おトクの真相! 月刊キャッシュレス展望
キャッシュレス関連のニュースとキャンペーンのまとめ情報【2021年8月】

SBI証券×三井住友カード「クレカ積立」スタート! ”投資”でVポイントをゲット

クレジットカード、電子マネー、QRコード決済……。めまぐるしく変化を続けるキャッシュレス決済の動向をコンパクトに伝える連載企画「おトクの真相! 月刊キャッシュレス展望」。最近のキャッシュレス関連のニュースの中から、マネー編集部員やマネー担当ライターが気になったニュースをピックアップしてお届けします。記事内や記事の最後には、記事公開時点で参加可能なキャンペーン情報も掲載していますので、こちらもぜひチェックを。この連載は、毎月月初の公開予定です。

今回は、SBI証券と三井住友カードの提携による2つの新サービスからお伝えします。

SBI証券と三井住友カードの提携が本格始動。2つの新サービス開始

SBI証券と三井住友カードは、2021年6月30日より2つの新サービスを開始しています。ひとつめは三井住友カードが発行するクレジットカードで、SBI証券が取り扱う投資信託が買える「三井住友カード つみたて投資」。2つめは、SBI証券での取引状況に応じて、三井住友グループの共通ポイントであるVポイントが貯まる「SBI証券 Vポイントサービス」です。両社は2020年9月に、個人向けの資産運用サービスにおける業務提携を発表していましたが、今回の動きはこの提携を受けての具体的なサービス展開になります。2つの新サービスの中身をチェックしていきましょう。

SBI証券と三井住友カードの提携が本格的にスタート

SBI証券と三井住友カードの提携が本格的にスタート

1. 三井住友カード つみたて投資
三井住友カードで投資信託積立の決済ができてVポイントも貯まる

まずは「三井住友カード つみたて投資」から。このサービスは、SBI証券の証券総合口座を持つ個人の顧客が対象です。三井住友カードが発行するクレジットカード(提携カード含む。ビジネスカードなど一部カードは対象外)で、SBI証券が取り扱う「積立買付が可能なすべての投資信託」(2021年6月24日時点で2,507本)が購入できるという内容です。

積立金額は毎月100〜5万円まで設定可能。特定・一般口座だけではなく、NISAやつみたてNISA口座での取引も対象です。毎月10日が積立設定の申込期限となり、翌月第1営業日に発注という流れになります。本サービスを利用するには、SBI証券のサイトにログイン後、投資信託の設定画面から対象の三井住友カードのクレジットカードの登録が必要となります。

カードの登録および積立設定画面のイメージ(画像はSBI証券プレスリリースより)

カードの登録および積立設定画面のイメージ(画像はSBI証券プレスリリースより)

券種によってはVポイントが貯まる!

うれしいことに、本サービスでは、一部のカードをのぞき、登録した三井住友カードのVポイントが貯まります。一般カードのポイント還元率は0.5%なので、たとえば、月に1万円分の投資信託の積み立てを行うと50ポイント貯まります。また、対象のゴールドカードおよびプラチナカードの場合は還元率がアップし(「つみたて投資ポイントアッププラン」が適用)、ゴールドカードの場合は1.0%、プラチナカードの場合は2.0%の還元率が適用されます。

ただし、いずれの場合もポイント還元が受けられるのは「Vポイントが貯まる三井住友カード」のみ。提携カードなどで独自のポイントが貯まるカードの場合、「三井住友カード つみたて投資」での決済自体は可能なものの、Vポイント付与は対象外となるので注意が必要です。

なお、現在このサービスの開始を記念した「スタートダッシュキャンペーン」(2021年12月まで)と、サービス開始後、積立設定金額30億円突破を記念した「最大1万円!購入金額の20%がポイントでもらえる!『つみたて投資』はじめようキャンペーン」(2021年10月まで)が開催されています(本パラグラフの最後で紹介)。

