おトクの真相! 月刊キャッシュレス展望

dポイントが貯まりやすくなる!? 6月に「dポイントプログラム」が改定

クレジットカード、電子マネー、QRコード決済……。めまぐるしく変化を続けるキャッシュレス決済の動向をコンパクトに伝える連載企画「おトクの真相! 月刊キャッシュレス展望」。最近のキャッシュレス関連のニュースの中から、マネー編集部員やマネー担当ライターが気になったニュースをピックアップしてお届けします。記事内や記事の最後には、記事公開時点で参加可能なキャンペーン情報も掲載していますので、こちらもぜひチェックを。この連載は、毎月月初の公開予定です。

今回は、NTTドコモのポイントプログラム「dポイントクラブ」のサービス改定のトピックからお伝えします。

6月からdポイントが貯めやすくなる!?

6月からdポイントが貯めやすくなる!?

dポイントを獲得すればするほど、ポイントが貯まりやすい仕組みへ

NTTドコモ(以下、ドコモ)は2022年6月3日より、自社ポイントプログラム「dポイントプログラム」の内容を刷新すると発表しました(2月25日発表)。これにより、dポイントの獲得実績に応じて、その後のdポイントの還元率が上がる仕組みになります。そこで今回は、ドコモ歴12年以上、自宅では「ドコモ光」を使い、公式クレカの「dカードゴールド」を持つ筆者が、ユーザー目線でこの変更点をチェックしたいと思います。

dポイントプラグラムの名称はそのままに、中身が変更になります(画像はドコモのプレスリリースより)

dポイントプラグラムの名称はそのままに、中身が変更になります(画像はドコモのプレスリリースより)

これまでの「クーポン」特典は恩恵を感じにくかった!?

dポイントは、ドコモの共通ポイントです。「d払い」や「dカード」といった決済手段の拡大にともなって利用者が増え、現在、会員数は約8,700万人、累計1兆ポイントのdポイントが使われているといいます。また、決済やポイントの利用個所も387万か所にまで広がっています(2021年12月時点)。dポイントプラグラムは、dポイントユーザー向けのポイントプログラムのことを指します。

まず、変更前のdポイントプログラムについて説明します(2022年6月2日までのルール)。現在は「1st〜プラチナ」までの5段階の「ステージ制」が採用されています。ステージは、「ドコモ回線継続利用期間」と「6か月間累計のdポイント獲得数」で決定。ステージに応じてクーポンが配布されるほか、ドコモユーザーに対しては、「ずっとドコモ特典」(誕生月にdポイントプレゼント)や、「ずっとドコモ割プラス」(パケットパックの自動割引かdポイント付与)といった特典が提供されています。

筆者はスマホとドコモ光の回線料の10%分のdポイントを獲得(dカードゴールドの特典)。これに加えて、日々の買い物でdカードゴールドやd払いを使うことでもdポイントを貯めています。直近の判定期間内(2021年10月〜22年3月)の獲得ポイントは3,406ポイントとなり、この記事の執筆時点のステージは、上から2番目の「4thステージ」です。

現在のdポイントプログラムの判定条件と特典。筆者は4thステージに該当します(画像はドコモのプレスリリースより)

現在のdポイントプログラムの判定条件と特典。筆者は4thステージに該当します(画像はドコモのプレスリリースより)

4thステージの場合、「イオンシネマでの1,400円鑑賞券(大人の場合通常1,800円)」や「サンシャイン水族館入場券(通常2,400円が1,700円)」などの優待が受けられる「スペシャルクーポン」がもらえます。また、ステージに関係なく、ドトールコーヒーショップやエクセルシオールカフェのサイズアップ無料などがある「dポイントクラブクーポン」ももらえます。

ところが、筆者はこれまで、これらのクーポンを積極的に利用してきませんでした。クーポンの対象となる施設が限られていることが主な理由です。したがって、せっかく4thステージと判定されても、これまでその恩恵を感じることはあまりありませんでした。そして、この「恩恵を感じにくい」という印象は、筆者に限った話ではなかったようです。今回の変更にともなって行われた記者発表にて、ドコモ側は「ランクアップのモチベーションがわかない」「プラチナステージの恩恵が少ない」「特典に魅力がない」といったユーザーの声が、今回のプログラム変更の背景にあることを明らかにしています。

ポイント獲得数に応じてポイント還元率がアップ

6月の改定では、これまでのステージ制から「1つ星〜5つ星」という5段階の「ランク制」に変更されます。判定条件はポイント獲得数に一本化され、過去3か月間の累計のdポイント獲得数を元にランクが決まります。ランクに応じて、「dポイントカード加盟店」におけるdポイントの還元率が、最大で通常の2.5倍になります。

変更点はこれだけではありません。改定後は、ドコモ携帯電話回線の継続利用期間(3年以上、6年以上、10年以上)、かつ対象料金プラン(5Gギガホプレミアム、5Gギガホ、5Gギガライトなど)の利用に応じて、「長期利用ありがとう特典」が適用され、誕生月のd払いの還元率が「+2〜+20%」になります。

