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便利になった三井住友カードの「Vポイント」 銀行でも貯まり、使いやすさも進化中

昨今最も注目を集めているクレジットカードと言えば、「三井住友カード(NL)」「三井住友カード ゴールド(NL)」の2枚ではないでしょうか。カードの両面にカード番号などがいっさい印字されていない完全ナンバーレス仕様という“新しさ”と、大手コンビニ3社とマクドナルドで最大5%還元になる “おトクさ”がウケ、価格.comのクレジットカード人気ランキングの「一般カード部門」「ゴールドカード部門」でも、この2枚のカードがトップをゆずらない状態が続いています。

「三井住友カード ゴールド(NL)」(右)と、本記事でも紹介するVポイントをリアル店舗などの支払いに使える決済アプリ「Vポイント」

「三井住友カード ゴールド(NL)」(右)と、本記事でも紹介するVポイントをリアル店舗などの支払いに使える決済アプリ「Vポイント」

三井住友グループで貯まる「Vポイント」にも注目!

カードに対する注目度の高さと比べて若干存在感が乏しいのが、この2枚のカードを含む三井住友カードで貯まる「Vポイント」です。2020年6月に、旧ポイントプログラムの「ワールドプレゼント」からリニューアルしたことを機に、銀行でも貯まったり、決済アプリが登場したりと使い勝手が向上。しかしながら、「楽天ポイント」「Ponta」「dポイント」「PayPayポイント」 「Tポイント」などのメジャーどころのポイントと比べると、イマイチその真価が知られていないように感じます。そこで、この記事では三井住友カードで貯まるVポイントに注目。おトクな貯め方や便利な使い方を紹介します。
※最終更新日:2022年7月25日

Vポイントは「三井住友グループ共通のポイント」

三井住友銀行の公式サイトによると、Vポイントは「SMBC(三井住友)グループ共通のポイント」と定義されています。

VポイントはSMBCグループの共通のポイントという位置付け。画像は三井住友銀行公式サイトより

VポイントはSMBCグループの共通のポイントという位置付け。主に、三井住友銀行と三井住友カードの利用に応じて貯まります。 画像は三井住友銀行公式サイトより

皆さんご存じのとおり、SMBCグループは、「三井住友銀行」「SMBC信託銀行」「三井住友カード」「SMBC日興証券」などを擁する複合金融グループです。VポイントはSMBCグループ内の三井住友カードや三井住友銀行で貯まるほか、消費者向けローンの「プロミス」を手がける「SMBCコンシューマーファイナンス」でも貯まるようになるなど(後述)、SMBCグループ共通のポイントとしての存在感が高まっています。ポイントの管理・運営は、三井住友カードが担っています。

複合金融グループのSMBCグループ。Vポイントはグループ内の「三井住友カード」が管理、運営しています。画像はSMBCグループ公式サイトより

複合金融グループのSMBCグループ。Vポイントはグループ内の「三井住友カード」が管理、運営しています。画像はSMBCグループ公式サイトより

2020年6月にVポイントに統合

読者の中には、かつて、三井住友カードと三井住友銀行でVポイントとは違うポイントが貯まっていたことを覚えている人がいるかもしれません。

三井住友カードの「ワールドプレゼント」
まず三井住友カードですが、かつては「ワールドプレゼント」というポイントプログラムを採用していました。ワールドプレゼントは、1ポイント=5円相当の価値があり、カード利用額1,000円に対して1ポイント貯まる仕組み。つまり還元率は「0.5%」でした。

しかし、1,000円未満ではポイントが貯まらない点や、「1ポイント=5円相当」という景品交換時のわかりにくさなどから、ポイントとしての使いにくさを指摘する声も一部にはありました。

三井住友銀行の「SMBCポイント」
三井住友銀行には、「SMBCポイントパック」というユーザー向けの優遇サービスがあります。現在は、一定の条件をクリアすることで、同行を利用する際の各種手数料が無料になったり、Vポイントが貯まったりするサービスになっていますが、以前は違う仕組みでした。

三井住友銀行の公式サイトによると(※)、同行はまず2002年に、SMBCポイントパックの前身となる「ワンズプラス(One’s plus)」というユーザー向けの優遇サービスを導入。当初は顧客との継続的な関係性構築を目的に、住宅ローンや預金残高に応じたポイント付与が行われていました。

