最新のXや8だけじゃない!

iPhoneの選び方【2017】予算、性能、カメラ、サイズ……あなたは何を重視する?

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「iPhone」が1種類だったのは昔の話。旧モデルが併売されるようになり、2014年に発売された「iPhone 6」からは「iPhone 6 Plus」という大画面モデルが登場し、今年2017年には「iPhone X」という新モデルが追加された。2017年12月7日時点で、アップルストアでは8種類ものiPhoneが販売されている。ストレージの容量を考慮すると、さらに選択肢は増える。どのiPhoneが自分に合っているのか、何を重視して選ぶかでまとめてみた。

いまアップルストアで購入できるは8種類

まずはアップルストアで現在販売されているモデルを整理したい。

iPhone X…“次世代のiPhone”とも呼ばれる最新モデル。前面がほぼすべてディスプレイで覆われた新しいデザインのiPhoneだ。ホームボタンが廃止され、ログインなどの認証方法が指紋認証から顔認証に変更されている。画面サイズは5.8型。iPhoneとしては初めて有機ELディスプレイを採用したのもポイント。

iPhone X

iPhone 8、iPhone 8 Plus…iPhone 7/7 Plusの正常進化モデル。デザインはほとんど変わっていないが、背面の素材が金属からガラスに変わり、高級感がアップしている。「A11 Bionic」チップなどスペックはiPhone Xと同じ。ワイヤレス充電もサポートする。価格はiPhone Xよりも3万円ほど安い。

iPhone 8/8 Plus

iPhone 7、iPhone 7 Plus…決済サービス「Apple Pay」をはじめて搭載したモデル。大画面モデルの「iPhone 7 Plus」では、メインカメラが広角と望遠のデュアルカメラとなり、背景をぼかした「ポートレートモード」が利用できるようになった。ヘッドホン端子がなくなり、ホームボタンが物理式から感圧式となり、防水に対応したのも本モデルから。

iPhone 7/7 Plus

iPhone 6s、iPhone 6s Plus…「3D Touch」をはじめて採用したモデル。新色の「ローズゴールド」は、発売当初、入手困難なほど人気に。メインカメラが800万画素から1200万画素にアップし、4K動画の撮影も可能になった。細かい点だが、「Touch ID」の読み取りスピードもアップした。

iPhone 6s/6s Plus

iPhone SE…iPhone 6sと同等のカメラ機能やパフォーマンスを備えたコンパクトなモデル。デザインは「iPhone 5s」と同じ。一番小さくて安いiPhoneとして根強い人気を誇る。取り扱いキャリアも多いが、2016年3月の発売から1年半以上経過しており、新モデルの噂もちらほら出ている。

iPhone SE

1.予算重視

まず予算を重視するならiPhone SEかiPhone 6sの2モデルが有力候補となる。iPhone SEは、32GBモデルなら39,800円(税別)から購入できる。最新のiPhone Xの1/3以下の予算で済むのは魅力だ。ただし、昨年2016年3月発売の古いモデルなのでスペックは控えめ。

次に安いのはiPhone 6sで価格は50,800円(税別)から。カメラ性能やスペックはiPhone SEと同等で違いは画面のサイズとデザイン。4.7型のディスプレイを備え、デザインも最新のiPhone 8に近い。

●アップルストアでの価格(税別)
・iPhone X 256GB…129,800円
・iPhone X 64GB…112,800円
・iPhone 8 Plus 256GB…106,800円
・iPhone 8 Plus 64GB…89,800円
・iPhone 8 256GB…95,800円
・iPhone 8 64GB…78,800円
・iPhone 7 Plus 128GB…85,800円
・iPhone 7 Plus 32GB…74,800円
・iPhone 7 128GB…72,800円
・iPhone 7 32GB…61,800円
・iPhone 6s Plus 128GB…72,800円
・iPhone 6s Plus 32GB…61,800円
・iPhone 6s 128GB…61,800円
・iPhone 6s 32GB…50,800円
・iPhone SE 128GB…50,8000円
・iPhone SE 32GB…39,800円

