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フリーランスや開業1年目でも申し込み可能

破格の1.5%還元やコンシェルジュのサービス! おすすめビジネスカード8選

フリーランスや個人事業主であれば、事業用のクレジットカードを持っておいて損はないだろう。ネットでの支払いをはじめ、さまざまな業務を効率化できるだけでなく、プライベート用とカードを分けることで、経費の計上漏れ防止やキャッシュフローを可視化できるなど、多くのメリットがある。

特にフリーランスや個人事業主向けのクレジットカードである「ビジネスカード」は、その名のとおりビジネス向けの優待サービスが利用でき、事業内容によっては大きく役立つはずだ。今回はコスパにすぐれた年会費無料カードから優待を多数備えたハイスペックなカードまで、フリーランスや開業1年目の個人事業主でも申し込めるビジネスカードの中から、厳選した8枚を紹介する。

近年、開業1年目やフリーランスでも申し込み可能なビジネスカードが増えている

近年、開業1年目やフリーランスでも申し込み可能なビジネスカードが増えている

ビジネスカードは、中小企業や個人事業主向けのクレジットカード

企業や個人事業主向けに発行されているクレジットカードは「法人カード」と呼ばれ、その中でも大企業向けのものは「コーポレートカード」、中小企業や個人事業主向けのものは「ビジネスカード」と分けられるのが一般的。このうち、「ビジネスカード」は近年、フリーランスでも申し込みできるものが増えており、法人でも決算書や登記簿謄本の提出なしでつくれるカードもある。これは会社ではなく個人に対して審査が行われるためだが、利用代金の引き落としには法人や屋号名義の口座を使用できる場合が多い。

事業用の経費を個人カードで支払っている人もいるかもしれないが、事業とプライベートの支出をしっかり分けるのであれば、法人や屋号名義の口座を使用できるビジネスカードを持っておいたほうがよいだろう。そのほうが経費管理が楽になり、確定申告の準備もスムーズになる。

ビジネスカードを持つメリットは?

ほかにもビジネスカードを持つメリットは多数ある。

メリット1:個人カードに比べて利用限度額の設定上限が高い傾向

ひとつは個人向けカードと比べて利用限度額が高い傾向にあること。もちろん、審査次第では個人向けカードと変わらなくなるが、設定上限自体はビジネスカードのほうが高くなっていることが多い。

メリット2:支払いは約1か月先で、資金繰りに役立つ

資金繰りの面でも役に立つ。カード利用代金は月に1度締められ、約1か月後に銀行口座から引き落とされる。つまり現金払いに比べて支払いまでの期間を先延ばしすることが可能で、支払日も固定されるので計画を立てやすくなる。カードによっては分割・リボ払いやキャッシングにも対応する。

メリット3:出張や接待など、ビジネス向けの優待が用意

ビジネス向けの各種優待を利用できることも大きなメリットになる。カードによって内容は異なるが、出張向けの優待をはじめ、接待に使える飲食店、オフィス用品、印刷サービス、ネットサービス、会計サービス、弁護士紹介、福利厚生など多岐にわたる。

メリット4:従業員向けの追加カードも発行可能

また、従業員向けの追加カードを発行することも可能で、仮払いを用意する手間を省けるだけでなく、旅行傷害保険を付帯しているカードであれば、カードが発行された従業員を保険の対象にできる。カードによっては空港ラウンジやスポーツジムなども利用できるので、福利厚生的な意味合いを持たせることも可能だ。

ただし、個人向けカードと比べると還元率が低いのは弱点

弱点をあげるならば、個人向けカードに比べてポイント還元率が低いこと。多くが0.5〜1%の間で、ポイント制度自体がないカードもある。それでも現金払いと比べればメリットは大きい。年会費無料で使えるカードも少ないが、まったくないわけではなく、本記事で紹介する中にも2枚存在する。ちなみに年会費は経費として扱うことができ、諸会費、支払手数料、雑費のいずれかに算入することが一般的だ。