2022年6月3日から始まる、新しいdポイントクラブの判定条件と特典(画像はドコモのプレスリリースより)

2022年6月3日から始まる、新しいdポイントクラブの判定条件と特典(画像はドコモのプレスリリースより)

dポイントクラブの新旧対照表。ポイントを多く獲得した人に対して、より高いポイント還元率が適用される仕組みに変更

dポイントクラブの新旧対照表。ポイントを多く獲得した人に対して、より高いポイント還元率が適用される仕組みに変更

筆者は直近6か月間の累計のdポイント獲得数が3,406ポイントだったので、半分の3か月間なら約1,500ポイント貯まる計算です。すると、ランクは「1つ星」から「4つ星」にランクアップします。「4つ星」では「ポイント倍率アップ特典」が適用され、dポイント加盟店でのポイント還元率は2倍になります。また、ドコモを12年以上使い、5Gギガホライトに加入しているので、誕生月のd払いの還元率は+20%になります。これはかなりインパクトのある還元率だと感じます(ポイント進呈上限は最大15,000ポイント/月)。

「ロイヤルカスタマー」の育成が課題

前出のとおり、ドコモ側はこれまで、ユーザーが恩恵を感じにくいポイントプラグラムに課題を感じていたことを明らかにしています。実際、野村総研が今年2月に発表した調査によると(※)、ライバルとなるTポイントや楽天ポイントと比べて、dポイントは「積極的に貯めて使うユーザー」の割合が少ないという結果が出ています(「積極的に貯めて使う」と答えた人の割合は、Tポイントが49%、楽天ポイントが約34%なのに対し、dポイントは29%)。これらの事情から、今回のポイントプログラムの変更には、「ロイヤルカスタマー」を増やしたいドコモ側の狙いが透けて見えます。

変更前と比較して、ランクアップしやすく、またdポイントを貯めやすくなった感のある今回のdポイントクラブの変更。共通ポイントサービスにおけるdポイントの存在感を高めることにつながるか、注目したいと思います。

※出典「ポイントの普及拡大と、その効果低減への懸念−急務となるポイント活用の『質的向上』−」(野村総研)

マネックス証券、auカブコム証券が1%以上の還元率で「クレカ積立」を本格始動

ここ数年ですっかりおなじみとなった、クレジットカードで積立を行う「クレカ積立」。2月から3月にかけて、新たに2つのサービスが本格的に始動しています。

マネックス証券は1.1%のポイント還元率を実現

まず、2月25日からクレカ積立のサービスを始めたのがマネックス証券です。同社は、新生銀行グループのアプラスと提携した「マネックスカード」(下記参照)をすでに発行済みですが、今回、このカードを使って投信の積み立てができる「マネックスカード投信積立サービス」が始動しました。

マネックスカードは、マネックス証券の口座開設者向けのカードで、同証券のユーザーのみ発行可能。年会費は実質無料(初年度無料、年1回以上の利用で次年度無料)で、国際ブランドはJCB。ショッピングでの利用額に応じて1%のマネックスポイントが貯まります。貯まったマネックスポイントは、同社での株式手数料に充当できるほか、dポイントやTポイントなど主要なポイントサービスや、JAL・ANAマイル、Amazonギフト券に交換できます

マネックスカードは、マネックス証券の口座開設者向けのカードで、同証券のユーザーのみ発行可能。年会費は実質無料(初年度無料、年1回以上の利用で次年度無料)で、国際ブランドはJCB。ショッピングでの利用額に応じて1%のマネックスポイントが貯まります。貯まったマネックスポイントは、同社での株式手数料に充当できるほか、dポイントやTポイントなど主要なポイントサービスや、JAL・ANAマイル、Amazonギフト券に交換できます

このクレカ積立サービスでは、マネックス証券で取り扱う、積み立てが可能な銘柄を対象に、原則1,000円以上1円単位、毎月5万円以下まで、マネックスカードで決済できます。この際のポイント還元率は、業界最高水準の1.1%となっており、「SBI証券×三井住友カード」の0.5%(ただしゴールドカード、プラチナカードの場合は1〜2%)、「楽天証券×楽天カード」の1.0%(2022年9月以降は0.2%にダウン)と比べると、その還元率の高さが際立ちます。

auカブコム証券は、共通ポイント「Ponta」を1%付与

2022年3月28日には、auカブコム証券が、「au PAYカード」での決済による投信積立サービスをスタートしました。買い付け額は毎月100〜5万円以下で設定可能で、ポイント還元率は1.0%。貯まるのは共通ポイントの「Ponta」です。さらにau回線を契約している場合は、12か月限定ながら別途4%のPontaが獲得できます(※)。仮に5万円をau PAYカードで積み立てると、毎月500ポイント、auユーザーなら、12か月の間、別途2,000ポイントのPontaがもらえる計算です。

※ただし、格安プランのpovo1.0、povo2.0は対象外。UQ mobileユーザーの場合は12か月間2%が還元されます。

auカブコム証券のクレカ積立では、auユーザーなら最大で5%のPontaが貯まります(画像はauカブコム証券の公式サイトより)

auカブコム証券のクレカ積立では、auユーザーなら最大で5%のPontaが貯まります(画像はauカブコム証券の公式サイトより)