その後、2008年にSMBCポイントパックにリニューアルされ、徐々に「銀行での取引に応じてポイントを付与」する仕組みに変更。2018年以降は、インターネットバンキングへのログインなどのデジタルでの取引で「SMBCポイント」が貯まる仕組みになります。貯まったSMBCポイントは、同行での振込手数料に充てたり、景品に交換したりできる仕組みでした。

※出典:「ポイントサービスの取り組み」(三井住友銀行)
https://www.smbc.co.jp/kojin/special/inside/vpoint/

このように、同じグループでありながら、クレジットカードと銀行で別々のポイントが貯まる状態が続いていたわけですが、2020年6月、グループ共通のポイントサービスである「Vポイント」にリニューアルされ、2つのポイントが統合されることになりました。これにより、三井住友カード、そして三井住友銀行で貯めたポイントを合算できるようになり、また、ポイントの使い道も、「買いものの支払いに使える」など昨今のトレンドを意識した形に進化しています。

Vポイントを貯める9つの方法

ここからはVポイントの貯め方・使い方をユーザー目線でチェックします。まずは9つの貯め方から。

1. 三井住友カードのクレジットカードを使うと貯まる

Vポイント獲得の核となるのが、三井住友カードの利用です。三井住友カードのほとんどのカードで、200円の利用ごとに1ポイント貯まり、ポイント還元率は「0.5%」となります。一部、「三井住友カード プラチナプリファード」のように、年会費が高めに設定されている代わりに、基本の還元率が「1%」と高めに設定されているカードもあります。

「ワールドプレゼント」も基本の還元率は同じく「0.5%」でしたが、1,000円の利用で1ポイント(=5円相当)貯まる仕組みだったので、貯めやすさはアップしたと言えます。

三井住友カードの基本のポイント還元率は「0.5%」(一部例外あり)。写真は「三井住友カード ゴールド(NL)

三井住友カードの基本のポイント還元率は「0.5%」(一部例外あり)。写真は「三井住友カード ゴールド(NL)

2. 大手コンビニ3社とマクドナルドで「2.5〜5%」貯まる

三井住友カードのラインアップには、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンのコンビニ大手3社とマクドナルドでポイント還元率が上がるものが多くあります。たとえば、一般カードの場合、通常は200円ごとに1ポイント貯まりますが、これらの店舗で利用した場合は200円ごとに5ポイント貯まります。つまり、通常還元率「0.5%」に「2%」が上乗せされて実質的に「2.5%」になります。

また、記事冒頭でも紹介した「三井住友カード(NL)」と「三井住友カード ゴールド(NL)」、そしてリアルカードを発行しないカードレスタイプの「三井住友カード(CL)」の3種は、コンビニ大手3社とマクドナルドでさらにおトクになります。上記の「2%」の上乗せに「2.5%」が加わり(※)、実質的な還元率は「5%」にも達します。

※「Visaのタッチ決済」「Mastercard®コンタクトレス」で支払った場合。

「三井住友カード(NL)」「三井住友カード ゴールド(NL)」「三井住友カード(CL)」は、コンビニ大手3社とマクドナルドで還元率が最大で5%になる「コンビニとマックでの最強カード」。画像は三井住友カード公式サイトより

「三井住友カード(NL)」「三井住友カード ゴールド(NL)」「三井住友カード(CL)」は、コンビニ大手3社とマクドナルドで還元率が最大で5%になる「コンビニとマックでの最強カード」。画像は三井住友カード公式サイトより

3. お気に入りの3つのリアル店舗を登録すると「プラス0.5%」貯まる

街で利用する店舗をあらかじめ3つまで選んで登録しておくと、通常の「0.5%」の還元に「0.5%」が上乗せされる特典もあります(一部のカードは対象外)。対象店舗は「デイリーヤマザキ」などのコンビニや、「ライフ」「ヤオコー」などのスーパー、「マツモトキヨシ」「ココカラファイン」などのドラッグストアなど幅広い業種の約60店舗から選ぶことができます(2022年7月時点。対象ブランドであっても商業施設内など一部対象外店舗もあります)。

よく行く店舗が対象店の中にある場合は、忘れずに登録しておきましょう。画像は三井住友カード公式サイトより

よく行く店舗が対象店の中にある場合は、忘れずに登録しておきましょう。画像は三井住友カード公式サイトより

4. カードの利用金額に応じてボーナスポイントが貯まる

一部カードは対象外となりますが(※)、利用金額に応じてもらえるボーナスポイントもあります。当月の買い物金額が5万円を超えると、プラチナ、ゴールド、プライムゴールドなら100ポイント、それ以外のカードなら50ポイントが付与されます。10万円以上ならその倍となり、以降、5万円ごとに200ポイント(プラチナ、ゴールド、プライムゴールド)、100ポイント(それ以外のカード)が加算されていきます。

