貯める
紛失などの”もしも”に備えて。そして、よりトクするためにも

クレジットカード2枚持ちのススメ。おすすめ組み合わせ5例も紹介

クレジットカードは1枚だけ、何枚も持ちたくないという人も多いと思うが、少なくとも2枚は持つことをおすすめしたい。その理由と、2枚持ちをする際のカードの選び方を紹介する。

紛失、盗難などの“もしも”に備えてクレジットカードは最低2枚

なぜクレジットカードは1枚だけではダメなのか。最大の理由は“もしも”の場合に備えるためだ。決済に使う磁気ストライプやICチップが壊れた場合や、紛失・盗難・不正利用の被害に遭った場合は、新しいカードが手元に届くまで、使えるカードがなくなってしまう。

また、国際ブランドの問題もある。基本的に1枚のカードにはひとつの国際ブランドしか付けられないが、特に海外ではVisaとMastercardの二大ブランドしか使えない店も多い。それ以外の国際ブランドのカード1枚しか持っていない場合、カードで払いたいときに店側が対応していない可能性がある。

これらの理由から、「どうしても1枚だけ」と思っている人も、最低2枚のカードは持っておくべき。後払いのクレジットカードに不安があるなら、国際ブランド付きのプリペイドカードやデビットカードだけでも持っておくといいだろう。

特定シーンで高還元率になるカードも。2枚を上手に使い分けよう

さらに複数枚のカードを持つことで、より“トクする”可能性を高めることもできる。すべての面で1番になるカードは存在せず、逆に普段使いではイマイチでも、特定のシーンでは高い還元率を発揮するカードもある。これを自分のライフスタイルに応じて上手に組み合わせることで、1枚持ちよりもトクすることができるのだ。

ただし、複数枚のカードを持つ場合、注意したいのが申し込み時期。一度に何枚も申し込むと、不正な目的を疑われ、審査で落とされてしまう可能性がある。クレジットカードの申し込み履歴は、信用情報機関に過去6か月分が記録されている。また、延滞などの履歴は5年間記録されている。履歴が良好な人であれば、2枚くらいは問題にならないことが多いが、万全を期すなら6か月は間をあけてから申し込んだほうがいい。

まずはメインカードを決定。次に弱点を補うサブカードを選ぼう

では、2枚持ちをする場合、どうやってカードを選べばいいのか。手順としては、まずメインカードを決め、次にメインカードの弱点を補うサブカードを探す、という流れになる。たとえばメインはポイント還元を目的にするなら、サブは付帯保険や特定の店での優待などを目的にするといった具合である。

注意点1:メインカードの年間利用額はダウン! サービスに影響が出ないか計算を

2枚持ちをする場合、まず気をつけたいのが年間利用額。年会費やポイント還元率は、年間利用額に応じて優遇を受けられるものが少なくない。サブカードを利用するとメインカードの利用額は下がるので、年間利用額に応じてサービス内容が変わるカードをメインにする場合は、計算しながら使う必要がある。

注意点2:サブカードのポイントを有効期限内に使い切れるか確認を

いっぽう、サブカードはポイントの使い道と有効期限に注意したい。いくら還元率が高くても、ポイントは使い道がなければ意味がない。また、メインカードと比べて利用額が低くなる分、貯まるポイント数も少なくなる。1ポイントから利用できるのであれば問題ないが、そうでない場合は、貯めたポイントが有効期限内に消化できるか、事前にシミュレーションしてめどを立てておく必要がある。

注意点3:サブカードの年会費分を相殺できる? 還元の“損益分岐点”をチェック

年会費が発生するカードをサブにする場合は、損益分岐点も確認しておきたい。特に百貨店系のカードは、グループ店利用時の還元率が5〜10%になることも珍しくないが、年会費が必要になるものが多い。たとえば年会費2,000円でグループ店利用時の還元率が10%のカードなら、年に2万円を使わなければ年会費を相殺できない。しかし、これは言い方を変えれば、年に2万円を使うだけで年会費を相殺できるということでもある。
年会費を払ってでも持つべき価値があるかは使い方次第。ただし、引っ越しなどライフスタイルの変化で使わなくなってしまうリスクもあることは頭に入れておこう。

