フルHDから4K対応モデルまで製品ラインアップが充実

今すぐ買える! PC・ゲーム機に最適なHDR対応液晶ディスプレイ

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HDR時代がついに到来。Ultra HD ブルーレイコンテンツをはじめ、家庭用のゲーム機向けにもHDR対応タイトルが増えてきました。これまでその恩恵を受けるためには、HDR対応の高画質テレビが欠かせませんでしたが、2017年に入りHDR対応の液晶ディスプレイが続々と登場。お手ごろな製品も多く出てきました。そこで本特集では、今購入できるHDR対応ディスプレイを一挙紹介します!

HDRとは?

「HDR」とは、「High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)」の略で、通常の映像よりも輝度情報が拡大されることで、色の濃淡を表すダイナミックレンジが広がった映像のことを言います。不自然な白飛びや黒潰れがない、臨場感の高い映像を楽しめるので、誤解を恐れずに言えば、今まで見えなかったところがよく見えるようになるのがメリット。たとえば、RPGやFPSなどのゲームでたまに暗くて見えにくいシーンに遭遇しますが、HDR映像なら、そうしたところもよく見えるようになります。対人戦のゲームであれば、不意打ちを防ぐことも可能になるかもしれません。

そんなHDRにはいくつか種類がありますが、現在主流の「HDR10」は、Ultra HDブルーレイをはじめ、家庭用ゲーム機の「PS4」や「Xbox One」がすでに対応。インターネットの動画配信サービスも対応が進んでいます。なお、HDR10については価格.comマガジンの過去記事「4Kテレビ選びの重要ワードHDR=『HDR10』『Dolby Vision』『HLG』って何?」がくわしいので、そちらをご覧ください。

フルHD(1920×1080)モデル

最初に取り上げるのは、2K(フルHD)対応モデル。HDRというと4Kというイメージもありますが、フルHDモデルなら価格もかなりお手ごろ。手軽に始められるのが魅力です。

3万円で買える27型フルHDモデル
BenQ「EW277HDR」

市場販売価格30,000円前後という最安クラスのHDR対応ディスプレイ。27型フルHDモデルで、液晶パネルには応答速度が速くコントラストも高いVAパネルを採用。一般的な液晶ディスプレイに比べて、中間階調の応答速度が4msと速く、かつコントラスト比は3000:1と高め。HDR時の輝度も通常の300cd/m2から400cd/m2に向上します。また、映像用の色域として、現行のテレビ放送の基準となるRec.709を100%、映画制作などに用いられるデジタルシネマ規格DCI-P3も93%をカバーしているので、動画鑑賞もリアルな色で再現できます。このほか、従来のSDRコンテンツをHDR化できるエミュレート機能も搭載し、さまざまな映像コンテンツを鮮やかに楽しめます。

●主な仕様
液晶パネル:VA(ノングレア)
応答速度(GTG):4ms
コントラスト比:3000:1
視野角(上下左右):178°
輝度:300cd/m2
色再現性:Rec.709 100%、DCI-P3 93%
映像入力端子:HDMI×2、VGA×1
音声入出力端子:ヘッドホン、ラインイン、スピーカー(2W+2W)
その他の入出力端子:―
消費電力:40W(最大)
本体重量: 4.3kg
本体サイズ:613.8(幅)×460.6(高さ)×180.9(奥行)mm

WQHD(2560×1440)モデル

パソコンでの精細な作業に向いた解像度がこのWQHD(2560×1440)。フルHDの1.78倍のピクセル数になり、その分多くの情報量が表示できます。WQHDでは27型が主流ですが、その画素密度は40型の4K液晶モデルとほぼ同じになっています。

デル独自のHDR機能を搭載
デル「S2718D」

独自のHDR機能を搭載した27型モデル。HDR10には非対応で、HDR入力はPCのみ。HDRで表示するには、HDR対応のグラフィックス機能(NVIDIAであれば「GeForce GTX 960」以降など)を搭載したパソコンと組み合わせる必要があります。PC用ゲームやYouTubeなどのHDR動画などを楽しむのがメイン用途となりますが、本体の設定メニューには「ゲームHDR」と「ムービーHDR」の2モードが用意されており、用途に応じて色合いもワンタッチで変更可能。HDRについては限定的な対応になるとはいえ、27型WQHD液晶の中では唯一のHDR対応モデルとなっています。