2. SBI証券 Vポイントサービス
国内株式などの手数料や投資信託の保有残高に応じてVポイントが貯まる

2つめの新サービス「SBI証券 Vポイントサービス」は、SBI証券における国内株式取引などの手数料や、投資信託の保有残高に応じてVポイントが貯まるサービスです。本サービスの対象となるのは、「三井住友カードのサイト経由でSBI証券の口座を開設した人」、あるいは「すでにSBI証券の証券総合口座を持っている人で、三井住友カードの金融商品仲介サービスに変更手続きをした人」です。そのうえで、SBI証券のサイト上での手続きが必要となります。

本サービスでは具体的に、下記のような取引や状態でVポイントが付与されます。

・国内株式現物取引:スタンダードプランおよびPTS取引の月間合計手数料の3.0%のVポイント
・投資信託取引:対象投資信託の月間平均保有額1,000万円未満=年率0.1%/1,000万円以上=0.2%のVポイント(一部投資信託の付与率は年率0.1%未満)
・金・プラチナ取引:スポット取引および積立買付の月間合計手数料の1.0%のVポイント
・新規口座開設:Vポイント100ポイント
・国内株式移管入庫:1回の移管入庫につきVポイント100ポイント

(出典)SBI証券プレスリリース

たとえば「投資信託取引」の場合、前出の「三井住友カード つみたて投資」で0.5%のVポイントを貯めつつ、「SBI証券 Vポイントサービス」で保有額に応じたVポイントも貯めることができます。

積立金額は1か月で30億円を突破。大型の2つのキャンペーンも実施中

※画像はSBI証券のプレスリリースより

SBI証券および三井住友カードの発表によると、「1. 三井住友カード つみたて投資」を利用した積立設定金額は、30億円を突破(2021年8月2日発表)。早くも大きな注目を集めていることがうかがえます。

前出のとおり、現在、本サービスの開始に関連した2つのキャンペーンが実施されています。ひとつめは、「1. 三井住友カード つみたて投資」のポイント還元率が上がる「スタートダッシュキャンペーン」(2021年12月10日まで)。キャンペーン期間中は、一般カードが1.5%(通常時の3倍)、ゴールドカードが2%(通常時の2倍)、プラチナカードが3%(通常時の1.5倍)の還元率になります。

2つめは、サービス開始後、積立設定金額30億円突破を記念した「最大1万円!購入金額の20%がポイントでもらえる!『つみたて投資』はじめようキャンペーン」(エントリー期間は2021年10月まで)。こちらは、期間中に三井住友カードのサイト経由でSBI証券の証券総合口座を新規で開設し、三井住友カードの登録・積立をした人を対象に、投信積立額の20%(最大1万円相当)のVポイントがプレゼントされるものです。

両キャンペーンとも期間に余裕があるため、今からSBI証券の口座開設や三井住友カードを申し込んでも十分にそのメリットを受けられそうです。なお、2つのキャンペーンは併用が可能とのこと。本サービスの対象カードには、今年2021年に登場し、「完全ナンバーレス」「即時発行」などで話題を呼んでいる「三井住友カード(NL)」や「三井住友カード ゴールド(NL)」も含まれているので、これらのカードの発行を考えている人は、この機会にSBI証券での積立投資もあわせて検討してみてもいいかもしれません(スタートダッシュキャンペーンのカードごとの還元率は下記ボックス内を参照)。

※SBI証券×三井住友カード「スタートダッシュキャンペーン」の対象カード

【3%貯まる対象カード】
・三井住友カード プラチナ VISA/ Mastercard
・三井住友カード プラチナ PA-TYPE VISA/ Mastercard
・三井住友ビジネスプラチナカード for Owners(VISA/ Mastercard)
・三井住友カード プラチナプリファード

【2%貯まる対象カード】
・三井住友カード ゴールド VISA/ Mastercard
・三井住友カード ゴールド PA-TYPE VISA/ Mastercard
・三井住友カード ゴールド(NL) VISA/ Mastercard
・三井住友カード プライムゴールドVISA/ Mastercard
・三井住友カードゴールドVISA(SMBC)
・三井住友カードプライムゴールドVISA(SMBC)
・三井住友ビジネスゴールドカード for Owners(VISA/ Mastercard)
・三井住友銀行キャッシュカード一体型カード (ゴールド/プライムゴールド)