注意点4:旅行傷害保険の死亡・後遺障害の補償額は、メインとサブで合算できず

もうひとつ覚えておきたいのは旅行傷害保険について。死亡・後遺障害に関しては、原則として保有するカードのなかで最も高い補償額が限度となり、各カードの保険で按分(あんぶん)して支払われる。死亡・後遺障害以外の項目に関しては、補償額の合算が可能。たとえば海外旅行中に急病で400万円の治療費がかかった場合、最高200万円を補償するカードを2枚持っていれば、全額の補償が受けられる。

ここからは2枚持ちの具体的な組み合わせ例を紹介する。使う人によって最適な組み合わせは異なり、選択肢は数え切れないほどあるので、あくまで考え方の一例として参考にしてもらいたい。

【パターン1】楽天ユーザー&Suica利用者向けに
メイン「楽天カード」×サブ「ビックカメラSuicaカード」

まずはユーザー数の多い「楽天カード」をメインに、「ビックカメラSuicaカード」をサブにした組み合わせを考える。

「楽天カード」は年会費無料で、毎月の利用額に対して1%の楽天スーパーポイントが貯まる。還元率1%は特筆すべきほどではないが、ポイントがもらえるキャンペーンが豊富にあり、会員サイトやメールマガジンの広告をクリックするだけでも毎月50P程度はポイントが貯まるので、実際は1%以上の還元率で使えるはずだ。さらに、楽天市場で利用する際は、最低でもポイントが3倍になる。

「ビックカメラSuicaカード」は、ビックカメラのポイントカードとSuicaの機能を搭載。通常利用時は2種類のポイントが同時に貯まり、ビックポイントが200円につき1P、JRE POINTが1,000円につき5P。どちらのポイントも1P=1円相当なので、還元率は合計1%。ビックカメラ利用時は、現金払い時と同率のビックポイントのみが貯まり、JR東日本利用時はJRE POINTのみが貯まる。
ビックポイントは有効期限が最終利用日から2年間、JRE POINTは最終利用日から2年後の月末。「2年に1回の利用」はハードルが高いとは言えず、有効期限について心配する必要はないだろう。

年会費は515円(税込)だが初年度無料。年に1回でもショッピング利用があれば、次年度も無料となる。さらに、明細書の郵送を止めてWEB明細を利用すれば、毎月明細が発行されるたびに50PのJRE POINTが貯まる。

普段使いは「楽天カード」、Suicaへのチャージには「ビックカメラSuica」

この組み合わせの要点は2つある。
「楽天カード」はすでに紹介したとおり、高い還元率で使え、貯めたポイントは楽天Edyにチャージして使えるなど、持っていて損のないカードだろう。
ただ残念なことに、「楽天カード」はSuicaへのチャージがポイント対象外だ。しかし、「ビックカメラSuicaカード」はSuicaへのチャージでポイント3倍。1,000円につき15PのJRE POINTが貯まる。ちなみにJR東日本の定期券購入などもポイント3倍だ。
SuicaはJR東日本のサービスだが、相互利用できるエリアが多く、モバイルSuicaを使えば券売機がなくてもチャージできる。関東圏以外に住んでいる人でも、利用する価値は十分あるだろう。

「楽天カード」が対象外の国内旅行保険を「ビックカメラSuica」でカバー

もうひとつは旅行傷害保険。
「楽天カード」は最高2000万円を補償する海外旅行傷害保険を付帯(所定の旅行代金を事前にカード払いしている場合のみ適用される利用付帯)しているが、国内旅行は保険の対象外。いっぽう、「ビックカメラSuicaカード」は、利用付帯の国内旅行傷害保険があり、最高1000万円を補償。さらに海外旅行傷害保険は、最高500万円の補償だが、カードを持っているだけで適用される自動付帯となっている。

使い方としては、基本は「楽天カード」。「ビックカメラSuicaカード」は、Suicaへのチャージ、ビックカメラでの支払い(2万円以下は同カードでチャージしたSuicaで払ったほうが還元率が高い)、国内旅行時の旅行代金に使うといい。ただし、両カードともショッピング保険は付帯していないので、心配な人はこれを補うカードの追加も検討しよう。

国際ブランドは重複しないように注意しよう

「楽天カード」は国際ブランドをVisa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレスの4種類から選択でき、「ビックカメラSuicaカード」はVisaとJCBの2種類から選べる。たとえばApple PayでSuicaを使っているなら、SuicaへのチャージにVisaが対応していないことを考慮し、「ビックカメラSuicaカード」の国際ブランドはJCBが好ましい。そうすると「楽天カード」はJCBを避け、VisaかMastercardを選んだほうがいいだろう。考え方はこの限りではないが、国際ブランドは重複しないように組み合わせを考えよう。

