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本格化するクレカのナンバーレス化! 今持つべき“最重要”完全ナンバーレス4枚

ここ2年あまりで、「クレジットカードの表面にはカード番号などが印字されている」という常識は過去のものになりつつあります。

三井住友カードゴールド(NL)も、完全ナンバーレスのクレジットカードの一種

完全ナンバーレスのクレジットカードのひとつ、「三井住友カードゴールド(NL)」

近年、各社のクレジットカードの券面から、カード番号などのカード情報の印字がなくなりつつあることに気付いている人も多いと思います。表面からカード情報の印字をなくした「片面ナンバーレス」タイプに加え、カードの両面からカード情報の印字を廃した「完全ナンバーレス」タイプのカードも増加。ナンバーレスがクレジットカードの新トレンドになりつつあります。

そこでこの記事では、識者の解説や筆者の実体験を基に、急速に進むクレジットカードのナンバーレス化の背景やメリットを解説。記事後半では、現在申し込める完全ナンバーレスのクレジットカードの中から、おトク面で魅力のある4券種を紹介します。

「片面」と「完全(両面)」、ナンバーレスには2種類が存在

ナンバーレスのクレジットカードとは、物理カードに、カード番号や有効期限などのカード情報が印字されていないクレジットカードを意味します。

現在、ナンバーレスのクレジットカードには2種類あり、ひとつは、カードの表面がナンバーレスで、裏面にカード情報が集約されている下の画像のような「片面ナンバーレス」タイプです。

画像は楽天カードのプレスリリースより

もうひとつは、下の画像のように、カードの表と裏の両面からカード情報の印字がなくなった「完全ナンバーレス」タイプです(両面ナンバーレスとも。本稿では完全ナンバーレスで統一)。このタイプの場合、カード情報は専用のスマホアプリで確認します。

画像は三井住友カード(NL)公式サイトより

現状は、多くのクレジットカード会社が片面ナンバーレスを採用しつつあり、完全ナンバーレスについては、2020年にクレディセゾンが発行を始め、今年2021年、三井住友カードやPayPayカードからも発行が始まっている状況です。

なぜ今、ナンバーレスのクレジットカードが増えているのでしょうか? クレジットカード情報サイト「大人のクレジットカード(オトクレ)」の編集長で、キャッシュレス決済に詳しい池田星太さんは、その理由に、クレジットカードのセキュリティの問題をあげます。

「かつてクレジットカードは、比較的高額な商品を買うために使われるイメージがあったと思います。しかし近年は使える場所も増え、少額での決済でもクレジットカードを使う人が増えています。また、ネット通販やスマホ決済も含めると、かつてないほどクレジットカードの出番が増えており、ある意味でパラダイムシフトと言ってもいい状況です。確率論的な話になりますが、決済回数が増えるのに比例して不正利用も増える可能性が高まります。そのリスクに対して『クレジットカードのナンバーレス化』という発想が生まれたのだと考えられます」(池田さん。以下同)

解説:池田星太さん
クレジットカードとキャッシュレスの情報サイト「大人のクレジットカード(オトクレ)」編集長。キャッシュレスの専門家として、雑誌、WEBなど各種メディアで監修など多方面に活躍

「片面」か「完全(両面)」かで使い勝手は大きく変わる

ナンバーレスのクレジットカードには2種類あることはすでにお伝えしたとおりですが、池田さんは、片面、完全(両面)の2種類のナンバーレスカードには大きな違いがあると話します。

「片面ナンバーレスは、表面にカード情報の印字がないので、たとえば『店で番号を盗み見される』など、カード利用時に番号を他人に見られるリスクに対して有効です。しかし、裏面にはカード情報の印字がありますので、カードを紛失したり、他人に渡ったりした場合のリスクは依然として残っています。いっぽう、完全ナンバーレスは、基本的にカードに番号自体が表示されていないため、カード単体で不正利用の被害にあう確率は限りなく低いと見ていいでしょう。セキュリティの面で考えると完全ナンバーレスに軍配が上がります」