【1.5%貯まる対象カード】
・上記以外のVポイントが貯まるカード

(出典)SBI証券プレスリリース

SBI証券×三井住友カードの新サービスが今後も登場予定

今回紹介した2つのサービス以外にも、両社は次のようなサービスを順次展開する予定です。

・三井住友カード「Vpassアプリ」上での、SBI証券総合口座情報の表示(2021年12月予定)
・三井住友カード入会と同時に、必要情報の自動連携によるSBI証券の口座開設申し込み(2022年1月予定)
・Vポイント1ポイント=1円として、SBI証券の投資信託の買付に利用できる「Vポイント投資」(2022年5月予定)

ネット証券大手のSBI証券と、クレカ業界のリーディングカンパニーである三井住友カードのタッグは、各業界に与える影響も少なくないでしょう。しばらくはその動向から目が離せない展開が続きそうです。

2021年9月から、イオンカードのポイントが「WAON POINT」に変更

2021年7月7日、イオンは、同社クレジットカード「イオンカード」の利用で貯まるポイントを、従来の「ときめきポイント」から「WAON POINT」に変更すると発表しました。変更は、2021年9月11日以降の支払い分より適用されます。

イオン関連の「3つのポイント」が「2つ」になる

イオンも関係するポイントには、現在、下記の3つがあります。

1. ときめきポイント……イオンカードを200円利用するごとに1ポイント(イオングループ対象店舗は200円につき2ポイント)貯まる。

2. WAON POINT…… 「イオン系列の店舗」で「WAON POINTカード」を提示したうえで現金などで支払うか、「イオン系列の店舗」で「電子マネーWAON」で支払うと貯まる。

3. 電子マネーWAONポイント……「イオン系列の店舗以外」で「電子マネーWAON」で支払うと貯まる。

今回の変更では、「1. ときめきポイント」が「2. WAON POINT」に実質的に統合される形となります。なお、統合後もポイント付与率に変更はありません。

※画像はイオンのプレスリリースより

主なメリットは使いやすさの向上

今回の変更により、ユーザーにとっては主にポイントの使い道の面でメリットがありそうです。

ときめきポイントは、商品やWAON POINTなどに交換できるものの、1,000ポイント単位でしか利用できないのが難点でした。本記事の担当編集者もイオンカードを持っていますが、1,000ポイント貯めるための「20万円の利用」に達せずに、最大2年間の有効期限が過ぎて失効させたことがあります。

いっぽう、WAON POINTは1ポイント=1円としてWAON POINT加盟店での支払いなどに充てることができます。また、電子マネーWAONにチャージすることで、WAON POINT加盟店以外の電子マネーWAONに対応している店舗での支払いにも使えるほか、家族間などでポイントを送る機能があるなど、ポイントとしての使い勝手はときめきポイントを上回っています。

イオンカードのおトクさが見直されるか

イオンカードは、「対象店舗ならいつでもポイント2倍」「毎月10日・20日・30日はイオンモール専門店でポイント5倍」など、おトク面での充実したサービスで支持を得てきたクレジットカードです。いっぽうで、「3つのポイントが存在するわかりにくさ」や、前出の「ポイントとしての使いにくさ」が、その魅力を減じさせていた面が否めません。

依然として「3. 電子マネーWAONポイント」は残るものの、ときめきポイントのWAON POINTへの統合により、使いやすさ、わかりやすさは向上したと言えそうです。今回の施策が、おトクさなど、イオンカードの魅力があらためて見直されるきっかけになるかもしれません。

好きなタイミングで返済可能な次世代型クレジットカードが登場予定

2021年7月22日、ナッジ株式会社は、次世代型クレジットカード「Nudge(ナッジ)」の発行を2021年夏より開始すると発表しました。ナッジ株式会社は昨年2020年2月に設立されたフィンテック関連のスタートアップで、Nudgeが同社の第1弾のサービスとなる予定です。