年会費が比較的高いビジネスカードに付帯する、空港ラウンジの利用サービスは、出張の際に役立つ特典だ

年会費が比較的高いビジネスカードに付帯する、空港ラウンジの利用サービスは、出張の際に役立つ特典だ

おすすめのビジネスカード8選

それでは、ここからは各ビジネスカードについて紹介していこう。最初に年会費無料のカードを2枚、続けて年会費1,000〜5,000円台のカードを4枚、最後に年会費20,000円以上で多彩な優待が用意された2枚のカードを取り上げる。

【1】NTTファイナンスBizカード レギュラー:年会費無料で1%還元の貴重なビジネスカード

「NTTファイナンスBizカード レギュラー」は数少ない年会費無料のビジネスカードで、なおかつ還元率1%のポイント制度もビジネスカードではトップクラスだ。法人向けカードと個人事業主向けカード(for owners)で若干サービス内容は異なるが、従業員用の追加カードも10枚(for ownersは5枚)まで無料で発行可能。ETCカードは1枚につき550円で、追加カードと同数まで発行できる。

本カードで貯まるポイントは、通常1,000円利用につき10Pで、NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズなど、対象のNTT関連企業のサービスを利用した場合には、200円につき2Pが貯まる。ポイントをキャッシュバック(カード利用代金への充当)に利用した場合は1万P=1万円相当。Amazonギフト券やnanacoギフトなどには6,000Pから交換可能で、各種ギフト券やカタログギフト商品などにも交換できる。ポイント有効期限は2年となる。

ネットで申し込んだ出張が入院などでキャンセル。そんなときは年5万円まで補償

旅行傷害保険は海外・国内ともに最高2,000万円を補償。海外はカードを保有しているだけで適用される自動付帯で、国内は所定の旅行代金を事前にカードで支払うと適用される利用付帯となる。さらにネット上で申し込みおよび本カードで支払いをした出張予約が、会員本人や親族の死亡・入院などの理由でキャンセルとなった場合に、キャンセル料が年間最高5万円まで補償される「ネット予約キャンセル補償サービス」も付帯している。

接待で使えるお店での割引などの優待を用意

ビジネス向けの主な優待サービスとしては、Visaが提供する「Visaビジネスオファー」と「Visa ビジネスグルメオファー」が利用可能。前者は、経理代行サービスなど各種ビジネス向けサービスで割引が受けられ、後者は接待に使いやすい飲食店で優待が受けられる。ほかにも大手旅行会社のパッケージツアーが最大8%割引になるサービスや、福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」の優待、出光でのガソリン代キャッシュバックなども利用できる。

海外キャッシングにも対応しており、for ownersであれば分割・リボ払いにも対応。Web明細機能が充実していることも特徴で、明細を最大で10枚のPDFに分割できるほか、費用科目を編集したり、メモを入力したりすることもできる。

【2】ライフカードビジネスライト:ETCカードも含め年会費無料で利用可能

「ライフカードビジネスライト」も年会費無料のビジネスカードだ。ただし、ポイント制度、各種保険は一切付帯していない。この点はデメリットになるが、ETCカードが1枚まで無料で発行できるのはメリットになる。追加カードは最大3枚まで発行可能で、キャッシング(追加カードでは利用不可)や分割・リボ払いにも対応している。

国際ブランドをVisa、Mastercard、JCBの3種類から選択でき、Visaを選んだ場合は「Visaビジネスオファー」および「Visaビジネスグルメオファー」、Mastercardを選んだ場合は「Mastercardビジネス・アシスト」という、それぞれビジネス向けの優待を受けられる。

クラウド会計サービスの割引や、弁護士の法律相談が初回無料の特典も

ほかにもクラウド会計サービス「freee」の新規申し込みが2,000円引き、弁護士による法律相談が初回1時間無料、大手旅行会社のパッケージツアーが最大8%割引になる優待サービスが用意されており、「タイムズカーシェア」、福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」での優待も受けられる。