想定されるユーザー層にも違い

「また、両タイプでは想定されているユーザー層にも違いがありそうです。片面ナンバーレスは、裏面にカード番号が残っているという意味でこれまでのクレジットカードの使い勝手を維持していると言えます。たとえば、ネットショッピングに使う際、カードを見てカード番号などを確認すればいいわけです。そのため、比較的幅広い層の人が違和感なく使うことができるはず。いっぽう、完全ナンバーレスはカード情報をスマホアプリで確認する仕組みです。最初からカードとスマホを一緒に使うことが想定されており、それなりのITリテラシーのある人がユーザーとして想定されている印象を受けます」

このように、同じ「ナンバーレスのクレジットカード」であっても、片面と両面では大分様相が異なります。あえて言葉を選ばずに言うと、片面ナンバーレスは既存のクレジットカードからの「デザインの変更」の域を出ていない仕様と言えるかもしれません。

それに対して完全ナンバーレスは、「カード自体にカード情報の印字がない」「スマホアプリの利用が必須」という特徴から、既存のクレジットカードとは一線を画すクレジットカードという定義付けができそうです。これを踏まえ、本記事ではここから完全ナンバーレスについてさらに深堀りしていきます。

完全ナンバーレスのクレジットカードの2大メリット

ここまでで、いくつか完全ナンバーレスの特徴をあげてきましたが、この項ではあらためてメリットを整理します。

メリット1:セキュリティの強さ

最初にあげられるのが、やはりセキュリティの強さ。完全ナンバーレスカードはカード情報を盗み見される心配がなく、また、物理カードが他人の手に渡ったとしても不正利用の被害にあう確率は極めて低いと考えられます。

また、完全ナンバーレスが専用のスマホアプリと連動して使うことが想定されていることは既に述べたとおりですが、このスマホアプリには決済情報がリアルタイムで飛んでくるため、「何にいくら使ったか」がスマホで即時に確認できます。したがって、仮にカード情報がネット上に流出し、不正利用された際にも気付きやすいと言えます。

「セキュリティについては、既存のクレジットカードと比べて抜群の安心感があると言えます。日本国内での利用はもちろんですが、個人的には海外で利用する際にこのメリットを強く感じる気がします。現在は海外に出かける機会が限られているとは思いますが、今後渡航機会が増えそうな人は、海外用として完全ナンバーレスのクレジットカードを用意しておくといいかもしれません」

セキュリティ抜群の完全ナンバーレスタイプのクレカ。海外での利用でそのメリットを実感するかも

セキュリティ抜群の完全ナンバーレスタイプのクレカ。海外での利用でそのメリットを実感するかも

メリット2:発行スピードが速く買い物にすぐ使える

2つめに「カード番号の発行スピードの速さ」があげられます。完全ナンバーレスは、申込後の審査に通るとカード番号が専用アプリ上に発行され、物理カードはその後に届きます。完全ナンバーレスを発行する各カード会社はカード番号発行までの短さをウリにしており、たとえば、今年2021年2月に登場した「三井住友カード(NL)」は「最短5分」、12月に登場した「PayPayカード」は「最短7分」といった具合です。

カード番号発行後は、それをECサイトでの買い物に使えますし、対応のスマホにカード情報を登録することで、QUICPayやiDなどのスマホ決済、あるいはタッチ決済で、対応するリアル店舗での買い物に使うことができます(対応サービスやスマホの機種はカードによって異なる)。

「これまでのクレジットカードは物理カード到着まで通常1週間程度かかっていました。あるいは、ショッピングモールなどで提携クレジットカードを申し込む場合、混雑状況にもよりますが数時間でカードが発行される『即日発行』などはありましたが、それでも待つ必要がありました。完全ナンバーレスの場合、審査に通るという条件付きながら『即時』に利用できるので、これまでと比較するとその速さが際立ちます。たとえばショッピングモールのセール期間中などで現金の持ち合わせがなく、しかもあまり時間のない人は助かるでしょうし、店舗側から見ても商機を逃さずに済みます。今後、『その場でカードを発行すれば、その日だけ使える割引クーポンを発行』などの販促手法も広がるかもしれません」

ショッピングモールなどで「クレジットカード即時発行クーポン」が登場する可能性も

ショッピングモールなどで「クレジットカード即時発行クーポン」が登場する可能性も

「カード番号確認でアプリを立ち上げる手間」をデメリットと感じるか否か

メリット2であげた「発行スピードの速さ」ですが、審査によって左右される点は注意が必要です。筆者は完全ナンバーレスの「三井住友カードゴールド(NL)」を使っていますが、申し込みの際、即時発行といかず審査に数日を要しました。完全ナンバーレスといえど、属性などで審査に時間がかかる可能性がある点は頭に入れておいたほうがいいでしょう。