※画像は株式会社ナッジプレスリリースより

※画像はナッジ株式会社のプレスリリースより

セブン銀行ATMでの「都度返済」が可能

Nudgeはスマホアプリから、申し込み、発行手続き、利用状況管理などができるのが特徴。カード番号や氏名は裏面に集約され、Visaのタッチ決済にも対応するなど、最近のクレジットカードトレンドを意識したつくりになっています。また、AIなど独自の審査手法により、学生やアルバイト、非正規雇用労働者、兼業や副業、フリーランスやクラウドワーカーといった多様な働き手にも柔軟に発行するクレジットカードを目指すとしています。

さらに、ユニークな特徴としてあげられるのが返済方法です。従来のクレジットカードのように月1回の口座引き落としではなく、会員の好きなタイミングで、セブン銀行ATMから返済できる仕組みです。最短で決済の翌日から返済ができ、月の途中で利用枠の上限に達していても、返済後即時に利用枠が回復するといいます。副業など働き方の多様化により、週払い、都度払いなどで報酬を受け取る人も増えていると聞きますが、そういった人たちにとってはメリットのある返済方法になるかもしれません。ただし、現時点では延滞時の対応などについては明らかにされておらず、詳細な仕組みの発表が待たれます。

Nudgeはこのほかにも、企業や団体が「提携カード」を発行しやすい仕組みを作り、ユーザーがそのカードを使うことで、その企業や団体の活動を支援する仕組み作りも目差しているといいます。クレジットカードを通じた一種のファン作りとも言える仕組みで、こちらも具体的にどのようなサービスが生まれてくるのか注目です。

まだ間に合う! 今月のキャッシュレス関連キャンペーンまとめ

▼QUICPayが総額5,000万円、5,000人に1万円キャッシュバック(9月15日まで)

キャンペーン期間中に、QUICPayで合計1万円以上支払うと、抽選で5,000名に1万円がキャッシュバックされます。Apple PayやGoogle Payに設定したQUICPayや、カードタイプなどのQUICPayなど、すべてのQUICPayの利用分が対象で、参加登録は不要です。

キャンペーン期間:開催中〜2021年9月15日まで
公式サイト:https://www.quicpay.jp/campaign/2021/quicpaybrand1.html

▼J-Coin Payの利用で5%ボーナスキャンペーン(9月30日まで)

みずほ銀行が提供し、全国90以上の金融機関が参画するコード決済・送金アプリの「J-Coin Pay」では、期間中に加盟店で決済(最大1万円)をすると、支払金額の5%(累計最大1万円)がJ-Coinボーナスでプレゼントされます。支払いから30日後に付与され、有効期限はプレゼントされた月から6か月後の月末です。

キャンペーン期間:開催中〜2021年9月30日まで
公式サイト:https://j-coin.jp/fivekangencp/

▼Apple PayのPASMOで利用金額の最大50%還元キャンペーン(10月20日まで)

期間中に新たにApple PayのPASMOを利用すると、2,000円以上の交通・電子マネー利用で1,000円分がキャッシュバックされます。キャンペーンの参加には、新規利用者用エントリーフォームでの事前エントリーが必要です。すでにApple PayのPASMOを使っている場合は家族や友達に紹介のうえ、自身と相手の両者が2,000円以上利用すると、紹介者に1,000円分がキャッシュバックされます。最大5名の紹介までキャンペーンの対象となります。

また、JCBマークのあるカードでチャージすると、抽選で400名にPASMOチャージ1万円分がプレゼントされる「Apple PayのPASMO×JCB限定!Wチャンスキャンペーン」も実施中です。

キャンペーン期間:開催中〜2021年10月20日まで
公式サイト:https://www.pasmo.co.jp/cb/

(執筆協力:大正谷成晴)

価格.comマネー編集部

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