■変更履歴:初出時に「タイムズカーシェア」を旧名称の「タイムズカープラス」と記載していました。お詫びして訂正します。[2021年2月1日13時45分]

なお、年会費2,200円(初年度無料)のゴールドカードであれば、旅行傷害保険や国内主要空港のラウンジサービスも付帯し、還元率0.5%でポイントも貯まるので、利用額によってはこちらを検討してもよいだろう。また、会計サービスのfreeeと提携した「freee MasterCard」および「freee MasterCardワイド」も発行されており、どちらも年会費無料でfreee独自の優待が利用可能。「freee MasterCardワイド」は審査に必要な資料が増えたり、キャッシングが利用できないなどの違いはあるが、追加カード、ETCカードともに最大999枚まで無料で発行できる。

ビジネスカードにはクラウド会計サービスの割引など、ビジネスをサポートするさまざまな特典が付帯している

ビジネスカードにはクラウド会計サービスの割引など、ビジネスをサポートするさまざまな特典が付帯している

【3】セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード:ネットビジネス系のサービスで強み

クレディセゾンが発行する「セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」は年会費1,100円。追加カードは4枚まで、ETCカードは5枚まで無料で発行できる。キャッシングやリボ払いにも対応しており、一部加盟店(西武・そごう、西友、パルコなど)では分割払いも利用できる。

有効期限のない永久不滅ポイントが貯まり、通常は1,000円利用につき1P。海外での利用は1,000円につき2P。利用実績に応じて優待が受けられる「セゾンクラッセ」で最上位クラスになると、ポイントが2倍になる特典もある。

「アマゾン ウェブ サービス(AWS)」で2%還元

本カードで貯まるポイントは、Amazonギフト券などに交換した場合は1P=5円相当となるため、通常は0.5%還元で、セゾンクラッセの等級次第では国内1%還元、海外1.5%還元になる。貯めたポイントはANAやJALのマイルにも交換できる。また、「アマゾン ウェブ サービス(AWS)」や「ヤフービジネスサービス」など、ネットビジネス系のサービスを含む対象サービス・加盟店を利用した場合は、ポイント4倍の2%還元。こちらもセゾンクラッセ次第では2.5%還元で利用できることになる。

オフィス用品の割引や給与ソフトの利用が3か月無料

優待サービスとしては、アメリカン・エキスプレスが提供する「ビジネス・アドバンテージ」が利用可能。オフィス用品や配送サービス、ビジネス誌の割引優待が受けられる。ほかにも、レンタルサーバー「エックスサーバー」初期設定費用無料、小規模事業者向け会計・給与ソフト「MJSのかんたんクラウド」が3か月無料といった特典も用意されている。

旅行傷害保険などは付帯していないが、月300円からの追加オプションでさまざまな保険を付帯させることが可能。必要なときに必要な保険だけ加入すれば、最低限のコストで安心を手に入れられるだろう。

【4】JCB CARD Biz(一般):アマゾンやセブン−イレブンなど、ポイントアップの優待店が多数

「JCB CARD Biz(一般)」は年会費1,375円で初年度は無料。追加カードは発行できないが、ETCカードは1枚まで無料で発行可能。キャッシングや分割・リボ払いにも対応している。

アマゾンやセブン−イレブンでポイント3倍

本カードで貯まるポイントは、通常1,000円利用につき1Pで、年間利用額に応じて次年度のポイントが最大1.5倍(年100万円以上利用時)になる制度もある。また、アマゾンやセブン−イレブンでポイントが3倍(1.5%還元)になることをはじめ、高島屋、小田急百貨店、京王百貨店、AOKI、洋服の青山など、多数の提携店でポイントアップの優待が受けられる(エントリーなど必要になる場合あり)。

ポイントの有効期限は2年。貯まったポイントはnanacoポイントやビックポイントへの交換であれば1P=5円相当。ANA、JAL、デルタ航空のマイルに交換した場合は1P=3マイル。東京ディズニーリゾートのパークチケットやホテル宿泊券などにも交換可能だ。