「これ以外にも、実際に使う前には気付きにくいデメリットもあります。たとえば、カード番号を確認する際にスマホアプリを立ち上げる手間です。これを面倒と感じる人は少なくないと思います。ただ、『普段はカードをなるべく持ち歩きたくない』『現金ではなくできるだけスマホで決済を済ませたい』という人も最近は増えています。こういった人々には特段デメリットとして意識されることはないかもしれません。人によってとらえかたが変わるという意味で、トレンドの過渡期に登場したクレカらしいとも言えます」

おトクな特典が魅力の「完全ナンバーレスクレカ」4券種を紹介!

ここからは、現時点(2021年12月15日時点)で申し込み可能な完全ナンバーレスのクレジットカードの中から、コスパやおトク面で魅力のある4券種についておすすめの使い方とともに紹介します。完全ナンバーレスに興味がわいてきた人は、ぜひ比較検討してみてください。

1. 三井住友カード(NL)

基本スペック
1. 国際ブランド:Visa、Mastercard
2. 年会費:永年無料
3. 貯まるポイント:Vポイント
4. ポイント還元率:0.5%〜
5. 旅行傷害保険:海外最高2,000万円(国内旅行は対象外)

2021年2月、三井住友カードのラインアップに新たに加わったナンバーレスカードです。名称の「(NL)」は「ナンバーレス」の略です。カード番号、有効期限、名義、セキュリティコードなどのカード情報は券面に一切印字されておらず、必要な情報は専用スマホアプリの「Vpass」で確認する仕組みです。通常利用のポイント還元率は0.5%(200円につき1ポイント)。年会費永年無料でありながら、最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付きます。

大手コンビニ3社とマクドナルド専用の「最強カード」に!

三井住友カードの一般カードの年会費は1,000円程度ですから、このカードのコスパは高いと言えます。また、通常のポイント還元率は0.5%ですが、対象店舗での利用でポイントが最大5%還元される点など、おトクな使い方もあります。

「セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンのコンビニ大手3社とマクドナルドでは、基本の還元率0.5%に2%が上乗せされて『合計2.5%還元』になります。さらに、カードに付帯されているタッチ決済機能(Visaブランドの場合は『Visaのタッチ決済』、Mastercardブランドなら『Mastercardコンタクトレス』)で支払うとさらに2.5%上乗せされて『合計5%』という極めて高い還元率になります。現時点での、3大コンビニとマクドナルドでの最強カードです。このことから、メインカードには還元率1%以上ある別のカードを使いつつ、コンビニとマック専用のサブカードとして使うと、このカードのスペックを最大限に活用できます」

2. 三井住友カードゴールド(NL)

基本スペック
1. 国際ブランド:Visa、Mastercard
2. 年会費:5,500円(条件達成で翌年以降永年無料)
3. 貯まるポイント:Vポイント
4. ポイント還元率:0.5%〜
5. 旅行傷害保険:国内・海外最高2,000万円

こちらは、三井住友カード(NL)のゴールドカードとして2021年7月に登場。やはり券面にカード情報が一切印字されておらず、スマホアプリで確認する仕様です。国内主要空港のラウンジが無料利用、最高2,000万円の国内・海外旅行傷害保険や最高300万円のショッピング保険などゴールドカードとしての魅力も十分に備えています。通常利用のポイント還元率は0.5%(200円につき1ポイント)ですが、三井住友カード(NL)と同様に、大手コンビニやマクドナルドで最大5%還元になる特典も付いています。

「年間100万円以上」使うと価値が激変する1枚。メインカードとしてのポテンシャルも十分!