もともとクレカ積立は、楽天証券が、共通ポイントのひとつ「楽天ポイント」が1%貯まることを武器として、サービスの普及をけん引してきた経緯があります。しかし今年9月以降、楽天証券はクレカ積立の還元率を0.2%にまで下げることをすでに明らかにしています。そんな中、今回本格的に始動した2つのクレカ積立は、いずれも1%以上の高いポイント還元率を打ち出し、相対的におトク感のあるサービスとなっています。

auカブコム証券は2つのキャンペーンを展開

auカブコム証券は今回のサービス開始に合わせ、以下のキャンペーンを実施しています。クレカ積立に興味のある人は、この機会に運用先のひとつとして検討してみはいかがでしょうか?

▼「Money Canvas」経由でauカブコム証券の口座を開設すると1,000ポイントプレゼント(5月31日まで)

期間中、三菱UFJ銀行の資産形成総合サポートサービス「Money Canvas」経由でauカブコム証券の口座を開設すると1,000Pontaポイントがもらえます。また、毎月au PAY カード決済による投資信託の積み立て(クレカ積立)をすると、積立額×1%のPontaポイントが還元されます(開始月から最大2か月分)。この還元率は、三菱UFJ銀行からauカブコム証券への口座振替設定及びauカブコム証券口座への入金で最大5%に上がります。

キャンペーン期間:開催中〜2022年5月31日
https://moneycanvas.bk.mufg.jp/campaign/kabucom_open_202203/

▼投資信託の乗り換えで最大5,000Pontaポイントがもらえる(5月31日まで)

キャンペーン期間中に、投資信託を他社(証券会社、銀行など)からauカブコム証券に入庫し、適用条件をすべて満たした人全員に、入庫金額に応じて500〜5,000Pontaポイントが進呈されます。適用条件は「対象期間中にキャンペーンエントリー」「対象期間中にau ID登録」「対象期間中に10万円以上の投資信託の入庫(対象期間中に出庫した場合はその分の金額を控除)」の3つ。

キャンペーン期間:開催中〜2022年5月31日
https://kabu.com/campaign/20220328_1.html

三井住友カードが公共料金やサブスクの支払いで抽選に参加できる「定期払いチャンス」を開始

現在は、電気・水道・ガスといった公共料金に加えて、動画・音楽配信のサブスクリプション(サブスク)サービスの支払いにクレジットカードを使うことが珍しくありません。しかし、これらの複数のサービスを、それぞれ別のカードで決済すると、毎月の利用料や引き落とし日が把握しにくくなり非常に面倒です。こうした状況の中、公共料金やサブスクでの利用に応じて抽選に参加できる、「定期払いチャンス」というサービスを始めたのが三井住友カードです。サブスクの決済におトク感を持たせることで、ユーザーを集める狙いがありそうです。

サブスクの決済に三井住友カードを使うと、おトクな抽選に参加できる「定期払いチャンス」(画像は三井住友カードの公式サイトより)

サブスクの決済に三井住友カードを使うと、おトクな抽選に参加できる「定期払いチャンス」(画像は三井住友カードの公式サイトより)

同社では、「Netflix」「Hulu」「DAZN」「Apple Music」などのエンタメ系のサブスクや、携帯・固定電話、プロバイダー、電気、ガスなど、定期的に発生する支払いを「定期払い」と定義(サービス一覧は三井住友カードのサイトで確認可能)。対象カードを、これらのサービスの支払いに設定すると、定期払いの利用数に応じて抽選券が付与され、毎月最大1万円分のVポイントギフトが当たります。つまり、定期払いの利用が多いほど当選確率は上がるので、三井住友カードに集約した方がおトクというわけです。

支払方法を対象カードに変更したり、毎月の定期払いの利用明細の一覧チェックなどは、三井住友カードの「Vpassアプリ」上で行います。同アプリでは各サービスごとの支払い額の推移なども見られるため、支出管理にも役立ちそうです。なお、すでに定期払いの支払いがある場合は、自動的に「定期払いチャンス」の対象となります。

まだ間に合う! 今月のキャッシュレス関連キャンペーンまとめ

▼エポスカードでタッチ決済を利用すると10%のポイント還元(5月8日まで)

期間中にエポスカードのVisaタッチ決済をApple PayまたはGoogle Payで行うと、もれなく10%のエポスポイントがもらえます。還元ポイントの上限は500ポイントで、加算時期は6月下旬の予定です。
※Apple Pay、 Google Pay 両方を利用した場合は、それぞれ500エポスポイントが上限となります(最大1,000エポスポイント)。

キャンペーン期間:開催中〜2022年5月8日
https://www.eposcard.co.jp/campaign/20799.html

価格.comマネー編集部

価格.comマネー編集部

投資・資産運用・保険・クレジットカード・ローン・節約に至るまで、マネーに関する情報を毎日収集。「知らないで損するなんてもったいない」をモットーに、読者のためになる記事を制作します!

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