レビュー
テレビ必要なしのスティック型モバイルチューナー

挿すだけでPCやMac、スマホをテレビにできる「Xit Stick」を使ってみた

ピクセラから発売中の「Xit Stick(サイト・スティック)」は、PCやスマートフォン、タブレットなどのUSBポートに接続するだけでテレビ番組のワンセグ、フルセグ視聴が可能になるスティック型モバイルテレビチューナーです。価格は12,773円(価格.com最安価格、2018年4月4日時点)。春を迎え暖かくなり、バーベキューやキャンプなど外出する機会が増えたこのシーズンにぴったりなうえに、自宅にテレビがなくてもテレビ番組を見られるのは便利そうだ! ということで、実際に試用して機能や使い勝手をレビューします。

スティック型モバイルテレビチューナー「Xit Stick」をレビュー

スティック型モバイルテレビチューナー「Xit Stick」をレビュー

WindowsとAndroidに加えて新しくmacOSに対応

「Xit Stick」は、ピクセラのモバイルテレビチューナー「PIX-DT300N」の後継にあたるモデル。前モデルはWindowsとAndroidに対応していましたが、「Xit Stick」は新たにmacOSに対応し、「MacBook Pro」や「iMac」などでも使えるようになりました。こういったモバイルテレビチューナーでWindows、macOS、Androidという3つのプラットフォームに対応しているものは珍しく、「Xit Stick」は貴重な存在です。

Windows、macOS、Androidに対応し、多種多様な端末でテレビ視聴が可能に

Windows、macOS、Androidに対応し、多種多様な端末でテレビ視聴が可能に

3つのプラットフォームに対応とは言っても、各OSには動作環境が定められているので、購入前にチェックしておいてください。求められるスペックは高くありませんが、あまりにも古い端末では動作しない可能性があります。

・Windows
OS:Windows 10 Home/Pro、Windows 8.1/Windows 8.1 Pro、Windows 7 Service Pack 1 Home Premium/Professional/Ultimateの各日本語版(32bit/64bit版)
CPU:Intel Atom CPU Z3740 1.33GHz 以上、または同等以上の互換CPU
メモリー:2GB以上
ストレージ容量:インストールに100MB以上の空き容量が必要
GPU:NVIDIA GeForce 8400以降、ATI Radeon HD 3400以降、Intel G41 内蔵グラフィックス(GMA X4500) 以降

・macOS
機種:2013年以降発売のMac Pro、2011年以降発売のMacBook Air/MacBook Pro/iMac/Mac mini
OS:macOS High Sierra (10.13)、macOS Sierra (10.12)、OS X El Capitan(10.11)、OS X Yosemite(10.10)
CPU:Intel Core iシリーズまたは同等以上のCPU
ストレージ容量:インストールに200MB以上の空き容量が必要
メモリー:2GB以上

・Android
OS:Android 4.2以降
機能:USBホスト機能(OTG)

「Xit Stick」のサイズは少し大きめのUSBメモリースティック程度。持ち運びに最適なため、自宅だけでなく外出先でも使えます。インターネットに接続せずにデジタル地上波を受信するのでデータ通信量は発生せず、パケット料金などを気にせず使えるのはうれしいですね。また、接続した端末から給電するため、充電の必要はありません。必要なソフトウェアやアプリをインストールしておけば、差し込むだけでサッとテレビを見られるのが大きな特徴です。

見た目はUSBメモリースティックそのもの。側面に受信感度を向上させるためのロッドアンテナを搭載

見た目はUSBメモリースティックそのもの。側面に受信感度を向上させるためのロッドアンテナを搭載

非常に小さいサイズのため、ポケットやカバンのなかでもじゃまにならず、持ち運びに適しています

非常に小さいサイズのため、ポケットやカバンのなかでもじゃまにならず、持ち運びに適しています

取扱説明書のほかに、microUSB変換ケーブル、アンテナ変換ケーブルが付属

取扱説明書のほかに、microUSB変換ケーブル、アンテナ変換ケーブルが付属

デスクトップPCやノートPC、Macで使う場合はUSBポートに接続するだけ

デスクトップPCやノートPC、Macで使う場合はUSBポートに接続するだけ

スマートフォンやタブレットで使うには、microUSB変換ケーブルで接続。ケーブルは短いものの、ちょっとじゃまな感じはぬぐえません

なお、USB Type-Cポート搭載のスマートフォンやタブレットで使う場合は、OTG対応の変換アダプターなどを使用すれば理論上は可能ですが、メーカーによる動作の保証はされていません。

実際にノートPCやMacBook Air、タブレットでテレビ番組を見てみた!

