節約
大手シネコンで値上げラッシュ。身近な割引サービスに注目

映画「1,900円」時代の節約術7選! クレジットカードや携帯の会員特典でお得に鑑賞

ここ数か月で、映画料金が相次いで値上げされました。
東宝系のシネコン「TOHOシネマズ」と東急レクリエーションが運営する「109シネマズ」が2019年6月1日から各種料金を100円値上げし、一般料金を1,900円としました。映画の一般料金が値上げされるのは26年ぶりのことで、ニュースでも話題になりました。このほか「松竹マルチプレックスシアターズ」と「T・ジョイ」も6月1日から、一般料金は1,800円に据えおくものの、レディースデイなどの割引料金を100円値上げしました。

100円とはいえ、映画ファンには地味に痛い一連の値上げですが、映画鑑賞の際に割引を受けられるサービスは身近に結構あります。それらを活用していくことが、負担をやわらげる対策になりそうです。今回はクレジットカードや携帯電話会社の特典など、7つの割引サービスを紹介します。

▽クレジットカードの特典でお得に観る!
1.「シネマイレージカードセゾン」:TOHOシネマズで6回観たら1回無料
2.「エポスカード」:400〜500円割引の映画館が複数
3.「イオンカード(ミニオンズ、TGCデザイン)」:イオンシネマでいつでも1,000円
4.「ラグジュアリーカード・チタン」:TOHOシネマズが毎月1回無料に

▽携帯電話の特典でお得に観る!
5.「auスマートパス」:毎週月曜、TOHOシネマズで1,100円
6.「dポイントクラブ」:毎週火曜、イオンシネマで1,100円

電子前売り券でお得に観る!
7.「ムビチケ前売券」:公開前日までの購入で一般料金から200〜400円割引

クレジットカードの特典でお得に観る!

クレジットカードの中には、映画鑑賞の割引特典を用意しているものがあります。その中でも、カードを提示すれば現金払いでも適用されるケースと、事前に会員サイトから申し込み、カードで支払いを済ませておかなければならないケースがあります。チケットを購入する際には、どちらに該当するのかよく確認しておきましょう。それでは、映画鑑賞の割引特典がある代表的な4枚のクレジットカードを紹介します。

1.「シネマイレージカードセゾン」:TOHOシネマズで6回観たら1回無料

まずは、クレディセゾンが発行する「シネマイレージカードセゾン」。このカードは名前が示すとおり、映画鑑賞での優待を大きな特徴にしています。年会費は300円(税別)で、初年度無料。年に1回の利用があれば翌年度の年会費が無料になるので、実質年会費をかけずに利用することが可能です。

「シネマイレージカードセゾン」はTOHOシネマズで映画チケットを購入する際にカードを提示、または発券機に挿入すれば鑑賞ポイントが1P貯まります(現金払い、またレディースデイなどの各種割引料金での購入でもポイント付与)。鑑賞ポイントが6P貯まると、好きな映画を1本無料で観ることができます。また、毎週火曜日はカードを提示すれば一般料金(通常1,900円)が1,400円に割引されます。

鑑賞時間をマイルとして貯められる

ユニークなのは、航空券のマイルと同様の仕組みを、映画鑑賞にも取り入れている点。自分が観た映画を「1分=1マイル」として貯めることができ、貯めたマイルを特典と交換できる仕組みになっています。

たとえば、300マイルで非売品グッズが当たる抽選への参加券、1,000マイルでポップコーンSサイズやジュースSサイズと交換可能です。そして6,000マイルになると1か月間、映画が見放題の「フリーパスポート」と交換できますが、残念ながら2019年12月31日で「フリーパスポート」の特典は終了してしまいます。

シネマイレージカードセゾン
発行元/クレディセゾン
国際ブランド/MasterCard、AMEX(アメックス)
年会費/300円(初年度無料)、アメックスブランドの場合は3,000円
ポイント/セゾン永久不滅ポイント
還元率/0.5%