本カードの登場に合わせて大きな話題になったのが年会費のルールです。通常、このカードは年会費が5,500円かかりますが、カード加入日から11ヵ月後末日までに100万円以上利用すると、翌年度以降の年会費が永年無料になります。

これまでも一定額以上の利用で「翌年の年会費が無料」になるクレカはありましたが、「翌年以降年会費永年無料」となるゴールドカードはかなり珍しい存在と言えるでしょう(もっとも、永年は「長い期間」の意味なので、年会費有料化のリスクがゼロではない点は頭に入れておいたほうがいいかもしれません)。

「これに加えて、毎年、年間100万円の利用で1万ポイント(Vポイント)が進呈される特典もあります(こちらの特典の対象期間の考え方もカード入会月から11か月後末まで)。つまり、100万円以上使う人にとっては、『年会費永年無料、ポイント還元率が実質1.5%、しかもゴールドカード』というおトクかつハイスペックなクレカに変貌するわけです。まさに『100万円以上使えるか否か』でその価値が激変するカードと言えるでしょう。もし100万円以上使える人ならメインカードとして使う価値が十分にあります」

ひとつ注意したいのが、電子マネーへのチャージやモバイルSuicaの定期券購入など、年会費が永年無料になるための「年間100万円」の利用に該当しない支払いがある点。興味のある人は、申し込み前に公式サイトを確認し、利用状況をシミュレーションしたほうがいいでしょう。

3. セゾンパール・アメリカン・エキスプレス Digital

基本スペック
1. 国際ブランド:アメリカン・エキスプレス
2. 年会費:1,100円(初年度無料。年1回以上利用で翌年無料)
3. 貯まるポイント:セゾン永久不滅ポイント
4. ポイント還元率:0.5%〜
5. 旅行傷害保険:なし

2020年11月、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードに追加されたナンバーレスのデジタルカードです。セゾンカード会員なら、申し込みから最短5分でスマホのアプリ上にカード番号が発行され、オンラインショッピングやQUICPayなどで即時利用が可能です。カード番号などが印字されていない完全ナンバーレスのプラスチックカードも発行され、後日届きます。

QUICPayの利用で「3%還元」。おトク面の汎用性に優れメインカード候補に

年会費(初年度無料)は年1回の利用で翌年無料となるため、実質無料です。通常利用のポイント還元率は0.5%(1,000円につき1ポイント。1ポイント5円相当のアイテムと交換した場合)です。

「このカードの目玉は、電子マネー『QUICPay』の利用時に、常時3%の高還元になることです。1,000円につき6ポイントと6倍の還元率になりますので使わない手はないでしょう。QUICPayは全国113万か所以上の場所(2020年12月時点)で使えるため、前出の三井住友カード(NL)、三井住友カードゴールド(NL)よりも、幅広くおトクに使えます。そのため、このカードをメインカードとしてフル活用するのもよいアイデアだと思います」

このほか、国際ブランドとしてアメックスが付く点にも注目したいところ。

「アメックス会員向けの『アメリカン・エキスプレス・コネクト』という特典は意外とおトクなので注目してほしいサービスです。時期にもよりますが、高級ホテルやアマゾンのキャッシュバックなどがあり、各種優待など450以上のおトクな特典がそろっています。先着制の特典も多いので、サイトなどをこまめにチェックするのが賢く利用するコツです。また、アメックスは国内で使いづらいというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、アメックスはJCBと提携しているため、国内のJCBの加盟店でも使えます。このカード1枚でも決済で困ることはないでしょう」

4. PayPayカード

基本スペック
1. 国際ブランド:JCB、Visa、Mastercard
2. 年会費:永年無料
3. 貯まるポイント:PayPayボーナス
4. ポイント還元率:1%
5. 旅行傷害保険:なし

2021年12月に登場した完全ナンバーレスカードです。カードにはカード番号やセキュリティコードの表記がなく、これらのカード情報は会員サイトのメニューで確認が可能です。また、このカードの最大の特徴は貯まるポイントが「PayPayボーナス」という点。現時点でPayPayボーナスが貯まるクレジットカードはこのカードのみとなります。

ヤフーやPayPayのユーザーなら持っていて損はなし

基本のポイント還元率は1%と高い水準となっており、年会費も永年無料なのでなかなかコスパのいいカードと言えそうです。また、ヤフー系のサービスとの相性のよさも特徴です。「Yahoo!ショッピング」や「LOHACO」の決済にこのカードを使うと、「PayPayボーナス1%」「Tポイント1%」が通常のポイントに上乗せされ、合計で3%還元に。さらに現在は、PayPayの決済にこのカードを使うと、PayPay側で付くPayPayボーナスに加えて、「PayPayボーナス1%」が上乗せされるキャンペーンも行われています(終了日未定。終了の場合は2か月前に告知される予定)。