2.性能重視

性能を重視するなら、最新モデルのiPhone XとiPhone 8/8 Plusの三択となる。性能を左右するCPUを見ると、iPhone XとiPhone 8/8 Plusが「A11 Bionicチップ」、iPhone 7/7 Plusが「A10 Fusionチップ」、iPhone SE/6s/6s Plusが「A9チップ」だ。A11 BionicチップとA10 Fusionチップは、高性能コアと高効率コアで構成されるCPUで、パフォーマンスとスタミナを両立している。

どのくらい差があるのか。アップルによると、A10 FusionはA9からパフォーマンスが最大40%、グラフィック性能が最大50%アップしているという。A11 Bionicは、A10 Fusionと比べて高性能コアが最大25%、高効率コアが最大70%、グラフィック性能が最大30%アップしている。新しいモデルになればなるほど性能は上がる。

性能を心配する人は、できるだけ新しいモデルを選ぶといいだろう。最新のゲームやアプリを利用しないという人なら、A9チップを搭載するiPhone SEやiPhone 6s/6s Plusでもストレスを感じることはないはずだ。ただし、長く使いたいという人は、iOSのアップデート対象機種であることが重要となってくるので、なるべく新しいモデルを選んだほうがいいだろう。

3.サイズ重視

スマートフォンは小さいほうが好みというなら、4型のiPhone SEが一番。次は4.7型のiPhone 6s/7/8だ。

最新のiPhone Xは画面サイズが5.8型だが、狭額縁設計により、iPhone 6s Plus/7 Plus/8 Plusよりもコンパクトとなっている。できる限り大画面でコンパクトなモデルを求めるなら、iPhone Xがいいかもしれない。

左から4型のiPhone SE、4.7型のiPhone 6s、5.5型のiPhone 6s Plus

左から4型のiPhone SE、4.7型のiPhone 6s、5.5型のiPhone 6s Plus

左から5.5型のiPhone 7 Plus、5.8型のiPhone X、4.7型のiPhone 7

左から5.5型のiPhone 7 Plus、5.8型のiPhone X、4.7型のiPhone 7

4.カメラ重視

写真をきれいに撮りたいという人はiPhone 7以降のモデルがいいだろう。レンズがF2.2からF1.8と明るくなり、光学式手ブレ補正が付いているので、暗いところできれいな写真を撮影できる(iPhone 6s Plusには光学式手ブレ補正が搭載されている)。動画撮影時にも光学式手ブレ補正が効くのもポイント。「クアッドLED True Toneフラッシュ」も搭載しており、自然なフラッシュ撮影ができる。

もうワンランク上を求めるなら、広角と望遠の2つのカメラを備えたiPhone X/8 Plus/7 Plusがいいだろう。光学2倍ズームが可能となり、表現の幅が広がる。デジタル一眼カメラで撮影したような、背景をぼかして被写体を引き立たせるポートレートモードも利用可能だ。

インカメラの自撮りにこだわるなら、iPhone SE以外のモデルを選びたい。iPhone SEのインカメラは120万画素なのでこの点を注意したい。自撮りにところんこだわるなら、「TrueDepthカメラ」を備えたiPhone Xだ。ポートレートモードの派生機能である「ポートレートライティング(ベータ版)」もインカメラで使える。