楽天カード
発行元/楽天カード
国際ブランド/Visa、Mastercard、JCB、AMEX
年会費/無料
ポイント(還元率)/楽天スーパーポイント(1%)

ビックカメラSuicaカード
発行元/ビューカード
国際ブランド/Visa、JCB
年会費/515円(初年度無料、年1回利用で次年度無料)
ポイント(還元率)/ビックポイント(0.5%)+JRE POINT(0.5%)

【パターン2】高還元率を追求する人向けに
「P-one Wiz」×「リクルートカード」

次に、高い還元率のカード2枚を組み合わせたパターンとして、「P-one Wiz」をメインに、「リクルートカード」をサブにした場合を考えよう。

「P-one Wiz」は利用額の1%を自動的に割引。さらに0.5%分ポイント付与

「P-one Wiz」は年会費無料。毎月の利用代金の請求時に、自動的に1%が割引されることが特徴で、さらに割引後の合計請求額に対して、1,000円につき1Pのポケット・ポイントも貯まる。ポケット・ポイントは100PをTポイント500Pに交換することができ、その場合、合計で約1.5%の還元率となる。

「リクルートカード」は年会費無料。毎月の利用額に対して1.2%のリクルートポイントが貯まる。リクルートポイントの有効期限は最終獲得月から1年で、使い続けている限りは実質無期限有効。1P単位でPontaポイントに即時交換でき、Pontaポイントの有効期限も最終利用日から1年となっている。

「P-one Wiz」の割引対象外の支払いを、還元率1.2%の「リクルートカード」で

このようにポイント面を考えると、基本的には「P-one Wiz」のほうが高還元だが、各種保険料やETCカード利用分など、一部の支払いについては1%オフの対象外となる。この場合は「リクルートカード」で払ったほうが還元率は高くなる。ただし、「リクルートカード」はVisaとMastercardに関しては、ETCカード発行の際に1,080円(税込)の手数料が必要となる。JCBはETCカードも無料で発行できる。

また、Suicaなど電子マネーへのチャージは、「P-one Wiz」は基本的に1%オフもポイント付与も対象外。「リクルートカード」は、VisaとMastercardはモバイルSuica、SMART ICOCA、楽天Edy、nanacoはポイント対象。JCBはモバイルSuicaとnanacoはポイント対象。ただし、どちらもポイント対象となるのは月3万円までで、毎月16日〜翌月15日で集計される。

旅行傷害保険がない「P-one Wiz」の弱点を「リクルートカード」でカバー

「P-one Wiz」は旅行傷害保険を付帯していないが、「リクルートカード」は海外は最高2000万円、国内は最高1000万円を補償する旅行傷害保険を付帯(ともに利用付帯)している。ショッピング保険は両カードともに付帯しているが、「P-one Wiz」は年間最高50万円、「リクルートカード」は年間最高200万円までの補償となる。

サブカードの「リクルートカード」を使うシーンとしては、各種保険料、ETCカードの利用代金、電子マネーへのチャージ、旅行代金が考えられる。ちなみに「リクルートカード」は、ポンパレモールやじゃらんnetなどリクルート系のサービスを使う場合に、キャンペーンでボーナスポイントがもらえることもあるので、その際はどちらのカードを使ったほうがトクするか吟味したほうがいいだろう。

「P-one Wiz」、「リクルートカード」ともに、国際ブランドはVisa、Mastercard、JCBの3種類から選べる。先に述べたように「リクルートカード」は国際ブランドによって、ETCカードの発行手数料やポイント対象となる電子マネーが異なるので、利用スタイルに合わせて国際ブランドを選ぼう。また、「P-one Wiz」は初期設定がリボ払いとなっているが、1回払いに変更可能だ。

P-one Wiz
発行元/ポケットカード
国際ブランド/Visa、Mastercard、JCB
年会費/無料
ポイント(還元率)/1%割引+ポケット・ポイント(約0.5%)

リクルートカード
発行元/三菱UFJニコスまたはジェーシービー
国際ブランド/Visa、Mastercard、JCB
年会費/無料
ポイント(還元率)/リクルートポイント(1.2%)