三井住友カードのボーナスポイントの内訳

三井住友カードのボーナスポイントの内訳

※三井住友カード プラチナプリファード、三井住友カード ゴールド(NL)、三井住友カード(NL)、三井住友カード(CL)、三井住友カード ビジネスオーナーズゴールド、三井住友カード ビジネスオーナーズおよび公式サイトの「対象カード一覧」に記載のない提携カードや法人カードは対象外。

5. 三井住友カードを使ってSBI証券で積立投資すると貯まる(同時申込も可能)

昨年2021年6月に始まったのが、SBI証券で三井住友カードを使って投資信託を積み立てられる「三井住友カード つみたて投資」というサービスで、このサービスでは、毎月の積立額に応じてVポイントが貯まります(一部カードは対象外)。 基本の還元率は「0.5%」ですが、プラチナカードなら「2%」、ゴールドカードなら「1%」の還元率が適用されます(「つみたて投資ポイントアッププラン」)。

このサービスを利用するには、三井住友カードに加えてSBI証券の口座が必要ですが、2022年1月19日より、三井住友カードでのクレジットカードの発行、SBI証券の口座開設のいずれかの申し込み時に入力した情報を、他方の申し込みにも連携できるようになっています。これにより、三井住友カードとSBI証券の口座を同時に申し込めるようになりました(※)。

※SBI証券口座の開設申込画面から申し込めるのは、三井住友カード(NL)、三井住友カード ゴールド(NL)、三井住友カード プラチナプリファードの3券種。

SBI証券の投資信託の積み立てを三井住友カードで支払える「三井住友カード つみたて投資」。2022年5月30日には、VポイントをSBI証券での投資信託のスポット購入に利用できる「Vポイント投資」もスタートするなど、両社の関係が深まっています(Vポイント投資については「使い方の3」で後述)

SBI証券の投資信託の積み立てを三井住友カードで支払える「三井住友カード つみたて投資」。2022年5月30日には、VポイントをSBI証券での投資信託のスポット購入に利用できる「Vポイント投資」もスタートするなど、両社の関係が深まっています(Vポイント投資については「使い方の3」で後述)

6. 「ココイコ!」対象のリアル店舗で獲得ポイントが「0.5%〜」増量で貯まる

あまり知られていないかもしれませんが、特定のリアル店舗でもらえるポイントが増える「ココイコ!」というサービスもあります(一部店舗は、特典がキャッシュバックとなる)。事前にココイコ!のサイトから好きな店舗を選んでエントリー。エントリー期間は30日間有効で、その間にエントリーした店舗で三井住友カードを使って買い物をすると、通常よりも多くポイントがもらえます。

エントリーできるのは、「紀伊國屋書店」「ブックファースト」などの書店(いずれも+0.5%還元)、「小田急百貨店」「大丸・松坂屋」などの百貨店(いずれも+1%還元)、「ビックカメラ・ソフマップ」「ジョーシン」などの家電量販店(いずれも+0.5%還元)、「三井ガーデンホテルズ」「ザ セレスティンホテルズ」などの宿泊施設(いずれも+0.5%還元)、をはじめ、スーパー、ファッション、インテリアなど幅広い業種がそろっています(2022年7月時点)。対象店舗は入れ替わることがあるようなので、定期的にアプリやサイトをチェックするといいでしょう。

また、2021年4月より、毎週金曜日が「ココイコ!お得な日」となり、通常のポイントアップ(キャッシュバック)の特典に「+1%」が上乗せされるようになり、おトク度が上がっています。

「ココイコ!」の対象店舗や公式サイトで確認できます。画像は三井住友カードのスマホ版公式サイト

「ココイコ!」の対象店舗や公式サイトで確認できます。画像は三井住友カードのスマホ版公式サイト

7.「家族ポイント」で、最大「5%上乗せ」で貯まる

2021年12月に始まったユニークなサービスが「家族ポイント」です。これは、三井住友カードの本会員同士が「家族としてつながる(登録する)」ことで、一部加盟店におけるポイント還元率が上がるというサービスです。登録できるのは、本人と2親等内の人で最大9人(本人含め合計10人)まで。家族の中で誰かひとりが代表者となり、登録したいほかの家族を招待する仕組みで、生計が異なる家族でも登録できます。