このほかにも、会計ソフト「弥生会計」や「freee」などで優待を受けられ、ANA、JAL、じゃらんの法人用サイトも利用可能。JCBタクシーチケット、JCBプレモカード、JCBギフトカードが購入できることも、事業内容次第では役立つだろう。

旅行傷害保険は海外・国内ともに最高3,000万円を補償。所定の旅行代金を事前にカードで支払うと適用される利用付帯となる。また、海外利用時のみ年間最高100万円を補償するショッピング保険も付帯している。

【5】EX Gold for Biz:付帯サービス充実でコスパ抜群

コストパフォーマンスの高さで好評なのが、オリコカードが発行している「EX Gold for Biz」だ。法人代表者向けは「EX Gold for Biz M」、個人事業主向けは「EX Gold for Biz S」となっており、どちらも年会費2,200円で初年度は無料。「EX Gold for Biz M」は追加カードが3枚まで無料で発行でき、「EX Gold for Biz S」はキャッシングが利用可能。分割・リボ払いはどちらのカードも対応しており、ETCカードは本カードおよび追加カードと同じ枚数だけ無料で発行できる。

基本のポイント還元率は0.6%、年間利用額次第で最大1.1%

本カードで貯まるポイントは通常1,000円利用につき1.2Pで、年間利用額が50万円以上になると次年度は1,000円につき1.7P、100万円以上で1.9P、200万円以上で2.2Pになる。ポイント交換商品の選択肢が多いことも魅力で、各種電子マネー、共通ポイント、Amazonギフト券などには、ほとんどが1P=5円相当で交換可能。つまり還元率は通常で0.6%、年間利用額次第で最大(年間200万円以上利用時)1.1%になる。貯めたポイントはANAおよびJALのマイル、カタログギフト商品などにも交換可能だ。

国内主要空港のラウンジが利用できる

特筆すべきは、年会費2,200円とは思えない充実した付帯サービス。国内主要空港およびハワイ・ホノルルと韓国・仁川空港のラウンジサービスが利用でき、海外旅行傷害保険は最高2,000万円を自動付帯、国内旅行傷害保険は最高1,000万円を利用付帯で補償。ショッピング保険も年間最高100万円が補償される。

国際ブランドはVisa、Mastercardの2種類から選択でき、どちらのカードにもコンタクトレス決済(タッチ決済)の機能を搭載。Visaを選んだ場合は「Visaビジネスオファー」と「Visaビジネスグルメオファー」、Mastercardを選んだ場合は「Mastercardビジネス・アシスト」と「Mastercard T&E Savings」で、それぞれビジネス向けの優待を受けられる。

国際ブランドをMastercardにすれば、対象レストランを2名以上予約で1名分無料

なかでも「Mastercard T&E Savings」では、全国約200店の料亭や高級レストランで、所定コースを2名以上で予約すると1名分が無料になる「ダイニング by 招待日和」が月2回まで利用可能。対象店は大都市圏に固まっているが、接待が多い人は重宝するサービスだろう。このほかにクラウド会計サービス「freee」や福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」の優待も利用可能。充実したサービスを使いこなせば、年会費分の元を取るのは難しくないだろう。なお、ITフリーランス向けサービス「テックビズ」と提携した「Tech Bizカード」も発行されており、こちらもほぼ同様のサービスに加えて、独自の優待が利用可能だ。

【6】Airカード:1.5%のポイントが貯まる超高還元率カード

利用額が多い人におすすめしたいのが、2021年1月26日に発行開始されたばかりの「Airカード」だ。リクルートとJCBの提携により誕生したカードで、年会費は5,500円。追加カードは1枚につき3,300円で、初回申し込み時に3枚まで申請可能。4枚以上は別途手続きが必要になる。ETCカードは年会費無料で、特に枚数制限は設けられていないが、過剰な申し込みは否決されることもある。支払い方法は1回または2回払いのみで、キャッシングには非対応となる。