【パターン3】「アマゾン」をよく使う人向けに
「Amazon Mastercardゴールド」×「ゴールドポイントカード・プラス」

続いてはAmazon.co.jp(アマゾン)をひんぱんに利用する人向けに、「Amazon Mastercardゴールド」と、ヨドバシカメラの「ゴールドポイントカード・プラス」の組み合わせを紹介したい。

実質年会費420円! アマゾンユーザー向けの「Amazon Mastercardゴールド」

「Amazon Mastercardゴールド」は、通常利用時は1%のAmazonポイントが貯まり、アマゾン利用の際は還元率が2.5%にアップ。年会費は通常1万800円(税込)だが、条件を満たせば初年度は5,400円、2年目以降は4,320円になる。

つまり最低でも4,320円の年会費は必要だが、通常年会費3,900円のAmazonプライムの特典が無料で利用できるため、2年目以降のカード年会費は実質420円。それでいて国内28空港のラウンジも利用でき、海外・国内ともに最高5,000万円(傷害死亡・後遺障害時の自動付帯分は最高1,000万円)を補償する旅行傷害保険、年間最高300万円を補償するショッピング保険も付帯している。

還元率11%! ヨドバシカメラ好きには「ゴールドポイントカード・プラス」

「ゴールドポイントカード・プラス」は年会費無料。通常利用時は1%のゴールドポイントが貯まる。ヨドバシカメラではクレジット払いをすると、通常は現金払いよりもポイント還元率が2%ダウンするが、同カードで支払った場合は現金払いと同率のポイントに加え、通常のクレジット利用に対するポイントも貯まる(通常は合計11%)。ゴールドポイントはヨドバシカメラで利用できるポイントで、有効期限は最終利用日から2年となる。

ネット通販というと、アマゾンを思い浮かべる人は多いと思うが、ヨドバシカメラの通販サイト「ヨドバシ.com」も、人気を集めている。
アマゾンでは雑誌などは注文合計額が2,000円以上にならないと送料が発生する場合も多いが、「ヨドバシ.com」は全品送料無料など、質の高いサービスが支持されている。そして、「ゴールドポイントカード・プラス」が特に威力を発揮するのは本や雑誌を購入するときだ。このカードを使って「ヨドバシ.com」で本や雑誌を購入すると、常に10%のポイント還元を受けられる。アマゾンと品揃えで差はあるものの、これらを定期的に購入する人にとっては利用価値が高いだろう。

「ゴールドポイントカード・プラス」のショッピング保険は、より手厚い内容

また、「Amazon Mastercardゴールド」のショッピング保険は補償期間が購入から90日だが、「ゴールドポイントカード・プラス」はヨドバシカメラで購入したカメラやパソコンなど、一部商品については補償期間が180日となる。
さらに、たとえば「Amazon Mastercardゴールド」では自転車は補償対象外だが、「ゴールドポイントカード・プラス」を使ってヨドバシカメラで購入した自転車は、最高15万円まで補償を受けられる。なお、「ゴールドポイントカード・プラス」は、別途年会費3,900円(税込)の「ヨドバシ・プレミアム」に加入すると、補償内容のグレードアップやプレミアム会員限定セールなども利用可能になる。

アマゾンとヨドバシカメラ(ヨドバシ.com)では、重複する商品も多い。アマゾンのほうが広く知られているが、先ほど紹介した書籍のようにヨドバシカメラ(ヨドバシ.com)のほうがおトクに買える商品もある。
どちらで買ったほうがトクか、保険の対象になるのかで、カードを使い分けるといいだろう。なお、国際ブランドは「Amazon Mastercardゴールド」はMastercardのみ、「ゴールドポイントカード・プラス」はVisaのみとなる。

Amazon MasterCardゴールド
発行元/三井住友カード
国際ブランド/Mastercard
年会費/10,800円
ポイント(還元率)/Amazonポイント(1%)

ゴールドポイントカード・プラス
発行元/ゴールドポイントマーケティング
国際ブランド/Visa
年会費/無料
ポイント(還元率)/ヨドバシゴールドポイント(1%)