●主な仕様
液晶パネル:IPS
応答速度:6ms(高速モード)/8ms(通常モード)
コントラスト比:1000:1
視野角(上下左右):178°
輝度:300cd/m2
色再現性:sRGB 99%
映像入力端子:HDMI×1、USB Type-C×1
音声入出力端子:ライン
その他の入出力端子:USB 3.0×2
消費電力:35W(最大)
本体重量:約10.3kg(梱包時)
本体サイズ:611.8(幅)×453.2(高さ)×180.4(奥行)mm(スタンド含む)

4K(3840×2160)モデル

HDRに対応した液晶ディスプレイの中でも製品数が充実しているのが4Kモデル。画面サイズも一般のデスクトップ用に最適な27型から、迫力ある大画面の55型まで幅広くそろっています。Ultra HDブルーレイやPS4 Proといった、4K対応の映像コンテンツの魅力を損なうことなく楽しみたいなら、これらのモデルを選ぶのがベストでしょう。

プロの現場で使用可能な広色域を実現
デル「UP2718Q」

HDR10規格に準拠した、映像編集やデザイナーなどのクリエイター向け27型モデル。輝度は標準で400cd/m2ですが、ピーク時は1000cd/m2を実現。色の再現性も高く、AdobeRGB 100%やsRGB 100%はもちろん、映像制作向けのRec.709 100%やDCI-P3 97.7%のほか、8K放送で基準となる色域規格「Rec.2020」でも76.9%をカバーしています。制作者の意図した通りの色表現が行えるため、オリジナルに忠実な映像を楽しみたい方には、特に適したモデルと言えそうです。映像入力も充実しており、HDMIが2系統のほか、DisplayPortも2系統(うち1基はMini DisplayPort)備えており、最新の映像機器であれば、ほとんど対応できます。

●主な仕様
液晶パネル:IPS(ノングレア)
応答速度:8ms(標準)/ 6ms(高速)
コントラスト比:1000:1
視野角(上下左右):178°
輝度:400cd/m2(標準)/1000cd/m2(ピーク時)
色再現性:sRGB 100%、AdobeRGB 100%、Rec.709 100%、DCI-P3 97.7%、Rec.2020 76.9%
映像入力端子:HDMI×2、DisplayPort×1、Mini DisplayPort×1
音声入出力端子:ライン×1
その他の入出力端子:USB 3.0×4
消費電力:120W(最大)
本体重量:約13.1kg(スタンド含む)
本体サイズ:626.4(幅)×369.1(高さ)×200(奥行)mm

エントリー機として最適なお手ごろな32型モデル!
LG「32UD99-W」

価格.comの「液晶モニタ・液晶ディスプレイ」カテゴリーの売れ筋ランキングで、第3位に位置する人気モデル(2017年12月28日時点)。目の前に置いて使うディスプレイは、サイズが大き過ぎても使いづらいものですが、この32型クラスは小さ過ぎず、大き過ぎない絶妙なサイズ。4Kならではの精細さと大画面ならではの迫力も体験できます。コントラスト比は1300:1とやや低めですが、中間階調の応答速度は5msと悪くなく、色の再現性も良好。5W+5Wという比較的出力の大きいスピーカーを搭載しているのもありがたく、エントリーモデルとしても最適です。

●主な仕様
液晶パネル:IPS(ノングレア)
応答速度(GTG):5ms
コントラスト比:1300:1
視野角(上下左右):178°
輝度:350cd/m2
色再現性:sRGB 99%、DCI-P3 95%
映像入力端子:HDMI×2、DisplayPort×1、USB Type-C×1
音声入出力端子:ヘッドホン、スピーカー(5W+5W)
その他の入出力端子: USB 3.1 Gen1×2
消費電力:52W(最大)
本体重量:約8.4kg(スタンド含む)
本体サイズ:713.8(幅)×485.4(高さ)×259.2(奥行)mm(スタンド含む)