何より特筆したいのはポイント還元率で、利用額の1.5%のリクルートポイントが貯まる。ただし、税金・公共料金・通話料に関するポイント還元率は0.5%で、ETCカード利用分などはポイント付与対象外となる。

年会費分を差し引いても、年間300万円利用で1.32%還元

たとえば年間100万円利用した場合は、単純計算で15,000Pが貯まり、年会費5,500円を差し引いたとしても、還元率は0.95%になる。年間200万円利用なら還元率1.23%、年間300万円利用なら還元率1.32%になる計算。使えば使うほど還元率は1.5%に近づくことになる。リクルートポイントは、じゃらんやホットペッパーグルメなどリクルートのサービスで利用できるほか、1P単位でPontaポイントにも交換可能だ。

このほかにも「弥生会計」や「freee」などで優待を受けられ、ANA、JAL、じゃらんの法人用サイトも利用可能。海外利用時のみ年間最高100万円を補償するショッピング保険も付帯している。

ビジネスカードに付帯するレストランでの優待は、接待の際にも活用できる

ビジネスカードに付帯するレストランでの優待は、接待の際にも活用できる

【7】セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード:コンシェルジュサービスが魅力

続いて年会費が2万円を超えるいっぽうで、付帯するサービス・特典が多彩な2枚のビジネスカードを紹介する。

年間200万円以上利用で、次年度年会費は半額の11,000円

クレディセゾン発行の「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」は、先に紹介した「【3】コバルト」の上位カードで、年会費は22,000円。年間200万円以上ショッピング利用すると、次年度年会費は半額の11,000円になる。追加カードは1枚につき年会費3,300円で、4枚まで発行可能。ETCカードは5枚まで無料で発行できる。キャッシングやリボ払いにも対応しており、一部加盟店(西武・そごう、西友、パルコなど)では分割払いも利用できる。

JALマイルに交換すれば、マイル還元率は1%超

ポイントは「コバルト」と同様のプログラムが基本だが(永久不滅ポイントが1,000円利用につき1P)、利用ごとにマイルが貯まる「SAISON MILE CLUB」を選択することもできる。こちらに登録すると、JALのマイルが1,000円利用につき10マイル、同時に永久不滅ポイントも2,000円利用につき1Pが貯まる。さらに利用実績に応じて優待が受けられる「セゾンクラッセ」で最上位クラスになると、別途1,000円利用につき1Pが貯まる。

永久不滅ポイントは200P→500マイルに交換できるため、合計すると1.125%(セゾンクラッセの等級次第では1.375%)の高還元率でJALのマイルが貯まる計算だ。マイルは特典航空券への交換が基本だが、1マイル=1円相当でAmazonギフト券などにも交換でき、交換商品によっては1P=1円以上にもなるので、もし航空券などにマイル交換する予定がなかったとしても、「SAISON MILE CLUB」に登録してマイルを貯めたほうがいい。なお、「SAISON MILE CLUB」でのマイル加算は年間15万マイル(1,500万円利用相当)が上限。以降は永久不滅ポイントが1,000円利用につき1Pとなる。

24時間365日、さまざまな予約に対応するコンシェルジュサービスが使える

付帯サービスとして真っ先にあげたいのは、24時間365日対応のコンシェルジュサービス。ホテルや交通機関、レストランをはじめ、貸会議室、祝花など、さまざまな予約を電話1本で代行してくれる。なんでも自分で手配しなければならない個人事業主にとっては、大きな助けになるはずだ。

世界各地の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パスに無料登録

もうひとつ目玉となるサービスが、世界各地の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パス。通常年会費429ドルのプレステージ会員に無料で登録でき(追加カードは不可)、世界600都市以上の空港ラウンジが無料で利用できる。なお、国内主要空港およびハワイ・ホノルル空港のラウンジに関しては、プライオリティ・パスがなくてもカードを提示すれば、追加カードも含めて利用可能だ。