「PayPayカードは、ポイント還元率も高く非常にすぐれたカードだと思います。特典や貯まるポイントを考えると、PayPayユーザーの人は積極的に検討してもいいカードでしょう。また、PayPayカードの目的を『PayPayへのチャージ』や『Yahoo!ショッピングでの決済』などに限るのであれば、最初にカード番号を登録すれば、その後にカード番号を確認する必要はほとんどないと思いますので、完全ナンバーレスに抵抗のある人でも問題ないと思います」

ヤフー系クレジットカードといえば、これまでは「ヤフーカード」がありましたが、既存のヤフーカードは2022年4月より順次PayPayカードに切り替えられます。それまでは、既存のヤフーカードホルダーはPayPayカードに切り替えはできず、もし早くPayPayカードが欲しい場合は一度ヤフーカードを退会したうえで申し込む必要があります。ただし、その場合はPayPayカードの新規入会特典(入会と3回の利用で最大7,000円相当を還元)の対象外となるようです。ご注意ください。

完全ナンバーレスはクレカの新スタンダードになるか?

以上、クレジットカードの最新トレンドであるナンバーレスについて、完全ナンバーレスを中心にまとめました。最後に、片面を含むナンバーレスカードの今後の普及の見込みについて池田さんにお聞きしました。

「片面ナンバーレスについては、たとえば発行枚数2,300万枚を超える楽天カードが2021年11月25日に片面ナンバーレスのカードの申し込みを開始するなど、今後もどんどん一般化し、やがてスタンダードになると思います。いっぽうの完全ナンバーレスは基本的にはITに強い若年層向けのクレカという位置付けがしばらくは続くと考えられ、同じナンバーレスカードでありながら、片面と完全(両面)はすみ分けしていくイメージがあります」

そんな中、完全ナンバーレスが普及するにはいくつかのきっかけが必要ではないかと池田さんは指摘します。

「まず重要なのはやはりおトクさ。今回紹介した4券種にもそれぞれおトクな特典がありましたが、今後登場するであろう完全ナンバーレスにも、ウリとなる特典が期待されます。もう一点が話題性です。たとえば、2019年にアメリカでリリースされ、日本未上陸の『Apple Card』を覚えているでしょうか。これもチタン製の物理カードにはユーザー名のみが印字され、カード番号などはWalletアプリ内のバーチャルカードで確認するナンバーレス仕様でした。『Apple Cardが日本上陸』のような、ナンバーレスを積極的に選びたくなる大きな動きがあれば、一気にブレイクする可能性はあるでしょう」

回紹介した4種類の完全ナンバーレスカードの比較表。それぞれ個性あふれる特徴があるので、じっくり吟味していただき、完全ナンバーレスカードを選ぶ際の参考にしてください

記事で紹介した4種類の完全ナンバーレスカードの比較表。それぞれ個性あふれる特徴があるので、じっくり吟味していただき、完全ナンバーレスカードを選ぶ際の参考にしてください

前出のとおり、筆者も完全ナンバーレスの三井住友カードゴールド(NL)を実際に利用しているひとりです。国内でしか利用したことがないこともあり、これまでのところ、そこまでセキュリティの高さを実感するに至っていませんが、それでも券面を見るたびに、「カード情報がない」ことにある種の安心感を覚えているのは確かです。

また、このカードを持ったことで、「できるだけスマホで決済を済ませよう」という意識が高まったのも事実で、個人的な感覚ではありますが、保有することで決済スタイルにも影響を与えるクレカとも言えそうです。

三井住友カードによると、2021年8月末時点で、三井住友カード(NL)の発行枚数は63万枚、三井住友カードゴールド(NL)の発行枚数は5万枚を超えていると言います。池田さんが指摘したとおり現時点ではデジタルネイティブを中心としたアーリーアダプター層に受けている印象のある完全ナンバーレスカードですが、今後、クレジットカードの主流となっていくのでしょうか? もし気になるカードがあれば、皆さんもぜひクレカの最新トレンドを体験してみてください。

マネー担当N(編集部)

マネー担当N(編集部)

出版社で月刊マネー誌の編集に従事。投資初心者・未経験者向けの企画・執筆多数。現在は価格.comマガジンのマネー記事やFX羅針盤、仮想通貨羅針盤の編集・執筆を担当。

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