた「三井住友VISAゴールドカード」は3位のままでした。老舗ゆえの安心感と信頼感が評価されているこのカードが、人気を集めにくくなっているのだとしたら、ユーザーの指向が変化していることの表れかもしれません。
次回の順位がどう変化するのか、しっかりと見ていきたいと思います。

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※本記事は、執筆者個人または執筆者が所属する団体等の見解です。

岩田昭男

岩田昭男

クレジットカード評論家・早稲田大学を卒業後、月刊誌の記者を経て独立。クレジットカードのオピニオンリーダーとして30年にわたり活動しています。

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