各種保険も充実しており、旅行傷害保険は海外最高1億円、国内最高5,000万円を自動付帯で補償(追加カードは対象外)。海外では航空便の遅延や欠航、手荷物紛失などに対しても、最高10万円の補償を受けられる。また、ショッピング保険も年間最高300万円まで補償を受けられる。

会計や弁護士紹介サービスなど、ビジネス特典も豊富

優待サービスとしては、会計サービス、弁護士紹介、スポーツジムなど幅広い分野の優待が利用可能。宿泊、レストラン予約の「一休.com」で最上級のダイヤモンドステージを最長1年間体験できる優待や、1億件以上のビジネスデータ(企業情報や経営者情報)にアクセスできる「G-Search」で通常月額330円の基本料が2年間無料になる優待もある。なお、クラウド会計サービス「freee」と提携した「freeeセゾンプラチナビジネスカード」も発行されており、こちらはfreee独自の優待も利用可能だ。

「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」は年会費こそ高額だが、付帯サービスや優待サービスを活用すれば、年会費分を取り戻すことは難しくないだろう。特にコンシェルジュサービスは、月2,000円弱(年会費半額条件を満たせば月1,000円弱)で24時間連絡可能なアシスタントが雇えると思えば、メリットは大きい。また、2021年9月までの期間限定(2021年7月までに要登録)で、全国約200店の料亭や高級レストランで、所定コースを2名以上で予約すると1名分が無料になる「セゾンプレミアムレストラン by 招待日和」も利用可能。この特典も利用すれば、より容易に年会費の元が取れるはずだ。

【8】アメリカン・エキスプレス・ ビジネス・ゴールド・カード:“安心”のサービスが充実

最後に紹介するのは「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」。年会費は34,100円で、追加カードは1枚につき13,200円かかる(3枚以上の新規発行は電話相談の必要あり)。ETCカードは1枚につき年会費550円で、20枚まで発行可能。キャッシングには非対応だが、リボ払いは利用できる。また、限度額が固定されず、会員サイトやアプリから都度確認する方式となっており、高額利用時も事前相談が可能となっている。

ポイントはAmazonギフト券のほか、17社の航空マイルにも交換可能

本カードで貯まるポイントは通常100円利用につき1P。有効期限は3年だが、1度でもポイント交換をすると、以降は無期限有効になる。ポイントは多様なアイテムに交換可能で、Amazonギフト券などに交換した場合は1P=0.33円相当になる。カード利用代金に充当することもでき、通常は1P=0.3円になるが、年会費3,300円の「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録すると、1P=0.5円にポイント価値がアップする。対象のホテル・旅行代理店で利用した代金に充当する場合は1P=0.8円、航空会社での利用代金に充当する場合は1P=1円になり、さらにポイント価値を高められる。また、17社の航空マイルに交換することも可能(ANAは別途年会費5,500円が必要)で、こちらも「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録すると、航空会社によっては交換率がアップする。

最高5,000万円の海外旅行保険が自動付帯

特筆すべきはきめ細やかな保険サービスの数々。旅行傷害保険は本会員の場合、海外最高5,000万円の補償を自動付帯。所定の旅行代金を事前にカードで支払う利用付帯では、最高1億円まで補償額がアップする。国内は利用付帯で最高5,000万円を補償。追加カード会員は海外・国内ともに利用付帯で、最高5,000万円の補償になる。また、国内では航空機の遅延や欠航、手荷物紛失などに対して、最高4万円の補償も受けられる。

病気やケガによる入院で、出張がキャンセルになったときなどに年間5万円までを補償

病気やケガによる入院などで、予約済みの出張やイベントなどに行けなくなった場合に、キャンセル料が年間最高5万円まで補償される「キャンセル・プロテクション」も付帯。ショッピング保険も年間最高500万円まで補償され、カードで購入した商品の返品を購入店が受け付けない場合に、年間最高15万円(1商品3万円)まで補償される「リターン・プロテクション」という珍しい保険も利用できる。