このサービスでポイント還元率が上がる加盟店は、大手コンビニ3社(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン)とマクドナルドです。200円利用するごとに、通常の利用で付与されるVポイントに加えて、「家族ポイントに登録した人数×1%」分のVポイントが上乗せされて付与されます。

上乗せされるポイント還元率は最大で「5%」。つまり、代表者に家族3人を登録すると「+3%」となり、5人を登録すると「+5%」となり、6人以上登録しても「+5%」から上がることはありません。また、このサービスでのVポイントの付与上限は、1カードあたり5万ポイントまでとなっています。

三井住友カード「家族ポイント」のポイント獲得イメージ。画像は三井住友カードのプレスリリースより

三井住友カード「家族ポイント」のポイント獲得イメージ。画像は三井住友カードのプレスリリースより

8. 学生ならサブスクや携帯料金の支払いで多く貯まる! 学生以外にも抽選のチャンス

学生の人なら、2022年2月に始まった「学生ポイント」というサービスも見逃せません。これは、「サブスク」「携帯料金」「QRコード決済」という、若年層のユーザーが多いサービスに三井住友カードを使うと、通常より多いVポイントが還元されるというもの。

たとえば、サブスクの場合、対象サービスは「Amazonプライム」「DAZN」「dTV」「U-NEXT」「Hulu」「LINE MUSIC」となり、これらのサービスの支払いに対象の三井住友カードを使うと、通常のポイントに加えて、200円につき「+9.5%」分のVポイントが還元されます。

携帯料金の場合は「+1.5%」(対象サービスは「au」「povo」「UQ mobile」「docomo」「ahamo」「SoftBank」「LINEMO」「Y!mobile」「LINEモバイル」「y.u mobile」)。QRコード決済(対象サービスは「LINE PAY」)の場合は「+2.5%」となります。

学生ポイントの対象者は、対象カードを本会員として保有し、職業を「学生」と申告している人です。エントリーなどは不要で、対象サービスを利用している場合、自動で学生ポイントの対象になります。対象期間は、卒業予定年の12月末日までです。ただし、カードを家族会員として保有している場合や、「その他ご職業(副業)」で「学生」と申告している人は対象外となります。

「学生ポイント」は学生の人が対象のサービスで三井住友カードを利用するとポイント還元率がアップするサービス。画像は三井住友カード公式サイトより

「学生ポイント」は学生の人が対象のサービスで三井住友カードを利用するとポイント還元率がアップするサービス。画像は三井住友カード公式サイトより

なお、学生以外の人にも「定期払いチャンス」という似たようなサービスがあります。こちらは対象のサブスクや公共料金などの支払いに三井住友カードを使うと、「定期払いの利用件数」に応じて抽選券がもらえ、毎月最大10,000円分のVポイントギフトが当たる抽選に参加できるというもの。

定期払いチャンスもエントリーなどは不要で、対象サービスへの支払いがあれば自動で抽選券付与の対象となります。学生ポイントと比べると、確実におトクになるわけではありませんが、下記のとおり対象となるサービスの数が多いので、該当する人は多いはずです。抽選だけでも参加しておいて損はないかもしれません。

定期払いチャンスの対象サービス(抜粋)
動画:Apple TV+、U-NEXT、Hulu、DAZN、NETFLIXなど
音楽:Apple Music、LINE MUSICなど
携帯電話:NTTドコモ、au、LINEモバイル、SoftBankなど
新聞:日本経済新聞、朝日新聞DIGITAL、読売新聞、毎日新聞、産経新聞など
放送:スカパー、NHK放送受信料、NHKオンデマンドなど
そのほか、電力、ガス、水道など

9. 三井住友銀行での取引でもVポイントが貯まる

三井住友銀行の取引でもVポイントが貯まります。同じグループ内のクレジットカードと同じポイントが貯まるということで、銀行とクレジットカードをSMBCグループでまとめる動機にもなりそうです。

Vポイントを貯めるには、三井住友銀行の口座を持っていることと、同行の優待サービスである「SMBCポイントパック」の契約が条件になります(無料)。また、前出のとおり、三井住友カードで貯めたVポイントと三井住友銀行で貯めたVポイントは、三井住友銀行のアプリや同行のネットバンキング「SMBCダイレクト」のポイント確認画面から合算することができます。

三井住友銀行での各種取引でもVポイントが貯まります。貯まったVポイントは三井住友銀行の手数料に充当させることもできます(「使い方の4」で後述)。画像は三井住友銀行公式サイトより