4K/HDR対応ディスプレイでは最安クラスの5万円台を実現!
Acer「ET322QKwmiipx」

31.5型の大画面ながら実勢価格が5万円台のお手ごろモデル。2017年11月に発売された比較的新しい製品ですが、その安さも手伝って価格.comの「液晶モニタ・液晶ディスプレイ」カテゴリーの売れ筋ランキングでは、さっそく1位に躍り出ています(2017年12月28日時点)。HDR10対応の「Acer HDR Ready」による高コントラスト映像に加え、中間階調色の応答速度が4ms、コントラスト比が3000:1となめらかかつ表現力の高い映像が期待できます。PC用ゲームやPS4 Proなどでお手軽に4K/HDR映像を楽しみたい方にはピッタリの1台です。

●主な仕様
液晶パネル: VA(ノングレア)
応答速度:4ms(GTG)
コントラスト比:3000:1
視野角(上下左右):178°
輝度:300cd/m2
色再現性:sRGB 100%
映像入力端子:HDMI×2、DisplayPort×1
音声入出力端子:ヘッドホン、スピーカー(2W+2W)
その他の入出力端子:―
消費電力:47W
本体重量:約6.78kg(スタンド含む)
本体サイズ:729.7(幅)×529.4(高さ)×246.7(奥行)mm

ハーフグレアIPSパネルを採用した43型モデル!
Acer「ET430Kwmiiqppx」

大画面の43型モデル。液晶パネルには発色のよいハーフグレア(半光沢)のIPSパネルを採用し、視野角も広いのでリビングにおいて動画鑑賞を楽しむのに適した製品となっています。機能面では、HDR10対応の「Acer HDR Ready」による高コントラスト映像に加え、解像度の低い映像をクッキリ映せる「スーパーシャープネス・テクノロジー」も搭載。7W+7Wのステレオスピーカーを内蔵するのも高ポイント。「Fire TV」などのセットトップボックスを使った動画配信サービスや、Ultra HDブルーレイを楽しみたい方にはピッタリなモデルと言えるでしょう。ただ、リモコンが付属しないのは惜しいところです。

●主な仕様
液晶パネル:IPS(ハーフグレア)
応答速度:5ms(GTG)
コントラスト比:1100:1
視野角(上下左右):178°
輝度:350cd/m2
映像入力端子:HDMI×2、DisplayPort×1、Mini DisplayPort×1
音声入出力端子:ヘッドホン、スピーカー(7W+7W)
その他の入出力端子:USB 2.0×1
消費電力:77W(最大)
本体重量:約12. 36kg(スタンド含む)
本体サイズ:966(幅)×653(高さ)×243(奥行)mm

55型の大画面・HDRディスプレイ
アイ・オー・データ機器「LCD-M4K551XDB2」

HDR対応ディスプレイとしてはほぼ最大クラスの画面サイズとなる55型モデル。見る位置や角度による色の変化が少ない、ADSパネルを採用。映像入力端子が豊富で、HDMI入力ポートを3系統(内1基が4K/60p、うち2基が4K/30p)備えるほか、DisplayPortやVGA入力ポートも用意されており、新旧の各種AV機器をはじめ、パソコンなど幅広く接続できます。また、HDMI入力ポートは接続機器が連携可能なCECに対応。付属のリモコンを使用すれば、ゲーム機器のメニューの一部操作も可能です。そのほかにも、画面の応答速度を最高5ms(GTG)まで向上させるオーバードライブ機能をはじめ、10段階で調整できる「超解像技術」など、ゲームプレイにも魅力的な機能を搭載しています。

●主な仕様
液晶パネル:ADS(ハーフグレア)
応答速度:約5ms(GTG)
コントラスト比:1200:1
視野角(上下左右):178°
輝度:350cd/m2
映像入力端子:HDMI×3、DispalyPort×1、VGA×1
音声入出力端子:ヘッドホン、ステレオスピーカー(6W+6W)
その他の入出力端子:USB(メンテナンス用)
消費電力:127W(最大)
本体重量:約14.5kg(スタンド含む)
本体サイズ:1242(幅)×759(高さ)×217(奥行)mm(スタンド含む)

銭袋秀明(編集部)

銭袋秀明(編集部)

編集部の平均体重を底上げしている下っ端部員。アキバをフィールドワークにする30代。2015年4月、某編集部から異動して価格.comマガジン編集部へ。今年こそ、結果にコミット!

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2018.1.15 更新
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