空港ラウンジは同伴者1名も無料で使える

空港ラウンジサービスは、同伴者1名まで無料で利用できることが特徴。国内主要空港およびハワイ・ホノルル空港で利用できる。海外出張時は出発・帰国時(羽田・成田・中部・関西の4空港が対象)にスーツケース1個を無料で配送。電車でも東京駅・新宿駅から23区内、博多駅から博多区・中央区内の宿泊施設まで、所定時間までに手続きすれば手荷物1個を当日無料配送してくれるサービスも利用できる。

シェアオフィスやコワーキングスペースを割引価格で

提携会社での優待もあげ切れないほどあり、シェアオフィスやコワーキングスペースが使える「OFFICE PASS」や「We Work」、福利厚生プログラム「クラブオフ」といったサービスで割引などが受けられる。また、24時間365日対応のヘルスケア無料電話相談も利用できる。

なお、下位カードにあたる「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード」は年会費13,200円だが、「キャンセル・プロテクション」が利用できないことをはじめ、付帯サービスの内容で異なる点がいくつかある。いっぽうで、上位カードの「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」は、コンシェルジュが利用できたり、ヒルトンやマリオットボンヴォイの上級会員資格が得られるなど、さらにサービス内容が充実するが、年会費は143,000円と一気に跳ね上がる。

まとめ

記事内で紹介した8枚のビジネスカードの特徴を下表にまとめた。

「NTTファイナンスBizカード レギュラー」は、ビジネスカードとしては珍しく年会費無料で1%という高いポイント還元率のカード。「ライフカードビジネスライト」も年会費無料で、ETCカードも無料で発行できる。この2枚は年会費無料なので、「試しにビジネスカードを持ってみたい」といったケースでは有力な候補になるだろう。

「セゾンコバルト・ビジネス・アメックス」と「JCB CARD Biz」のスペックは似ているが、「セゾンコバルト・ビジネス・アメックス」はネットビジネス系のサービスでの特典が魅力。いっぽう、「JCB CARD Biz」は特約店が豊富な点が強みになる。「EX Gold for Biz」は年会費2,200円でありながら、国内主要空港のラウンジが利用できるのは、出張が多い人にとっては利用価値が高そうだ。リリースされたばかりの「Airカード」は、ビジネスカードとしては破格の1.5%還元が最大の特徴だ。

「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」は年会費22,000円で、コンシェルジュのサービスを利用できるのが大きなメリット。「アメリカン・エキスプレス・ ビジネス・ゴールド・カード」はきめ細かな保険(補償)が付帯しており、高額な経費支払いの際には、限度額の相談ができるのもうれしいポイントだ。

「ポイント使って経費削減」「事業に役立つサービスを重視」など、利用目的を明確に

以上、年会費無料カードから年会費3万円超のビジネスカードまで紹介したが、まずはビジネスカードに何を求めるのか、目的を明確にしてから選ぶといいだろう。ネットでの決済に使えればなんでもいいのか、貯めたポイントを活用し経費削減したいのか、事業に役立つサービスが使いたいのか、それによって選ぶべきカードは変わってくる。高額な年会費のカードも事業のための投資と考えれば、必ずしも高いとは言い切れないはず。ただし、いくらサービスが充実したカードでも、事業内容やワークスタイルとマッチしていなければ意味がない。カードを導入することで生まれるメリットを想像しながら検討してほしい。

※本記事は、執筆者個⼈または執筆者が所属する団体等の⾒解です。また、各サービスには⼀部対象外となる店舗や商品があります。ご利⽤の際は公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。

タナカヒロシ

タナカヒロシ

普段は音楽やエンタメ関係の仕事が多いが、2008年に当時勤めていた会社の都合でクレジットカード本を制作。以降、クレジットカード、電子マネー、ポイントなどに詳しくなり、各種媒体で編集・執筆を手がける。

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