モノ系ライターのナックル末吉です。筆者は仕事柄、名刺交換をさせていただく機会が多く、日々増加していく名刺の枚数は現在千枚以上に及びます。普段はスマホのカメラで名刺を撮影すると、そのままクラウドで管理してくれるサービスを使用しているのですが、それでも追いつかないくらい増えていきます。
まだクラウドにアップしていない名刺たち。これでもまだほんの一部
そこで、今回はその名刺地獄を解消できそうな名刺スキャナをご紹介します。
今回、ご紹介する名刺スキャナはサンワサプライの「400-SCN051」です。名刺スキャナらしく、コンパクトなサイズが特徴です。
それでは製品を見ていきましょう。
パッケージです
内包物は、本体、USBケーブル、ソフトウェア入りのDVD-ROM、インストールガイド、クリーニング用紙、キャリブレーション用紙が2枚です
本体です。スキャナといっても用紙をスロットインで挿せるタイプなのでこの形状です
この2つのボタンはいずれもスキャンを開始するためのものですが、それぞれに設定を割り振ることができます
Customボタンはあらかじめ設定をしておき、その設定にしたがってスキャンします
名刺スキャナ側のUSBケーブルの形状は、プリンターやスキャナにありがちのUSB-Bです。付属のケーブルを使用すればOKです
本モデルで名刺をスキャンするには、ドライバとユーティリティーソフトのインストールが必要です。付属のDVD-ROMからインストールします。筆者の場合は、使用しているノートPCに光学ドライブが搭載されていないため、デスクトップPCのDVDドライブをネットワークで共有してインストールしました。
インストーラーが起動してソフトをインストールします
インストールの終盤に「キャリブレーション」をするように促されます
キャリブレーションとは、色や読み取り位置を調節することを意味します。実際にやってみましょう。
キャリブレーションは画面にしたがい、付属のキャリブレーションシートをスキャンすればOKです
さて、準備が整ったところで実際に名刺をスキャンしてみます。今回は、筆者の名刺をスキャンしますが、操作はパソコンのソフトウェアから行っています。
名刺をスロットに挿し込みます。割と奥まで挿し込むイメージ
スキャンの様子を動画で見てみましょう。スキャン開始はインストールしたユーティリティーソフトから行っています。
かなりサクっとスキャンできますね
こちらがスキャンされた名刺の画像です
付属の名刺管理ソフト、OCR機能の精度はイマイチの様子…手動でデータの微調整が必要かもしれません
本モデルは初期設定さえしてしまえば、簡単に名刺のスキャンができるのがいいところ。また、名刺だけでなくA6サイズまでOKなので、領収書や手書きメモをスキャンすることができます。
加えて、USB給電で動作するので、電源を別途必要とせず、どこでも使用できるのが使い勝手がナイスです。が、Windows専用ですので、Macユーザーはごめんなさいです。
付属の名刺管理ソフトは、名刺に記載されている住所やメールアドレス、電話番号などの情報をテキスト化してくれるOCR機能があるのですが、精度がイマイチなので、スキャン後は手動で修正とチェックが必要になるかもしれません。
願わくば、クラウド対応の名刺管理サービスと連携してくれると、とてもありがたい製品になるのは間違いないです。もし、対応していただけた際には筆者も自腹購入したいと思います。筆者の名刺地獄をクラウド連携で解消してください! とはいえ手持ちの大量の名刺を簡単にデータ化できるので、一度作業してしまえば名刺を探す手間がすいぶん省けるのは間違いないでしょう。
スマホ、パソコン、家電などのガジェット系記事を執筆するモノ系ライター。それ以外にもハイレゾオーディオや文房具、バイク、食レポなどについても執筆するため「節操がないのが持ち味」と豪語する。