動画は全機種4Kでの撮影が可能。ただし、24fps、60fpsで撮影できるのは最新モデルのiPhone X/8/8 Plusだけだ。

iPhone 7 Plusのメインカメラは、広角と望遠のデュアルカメラ。背景をぼかして被写体を際立たせるポートレートモードが使える

ポートレートモードの派生機能であるポートレートライティング(ベータ版)。深度を計算する「Depth API」を使ったもので、人物の鼻の高さや頬のくぼみ具合などの情報を下に、光りを調整してくれる。ベータ版の機能なので、深度情報が正しく取れず、背景をうまく切り取れないシーンも見られるが、バシッと決まったときは、なかなか気持ちいい

iPhone選びで知っておきたい情報

iPhoneはどれも機能は同じ、と思っている人も多いかもしれないが、意外と違いがある。その中でも実利用で影響が大きい違いをまとめてみた。

防水はiPhone 7以降

IP67等級の防水性能を備えたのは、去年発売されたiPhone 7以降から。水没による故障は保障の対象外なので、過度の期待は禁物だが、万一、水没しても、すぐに取り出せば壊れる心配はない。

「Apple Pay」もiPhone 7以降

アップルの決済サービス、Apple Payが使えるのもiPhone 7以降。国内で対応サービスが多い非接触ICカード技術「FeliCa(フェリカ)」を搭載し、iPhone 7などを店頭の端末にかざして支払いができる。東日本旅客鉄道(JR東日本)の電子マネー付きICカード乗車券「Suica(スイカ)」も利用でき、iPhoneを定期券として使うことも可能だ。iPhone Xからは認証方式が顔認証となったが、使い勝手は指紋認証のモデルと変わっていない。

FeliCa搭載のiPhoneは、Suicaに対応しており、iPhoneを定期として利用できる

FeliCa搭載のiPhoneは、Suicaに対応しており、iPhoneを定期として利用できる

ワイヤレス充電はiPhone 8以降

ワイヤレス充電に対応するのは最新のiPhone XとiPhone 8/8 Plus。ワイヤレス充電の手軽さは一度経験すると戻れないほど。急速充電がどうなるのか、不透明な部分もあるが、便利なのは言うまではない。充電器を購入する必要はあるが、ワイヤレス充電が気になる人は最新モデルをチョイスしたい。

最新のiPhone XとiPhone 8/8 Plusは、充電器に置くだけで充電できるワイヤレス充電に対応する

最新のiPhone XとiPhone 8/8 Plusは、充電器に置くだけで充電できるワイヤレス充電に対応する

ヘッドホン端子があるのはiPhone SEとiPhone 6s/6s Plus

iPhone 7からiPhoneにはヘッドホン端子が搭載されていない。ヘッドホン端子のないiPhoneには「Lightning-3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ」が付属するので、有線タイプのイヤホンは引き続き利用できる。ただし、Lightning経由の充電はできないので、充電しながら音楽を聴きたい場合は基本的に、ワイヤレス充電器かワイヤレスタイプのヘッドホンやイヤホンを使わなければならない。

付属の「Lightning-3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ」を使えば、手持ちのヘッドホンはそのまま利用できる

カラーバリエーションが豊富なのはiPhone 7などの旧モデル

カラーバリエーションは新しいモデルが意外と少ない。iPhone Xはスペースグレイとシルバーの2色、iPhone 8/8 Plusはスペースグレイ、シルバー、ゴールドの3色、iPhone 7/7 Plusはローズゴールド、ゴールド、シルバー、ブラック、ジェットブラックという最多の5色。(キャリアではジェットブラックが入荷待ちで入手は難しいかもしれない)。iPhone SEとiPhone 6s/6s Plusはスペースグレイ、シルバー、ゴールド、ローズゴールドの4色だ。

まとめ

以上、iPhoneのラインアップを整理し、iPhone選びのポイントを紹介してきた。キャリアショップなどでは、古いモデルの取り扱いがない、または取り寄せとなっているケースもあるが、アップルのオンラインストアでは8機種すべて購入できる。予算に余裕があるなら迷わずiPhone XやiPhone 8/8 Plusという最新モデルを選びたいところだが、少しでも安くiPhoneを利用したいという人は、iPhone 7/7 PlusやiPhone 6s/6s Plusといったモデルを検討してみるといいだろう。小さいモデルがいいという人はiPhone SEが有力候補だ。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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2017.12.11 更新
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