クラウドSIMの技術を使ったデータ通信サービス「GWiFi」が日本上陸

SIMの挿し替えなしに世界100か国で使えるモバイルWiFiルーター「G3000」が登場!

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モバイル通信事業とアクセサリー事業を行うBroadLine株式会社は、日本を含む約100か国で使える、モバイルWi-Fiルーター「G3000」を2017年7月21日に発売すると発表した。想定販売価格は19,800円(税別)。Amazon.co.jpのほか、ビックカメラやヨドバシカメラなどの大手家電量販店で販売される。好きなときに必要な分の通信量をWeb上で購入してから使用するスタイルで、対応エリアであれば、SIMカードの挿し替えなしにデータ通信を利用できる。

モバイルWi-Fiルーター「G3000」。タッチ非対応の小型ディスプレイのほかは、ボタンが1つしかないシンプルなインターフェイスが特徴的だ

基本料も解約料もかからない、使う分だけ支払うWi-Fiルーター

「G3000」は、SIMカードの挿し替えなしに国内に加えて海外100か国でも使える4G LTE対応のモバイルWi-Fiルーター。通信キャリアとの契約不要で購入でき、Web上から会員登録をしたうえで端末を認証すると、買ったその日からすぐ使用できる。料金に関しては必要な分のパケット通信量をBroadLine社のホームページより購入するスタイルで、決済方法はクレジットカードのみ。基本使用料や解約料もかからないうえ、契約期間の縛りもない。同社によると、好きなときに必要な分のパケットを買えるシステムなのでムダがないとのことだ。

国内でのパケットデータプラン。3GB/5GB/10GB/100GBの4つの容量が選択可能で、購入後30日間有効

国内でのパケットデータプラン。3GB/5GB/10GB/100GBの4つの容量が選択可能で、購入後30日間有効

LTEの対応バンドは、B 1/2/3/4/5/7/8/17/19/28A(最大通信速度150Mbps)。Wi-FiはIEEE 802.11b/g/n(2.4GHz帯)に対応。最大接続台数は5台。バッテリーは2800mAhのリチウムイオンポリマー電池で、連続待受けは8時間、スタンバイが約200時間。充電はmicroUSBポートから行う。本体サイズは70(幅)×15(高さ)×100(奥行)で、重量は150gだ。

本体はポケットにすっぽり収まるコンパクトサイズ。光沢処理がかけられた本体表面は、見た目は美しいが、触ると指紋が若干目立つ

本体側面には充電用のmicroUSBポートが備えられている

本体側面には充電用のmicroUSBポートが備えられている

日本国内では、NTTドコモとソフトバンクの通信網に対応し、電波が強いほうを自動選択する。購入したパケットは30日間有効で、1日あたりの速度制限もないとのこと。接続形態は大手通信キャリアと同じ扱いになるようで、通信速度もそれに準じているそうだ。

同社が行った回線速度のテスト結果。テストアプリに「RBB SPEED TEST」を使用して計測している。回線種別はソフトバンク(GWiFi)で、試験端末はNexus 6とiPhone 6S。他社サービスより遅いときもあるが、おおむね上回っていたという

いっぽう、海外でも個別の設定は不要で自動でつながる仕組み。3つのエリアによってわかれており、それぞれで価格は異なる。1日単位でパケットを購入するのも大きな違いだ。ちなみに、対象国が同じであれば、料金も同じものが適用される。なお、決済は通信実績に基づくとのことで、トランジットで立ち寄るような場合でも、通信を行わなければ請求はされない。

海外での提供地域とパケットデータプラン。海外では1日ごとのパケット通信料を選ぶ方式で、300MBと500MBの2つの容量が選択可能。対象地域により価格は異なっている

クラウドSIM採用でユーザーの設定不要

「G3000」で提供されるこうしたサービスは「クラウドSIM」を採用することで実現している。モバイルWi-Fiルーターは、端末側にSIMカードを入れるのが一般的だが、「G3000」ではSIMカードに変わる特殊なモジュールを内蔵。SIMカードの情報をクラウド上で管理し、それをモジュールにリモート設定することで、柔軟性の高いサービスを実現している。そのため本体には1つしかボタンがなく、わずらわしい設定作業も必要ないとのことだ。そのシステムについてくわしくは明かされなかったが、モバイルネットワークには、イスラエルに本拠を置き、SIMの仮想化関連の特許を持つ「simgo」の技術を、システム管理には、香港の「GWiFi」を使用しているとのこと。BloadLine社はサービス提供者という位置付けになる。

ちなみに、本体にはSIMカードスロットも用意されているが、担当者によると「パワーユーザー向けのもので、動作する可能性はありますが保証はしていません」とのこと。

本体にはmicroSIMカードスロットが備わっているが、パワーユーザー向けのものなのでサポートはしていないとのこと

今後の展開については、2017年中にサービス提供地域を120か国まで拡大予定。また、サービス開始時はパケットを購入するときに別途インターネット回線が必要だが、それもゆくゆくは無料で行えるようにするとのこと。

よく海外旅行に出かける人や出張で渡航する方だけでなく、予備回線としてモバイル回線を持っておきたい方にも最適だろう。使う分だけパケットを購入するスタイルなので維持費がほぼかからないのはうれしいところだろう。

銭袋秀明(編集部)

銭袋秀明(編集部)

編集部の平均体重を底上げしている下っ端部員。アキバをフィールドワークにする30代。2015年4月、某編集部から異動して価格.comマガジン編集部へ。今年こそ、結果にコミット!

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2017.10.17 更新
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