三井住友銀行での各種取引でもVポイントが貯まります。貯まったVポイントは三井住友銀行の手数料に充当させることもできます(「使い方の4」で後述)。画像は三井住友銀行公式サイトより

三井住友銀行でVポイントが貯まる取引の例
・エントリーポイント……300ポイント
※SMBCダイレクトでSMBCポイントパックに切り替え
・SMBCダイレクトにログイン……ログイン1回につき5ポイント(月1回まで)
・三井住友銀行本支店でのATMの利用……入出金1回につき10ポイント(月3回まで)
・SMBCデビットの利用……買い物額の0.5%
※キャッシュバックとポイント付与の選択制
・投資信託の購入・自動積立……10,000円につき15ポイント
・外貨預金の預け入れ・自動積立……10,000円につき15ポイント
出典:https://www.smbc.co.jp/kojin/sougou/point-pack/howto/

番外編:「プロミス」でもVポイントが貯まる

2022年2月より、SMBCグループのSMBCコンシューマーファイナンスがVポイントを導入しました。同社は、消費者向けローンの「プロミス」を運営する企業です。プロミスアプリで会員サービスにログインすると「10ポイント」獲得(月1回まで)、また、プロミスのローンの返済で、利息分200円の支払いにつき1ポイントが貯まります(遅延利息は対象外)。

貯まったVポイントは、「Vポイント」アプリを使って1ポイント=1円で買い物に使えるほか、景品や他社ポイントに交換できます(後述)。当初、プロミスで貯めたVポイントは、三井住友カードや三井住友銀行で貯めたVポイントとの合算ができませんでしたが、2022年7月25日より「ポイントおまとめ手続き」サービスが始まり、合算が可能となっています。

Vポイントの使い方5選

続いて、Vポイントの使い方です。Vポイントには大きく分けて5つの使い方があります。

1. 「1ポイント=1円」でスマホ決済やネット決済に使う

昨年2021年2月、三井住友カードからスマホ用の決済アプリ「Vポイント」がリリースされました。これにより、保有しているVポイントを「Vポイントアプリの残高」にチャージすることで、「1ポイント=1円」で買い物に使えるようになっています。

買い物に利用できる場所は、クレジットカードの国際ブランドである「Visa」の加盟店と、電子マネー「iD」の加盟店で、いずれもリアル店舗においてスマホのタッチ決済で支払えます。また、Visaに加盟するネットショッピングでも使うことができます。Vポイントアプリの残高は、クレジットカードや銀行口座からチャージすることもできるので、「欲しい物があってもVポイントが足りない」という場合でも困りません。

今のところ、通信系のスマホ決済(QRコード決済)にあるような、決済に対するポイント付与こそありませんが、Visa、iDという幅広い加盟店で気軽に支払いに使える点はメリットです。余談ですが、三井住友カードユーザーの筆者も、コンビニなどでちょっとした買い物をする際はこの方法で支払う機会が増えています。

三井住友グループのスマホ決済アプリとも言えるのが「Vポイント」アプリ。これを使うことでVポイントを1ポイント=1円単位で支払いに使うことができます。

三井住友グループのスマホ決済アプリとも言えるのが「Vポイント」アプリ。これを使うことでVポイントを1ポイント=1円単位で支払いに使うことができます。

2. 「1ポイント=1円」で三井住友カードの支払いに使う

これも昨年2021年3月に登場した比較的新しい使い方で、「1ポイント=1円」で三井住友カードの支払いに充当できるというもの。正確には、それまで存在していた「iDバリュー」(1ポイント=1円でiDの利用金額に充当)と、「キャッシュバック」(5ポイント3円で三井住友カードの支払いに充当)という2つの旧サービスが統合したもので、旧サービスと差別化するために「<新>キャッシュバック」という名称が採用されています。

<新>キャッシュバックを利用するには、保有しているVポイントをVpassアプリ上で<新>キャッシュバック用の「残高」に交換する必要があります。たとえば、当月25日にこの交換を行うと、翌月3日頃に残高への交換が終了。その月の支払いに自動的に充てられます。その際、カードの支払額が残高に満たない場合は、翌月に持ち越しされます。残高の有効期限は3か月です。