【パターン4】海外旅行好きな人向けに
「楽天プレミアムカード」×「ライフカード Stella」

年に1度は海外旅行をする、という人におすすめなのが、「楽天プレミアムカード」と「ライフカード Stella」の組み合わせだ。

「楽天プレミアムカード」は世界各都市の空港ラウンジを無料で利用可能

「楽天プレミアムカード」は年会費1万800円(税込)で、最大の特長は世界900か所以上の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」に無料で申し込めること。通常利用時のポイント還元率は、年会費無料の「楽天カード」と同じ1%だが、楽天市場では最低でもポイント5倍など、より貯まりやすくなっている。

「ライフカード Stella」は年会費1,350円(税込)で、初年度は無料。通常利用時はLIFEサンクスプレゼントのポイントが100円につき0.1P貯まり、1Pの価値は交換商品によって異なるが、概ね5円前後なので還元率は0.5%となる。しかし、同カードには多彩なボーナスポイント制度があり、初年度はポイント1.5倍。2年目以降も前年の利用額に応じて最大2倍。誕生月は常にポイント3倍。さらに年間50万円以上利用すると、ボーナスとして300P。ポイント有効期限は手続きをすると最長5年まで延長できる。

「ライフカード Stella」は海外でのショッピングで3%キャッシュバック

そして「ライフカード Stella」の最大の特徴は、海外での利用時に3%のキャッシュバックを受けられること。事前にエントリーが必要で、キャッシュバック額は年間2万4000円が上限(年間の利用額80万円分が上限)となる。ただし、同カードの国際ブランドは、JCBのみしか選べないことが難点。「楽天プレミアムカード」は国際ブランドを4種類から選べるが、VisaかMastercardを選択して、海外旅行時にJCBで払える店では「ライフカード Stella」、それ以外は「楽天プレミアムカード」を使うといいだろう。

旅行傷害保険に関しては、「楽天プレミアムカード」は国内は自動付帯で最高5000万円を補償。海外も最高5000万円だが、自動付帯分は最高4000万円となる。いっぽうの「ライフカード Stella」は、海外最高2,000万円、国内最高1000万円で、ともに自動付帯。少しでも補償額を上げたければ、海外旅行の代金は「楽天プレミアムカード」で支払ったほうがいいだろう。

なお、「楽天プレミアムカード」は年間最高300万円を補償するショッピング保険を付帯。「ライフカード Stella」は最高200万円を補償するシートベルト保険を付帯している。

「楽天プレミアム」で旅行代金を、現地での買い物に「ライフカード Stella」を

これらを踏まえると、「楽天プレミアムカード」は楽天市場での買い物や海外旅行時の旅行代金、ショッピング保険を適用させたい買い物に利用。「ライフカード Stella」は誕生月や海外旅行時の現地での買い物代金に利用という形での使い分けが考えられる。それ以外はボーナスポイントとの兼ね合いを考慮して、どちらのカードを利用するか決めよう。

楽天プレミアムカード
発行元/楽天カード
国際ブランド/Visa、Mastercard、JCB、AMEX
年会費/10,800円
ポイント(還元率)/楽天スーパーポイント(1%)

ライフカード Stella
発行元/ライフカード
国際ブランド/JCB
年会費/1,350円(初年度無料)
ポイント(還元率)/LIFEサンクスポイント(0.5%)

【パターン5】自動車ユーザー向けに
「ブリヂストン カーライフサポートカード」×「イオン首都高カード」

最後は自動車ユーザーにおすすめの組み合わせを紹介したい。メインは「ブリヂストン カーライフサポートカード」。年会費は1,350円(税込)だが、初年度は無料で、年間5万円以上利用すると次年度も無料となる。

「ブリヂストン カーライフサポートカード」は車のトラブルに24時間365日対応

魅力的なのはロードサービスが使えること。ガス欠やバッテリー上がりなど車のトラブルが起きた際、24時間年中無休で、一定の範囲内までは無料でサポートを受けられる。

同カードは5つの会社から発行されており、それぞれ微妙にサービス内容が異なる。還元率の高さでは、三菱UFJニコス発行のカードが一歩抜け出ており、BS・NICOSポイントが1,000円利用につき2P。さらに年間5万円利用ごとに30Pのボーナスがある。ポイントは100P単位で500円分の三菱UFJニコスギフトカードまたはQUOカードに交換できるため、還元率としては最高1.3%となる。

「イオン首都高カード」は毎週日曜日、首都高の通行料が20%オフ

「イオン首都高カード」は年会費無料。通常利用時は、ときめきポイントが200円につき1P貯まり、還元率は0.5%。ポイント有効期限は最長2年で、1,000Pから利用可能なので、単純計算では最低でも有効期限内に20万円を使わなければポイントは失効する。