「Xit Stick」でテレビ番組を視聴するには、それぞれの端末に専用のソフトウェア「Xit mobile」やアプリ「モバイルTV」をインストールする必要があります。各OSに対応するソフトウェアおよびアプリは以下のページからダウンロード可能です。

XIT-STK100 ソフトウェアダウンロード

ソフトウェアをダウンロードし、「Xit Stick」を端末に接続して、チャンネルスキャンを行えばすぐにテレビ番組を見られるようになります。ワンセグとフルセグは、受信感度により自動で切り替わる仕様。フルセグ受信時のみ、テレビ番組の録画が可能です。ただし、録画はアプリを停止すると止まってしまうので、録画中は絶えず起動しておく必要があり、これは少し不便でした。複数録画や録画予約には非対応。録画には、1時間あたり約2.25GBの容量が必要になります。なお、Android向けのアプリ「モバイルTV」は録画機能非対応なので、注意してください。

ノートPC、MacBook Air、タブレット、スマートフォンで「Xit Stick」を試しましたが、ソフトウェア、アプリともにインストールや初期設定で迷うことはなく、説明どおりに進めるだけで楽チンでした。テレビ番組を視聴中に気になったのは、ソフトウェアやアプリが不安定で時おり落ちたり、フリーズしたりする点。このあたりはアップデートによる修正に期待したいところです。

個人的には、テレビがない部屋にいるときに、ノートPCで作業しながら「Xit Stick」を接続したタブレットでテレビ番組を流しておくというのがよかったです。また、外出時でもリアルタイムで見たいスポーツ番組などを視聴するときに重宝しました。

ノートPC、MacBook Air、タブレット、スマートフォンでテレビ番組を視聴。タブレットとスマートフォンでの視聴時は、microUSB変換ケーブルがじゃまに感じることもありましたが、おおむね満足

WindowsとmacOSのソフトウェア「Xit mobile」のUIはまったく同じ(写真はWindows版)。上部のバーにはチャンネル名と番組名を表示。画面左下にある赤いボタンを押すと録画できます。録画は、「視聴中の番組終了まで」と「次の番組終了まで」を選択可能

字幕表示機能を搭載しており、外出先など音声を出せない環境で視聴するときに便利

字幕表示機能を搭載しており、外出先など音声を出せない環境で視聴するときに便利

Windows、macOS、Androidに対応しているため、ノートPCで作業しつつ生放送中のスポーツ番組をタブレットで見るなど、自分のスタイルに合わせた活用方法が見つかるはず

「Xit Stick」を使う上で重要になってくるのは、利用する環境でフルセグを受信できるかどうかでしょう。今回は東京都内にある自宅、会社、外出先(電車や街中)で試したところ、自宅や会社では、窓から離れた場所や壁に囲まれた部屋などでワンセグとフルセグが頻繁に切り替わりましたが、窓に近い場所ではフルセグを快適に受信できました。

街中でも、電車内はエリアによってワンセグとフルセグが切り替わり、外やカフェの窓際ならフルセグを快適に見られました。使用するエリアがワンセグしか受信できないと、快適な視聴はさすがに厳しいです。

付属のアンテナ変換ケーブルを使って、壁のアンテナ端子からデジタル地上波を直接受信すればきれいな映像で見られますが、別途アンテナケーブルを用意する必要があるうえに有線接続になってしまい、携帯性という「Xit Stick」の特徴が生かせなくなります。ですので、家庭用アンテナからデジタル地上波の直接受信はあくまでもオプションとして考えるのがよさそうです。

UHFアンテナ端子に接続したアンテナケーブルを、アンテナ変換ケーブル経由で「Xit Stick」に接続すれば、安定してテレビ番組を観られますが、筆者の用途ではあまり使うことはありませんでした

ハードウェアの魅力がソフトウェアの難点をカバー

「Xit Stick」は、ソフトウェアやアプリの不安定さにストレスを感じることがありましたが、コンパクトなサイズや接続するだけで視聴できる手軽さは非常に魅力的。家にパソコンはあるがテレビはない、サブのテレビが欲しい、外出先でもテレビ番組をチェックしたいなど、幅広い要望に応えてくれます。フルセグを受信できる環境で使えば、きっとあなたのテレビライフを充実させてくれるでしょう。

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

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