2021年3月に登場した<新>キャッシュバック。従来の2つのサービスの「いいとこ取り」をしたような印象を受けます。画像は三井住友カードの公式サイトより

2021年3月に登場した<新>キャッシュバック。従来の2つのサービスの「いいとこ取り」をしたような印象を受けます。画像は三井住友カードの公式サイトより

3. 「1P=1円」で投資信託のスポット購入に使う

2022年5月に始まったのが、Vポイントを「1ポイント=1円」でSBI証券での投資信託の買付代金として利用できる「Vポイント投資」というサービスです。ポイントは1ポイントから使え、現金との併用も可能です。

Vポイント投資は、Vポイントが貯まる三井住友カードを持っていることが前提条件で、かつ、下記のどちらかに該当する人が対象となります。

・三井住友カードのサイトや「Vpassアプリ」経由でSBI証券の証券口座を開設した人
・SBI証券の証券口座を持っている人で、「三井住友カード仲介口座」(「Vポイントが貯まる・使えるコース」)への変更手続きを行った人

これに加えて、「SBI証券Vポイントサービス」に登録することで、Vポイント投資が利用できます。

なお、Vポイント投資は投資信託のスポット購入にのみ使え、投資信託の積み立てには使えない点には注意が必要です。もし、投資信託の積み立てにVポイントを使いたい人は、「貯め方の5」で紹介した「三井住友カード つみたて投資」を活用して三井住友カードで投資信託の積み立てを行いつつ、その利用代金を、「使い方の2」の「<新>キャッシュバック」で充当することで、実質的に「Vポイントで投資信託の積み立て」が可能です。

ユーザーからの要望が強かったVポイント投資が2022年5月にスタート

ユーザーからの要望が強かったVポイント投資が2022年5月にスタート

※参考記事
三井住友ユーザー待望の「Vポイント投資」はクレカ積立+キャッシュバックと何が違う?(価格.comマガジン)
https://kakakumag.com/money/?id=18477

4. 三井住友銀行の振込手数料の支払いに使う

Vポイントは、「SMBCダイレクト」や「三井住友銀行アプリ(SMBCダイレクトの一部機能が利用できるアプリ)」で振り込む際の手数料の支払いに使うこともできます。1ポイント=1円で、振込手数料からの「3割引」「5割引」「全額割引」のいずれかが選択できます。

SMBCダイレクトおよび三井住友銀行アプリでの振込手数料
・三井住友銀行宛て……無料
・他行宛て(3万円未満)……165円
・他行宛て(3万円以上)……330円

5. 景品や他社ポイントの交換に使う

最後が「交換」です。まず景品への交換ですが、専用サイトの「V POINT MALL」(2020年6月に「WORLD PRESENT MALL」からリニューアル)上で行います。景品への交換に必要なポイントが不足している場合はクレジットカードでの決済も利用可能です。

また、ギフト券や他社のポイントへの交換も可能です。ただし、その場合はレートが1ポイント=1円よりも低くなるのでご注意ください。なかには、2021年に交換レートが「改悪」されたものもあり、現在ではおトクな使い道とは言い難い状況となっています。

Vポイントから交換する際のレート(2022年1月時点)
・Amazonギフト券、Google Playギフトコード、Apple Gift Card……1ポイント=0.8円
・楽天ポイント、dポイント、Pontaポイントなど……1ポイント=0.8円
・ANAマイレージ……1ポイント=0.5マイル
※500ポイント以上500ポイント単位

「Vポイント経済圏」も見えてくるか

三井住友銀行の公式サイトには、Vポイントの開発にあたり、他社のメジャーなポイントサービスの採用を検討したことや、その検討の結果、「SMBCグループならではの強みを活用」するためにグループ独自のポイント開発に舵を切ったとの記載があります(※)。昨今は、「ネット経済圏」「ポイント経済圏」などと称されるように、ポイントを核にして自社のサービスにユーザーを取り込む動きが活発ですが、三井住友グループにも、Vポイントを核にユーザーを獲得していこうという狙いがあるのかもしれません。

ここ2年あまり、貯めやすさ、使いやすさを断続的に改善してきたVポイント。その先に、独自の経済圏確立となるのか? 今後もその動向は要注目と言えるでしょう。

※出典:「ポイントサービスの取り組み」(三井住友銀行)
https://www.smbc.co.jp/kojin/special/inside/vpoint/

マネー担当N(編集部)

マネー担当N(編集部)

出版社で月刊マネー誌の編集に従事。投資初心者・未経験者向けの企画・執筆多数。現在は価格.comマガジンのマネー記事やFX羅針盤、仮想通貨羅針盤の編集・執筆を担当。

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