2.「エポスカード」:400〜500円割引の映画館が複数

続いては、丸井グループの子会社であるエポスカードが発行する「エポスカード」です。こちらは年会費無料で、カラオケや居酒屋などエンターテインメント系の特典が豊富に用意されているのが特徴ですが、この特典のひとつに映画鑑賞の割引があります。以下のとおり対象となる映画館(シネコン)が複数用意されているのはメリットになるでしょう。

・ユナイテッドシネマ:一般料金が1,300円に割引(通常1,800円)
・イオンシネマ:一般料金が1,300円に割引(通常1,800円)
・HUMAXシネマズ(池袋、渋谷、横須賀、成田):一般料金が1,300円に割引(通常1,800円or1,900円)
※さらに、HUMAXシネマズの各劇場は2019年10月31日までの期間限定で1,100円に割引
・ヒューマントラストシネマ有楽町:一般料金が1,400円に割引(通常1,800円)

ヒューマントラストシネマ有楽町では、カードを提示するだけで割引が受けられますが、ほかの3つの映画館では、カード会員の専用サイトから申し込み、購入することが条件になるので注意しましょう。

エポスカード
発行元/エポスカード
国際ブランド/Visa
年会費/無料
ポイント/エポスポイント
還元率/0.5%

3.「イオンカード(ミニオンズ、TGCデザイン)」:イオンシネマでいつでも1,000円

イオンモールの中などに併設されているイオンシネマ限定ではありますが、「イオンカード」の中にはいつでも1,000円で鑑賞できる券種があります。

イオン銀行が発行している「イオンカード」は50種類以上の券種があり、ほぼすべてのカードが年会費無料です。いずれのカードでもイオンシネマで一般料金がいつでも300円引の1,500円となり(イオンカード払いが条件)、さらに毎月20日と30日は1,100円で鑑賞できます(こちらはカード提示のみで適用)。

上記の特典は、イオンカード共通のものですが、映画をひんぱんに観に行く方により大きなメリットがあるのが「イオンカード・イオンカードセレクト(ミニオンズ)」「イオンカード(TGCデザイン)」です。この両カードなら年間50回まで、イオンシネマの一般料金がいつでも1,000円になります。

映画鑑賞の割引特典はさまざまなものがありますが、一般料金が1,000円まで割引されるのは12月1日の「映画の日」ぐらい(この日は全国の劇場で一般料金が一律1,000円に)。両カードとも、還元率や付帯サービスはほかのイオンカードと原則同じなので、イオンシネマが近くにある映画ファンには、非常に利用価値が高いカードでしょう。割引を受けるには、事前に専用サイトから購入するのが条件で、劇場窓口でカード払いをしても1,000円にならない点は注意しましょう。

イオンカード(ミニオンズ)
発行元/イオン銀行
国際ブランド/MasterCard
年会費/無料
ポイント/ときめきポイント
還元率/0.5%

イオンカード(TGCデザイン)
発行元/イオン銀行
国際ブランド/JCB
年会費/無料
ポイント/ときめきポイント
還元率/0.5%

4.「ラグジュアリーカード・チタン」:TOHOシネマズが毎月1回無料に

毎月1回、無料で映画鑑賞できるクレジットカードもあります。新生銀行のグループ会社「アプラス」が発行する「ラグジュアリーカード・チタン」がそれになります。このカードには、TOHOシネマズで毎月1回無料で映画鑑賞できる特典が用意されています。毎月1日〜5日のエントリー期間中に専用サイトから申し込む必要がありますが、毎月の無料チケットの総数には限りがあるので、早めに申し込んだほうがよいでしょう。