しかし、同カードの最大のメリットは、ETCで首都高の通行料金を払った場合、毎週日曜日は20%オフになること。さらに首都高パーキングエリアでの買い物はポイント5倍(一部対象外あり)。また、毎月10日はポイント2倍。イオングループでもさまざまな優待が受けられる。WEB明細を利用すると、明細発行のたびに10Pがもらえる特典もある。

付帯保険に関しては、「ブリヂストン カーライフサポートカード」は最高2,000万円を補償する海外旅行傷害保険を付帯(利用付帯)。「イオン首都高カード」は年間最高50万円を補償するショッピング保険に加え、ETCゲートで開閉バーに衝突して車両を損傷した際に5万円の見舞金が支払われる制度もある。

普段は「カーライフサポートカード」。首都高利用時に「イオン首都高カード」

使い分けとしては、基本は「ブリヂストン カーライフサポートカード」。「イオン首都高カード」は、ショッピング保険を適用させたい買い物、ETCカードの利用、首都高のパーキングエリア、優待内容によってはイオングループでの利用も検討しよう。また、「ブリヂストン カーライフサポートカード」はポイント有効期限が最長1年で、翌年度にポイントの繰り越しができないため、100P単位で貯めなければ端数が失効してしまう。そのため年間利用額をうまく調整して、端数になる分は「イオン首都高カード」で支払ったほうがいい。

首都高を利用する機会がない人は、同じイオンカードから発行されているNEXCO東日本、中日本、西日本、阪神高速道路との提携カードを候補にしてほしい。またはガソリンスタンドと提携したカードを組み合わせてもいいだろう。

国際ブランドは、三菱UFJニコス発行の「ブリヂストン カーライフサポートカード」はVisaのみ。「イオン首都高カード」はVisa、Mastercard、JCBから選べる。なお、「ブリヂストン カーライフサポートカード」は、前述したように5つの会社から発行されており、選べる国際ブランド、ポイント制度、ロードサービスの内容、ETCカードの発行手数料などは発行会社によって異なる。重視する項目によっては、違う発行会社を選択してもいいだろう。

ブリヂストン カーライフサポートカード
発行元/三菱UFJニコスなど
国際ブランド/Visa
年会費/1,350円(初年度無料、年5万円利用で次年度無料)
ポイント(還元率)/BS・NICOSポイント(1.3%)※三菱UFJニコスの場合

イオン首都高カード
発行元/イオン銀行
国際ブランド/Visa、Mastercard、JCB
年会費/無料
ポイント(還元率)/ときめきポイント(0.5%)

まとめ

サブカードを選ぶ際の基本となる考え方は、メインカードに足りない要素を補完すること。もしくは部分的にでもメインカードを上回る要素を持つカードを足すこと。今回はあくまで参考例として5つの組み合わせを紹介したが、利用者によって求める要素は異なるうえ、2枚ですべてを満たすことは難しい。使いこなせるのであれば、5枚持ちでも10枚持ちでも問題はないので、少しずつ理想のラインアップを完成させていこう。

※本記事は、執筆者個⼈または執筆者が所属する団体等の⾒解です。また、各サービスには⼀部対象外となる店舗や商品があります。ご利⽤の際は公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。


タナカヒロシ

タナカヒロシ

普段は⾳楽やエンタメ関係の仕事が多いが、2008年に当時勤めていた会社の都合でクレジットカード本を制作。以降、クレジットカード、電⼦マネー、ポイントなどに詳しくなり、各種媒体で編集・執筆を手がける。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
ご利用上の注意
  • 本記事は情報の提供を目的としています。本記事は、特定の保険商品や金融商品の売買、投資等の勧誘を目的としたものではありません。本記事の内容及び本記事にてご紹介する商品のご購入、取引条件の詳細等については、利用者ご自身で、各商品の販売者、取扱業者等に直接お問い合わせください。
  • 当社は本記事にて紹介する商品、取引等に関し、何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとします。
  • 当社は、本記事において提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
  • 本記事には、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
  • 本記事のご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、価格.comサイト利用規約(http://help.kakaku.com/kiyaku_site.html)にご同意いただいたものとします。
関連記事
クレジットカード・ローンのその他のカテゴリー
「価格.comマガジン」プレゼントマンデー
ページトップへ戻る