年会費50,000円の高級カード。ほかの優待も考慮して入会の検討を

ただし、こちらは年会費50,000円(税別)の高級カード。毎月1回利用したとしても、お得になるのは「1,900円×12か月=22,800円」分です。人気レストランでの優待やコンシェルジュサービスなど、ほかの優待も考慮して入会を検討したほうがよいでしょう。なお、上位の「ラグジュアリーカード・ブラック」(年会費100,000円/税別)なら毎月2回まで、「ラグジュアリーカード・ゴールド」(年会費200,000円/税別)なら毎月3回までと、無料鑑賞できる回数が増えていきます。

ラグジュアリーカード・チタン
発行元/アプラス
国際ブランド/MasterCard
年会費/50,000円
還元率/1%

携帯電話の特典でお得に観る!

大手携帯会社が提供するサービスの中にも、映画料金の割引が受けられるものがあります。

5.「auスマートパス」:毎週月曜、TOHOシネマズで1,100円

auユーザーを対象にしたサービスで、さまざまなアプリやクーポンを利用できる「auスマートパス」(月額372円/税別)に入会すると、映画鑑賞の割引が受けられます。ユナイテッドシネマではいつでも、一般料金が1,400円になります。TOHOシネマズでは毎週月曜、一般料金が1,100円で鑑賞できます。いずれも、購入前に専用ページでクーポンを発行しておく必要があります。

6.「dポイントクラブ」:毎週火曜、イオンシネマで1,100円

NTTドコモのポイントサービス「dポイント」の会員向けサービス「dポイントクラブ」にも特典が用意されています。「dポイントクラブ」はドコモユーザー以外も利用が可能で、ドコモショップやdポイント加盟店で入会できます。「dポイントクラブ」は利用実績に応じて、ステージが分かれていますが、4thの会員(ドコモ回線継続利用10年以上、またはdポイント獲得数が6か月間累計3,000pt以上)などを対象に、イオンシネマの一般料金が毎日1,300円に、毎週火曜日は1,100円で鑑賞できる割引サービスを実施しています。こちらも、事前に会員ページでのクーポンの発行が必要になります。

電子前売り券でお得に観る!

映画公開前に観たい映画が決まっている場合には、電子前売り券を利用する方法もあります。

7.「ムビチケ前売券」:公開前日までの購入で一般料金から200〜400円割引

デジタル映画鑑賞券の「ムビチケ前売券」は主要なほぼすべての映画館(シネコン)に対応しており、一般料金が200〜400円割引になります(割引額は映画によって異なる)。「ムビチケ」の公式サイトから会員登録後、クレジットカードなどで購入することができます。座席指定も可能で、鑑賞当日は劇場で発券するだけで、窓口に並ぶことなくスムーズに入場できます。ただし、こちらはあくまで前売り券なので、観たい映画の公開日前日までに購入しておく必要があります。

まとめ

紹介した7つの割引サービスの特徴を表にまとめました。

海外に比べて高い、と指摘されることの多い日本の映画料金ですが、割引サービスが豊富に用意されているのも特徴になっています。今回紹介したもののほかにも、各映画館は独自に「ファーストデイ」(毎月1日に割引)、「シニア割」、「レディースデイ」などの割引サービスを実施しています。

国内の大手映画制作会社でつくる「日本映画製作者連盟」の資料によると、2018年のひとりあたりの平均入場料金は1,315円。18年当時の一般料金と約500円の差がありますが、この数字は多くの人が、さまざまな割引サービスを駆使していることの表れなのでしょう。映画料金の値上げが実施された今だからこそ、こうした割引サービスを漏らさず、積極的に利用するのが、財布にやさしいお得な映画鑑賞術と言えそうです。

菊地崇仁

菊地崇仁

北海道札幌市出身。98年に法政大学工学部を卒業後、日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。02年に退社後、友人と起業したシステム設計・開発・運用会社を経て、06年にポイント交換案内サービス「ポイ探」の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。以後、ポイント、クレジットカード、マイレージに関する豊富な知識を生かし、テレビや雑誌等でも活躍中。

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